鹿島オリベイラ監督は人間観察重視
鹿島オリベイラ新監督が「人間観察」に目を光らせた。宮崎合宿2日目の7日、午前、午後の2部練習は計5時間半に及んだが、最も長い時間が割かれたのは戦術練習ではなく約2時間のレクリエーション的なゲーム。チームに分かれ、重さのあるボール2個とコーンを両手で持ち運ぶ競走や、ビーチフラッグに似たゼッケン取りゲームなどで盛り上がった。同監督が観察していたのは勝敗ではなく、選手の取り組む姿勢や喜怒哀楽の感情だった。
「サッカーは楽しいスポーツ。生の人間の気持ちを出してやる方が見る方にも楽しさが伝わる」と持論を説いた。前夜のミーティングでもフロントに「選手の人間性を見ている」と狙いを説明した。体力強化よりも、戦術浸透よりも、選手の人間性の掌握に着手。鈴木強化部長も「選手がゲームを精いっぱい楽しむのか、斜に構えて取り組むのかよく見ている」と感心した。人となりを知ることから新監督の改革が始まる。
[2007年2月8日7時52分 紙面から]
昨季の精神力とは異なる「人間性」というキーワードを前面に押し出してきた。
思い起こせば、トルシエ氏が2002日韓の日本代表メンバー選考時にも「人間性で選んだ」と発言し、ジーコも人間性を重視していたことが記憶に新しい。
集団スポーツであるサッカーに人間性は最重要ファクターであろう。
伊達政宗も毛利元就も若かりし頃には器量や器で悩んでおる。
世に事を為すには必須と言わざるを得ない。
つまり己に勝つ事こそが肝要である。
鹿島オリベイラ新監督が「人間観察」に目を光らせた。宮崎合宿2日目の7日、午前、午後の2部練習は計5時間半に及んだが、最も長い時間が割かれたのは戦術練習ではなく約2時間のレクリエーション的なゲーム。チームに分かれ、重さのあるボール2個とコーンを両手で持ち運ぶ競走や、ビーチフラッグに似たゼッケン取りゲームなどで盛り上がった。同監督が観察していたのは勝敗ではなく、選手の取り組む姿勢や喜怒哀楽の感情だった。
「サッカーは楽しいスポーツ。生の人間の気持ちを出してやる方が見る方にも楽しさが伝わる」と持論を説いた。前夜のミーティングでもフロントに「選手の人間性を見ている」と狙いを説明した。体力強化よりも、戦術浸透よりも、選手の人間性の掌握に着手。鈴木強化部長も「選手がゲームを精いっぱい楽しむのか、斜に構えて取り組むのかよく見ている」と感心した。人となりを知ることから新監督の改革が始まる。
[2007年2月8日7時52分 紙面から]
昨季の精神力とは異なる「人間性」というキーワードを前面に押し出してきた。
思い起こせば、トルシエ氏が2002日韓の日本代表メンバー選考時にも「人間性で選んだ」と発言し、ジーコも人間性を重視していたことが記憶に新しい。
集団スポーツであるサッカーに人間性は最重要ファクターであろう。
伊達政宗も毛利元就も若かりし頃には器量や器で悩んでおる。
世に事を為すには必須と言わざるを得ない。
つまり己に勝つ事こそが肝要である。