鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

キリンチャレンジカップ2010 ヴェネズエラ戦

2010年02月03日 | Weblog
小笠原時間足らず「もう少し」/親善試合

前半、シュートを放つ小笠原(撮影・鹿野芳博)
<国際親善試合:日本0-0ベネズエラ>◇2日◇九石ド
 MF小笠原満男(30)が、現実と理想のギャップに苦しみながらも、鮮烈な代表復帰を果たした。見せ場は早々に訪れた。前半16分、ペナルティーエリアのほぼ正面で放った日本のファーストシュートは強烈で、ベネズエラGKモラレスが横っ跳びではじくのがやっとだった。

 06年6月22日のW杯ドイツ大会ブラジル戦以来、1321日ぶりの国際Aマッチ先発。しかし、約1週間の合宿では、岡田ジャパンに完全にフィットするには時間が足りなかった。チームは、前後半計13本のシュートを浴びせたが、全体的にミスが多く、合宿の全体練習の中で徹底した4バックとダブルボランチ6人の連動も影を潜めた。

 「サイドをもう少し使いたかった。サイドチェンジももう少し狙って欲しかった。鹿島のやり方を持ってくるわけにはいかないけど、外から行ったりと、個人的には思う」。サイドバックの積極的な展開やサイドチェンジの多用など、自分のイメージ通りにいかず、悔しさをにじませた。

 岡田監督は「組み合わせの問題で前半は中に入る選手が多くてやりづらそうだったけど、後半はサイドに張る選手が出てきて、よかったと思います」と評価。それでも小笠原は、6日から始まる東アジア選手権の出場について「あるかどうか分からないけどね」と冷静だ。「やろうとしたことができなかった部分もある」。課題は分かった。日本代表に新しい風を吹き込み続けるためにも、立ち止まっている時間はない。
【菊川光一】
 [2010年2月3日8時25分 紙面から]


猛アピール!小笠原、強烈ミドル魅せた
2010.2.3 05:02

シュートを放つ小笠原(左)。約3年7カ月ぶりの代表戦で、スタンドを大いに沸かした(撮影・財満朝則)
 キリンチャレンジカップ2010(2日、九州石油ドーム、日本0-0ベネズエラ、観衆=2万7009人)岡田ジャパン初招集初先発を果たしたMF小笠原満男(30)=鹿島=が試合後、反省の言葉を絞り出した。
 「勝ちたかった。悔しい。W杯で勝っていくには、このレベルでできなくちゃ話にならない」
 ベネズエラの激しいプレスを前に、得点を演出できなかったことに唇をかんだ。
 ただ、06年6月のドイツW杯以来、3年7カ月ぶりに戻ってきたピッチで、存在感は見せつけた。前半16分、日本の最初のシュートとなる約25メートルの右足ミドル弾。いずれもGKに阻まれたが、後半も強烈なシュートでゴールへと迫った。
 「できた部分とできなかった部分がある。東アジア選手権? まだそこにいけるかも分からない」。こう話したが、生き残りは確実だ。周囲との連係不足は確かにあっても、まだ復帰初戦。1321日ぶりにつかんだ代表の座を不動にするため、続く3試合に全力を注ぐ。
(志田健)

小笠原、代表に懸ける思いを体現 課題も
2010.2.3 00:20

前半、競り合う日本25番・小笠原満男=2日午後、九州石油ドーム(撮影・森本幸一)
 サッカーの日本代表は2日、大分の九州石油ドームでキリンチャレンジ杯に挑み、初対戦のベネズエラと0-0で引き分けた。

 W杯ドイツ大会のブラジル戦以来、約3年7カ月ぶりに日の丸を背負った小笠原は「代表は、いいものだなと感じた」と振り返った。

 右MFで先発出場し、「とりあえずチームがやってきたことをやろうと思った」と攻撃の起点となった。前半25分には、チーム初となるシュート。守備でもボール奪取に奮闘したが、まだ周囲との連係はこなれていない。プレーエリアは中央に偏り、コンパクトな陣形の守備網に脅威を与えきれなかったきらいはある。それでも岡田監督は「良さを出してくれた」と一定の評価を与える。

