鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

大迫くん大爆発

2009年01月01日 | Weblog
大迫勇2発鹿児島城西逆転/高校サッカー

後半13分、勝ち越しゴールを決め喜ぶ鹿児島城西FW大迫勇(左)
<高校サッカー:鹿児島城西4-3青森山田>◇31日◇1回戦◇市原
 「大迫の冬」が幕を開けた。得点王候補の鹿児島城西(鹿児島)FW大迫勇也(3年)が、青森山田(青森)戦でいきなり2ゴールを奪った。前半中盤まで0-2の劣勢を強いられたが、自ら同点弾&勝ち越し点を決め、チームを4-3の逆転勝ちに導いた。既に鹿島入りが決まっており、抜群のポジショニングなど「柳沢敦2世」の片りんを見せた。

 大迫勇は豊かな才能を、同点弾に凝縮して見せた。0-2から1点を返して迎えた前半ロスタイム。自陣から右MF大迫希からのロングパスを、ペナルティーエリア右手前で、相手DF2人の間に入りこんで受けた。フランス代表アンリをまねて練習したドリブルでGKと1対1に持ち込み、右足から低い弾道で、ゴール左下に突き刺した。「まだ試合は終わってないので、あまり喜べなかった」とクールに振り返ったが、ピッチでは何度もガッツポーズをつくった。

 後半13分にも、相手の最終ラインの裏に抜け出し、左足でフェイントをかけて右足で浮かす技ありゴールで勝ち越し。鹿島の椎本スカウト担当部長は「100%ではないが、何本か良いスルーパスも出していた。まだ伸びる」と評価した。ボールタッチも柔らかく、相手DFを背負ったプレーも得意とする。

 二重のリベンジを果たした。今回が2度目の出場、前回出場の00年度3回戦で青森山田に敗れていた。現チームも3月の大会で3-2と敗北。九州と東北のプリンスリーグ王者が対決する会場には、オシム前日本代表監督も現れた。

 試合前のロッカー室、小久保監督がサプライズビデオを見せた。控え選手のほか、大迫勇の両親も登場し、母美津代さんが「とにかく頑張れ」と激励。大迫勇は「序盤は硬かったけど、ビデオを思い出してリラックスできた」とペースをつかんだ。シュート7本はもちろん両軍で最多だ。

 ハットトリックまで、あと1歩だった。野村が決めた4点目は、左ポストをたたいた大迫勇のシュートを詰めたもの。「勝つために1点1点にこだわり、ゴールを多く取るだけ」。182センチの大器は、全国制覇に向け好発進した。
【佐藤千晶】
 [2009年1月1日8時30分 紙面から]

鹿児島城西・大迫、2発!!/高校サッカー
2009.1.1 05:03

あどけない大迫勇也(左)だが、2得点目を決めてガッツポーズ。超高校級だ(撮影・大橋純人)【フォト】
 全国高校サッカー選手権第2日(31日、市原臨海競技場ほか)優勝候補の一角、鹿児島城西(鹿児島)が青森山田(青森)に4-3と逆転勝ちし、2回戦に進んだ。J1鹿島への入団が内定しているFW大迫勇也(3年)が2得点するなど、超高校級の実力を見せつけた。帝京(東京A)は、来季J2東京Vの高木琢也監督(41)の長男でMF高木利弥(1年)が先発も途中交代。先輩が昨年敗れた広島皆実(広島)へのリベンジはならなかった。

 見たか!! これが超高校級ストライカーの実力だ。J1鹿島への入団が内定している鹿児島城西のFW大迫勇也が、あいさつ代わりの2得点。右拳を突き上げ、青空に雄たけびを挙げた。「先に失点したけど、点が取れると信じていた。ゴールはみんなで取ったもの。自分はあまり動けてなかったんで…」

