鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

涙の訴え、魂の叫び

2012年08月19日 | Weblog
通訳・高井蘭童氏の叫び
最後に、ジョルジーニョ監督の記者会見での一幕をまとめておく。

「日本をこよなく愛する者として、ガッカリすることが増えている。誰に訴えればいいのか分からないが、早急にレフェリングを改善しなければならないと思う。震災もあってお客さんが減っている中で、試合の中身、ショーの質が問われている。しかし最近のJリーグは選手ではなく、レフェリーが主役になってしまう。(前節の磐田戦でロドリゴ・ソウトがGK曽ヶ端に対するファールを取られて磐田のゴールが取り消された場面で)ロドリゴ・ソウトは曽ヶ端には全然触っていない。私は2点目を奪われてどうしようかと、頭を抱えた矢先のことだった。私はこのようなことを誰に訴えればいいのか。メディアは暗黙の了解で書かないのか、この問題を書くと今後記事を書くのが難しくなるのか。歴代の監督が訴えているのに改善されないのは、なんでなんだよ」

通訳・高井蘭童氏は涙ながらに訴えかけた。

「これは通訳の言葉として、処罰されてもいい、裁かれてもいい。Jリーグを助けてください。我々もレッズも、ものすごく一生懸命にやっているのに、なんでなんだよ」

さらにジョルジーニョ監督は言う。

「試合の1時間前にはコーディネーションミーティングがあり、マッチコミッショナーやクラブの代表、レフェリー、監督が集まってフェアプレー、アクチュアルプレイングタイム、レフェリーへのリスペクトを言われる。ただ、こっちばかりがいろいろ要求されて、あっちからは何もない。僕らもサポーターも同じ気持ちではないかと思う。この問題に目をつぶりながら行くのであれば、(Jリーグの)客離れは進んで行くと思う。僕が現役の頃のレフェリングよりもひどくなっている。ひどすぎる。監督同士で話をすると、レフェリングがひどいという話ばかり。世界一になったルイス・フェリペ・スコラーリも、レフェリングのひどさに耐えられずに日本を去った」

Jリーグはこのような状況に対し、何らかの明確な改善策を打ち出すべきだろう。臭い物に蓋をするのはもう限界だ。


文/清水英斗(Hideto Shimizu)
Goal.com Japanの編集長を務める。サッカーライター&編集者。
著書は「サッカー観戦力が高まる~試合が100倍面白くなる100の視点~」
「DF&GK練習メニュー100」「セットプレー戦術120」など多数。
ツイッターアカウントは @kaizokuhide


公式サイト、J'sGOALに於いて削除されたジョルジーニョ監督のコメントと高井蘭童通訳の涙の訴えがGOAL.comに掲載された。
編集長の清水氏は「臭い物に蓋をするのはもう限界だ」と締めており、サッカーファンの代弁を行っておる。
Jリーグは、今、クライシスに見舞われていると言って良かろう。
誤審の続発、偏ったジャッジ、詰まるところ審判の質の低下が著しい。
それを覆い隠そうとメディア統制を行っておる。
まさに危機的状況である。
小さき声ながら、我らは心を折らさずに声を上げていきたい。
この状況を打開するために。

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11 コメント

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アジア市場 (まさ)
2012-08-19 14:25:01
今年からJリーグはアジア市場に進出しました。この様な下手なジャッジばかりが許されるリーグが欧州リーグと競争して勝てるでしょうか?意味不明なジャッジが数試合続けばデタラメなリーグとして認知され市場から相手にされなくなる事でしょう。ビジネスの観点からしても早急に対応しないと命とりに成ります。自分達の幼稚な技術を認めない限り改善は無いし市場から指摘されてから改善するのでは手遅れです。世界的に考えてtoto(賭博)の対象でこんなに不可解なジャッジが続けば八百長と判断されるでしょう。それが世界的な常識で買収されないであんな下手なジャッジをする審判がトップリーグに雇われているはずは無いと考えますよ。何より観客、視聴者に失礼です。
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Unknown (Unknown)
2012-08-19 15:36:03
不思議ですよね。