 チーム合流以来「自分は新人だから」と言い続けた。食事会場では毎回違うテーブルを回って各選手に声をかけ、チームに溶け込もうとする努力を惜しまない。「30歳の新人」は次戦でさらに、チームにフィットした姿を見せるつもりだ。


1321日ぶり代表戦も…小笠原が“存在感”

<日本・ベネズエラ>前半、シュートを放つ小笠原
Photo By スポニチ

 【日本0―0ベネズエラ】右MFで先発した小笠原が、国内組の中盤で圧倒的な存在感を誇ってきた中村憲を押しのけた。試合がスコアレスドローに終わり「勝ちたかった。単純なミスも多かったし、もっとサイドを使えれば良かった」と悔しがったが、周囲が小笠原を生かそうとする姿勢を見せたことはチームの中心として認められた証だった。

 鹿島ではボランチを務める小笠原が攻撃で魅せた。前半16分だ。遠藤、中村憲を経由したパスをゴール正面で受け、右足でシュート。惜しくも相手GKに阻まれたが、確実に枠をとらえるなど攻撃面でチームをけん引した。後半14分に中村憲が途中交代するなど、停滞した攻撃陣の中でも小笠原の存在感は際立っていた。

 岡田監督が「中盤の選手が中(中央)でプレーする選手が多かった」と話したように、サイドで起点となれるMF中村が不在の状況での試合運びに課題を残した。中央に絞る小笠原と中村はプレースタイルが違うため、今後は小笠原とスタイルが同じ中村憲と中盤の枠を争っていくことになりそうだ。

 岡田ジャパン初戦で存在感を発揮できたのも、指宿合宿でのコミュニケーションの成果だった。「ここ(日本代表)はここのやり方があるから、それに従うべき」とチームコンセプトを早く理解するためにベテラン、若手問わずに自ら歩み寄って対話した。DF長友が「自分が裏に抜けてパスを引き出したい」と話すなど、チームメートの信頼も得つつある。

 岡田監督は「ラストパスもシュートも見せてくれたし、満足してる」と高評価した。だが、今後も代表に定着していくためには東アジア選手権の3試合で目に見える結果を残す必要がある。代表定着への道のりを歩み始めた小笠原が、さらなるアピールを続けていく。

[ 2010年02月03日 ]

小笠原、南ア見えた!1321日ぶり先発で躍動!

後半5分、右足でミドルシュートを放つ小笠原(右はディ・ジョルジ)
 ◆キリンチャレンジカップ2010 日本0―0ベネズエラ(2日・九州石油ドーム) MF小笠原満男(30)=鹿島=がベネズエラ戦で、06年6月22日のドイツW杯1次リーグ、ブラジル戦以来、1321日ぶりに先発出場。強烈なミドルシュートと決定的なパスを1本通すなど、及第点の結果を残したが、0―0の結果に、改善点があると強調。今まで「岡田ジャパンの新人」だったため、チームへの進言を自重していたが、東アジア選手権(6日から)で積極的に自分の色を出す考えだ。

 MF小笠原が試合後、意を決したように話し始めた。「W杯はこんなもんじゃない。もっと強い国ばかり。W杯で勝つためにはこのレベル(の内容)じゃ話にならない」。今までは「岡田ジャパンの新人」として「チームに合わせること」に努めていたが、今後は「色々と話し合って、チームをうまく回せるようにしたい」と遠慮の壁を破る決意を明かした。

 この日は2列目右で先発出場し、前半16、後半5分と強烈な右足ミドルシュートで相手ゴールを脅かした。前半33分には、FW岡崎へ決定的なパス。得点にはつながらなかったが、後半30分に交代するまで守備でも効果的なボール奪取を見せた。岡田監督が「前半から決定的なラストパス、シュートを見せてくれた」と評価するように、及第点の出来だった。