 本人は不満も、魅せた。1-2の前半ロスタイム。MF大迫希(3年)の縦パスからドリブル突破し、左足で同点弾。後半13分にはゴール中央左からのDF松井駿佑(3年)の浮き球パスに、右足を合わせた。チーム4点目も大迫勇のシュートの跳ね返りからと、3得点に絡む活躍。同校が初出場した00年大会の3回戦で敗れた因縁の相手、青森山田にリベンジした。

 1メートル82、72キロの高さと強さに加え、足下の技術も高く“柳沢2世”“高原2世”と言われる。その高原より1センチ高く、最近招集された日本代表FWで上回るのは1メートル84の巻(千葉)ぐらい。鹿島、浦和、FC東京などJ1の6チームが争奪戦を展開した今大会NO・1の点取り屋だ。

 何より「ロンドンの星」。U-16から各年代の日本代表に招集された。12年ロンドン五輪を目指し、1月6日開幕のカタール国際大会(ドーハ)から始動するU-20代表でもエース候補。

 同大会は高校選手権のため免除されたが、U-20総監督を務めるA代表の岡田監督も高く評価しているという。この日はA代表の小倉コーチのほか、前日本代表監督のオシム氏も観戦。熱視線を送った。

 「自分はあまり気にしていないけど、注目されるのはいいこと。優勝できるよう頑張りたい」

 まずは今大会で優勝し、日本のエースへ-。夢は無限に広がっている。
(近藤安弘)

“柳沢2世”大迫勇 名刺代わりの2発

<鹿児島城西・青森山田>2ゴールを決めた鹿児島城西・大迫勇(左)は室長の祝福を受けガッツポーズ
Photo By スポニチ

 大会No・1ストライカーが初戦から爆発した。第87回全国高校サッカー選手権第2日は31日、東京・西が丘サッカー場など首都圏8会場で1回戦15試合を行い、優勝候補の一角でもある鹿児島城西(鹿児島)は青森山田(青森)に4―3と競り勝った。来季から鹿島入りする注目のFW大迫勇也(3年)は2得点を含む3点に絡む活躍で勝利に貢献した。なお、この日登場した九州勢7校はすべて初戦突破と、九州旋風が吹き荒れた。

 この冬の主役にふさわしい初戦だった。2―2の後半13分に訪れたゴール前左での相手GKとの1対1の局面。一度、左足を振ると見せかけた大迫勇は、相手GKの重心が傾くのを見逃さなかった。「あれはとっさの判断です」。次の瞬間、相手の逆を突き、右足で浮かせた柔らかなシュートがGKの脇をすり抜けた。この日の2点目は貴重な勝ち越し点となった。

 6クラブによる争奪戦の末、獲得に成功した鹿島の椎本スカウト本部長はスタンド観戦し「2点目は頭を越すのかと思ったらもう一度、GKを見て脇下を通した。あの落ち着きは凄い」。前半39分の1点目ではDFを置き去りにする一瞬のスピードも見せた。決定力、味方を使うパスセンスも非凡だ。総合力の高さは「柳沢2世」(椎本氏)の異名通りだった。

 試合前、粋なサプライズ企画が大迫勇の重圧を和らげた。控え選手が中心となって作製した激励DVD。野球出身の父哲夫さん、バレー出身の母三津代さんが「とにかく頑張れよ!」とほほ笑んでいた。「あれで緊張がほぐれました」と大迫勇。終盤、珍しく左足をつるアクシデントもあったが、スポーツ一家のDNAは、初の選手権でも凄さを発揮した。

 U―16~19まで各世代で日本代表候補入り。県予選では1試合5得点を含む5戦11発。量産ペースは全国の舞台でも衰えを知らない。それでも「得点王は全然気にしていない。チームが勝つことが大事」と大迫勇。夏の高校総体、秋の全日本ユースは8強どまり。この冬は雪辱に燃えている。オシム前日本代表監督もサプライズ視察した初戦の2発はまだまだ名刺代わり。注目度No・1のストライカーが順調に滑り出した。

