鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

仙台・柳沢、復活の13番

2012年02月15日 | Weblog
仙台柳沢早速手応え背番「13」ヘッド1号

13番を背負ってプレーするFW柳沢

 仙台FW柳沢敦(34)が“13番初ゴール”を決めた。14日、J2草津戦の2本目に出場し、ヘディングで12年の実戦初得点。その後も新人MF奥埜の得点を演出するなど、3本合計で大勝したチームにあってひときわ状態の良さをアピールした。今季から背番号を慣れ親しんだ「13」に変更した男が、ケガに泣いた昨季のリベンジに燃えている。試合は7-3で勝利した。

 慣れ親しんだ番号と代名詞のゴール。柳沢の新シーズンが動きだした。練習試合2本目にキャプテンマークを巻いて出場。キレのある動きを見せる13番に、それほど時間は必要なかった。16分、DF田村が左からのクロスを頭で折り返すと、ゴール前に走り込み頭でネットに押し込んだ。「大事なのはJリーグで決めること。でも練習で決めないと、試合でも決められないですからね」。大事なのは本番。そう強調しつつも、爽やかな笑みには充実感があふれた。

 39分にはクロスを頭で優しく落とし、奥埜のゴールにつなげた。柳沢は「あれはシュートです」とおどけたが、ルーキーが「いいボールをくれたので決めるだけでした」と感謝した教科書通りのお膳立て。ボールを引き出す動きのうまさも健在だったベテランに手倉森監督も「ゴール前に行く仕事が的確」とうなずいた。キャンプでは練習量を調整しながら順調にメニューを消化。本人も「自分の体調の中でできることをやる、という意味では良かったと思う」と手応えを感じた様子だ。

 昨季は4月と11月に左膝を手術し、リーグ戦17試合の出場で1得点。雪辱を期すベテランにはオフに1つの変化があった。富山一高の後輩FW中島がJ2山形へ移籍し、仙台に来るまで日本で背負い続けていた「13」が空いた。クラブからの打診に変更を決断。「個人的にも愛着はある」と話し、キャンプ地でせがまれるサインにも違和感なく「13」とペンを走らせていた。自らの全盛期を知る数字とともに、巻き返しの1年へ。「今シーズンはいい働きがしたい」というシンプルな言葉に、J通算102発男の思いがつまっている。【亀山泰宏】
 [2012年2月15日10時34分 紙面から]


柳沢弾!復活手応え1アシストなどゴール前で存在感…仙台

2本目16分、仙台・柳沢(左から2人目)が、こぼれ球を押し込んだ

 ◆練習試合 仙台7―3草津=45分×3本=(14日・延岡市西階陸上競技場) J1ベガルタ仙台のFW柳沢敦(34)が14日、ザスパ草津との練習試合(45分×3本)で1ゴール1アシストの活躍を見せた。2本目の16分にこぼれ球を頭で押し込むと、39分にはゴール前で新人MF奥埜博亮(22)の足元に絶妙のパス。昨年は左膝のけがに泣いたJ通算102ゴールのベテランが仙台移籍2年目の今季、完全復活する。

 頼りになる男がグンと調子を上げてきた。柳沢が練習試合2戦目で初ゴール。左膝のけがから完全復活を目指すベテランが存在感を見せつけた。

 ゴールへの嗅覚はさすがだ。2本目の16分、MF梁の左からのクロスをDF田村と相手DFが競り合い、ゴール前で球が浮くと、後ろから間を詰めてヘディングシュート、ゴール左に押し込んだ。一瞬の隙を突くベテランらしいゴールだった。

 今季“初ゴール”に「Jリーグで点を決めるのが大事なことなので…」とぶっきらぼうに話した柳沢だが「今の体調の中で出来ることをやっている。いいゲームが出来たと思う」と笑った。

 さらに39分には同じようにゴール前に上がったボールを、ヘディングで落とし、右にいたフリーの奥埜の足元へ絶妙のパス。新人のゴールをアシストした。柳沢は「あれはシュートですよ」と、言ったが、ルーキーは「柳沢さんがいい、折り返しをくれた。ゴール前は得意なんで決められて良かった」とベテランの粋な“演出”に感謝した。

 京都から移籍した昨年は4月と11月に2度、古傷の左膝を手術。そのため、リーグ戦は出場17試合でわずか1得点と周囲の期待を裏切った。今季の鹿児島・さつま町での1次キャンプでは両ふくらはぎの張りで別メニュー調整もあったが、「練習出来ているので、昨年とは全然違う。今のところいい感じで出来ている」と完全復活へ向け、手応えを口にした。

 手倉森誠監督(44)も「ゴール前に行く動きは的確」と絶賛した。Jリーグ通算102ゴールを誇る柳沢。得点力アップを課題とするチームに、ベテランがスパイスを加える。

(2012年2月15日10時22分 スポーツ報知)

完全復活への手応えを掴んだ仙台の柳沢である。
背番号も慣れ親しんだ13番となり、装いも新たに再出発と言えよう。
この手強い相手を止めるには、中田コと岩政のコンビネーションが重要である。
的確なポジショニングで、素早い動きだしを牽制するのだ。
対戦を楽しみにしたい。

最新の画像もっと見る