鹿島アントラーズ原理主義

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町田・秋田監督、就任会見

2012年11月27日 | Weblog
町田】秋田豊新監督就任会見(12.11.27)
秋田豊・FC町田ゼルビア新監督の就任会見が、11月27日に、町田市役所で行われました。以下はその内容です。

●下川浩之代表取締役:
「今日は秋田豊新監督、強化部長として楠瀬直木を紹介させていただきます。今年1年を振り返りましてJ2最下位という結果を受け、天皇杯は残ってますが1年でJ2に復活するということを一番のテーマに挙げています。JFLで優勝する、そして戦えるチームにして欲しい、この2つをモットーとして秋田豊監督に決定させていただきました。よろしくお願いいたします」

●秋田豊監督:
「こんにちは、秋田豊です。抱負ですが、町田市民の子どもたちが沢山いると思います。この町田で子どもたちに憧れられるようなチーム作りを目指していきたいと思います。それは戦えるチーム作りです。社長も言われているように、戦える集団というものを作っていきたいと思いますので、応援をよろしくお願いします」

●楠瀬直木強化・育成統括本部長兼強化部長:
「こんにちは、楠瀬直木です。長い(役職の)名前なんですが、要するにサッカーの全部、育成から全てをデザインしていく役回りだと思っております。来季は秋田監督のサポートを全面的に進めて、必ずJ2に復帰するというのを第一としてやっていきたいと思います。育成の方で、町田は子どもたちの質が高く、サッカー界でも有数の鉱脈があると思っています。5年後10年後、町田がサッカーの町として生きていけるような街作りにも、協力していきたいと思っておりますので、よろしくお願いします」

【質疑応答】
Q:秋田監督に質問です。町田のサッカーとして残していくもの、秋田監督が付け加えていくものは?
「今までゼルビアのサッカーを見てきましたけれど、過去3年間、みんな違うサッカーをやられてきたと思います。いいところは非常にあると思うので、ポゼションというところを残しつつ、攻撃的なところを残しつつ、守備の構築とフィニッシュのところ、勝ちきるためにはそこの2つのところが、僕自身が分析して足りないという風に感じていますので、そこを強化していきたいなと思います。今回オファーを受けさせてもらった理由の一つとして、選手個々のポテンシャルは、非常に高いものがあるという風に感じています。それも受けた理由です」

Q:秋田監督に質問です。初日のトレーニングを終えての感触はいかがですが?
「基本的にはフィジカルトレーニングという形で、ボールを使ったトレーニングをしたんですけど、選手たちの反応が非常によく、1日という短い期間でも変化を見られたので、そういう意味ではすごく手応えを感じています。それは楠瀬さんが先週から指揮を執っていただいて、準備をしてくれた部分もあったと思います」

Q:秋田監督に質問です。町田という街の印象と、子どもたちにゼルビアのどんな姿を見せたいか、お考えをお聞かせください。
「町田という街の印象は、町田と聞けば震え上がるくらい小学生年代の子たちが強かったというのがあります。東京ヴェルディに在籍していた時にも、町田は落ちるようなチームでないと感じて戦っていました。子どもたちにはサッカー選手としてあるべき姿、最後まで諦めないとか、戦い抜くというところをまず見て欲しいですね。選手たちがグラウンドの中でのびのびと動き回って、勝つために惜しみないハードワークをしながら戦い続ける、最後まで諦めないというところを見せたいと思います。技術や戦術だけじゃなくて、人間模様というものもサッカーには出てくると思うんです。すぐに諦めたり、痛がったりという姿…、何かに逃げてしまったりというのでなく、そういうものに立ち向かっていくという、人に夢や希望を与えられるような姿勢を子どもたちに見せられたらいいと思います」

Q:下川代表に質問です。新年を待たず、この時期に秋田監督の就任を決めた意図は?
「通常はサッカー界ですと、新年度が始まって2月1日からスタートというのが決まりだと思うんですけど、皆さんもご承知のように、リーグ戦が最下位という結果に終わってしまいました。天皇杯は残っていますが、早くに監督に退任していただき、(新監督に)就任していただいて、しっかり天皇杯を戦うという姿勢を見せたかったのと、1日でも早く新体制をスタートをすることで、よそのチームよりいい準備をしたかったことが理由です。JFLというカテゴリーを、私たちは3年経験しましたが、決して甘いカテゴリーではないと分かっていますので、準備を早めに、しっかり進めたいということです」

Q:下川代表に質問です。秋田監督には具体的にどこを期待していますか?守備とか、日本人監督なのでコミュニケーションの部分ですか?
「戦えるというのは、グラウンドの中で選手たちが残り1分、30秒と最後の最後まで、気力を尽くして戦えるということなんですね。秋田監督は皆さんご存知のとおり、鹿島で9冠を取られ、勝てるチームでずっとやってこられた。また代表となり日の丸を背負って、世界中を見て、体験をしている監督だと私は思っています。そういう高いレベルの戦い方を、今のうちの選手に指導していただければいいと気持ちで監督を選びました。他にも熱い指導者はいますけど、日本人では秋田豊が一番だと思っています」

