鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

代表候補合宿、三者三様

2007年12月20日 | Weblog

初招集の岩政、持ち味発揮 田代は呼吸あわず「消化不良」

練習試合で、クリアする岩政=千葉県習志野市内

練習試合で攻め込む田代(右)=千葉県習志野市内

 サッカーの日本代表候補は19日、千葉県習志野市内で岡田武史監督就任後初の練習を行った。

 J1優勝の鹿島から初招集のDF岩政とFW田代はやや緊張気味だった。岩政は「吸ったことのない空気だったので…。でも鹿島でのプレーを見て選んでくれたので、いつもやっているプレーを心掛けた」。練習試合では持ち味のヘディングの強さを随所に見せた。

 一方の田代は周囲と呼吸が合わないシーンも目立ち「消化不良です」と苦笑い。

“期待の男”田代が泥臭く決めた!

練習試合で攻め込む田代(右)

 19日の岡田ジャパン練習試合では、FWの軸探しに重点を置いてメンバーを組んだ。筑波大、順大との35分×4本の試合は4―4―2もしくは4―3―3の布陣で、FW1人がポストとして中央に必ず位置するパターンを試した。

 1本目はオシムジャパンの常連組がそろったが、その中でポストに選ばれたのが初招集の田代だった。持ち味のフィジカルと空中戦の強さを見せたが、初招集で周囲との連係がまだ十分ではなく「自分らしさを出していきたい。それが岡田さんのサッカーにつながる」と言葉少な。それでも、1本目での起用は岡田監督の期待の表れだった。

 2本目に出場した巻は泥臭くこぼれ球を決めて1得点。3本目の前田は正確なテクニックを見せ、4本目に登場した矢野は高さと運動量で2得点とそれぞれが指揮官にアピール。98年のW杯フランス大会でFWの軸をした城にポストの役割を求めるなど、岡田サッカーにとってポストプレーヤーはいわば生命線だ。岡田ジャパンでもエース格は高原となりそうだが、田代をはじめ、ポスト役のFW陣にとっては早くも生き残りへの戦いが始まった。
[ 2007年12月20日付 紙面記事 ]

【日本代表候補 トレーニングキャンプ】練習試合後の日本代表候補選手コメント [ J's GOAL ]
●内田篤人選手(鹿島)
「ミーティングは別にして、普通にやれた。ケガ人もなかったし、よかったと思う。今回は1日だけ。Jリーグも見てくれていると思うし、ガツガツ行くんじゃなくて普段通りにやることを心がけた。積極的に前に出たのは橋本さん(G大阪)とか、ボランチがしっかりカバーしてくれるんで自由にやれた。ただ、レベルが上がったら、もっとバランスを考えなければならないと思う。3本目の途中から出たけど、もっと得点に絡みたかった。岡田さんの印象は、フランスワールドカップの頃は自分が小さかったので全然覚えてない」
●田代有三選手(鹿島)
「ミーティングは30分のうち、15から20分くらいが岡田さんの話じゃないですか。みんな初めてだったし、戸惑いはいっぱいあったけど、特に播戸さんが声をかけてくれて、コミュニケーションを取ろうとしてくれたんでありがたかった。でもプレーは納得していない。もうちょっとやれたらコミュニケーションも上がってくると思う。もしこの先も選ばれて一緒にやれる時間が増えればコンビもよくなる。『こう動いたらいい』とかはテレビじゃ分からないこと。ボールを受けるタイミングとか、自分が入るタイミングなんかは鹿島とは若干違う。実際にやってみて、今日はFW同士の動き方とかを気にしすぎてボールに絡めなかった。まあしょうがないけど、満足いかないですね」
●岩政大樹選手(鹿島)
「僕らはまだ候補の段階。今後、自然と鹿島の選手が増えてくると思う。自然と入ってくる選手はいると思いますし。僕は僕でただ一生懸命。DFは固定されたらなかなか変わらないし、最初で最後のチャンスになるかもしれない。まずはメンバーに入って、ずっと定着できるようになりたい。来年1月はJリーグがないし、このメンバーでやるワールドカップ予選前の合宿をやれることに意味があると思う。
練習試合で青山(清水)と左右を変えていたのは、前半は僕が右でやったけど、彼はいつもチームで右をやっているし、2人で仲良くという感じだった。いろんな選手がいたけど、一緒にやらないと分からないことも多い。いろんな意味で面白かった。サッカーのリズムも鹿島とは違う。鹿島だともっと中盤のサイドチェンジが多いけど、代表は違う。まだまだ分からないところはあるけど、今日は第一歩というところ」

ポストプレイヤーとして期待を背負った田代である。
実績ある他の3人に比べ新参者故緊張もあったであろう。
ただし、一発勝負と公言しておった岡田ジャパンの合宿であるから消化不良に終えたのであれば次は微妙と言えよう。
ましてや他の3人のうち2人が得点という結果を残した事実と合わせてみても代表は少々遠のいたのでは無かろうか。
逆に岩政は、長所をアピール出来た模様。
元々オシム氏が専職CBをあまり呼んでいなかったので、ポジションに空きがあるように見える。
篤人は平常心でプレイとのこと。
いずれにせよ、代表候補は過去となった。
今日からはホンダFC戦へ集中するのみである。
トーナメントの緊張感ある戦いに身を寄せるのだ。
勝敗の行方は加納随天に祈祷させればよい。


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