野球の審判はMLB以上に個人差がなく、判定がすばらしいと聞きます。

こんなに毎試合のように勝敗を左右する誤審が発生し続けるなんてありえません。

まるでプロレスみたいです。
セコンドがレフリーに話しかけ、後ろを向いているすきにパイプ椅子で殴る。
プロレスは地方公演を見ればわかるように鍛え上げた肉体を駆使するショーゲーム、筋書きのあるドラマを演じている。

日本のJリーグともっとも近いのは、中東の笛で有名なハンドボールですね。
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Unknown (Unknown)
2012-08-19 16:56:09
日本サッカー協会は、Jリーブを立ち上げ、プロ野球のように一部の球団の横暴を許すことなく、ここまでサッカーを日本に広めてきました。このことを私は非常にレスペクトしています。アントラーズもこの精神があったからこそ育ってきたと思います。そしてそれを育てる上で、ブラジルサッカー界から貢献は、ジーコの献身的なものをはじめ多大なものがありました。
ところが、その献身的な貢献をし、ブラジルサッカー界のリーダーでもあるジョルジーニョの言葉に、日本サッカー協会は、何のレスペクトも払っていないように見えます。(ネグレクト、無視しています。)
このようなことで良いのでしょうか?
ブラジルサッカー界からの多大な貢献を受けたアントラーズのファンとして、日本サッカー協会に訴え続けて行かなければならないと思う。
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審判ってなんなのでしょう? (鹿島)
2012-08-19 17:00:04
正確なジャッジがここまで出来ないなんて呆れます。世界にJリーグの試合なんて見せられませんね。恥ずかしい!

通訳さんが涙で訴えたのには正直びっくりしましたが正論を言っていました。
なぜメディアは大きく取り上げないのでしょうか?



もうこれはJリーグ全チームがストライキを起こして訴えるべき。
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Unknown (Unknown)
2012-08-19 19:13:11
最後まで応援します。カシスタ参戦パーフェクト目指します。頑張れ鹿島!
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Unknown (K20)
2012-08-19 21:50:43
選手、フロント(はまだまだですが)のプロ化は進んできました。が、審判のプロ化はいつになるのでしょう……一向に改善する気配はもちろん、意志も感じられないのは無念でなりません。
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ジョルジ今年限り? (Unknown)
2012-08-19 22:46:21
2006年のパウロ・アウトゥオリのことがよぎってしまいました。先日の関塚さんの報道もありますし・・・。心配です。
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レフェリーざけんな (鹿野郎)
2012-08-19 23:02:22
正直、レフェリーは形式上プロ化したけど、気持ちの面では全然プロ化してない。ホントにリーグには何とかして欲しいし、何にも改善できないならば、今年の誤審集を集めてリーグに抗議しに行かない限りもう改善しない気がする。ここまで、世界のレジェンドがリーグの発展に貢献してきたのにこんなことをいつまでもされちゃ、リーグ発展に貢献してくれた人々に顔向け出来ない。
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Unknown (京鹿)
2012-08-19 23:49:59
1.すぐ批判してくる、審判も大変なのに…という被害者意識。ひとつの意見、要望として捉えることはできないのか。
2.審判批判と取れる内容は載せないという姿勢。誰のために隠すのだろうか。
今まではジャッジに文句つける前に得点すれば良いなんて思ってたけど、それじゃあ何も解決しないと今年気づきました。今後、東南アジアでの放映も増えるし、このままではJリーグの恥をさらすだけ。この記事のようにアントラーズ公式サイトもJ'sゴールも勇気を持って全文載せてほしい。
全文載せてくれた編集長さん、ありがとう。
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Unknown (Unknown)
2012-08-20 05:13:38
監督の心情までもを伝える高井蘭童さんの魂のこもった通訳が本当に大好きです。今回に限らずオリベやジョルジの言葉が本当に身に沁みるほど伝わってきます。
プロ意識を持った本当に素晴らしい通訳です。
けなすつもりはありませんが、FC東京のポポビッチ監督の通訳の言葉をしみじみ聞き入ったことがありますが監督の心情などは全くこもってなくただ訳しただけの感情のない言葉でした。高井蘭童の言葉はまさに監督の気持ちが乗り移った監督の言葉そのものです。だからこそ高井蘭童氏からは自然と涙がこぼれたのでしょう。
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