鹿島アントラーズ原理主義

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杉本太郎くん、挫折を糧に成長

2013年12月04日 | Weblog
小兵杉本 大きな成長 J1鹿島に内定 高校生MF
2013年12月3日 夕刊


鹿島への入団が内定した杉本=岐阜県可児市の帝京大可児高で

 162センチの小さな体に限りない闘志を秘めている。J1の名門、鹿島に内定した岐阜・帝京大可児高3年のMF杉本太郎(17)。かつてJ1名古屋のジュニアチームで味わった挫折を糧に、世界から注目を浴びるプレーヤーに成長を遂げた。 (深世古峻一)

 不調に陥ると、今でも必ず思い出すようにしている光景がある。名古屋の下部組織U-12(12歳以下)に所属していた小学6年のとき、上のカテゴリーに進むことができなかった。DFとしてプレーしていた当時、技術は高かったが、身長は140センチほど。「当たり負けしていた。仕方ない」
 自分では納得していたが、父親の和彦さん(55)は悔しさで涙を流していた。詳細は覚えてなくても、大人が泣く姿は鮮明に焼きついた。「もうこんな思いはさせたくない。絶対にうまくなる」と心に誓った。
 高校入学直後から攻撃的MFとして3年生に交じって練習。まともにぶつかれば当たり負ける上級生を相手に、運動量を生かしてマークを外すすべを学んだ。「常にポジショニングを考えていたので、プレーが連続してできるようになった」
 より良いポジションでボールを受けて前を向く動作を繰り返し、ドリブルやシュートで相手にプレッシャーをかける。次のプレーへの意識を根付かせたことで、高い技術を存分に発揮できるようになった。
 その後は一気に駆け上がった。日本代表として臨んだ昨年のU-16アジア選手権で準優勝。3得点と活躍した杉本は最優秀選手(MVP)に選ばれた。「この大会がなかったら今の自分はない」という国際舞台での活躍に、イタリアやフランスの1部チームからもオファーが届いた。
 今年10月にアラブ首長国連邦で行われたU-17ワールドカップ(W杯)では、中央からのパスで何度も決定機を演出。世界の舞台で自信を深めた半面、外すことが多かったシュートの精度に課題を感じた。将来的な海外挑戦も視野に入れ、サッカーに集中できる環境と、育成力を理由に鹿島を選んだという。「大きい選手より、小柄な選手に負けたくない」。小兵であることをハンディと感じていないゆえ、プライドがにじんだ。
 杉本 太郎(すぎもと・たろう) 1996年2月12日生まれ。岐阜県多治見市出身。J1名古屋U-12、岐阜VAMOS(バーモス)を経て岐阜・帝京大可児高に入学。高校2年時、年代別の日本代表に初選出され、今年6月にJ1鹿島と仮契約。16強入りしたU-17W杯では1得点を挙げた。


杉本太郎くんを報じる東京新聞夕刊である。
小学生時代の挫折、そしてからの小ささを活かす術を覚えた高校時代、年代別代表への選出と、サクセスストーリーを並べておる。
とはいえ、杉本太郎くんはプロの門戸を叩いたばかり。
ここから新たな次元へと突入するのだ。
壁にぶつかるともあろう、伸び悩むやも知れぬ。
そのときは辛酸を舐めた日々を思い出すのだ。
そして、その壁をぶち破り大きく成長して欲しい。
更なる成長を遂げ、鹿島にてレギュラーを掴む日を楽しみにしておる。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2013-12-04 07:56:36
試合を見ていて一番「ゾクッ」とくるのが、
FWの前に鋭いパスが通った瞬間だ。
太郎君、期待大!!
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Unknown (Unknown)
2013-12-04 13:50:55
体格はハンデでなく個性。

新・鹿島のメッシになれ。
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Unknown (Unknown)
2013-12-04 16:17:48
まさしく鹿島向きのメンタル。
いくつかの選択肢がある中で、あえて鹿島を選ぶ人は、サッカーに没頭出来る環境を望む人。
層が厚いからスタメンで出れないとかの目先のことに惑わされず、自分が上手く強くなるために一番いい環境はどこかを考える、サッカーだけやりたい人。そしてその層の厚さを押しのけて自分を向上させる自身がある人。
だから鹿島にはチャラチャラした派手な人はいつも少ない。そういう意味では地味な選手が多くてマスコミ受けは良くないかもしれない。
だけどサッカー選手は、サッカーが強ければいいのです。
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