 ただ、本人は不完全燃焼だった。両サイドバックの上がりが遅かったことで、パスを出せなかった。縦へ急ぐため、パスが雑になり、奪われる。「サイドを使いたい」「リスクのある縦パスを出す挑戦も必要だけど、やめる勇気も必要」と思いながら「新人だから自分はやりたいけど、勝手にはやれない立場」と指示を遠慮していたという。

 不満の残るスコアレスドローを受け、今後は「脱・新人」で意見を出していく決心が固まった。主将のDF中沢が「チームコンセプトをやろうと必死にプレーしていた。今、自分を何をすべきか考えていた」と明かすように忠誠心は人一倍示した。次は「やるからには優勝したい」と語る東アジア選手権。岡田ジャパン最後の大物が遠慮の壁を取り払い、「チームのために」と積極的に口を開いていく。

(2010年2月3日06時02分 スポーツ報知)

【SAMURAI BLUE(日本代表) vs ベネズエラ代表】試合終了後の小笠原満男選手(鹿島)コメント(10.02.02)
2月2日(火) キリンチャレンジカップ2010
SAMURAI BLUE(日本代表) 0 - 0 ベネズエラ代表 (19:10/九石ド/27,009人)

●小笠原満男選手(鹿島):
「(最初のシュートは)入ってほしかったですね。単純なミスも多かったし、もう少しサイドを使えればもっと良かった。サイドバックにもうちょっと出てきて欲しかったです。後はサイドチェンジをもうちょっと狙って欲しかったですね。ただここに鹿島のやり方を持ってくるわけにはいかないので、話をしながらやっていきます。色々やってみて、自分がこうやりたいからではなく、チームが上手くいくためにやりたい。
(試合の印象は?)前からもっと追っていくと思っていたが、無理なところは追わないんだと思いました。また前へ入れるボールをチャレンジしていくことはあってもいいけど、絶対に無理だと思う時はやめてもいいと個人的には思ったりしたが、こういうところを皆で話しをしていきたい。
(シーズン最初の試合だとの)言い訳は通用しないです。(岡崎は)いいところを狙っていた。いいところに出してあげれば…。
(相手の寄せは)こんなものではないでしょう。もっとシンプルに回せばいいと思いますし、ワールドカップに勝つためにはあのレベルでできないなら話にならない。自分もミスしましたしね」


以上

[ SAMURAI BLUE(日本代表) vs ベネズエラ代表 ]

スターティングメンバーで久々の代表戦を戦う小笠原満男選手。積極的にロングシュートを狙うなど見せ場を作った。

ベネズエラ戦後 選手コメント
■小笠原満男(鹿島アントラーズ)
「サイドバックにもうちょっと出てきてほしい」

(サイドバックに)もうちょっと出てきてほしいかな、というのはある。それとサイドチェンジをもっと狙ってほしい。鹿島では(サイドが)どんどん出てくるので。別にここに鹿島のやり方をもってくるわけではなくて、『ここではどうやっているの?』と聞いたりして、いろいろやってみながら。自分がこうしたいといって、そればかりやってもチームはうまくいかないだろうから。

 試合のもっていき方のイメージはあるんだけど、前からもっと行くのかなと思ったけれど、無理なら止めたりするし。リスクを冒してボールを入れてサポートを早く、というのはあるけど、危ないのなら止めてもいい。チャレンジはあってもいいし、止める勇気があってもいい。個人的にはそう思うけど。そのへんはみんなに『どうなの?』って話をこれからやっていきたい。


強烈なミドルシュートで存在感を放った小笠原満男であった。
まともな枠内シュートは試合を通じてこの二本だけだったのでは無かろうか。
日本の救世主はこの男しかいないと改めて思わせられる試合であった。

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1 コメント

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Unknown (teru)
2010-02-03 10:44:52
稲本もじゃないですか?
まぁ、いずれにせよ、小笠原が光っていたことは間違いないですね。
コオロキとの連携が見てみたいところ。大久保を外して彼を使って欲しい。
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