復興の兆しか。カシマスタジアムで震災後初の3万人超え!
カシマスタジアムで行われたJ1第29節・鹿島アントラーズ対浦和レッズ戦。今季ホーム初黒星を喫してしまい、ダヴィの退場など何かと物議を醸し出した上位対決だったが、実はこの試合では、あるひとつの明るい話題がクラブにもたらされている。
2013年10月24日
text by 編集部 photo Asuka Kudo / Football Channel
この試合で東日本大震災後、観客動員数が3万人を超えたカシマスタジアム【写真:工藤明日香 / フットボールチャンネル】
カシマスタジアムで行われたJ1第29節・鹿島アントラーズ対浦和レッズ戦。今季ホーム初黒星を喫してしまい、ダヴィの退場など何かと物議を醸し出した上位対決だったが、実はこの試合では、あるひとつの明るい話題がクラブにもたらされている。
それは、この試合の観客入場者数である。32,305人と東日本大震災後、カシマスタジアムの観客動員数が初めて3万人を超えたのである。ホームで3万人を超えたのは、2010年5月のガンバ大阪戦(32,855人)以来とのことだ。
ここ数年、Jリーグの入場者が伸び悩んでいる現状は多くのメディアが伝えている通りである。中でも2011年に起きた東日本大震災の影響は大きく、ここ5年のJ1の平均入場者がそれを如実に示す。
2008年は19,202人、2009年が18,985人、2010年が18,428人だが、2011年からは15,797人と約3千人近いダウンとなっている。2012年は17,566人、2013年は16,434人(第13節までのデータ)と、震災以前までの入場者数には回復できていない状況が続いている。
なにより東日本大震災といえば、福島県や宮城県、岩手県などが多く取り上げられているが鹿島アントラーズのある茨木県も津波の影響で甚大な被害が出た場所でもある。その中で迎えた浦和レッズ戦で、カシマスタジアムの観客動員数が震災以降初めて3万人を超えたのである。
もちろん約4千人以上とも言われる浦和レッズサポーターが駆けつけた影響も大きい。それでも震災以降初の3万人超えは、震災復興の兆しが鹿島に少しずつ見えてきた現象だったと言っていいのかもしれない。
【了】
震災後初の3万人超えを伝えるフットボールチャンネルである。
後半の天王山であり、話題性もあったこの試合は多くの動員につながった。
相手の浦和もそうであるが、鹿島も上位につける好調さがこの入場者数につながったように思える。
鹿島は強くあるべき。
これが結論と言えよう。
結果的にこの試合は審判の偏ったジャッジに屈した格好となったが、それを跳ね返す精神的な強さが求められることを学んだ。
この経験を糧に、残りの試合、そして来季も強い鹿島を求めていきたい。
王者として君臨する鹿島を求めて民はカシマスタジアムに集うのだ。
期待しておる。
カシマスタジアムで行われたJ1第29節・鹿島アントラーズ対浦和レッズ戦。今季ホーム初黒星を喫してしまい、ダヴィの退場など何かと物議を醸し出した上位対決だったが、実はこの試合では、あるひとつの明るい話題がクラブにもたらされている。
2013年10月24日
text by 編集部 photo Asuka Kudo / Football Channel
この試合で東日本大震災後、観客動員数が3万人を超えたカシマスタジアム【写真:工藤明日香 / フットボールチャンネル】
カシマスタジアムで行われたJ1第29節・鹿島アントラーズ対浦和レッズ戦。今季ホーム初黒星を喫してしまい、ダヴィの退場など何かと物議を醸し出した上位対決だったが、実はこの試合では、あるひとつの明るい話題がクラブにもたらされている。
それは、この試合の観客入場者数である。32,305人と東日本大震災後、カシマスタジアムの観客動員数が初めて3万人を超えたのである。ホームで3万人を超えたのは、2010年5月のガンバ大阪戦(32,855人)以来とのことだ。
ここ数年、Jリーグの入場者が伸び悩んでいる現状は多くのメディアが伝えている通りである。中でも2011年に起きた東日本大震災の影響は大きく、ここ5年のJ1の平均入場者がそれを如実に示す。
2008年は19,202人、2009年が18,985人、2010年が18,428人だが、2011年からは15,797人と約3千人近いダウンとなっている。2012年は17,566人、2013年は16,434人(第13節までのデータ)と、震災以前までの入場者数には回復できていない状況が続いている。
なにより東日本大震災といえば、福島県や宮城県、岩手県などが多く取り上げられているが鹿島アントラーズのある茨木県も津波の影響で甚大な被害が出た場所でもある。その中で迎えた浦和レッズ戦で、カシマスタジアムの観客動員数が震災以降初めて3万人を超えたのである。
もちろん約4千人以上とも言われる浦和レッズサポーターが駆けつけた影響も大きい。それでも震災以降初の3万人超えは、震災復興の兆しが鹿島に少しずつ見えてきた現象だったと言っていいのかもしれない。
【了】
震災後初の3万人超えを伝えるフットボールチャンネルである。
後半の天王山であり、話題性もあったこの試合は多くの動員につながった。
相手の浦和もそうであるが、鹿島も上位につける好調さがこの入場者数につながったように思える。
鹿島は強くあるべき。
これが結論と言えよう。
結果的にこの試合は審判の偏ったジャッジに屈した格好となったが、それを跳ね返す精神的な強さが求められることを学んだ。
この経験を糧に、残りの試合、そして来季も強い鹿島を求めていきたい。
王者として君臨する鹿島を求めて民はカシマスタジアムに集うのだ。
期待しておる。
浦和サポも沢山来てくれましたが、1階アウェー席とメイン&バックのアウェー側4列くらいが浦和サポで、大半は鹿サポだったことに驚きました。
(浦和サポの数は2007年頃と比べると少なかったですね)
自分の昔のことを振り返ると、ニワカ的な人には試合結果というのは案外重要じゃなくてスタの雰囲気が大きく印象を左右するので、リピーターが増えてくれるといいなあと思います。
ライターさんは関西の方なのでしょうか。
残念でございます。
こないだ駅で携帯に連呼してる人をみたんですが、「ふるかわ」じゃないよ!「こが」だよ! ふるかわは鹿の元守護神だよ。 まあ、茨城県民なら一度は経験することですけどね(^◇^)