[ 2009年01月01日 ]

大迫勇2発!鹿児島城西、大逆転…全国高校サッカー

後半13分、勝ち越しゴールを決め雄たけびを上げる鹿児島城西・大迫勇也(左)(中央は室屋、右は野村)
 ◆第87回全国高校サッカー選手権第2日 ▽1回戦 鹿児島城西4―3青森山田(12月31日、市原臨海競技場) 鹿島入団が内定しているFW大迫勇也(18)=鹿児島城西=が圧巻デビューを飾った。1回戦の青森山田(青森)戦で、前半39分に同点となるゴールを挙げると、後半13分には芸術的な右足ループシュートで2得点目。大会NO1ストライカーの呼び声にふさわしい活躍で、チームを4―3の逆転勝利に導いた。また、立正大淞南(島根)は前半3分、後半6分と、2度のトリッキーなセットプレーからゴールを奪い、神奈川の強豪・桐光学園を2―0で撃破した。

 恐ろしいほど冷静だった。1点を追う前半39分。GKと1対1の場面でFW大迫勇は、小さなフェイントで相手GKを揺さぶり、右足でゴール左隅を揺らす。後半13分には再び1対1で、パスが足元に届く間に2度相手GKの位置を確認し、右足ループシュート。高校NO1ストライカーが、2得点デビューを飾った。

 奮い立たせるものがあった。試合前、ロッカールームに大型テレビが運び込まれた。青森山田の攻略ビデオの後に、流されたのはメッセージビデオ。両親、ベンチに入れないチームメートから、激励の言葉が投げかけられた。

 2点を先行される苦しい展開。それでも、父・哲夫さん(45)、母・美津代さん(46)から「悔いのないように頑張ってきなさい」という言葉をもらった大迫勇が「何としても勝ちたい。自分が点を取れれば」と、試合をひっくり返した。8年前の79回大会3回戦で敗れた青森山田に雪辱し、チームを初戦突破に導いた。

 来季入団する鹿島からも期待を寄せられる。得点王のFWマルキーニョスら屈指の豪華FW陣をそろえるが、オリヴェイラ監督は入団が決まった時に「アイツが来てくれるのか」と大喜びしたという。この日、視察に訪れた椎本スカウト部長は「8割の出来。まだまだ伸びる」とハッパをかけた。

 母・美津代さんによれば、シャイで「女性と話すことができない」という一面もあるが、ゴール前ではストライカーらしく冷静沈着だ。次戦は大阪桐蔭戦。「次も勝ちたい」。ロンドン五輪、鹿島のエース候補にとっては、あいさつ代わりの2得点。大迫勇の快進撃が始まる。

 ◆大迫 勇也(おおさこ・ゆうや)1990年5月8日、鹿児島県南さつま市生まれ。18歳。3歳からサッカーを始め、小学時代は主に中盤でプレー。中学でFWに転向。FW柳沢敦(京都)2世と呼ばれる。J1の6クラブからオファーを受け、来季は鹿島入団が決定。U―19日本代表候補で、ロンドン五輪代表のエース候補。家族は両親、兄、妹の5人家族。182センチ、68キロ。

(2009年1月1日06時04分 スポーツ報知)

大迫くんが超高校級の名に恥じぬ活躍を魅せた。
キーパーと1対1になる動きに加え、冷静なシュートはストライカーの器を感じさせた。
期待に応えるスター性も心強い。
今季、早い時期にデビューが見られるやもしれぬ。
シャイなスター・大迫くんに期待大である。

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2 コメント

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コメントありがとうございます。 (原理主義者)
2009-01-03 10:31:40
全ての得点に絡んでいますね。
スターとはこういう選手を差すのでしょう。
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Unknown (GoGo)
2009-01-02 16:17:00
今日の2回戦も2得点してますね。

優勝だけでなく得点王を期待しちゃいますね。

決勝カードの鹿児島城西vs鹿島学園も期待です。
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