鹿島アントラーズ原理主義

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J'sGOAL 仙台戦力分析

2011年02月21日 | Weblog
【開幕直前!38クラブ別戦力分析レポート:仙台】未体験の領域へ進むための「J1での2年目」。高まる躍進への期待(11.02.21)
【今季のみどころ】----------
仙台にとって「J1での2年目」と表現できる年は過去に1度しかないが、その1度は言うなれば忌まわしい過去。19試合勝ち無し、突然の監督交代など、いろいろなことが起こりすぎた後に、最終節でのJ2降格という現実が待っていた2003年を指す。
だが、ポジティブに考えれば、クラブにとって2度目となる「J1での2年目」の今季を乗り切れば、それは名実共に、仙台というクラブが未体験の領域へと歩みを進めるということに他ならない。昨年の残留とはまた重みの違うビッグチャレンジが、今季の仙台には待っている。
とはいえ(もちろん、ある程度の緊張感は欠かしてはならないものの)、この戦いに臨む今の仙台にあるのは、悲壮感とは別の、むしろ躍進への期待である。
主力クラスの離脱をフェルナンジーニョだけにとどめることができた仙台は、残した戦力に加え「フロントにお願いした大型補強の結果、戦力は十分整った」(手倉森誠監督)、「帰ってきて、実際にメンバーを見て驚いた」(アジアカップから帰国し、結団式に臨んだ際の梁勇基)と、チームの中の人間も喜び、また驚くほどの補強を進めた。
そうして構築を目指すチームの姿は、昨年の経験と反省を十二分に踏まえ、より正常進化を果たしたもの。昨季後半、自陣での固い守備を取り戻したことが残留へとつながった仙台だったが、その分攻撃は長い距離のカウンターとセットプレーに頼りがちとなり、得点力はなかなか取り戻せず。この点を昨季最終節の時点で、手倉森監督は自ら指摘していたのだが、そこで挙げた改善方法である「中盤から後方の選手が個人の守備範囲を広げることで、これまでより高い位置からより攻撃に比重を置いた働きを、前線ができるようにする」という発言に、今オフの補強方針は合致する。
慢心は決して許されない。が、今季の仙台は、昨年も目標に掲げながら逃した「一ケタ順位」の達成、そしてさらにその先も、十分に見据えながら戦うことができるポテンシャルは手にしている。

【注目の新戦力】----------
●FW 18 マルキーニョス
J1で、ウェズレイに続き通算100ゴールを達成した、史上2人目の外国籍選手であり、今も輝きを放ち続ける、Jリーグの生きた伝説である。どんな形でも点を獲ることのできるフィニッシュの上手さはもちろん、いざとなれば、昨年までの仙台が行っていたロングカウンターにも十分対応できる走力も持つ。J1の5クラブを渡り歩き、どのクラブでもゴールを重ねてきたことを考慮に入れずとも、フィットに関しては問題ないだろう。実際、キャンプの練習試合でも、仙台が誇るチャンスメーカーの梁と息の合ったところを見せているという。新たなホットラインからのゴールにユアテックが沸く日も近い。

●FW 30 柳沢敦
元々Jリーグやサッカーに詳しくはなかったこの街の方の視線も、仙台というクラブに向けさせられるほどのビッグネームである。マルキーニョスがJリーグの伝説ならば、柳沢はそれだけに及ばず、代表での活躍も含め、日本サッカーの歴史に名を残す存在だ。動き出しの良さ、そこから難しいシュートもたやすく枠に叩き込む技術など、チームの力となりそうなポイントは少なくないが、ここ仙台における彼の効果としてより期待できる点は、周囲を活かす技術。梁、関口訓充と、点が獲れる2列目の選手を多く抱える仙台にとって、前線で視野の広さを発揮し、決定的なポストプレーができる柳沢の存在は、彼のゴール数以上のものをもたらしてくれるものともなり得る。


期待の新戦力にマルキーニョスと柳沢敦が挙げられた今季の仙台である。
この他にレンタルで移籍した川俣と2006年にレンタルで移籍し、2008年に完全移籍した中島、そして監督の手倉森氏も鹿島出身である。
まさに分家の様相を呈しておる。
その仙台には昨季、手痛い敗戦を喫した。
今季は強い気持ちで、この鹿島閥の相手を粉砕したい。
対戦が楽しみである。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2011-02-21 18:32:42
平瀬さんも裏方で残るみたいですし、
ちょっと本当に分家っぽいですよね(^-^;
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分家 (ゆかずし)
2011-02-21 20:12:04
確かに!言い得て妙ですね。
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Unknown (毬藻)
2011-02-21 20:42:52
ヤナギ~^^
ヤナギの培った、サッカー選手としての・ストライカーとしての資質は、やはり素晴らしいですよね。
鹿島で・日本代表で・欧州で経験した事は現在のヤナギにも財産ですよね。
そんなヤナギのLegend系…語り部、説得力もありますよね。ホント、ベガの選手はいい先生・師匠が側に来たなと感じて欲しいと思いますo(^-^)o 鹿としては、複雑です…ぞよ。

マルキ~^^ 鹿島でも歴代で、5本の指に入る助っ人ですからねっo(^-^)o
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