鹿島アントラーズ :監督 <試合終了>
今日先発で出ている選手は新しい選手ではなくで、昨シーズンからいた選手なので問題はなかった。佐々木は若いが力のある選手。その力をどう伸ばすかをこれから一緒にやっていかなければいけない。中後選手はもうベテランと言ってもいい選手だし、実力は分かっている。
(前半戦が終わり)シーズン前から過密日程になるのは分かっていたことだし、それをとやかく言うことはない。現在の順位にいるということは想定していたものではなかったし、もちろんもっと上の順位を目指してやっていた。ただサッカーは相手のいるスポーツだから、自分たちだけではどうすることもできないことがある。ここまで打撲系のけが人が多く出て、そういった状況の中でこの厳しいスケジュールを戦わなければいけなかった。また出場している選手の中にも違和感や痛みを感じている選手は多くいる。特に攻撃的な選手にけが人が多いということが、ここまでの結果に影響している部分はあるかも知れない。やはりちょっとした時に攻撃の連動性などが失われていることもある。ただ、これを乗り越えていかなければいけないと思っている。
【J1:第13節 鹿島 vs 柏】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
5月17日(土) 2008 J1リーグ戦 第13節
鹿島 1 - 1 柏 (16:04/カシマ/20,361人)
得点者:36' 小笠原満男(鹿島)、42' 太田圭輔(柏)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:今シーズン始めて先発した選手の評価はいかがでしょうか?
「今日先発で出ている選手というのは新しく来た選手ではなくて、去年からずっと我々とともにやってきている選手でもあるし、佐々木選手にしても中後選手にしてもまだ未知数の力を持っていると思っています。あとは、本人と我々で、それをどうやって開花させるのかという作業をやり続けないといけないと思います。中後選手に関してはずっといますしベテランに近い選手なので、なにが出来るのかわかっている上での起用だったので良かったのではないかと思います」
Q:厳しい日程が予想された中で、これまでの成績は想定内ですか?
「過密日程があることはわかっていたことで、当然ながらこういう下位にいるということはプランを立ててやっていることではないし、順位を考えながら、目的を持ちながらやっているわけです。当然ながらサッカーというものは、計算をして”数試合あるからこういうポイントで”ということは論外な話であって、そういうことはできないスポーツです。相手がいて自分たちのチームもいる。そしてその選手たちは生き物です。今回、この日程のなかで問題があったのは日程的なものではなくて、怪我人が、特に打撲系の怪我が多くなってしまったということ、あるいは古傷が再発してしまったことがあって、それが内田選手だったり田代選手だったり野沢選手だったり、まあマルキーニョス選手と新井場選手は筋肉系の怪我になりますけど、そのなかでやりくりをしなくちゃいけない。いま出ている選手も痛みをかかえながらやってもらっている部分もありますし、まだなんとか出来る状態なので出場していますけど、特に攻撃的な選手の離脱が、この厳しい日程のなかでチームにもたらした影響はあったのではないかと思います。もし攻撃的な選手でなければ、また違った結果があったかもしれませんし。ただ、攻撃のに関わる選手の怪我人が多かったという状況をみると、攻撃の連動性やイメージの共有が欠けてしまった部分は試合のかなではあるかもしれません。ただ、それを乗り越える力を全員で持たないといけないと思いますし、それをうまくやっていきたいと考えています。」
以上
【J1:第13節 鹿島 vs 柏】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●興梠慎三選手(鹿島):
「内容は結構良かった。身体のキレは戻りつつあるけど、いちばん肝心なところがダメだった。足は大丈夫です。今日は、ダイレクトプレーとかで前にタメを作ることが出来た。ただ、最後の部分でシュートが打てない、入らないことが課題です」
●本山雅志選手(鹿島):
「足りない部分はわかっている。次の試合(ACL)を勝ってオフにつなげたい」
●内田篤人選手(鹿島):
「オレと有三さん(田代選手)は今日(先発で)使っちゃうとACLに出られなくなるので…。まだ90分はちょっと無理」
●岩政大樹選手(鹿島):
「勝ちたかった。PKを誘うヘディングも勝てなかった試合では意味はない。ミスがいくつもある。最近の試合では、僕がヘディングで競り合った後ろが空いてしまう。あとはクロスへのタイミングにも問題があった。最終的にはビデオを見て確認したい。
点も取れない、守りきれない。試合前から気持ちも入っていたが力不足なんだと思う。コンディションは1週間あったので問題ない。前半戦はACLの突破が第一なので次の試合をがんばりたい。
悪い試合ではなかった。コンディション的にもメンタル的にも最後までやり切ろうというところがあった。チームにも勝てる雰囲気はあった。さっきも言ったとおり力不足だったと思う。もっとチャンスもつくれると思うし、いろんな部分で課題がある。そんなに簡単には勝てない」
●小笠原満男選手(鹿島):
「結果が出てないと(内容が)良かったとは言えない。なにを言っても意味がない。ACLもあるし、大事な試合なので勝って、(中断期間で)しっかり戦っていけるチームを作りたい。(終盤は)相手が守りに入ったんで崩しきれなかった」
わかっている本山に期待せざるを得ない。
我等は諦めぬ。
最後に笑えば良いのである。