Q:秋田監督に質問です。監督としての心情やポリシーを教えてください。
「プロとしては勝つためにやっていかなきゃいけないので、勝つために何をしたらいいのかというところを、突き詰めてやっていきたいと思います。チームのイメージとしては、どんな時でもみんなが結束しながら、チームとして戦えるチーム作りをして、憎たらしいくらい強いチームを作っていきたいと思います」

Q:秋田監督に質問です。JFLは未知のカテゴリーだと思うけど、そこを戦う難しさはどういう印象を持っていますか?
「J1から2つ下がるカテゴリーなんですけど、そんなに甘いリーグではないと僕は思っています。元々はJ2だったから優勝できるなんて、そんな甘いことは思ってないです。夏には昼間の1時から試合がありますし、常に暑い中、コンディション、環境と苦しい場面は出てきます。日本代表の時でも中東に行けば同じような環境になりますし、その中で戦わなきゃいけませんでした。そういう意味では同じなのかなと感じています」

Q:楠瀬直木強化・育成統括本部長兼強化部長に質問です。この時期に新監督が就任するのは異例だけど、なぜ新シーズンを待たずにお願いしたのか?
「僕はずっと育成畑の人間で、この時期に監督が就任するというのは正直、知らなかったんですけれど、ただ変わるのならシーズンを待たずしても、1日でも早い方がいいと思います。僕にとっては特に不思議はありませんでした。変わるということについては、僕も動揺はしましたけれど、変わるのであれば、1日でも早い方がいいと思います。次の監督の考えが、浸透していくからです」

Q:楠瀬直木強化・育成統括本部長兼強化部長に質問です。選手の契約時期だと思うけど、監督に意見を聞いて、見極めをしていくのか?
「もちろん、今までの監督にも査定はあったと思いますし、前強化部長の唐井さんからも色々と一緒に勉強させていただいて、秋田監督が純粋に見て、次の戦力として必要か否かということは、今日からやり出しているところです。ですけれども、現有戦力もいいものをもっていますし、これでしっかり戦っていかなければならないな、という思いもあります」

Q:楠瀬直木強化・育成統括本部長兼強化部長に質問です。町田のボールを大事にするサッカーは変わらないと思うけれど、新監督にはそれにどういう部分を付け加えて欲しいと思っているか?
「もちろんそれは戦う気持ち、姿勢…。戦うというのは具体的にどういうプレーなの?といえば、スライディングタックル、ヘディング一つ見ても、秋田監督のこだわりがあります。今日の練習で、選手を集めたミーティングで、秋田監督が『俺ってどういうサッカーすると思う』って聞いたら『ヘディング』『ヘディング』『ヘディング』…(笑)みんなそれしか言わないんですよね。じゃあしょうがないって、途中からFWとDFを分けて練習をやろうといって、待ってましたということで、ヘディングの練習をやりました。選手たちも中学生がJリーガーから教わるような目つきで、食いついてやっていました。ヘディングが全てじゃないんですけど、一つ一つのプレーにこだわるというところが、彼の魅力的なところですので、一つ一つのプレーにもっと執着を持っていければいいと思います。アルディレス前監督が植えつけてくれた、ポゼションサッカーの芯が遺産で残っています。僕は1週間、暫定で2試合させていただきましたけれど、そのところはなかなか普通では入れ込めないところがしっかりと入っているので、そこが消えないように。更に秋田監督のこだわる部分を彼らに植えつけてくれれば、まぁ恥ずかしくないチームが出来ると思います。子どもたちの見本になるチームとして、戦うってこうだ、男ってこうだということを、注入してもらえればいいかなと思っています」

Q:秋田監督に質問です。天皇杯まで時間はないけれど、天皇杯では変わった姿を見せられますか?天皇杯の目標があれば教えてください。
「変わると思います。変わらないといけないと思います。戦う姿を町田の子どもたちに見せたいと思うので、変わった姿を必ず見せたいと思っています。目標としては、プロである以上、JFLに落ちようが何であろうが、バルサであろうがレアルであろうが、相手が強かろうが関係なく、勝ちにこだわりながら戦っていきたいと思います」

以上


意気込みを語る町田ゼルビアの秋田監督である。
勝利への渇望は鹿島のメンタリティと言って良かろう。
是非とも天皇杯を勝ち上がってきて欲しい。
我らも勝利を追求し、対戦したい。
お互いに勝利を目指し天皇杯を戦っていこうではないか。

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