鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

2TOP

2005年06月30日 | Weblog
鹿島は伝統的に4バックで守り、2TOPの布陣を敷く。
怪我人などの関係で変化する場合もあるが、基本は4-4-2である。
現代サッカーにおいてもっともバランスが取れており、応用の利くシステムだ。
この2TOPについて考えてみたい。
鹿島の攻撃陣容は以下のような歴史を持つ。
長谷川、黒崎、アルシンド、レオナルド、マジーニョ、柳沢敦、平瀬、鈴木隆行、エウレル、深井、アレックス・ミネイロ、野沢…
彼らは鹿島アントラーズの前線で、身体を張り、得点をし、スペースを作る。
攻撃のフィニッシュをすると同時に、最初の守備を行う。
我らの記憶に残る2TOPは、
 長谷川+黒崎のツインタワー
 長谷川+黒崎+レオナルド+マジーニョの流動4TOP
 マジーニョ+柳沢の黄金期
 柳沢+平瀬のヤングパワー
 柳沢+隆行の3冠2TOP
 エウレル+柳沢のナビスコ
 深井+中島の天皇杯
皆、素晴らしい活躍で感動を呼び起こした。
そして、今季、また新しい2TOPが誕生した。
 アレックス・ミネイロ+野沢のファンタジーコンビである。
彼らは、ファンタジー輝く動きで、中盤以降の攻撃参加を助け、高い決定力で得点を決める。
新たな歴史として刻み込まれるであろう。
そもそも、アレックス・ミネイロに期待する人は少なかった。
2004年のFW獲得失敗と発表の遅さ、合流直後の怪我とネガティブポイントが多すぎたのだ。
そして迎えた開幕戦でもGKと1対1を決められず、サポーターの期待を裏切っている。
しかし、続くホーム開幕戦、ナビスコとゴールを重ね、チームの信頼を得ていく。
また、野沢も開幕前はFWとして期待されていたわけではない。
彼は代表の抜けたナビスコで実績を残し、隆行の怪我で得たチャンスをものにして地位を築いたのだ。
この二人は、動きの質と、巧いボール裁きでゲーム操っていく。
今までに無いタイプの2TOPであろう。
イタリアで言うところのロベルト・バッジョとゾラの共存と同様である。
いわゆる夢の共演。
今年のナビスコで花開くと思った矢先に二人とも怪我で泣かされてしまった。
ファンタジェスタに怪我はつき物だが、本当に悲しい。
その二人が、リーグ戦の中断時期を終え、二人とも返ってきた、勝利を導くために。

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