鹿島アントラーズ原理主義

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浦和戦プレビュー

2007年04月28日 | Weblog

【J1:第8節 鹿島 vs 浦和 プレビュー】柳沢、岩政の攻守の柱を欠きながら、一丸となって浦和に挑む鹿島。J13連勝を狙う [ J's GOAL ]
4月29日(日)J1 第8節 鹿島 vs 浦和(16:00KICK OFF/カシマ)
今季は開幕からリーグ戦5試合未勝利という苦しいスタートを強いられた鹿島。しかし4月14日の横浜FC戦で初勝利を挙げ、21日の清水エスパルス戦で連勝と、ようやく低迷から脱出しつつある。ところがそんな時になって、好調のキャプテン・柳沢敦が左足第5中足骨骨折で全治約3ヶ月の重傷を負い、岩政大樹も鼻骨骨折で全治約6週間と診断された。「攻守の大黒柱」を欠く中、彼らは昨季のJ1王者・浦和レッズをホーム・カシマスタジアムで迎え撃たなければいけない。
それでも、明るい材料がないわけではない。清水戦からスタメン復帰した野沢拓也が調子を上げており、彼同様に長期離脱を強いられていた田代有三も復帰。先発できるところまで回復してきた。ベテランDF大岩剛も体調万全の状態で岩政の代役を務められそうだ。この状況をオズワルドオリヴェイラ監督も前向きに捉えている。今こそチーム一丸となって浦和を叩きたい。

J1第8節、鹿島対浦和が明日29日、16時から行われる。前節までの順位をおさらいすると、鹿島は2勝2敗3分の勝点9で10位、浦和は4勝1敗2分の勝点14で4位となっている。鹿島にしてみれば上位浮上、浦和にしてみればトップ3返り咲きを狙う重要なゲームといえる。
鹿島イレブンは昨季の浦和とのホームゲームを忘れてはいけないだろう。まだ優勝の可能性が残されていた8月中旬。鹿島は柳沢のゴールなどで2点を先制しながら浦和の脅威の粘りにあって2点を失い、痛いドローを強いられた。このショックが後々まで影響し、チームは失速。悲願のタイトルから遠ざかってしまった。だからこそ、今回は浦和にリベンジを果たさなければならないのだ。
柳沢と岩政の離脱は厳しいが、選手たちは確実に自信を取り戻しつつある。今季、オズワルドオリヴェイラ監督が「攻撃の核」と位置づける野沢が戻ってきたことで、攻撃のリズムが明らかによくなった。ボランチに中後雅喜が入り、右に野沢、左に本山雅志、トップ下にダニーロという中盤のダイヤモンドも以前より機能するようになってきた。ダニーロとマルキーニョスも開幕当初より目に見えて動きがよくなった。それも指揮官にとっては力強い。今回、マルキーニョスのパートナーに興梠慎三が入るのか、復帰したばかりの田代になるのかはまだはっきりしないが、いずれにしても気迫あふれるプレーを見せてくれるのは間違いない。

守備陣の方は現在、岩政とファボンの両センターバックが離脱中。今回は青木剛と大岩剛がコンビを組むことになる。彼らは昨季から何度も一緒にプレーしていて、お互いの特徴をよく理解している。浦和には絶対的な得点力を誇るワシントンがおり、永井雄一郎とポンテもつかまえにくい動きをする。まずは両センターバックがワシントンを確実に封じること。永井ら他の選手たちは中盤や両サイドバックと連携しながらフリーにさせないこと。それを徹底したい。
浦和は激しいプレスからボールを奪い、素早い攻撃をしかけてくるカウンター型のサッカーを指向する。逆に鹿島は以前より長いボールが増えたとはいえ、小気味いいパス回しからの組み立てをベースとするチームだ。つまり、鹿島が悪い形でボールを失えば、すぐさま浦和の決定機に直結するということ。浦和につけ入るスキを与えないためにも、中盤のつなぎを確実にし、ムダのないスムーズなボール回しをすることが重要になる。

対する浦和だが、25日にアウェーでAFCチャンピオンズリーグ・上海申花戦を戦ったばかり。コンディション的には明らかに不利である。小野伸二が古傷の左足首と左ふくらはぎ痛を再発させ、ワシントンや永井もケガを抱えるなど、チーム状態も厳しい。しかしその3人とも27日の練習でミニゲームに参加。どうやら鹿島戦には出場しそうだ。しかも浦和は前節・川崎フロンターレ戦に敗れ、ホーム無敗記録が25で途切れたばかり。昨季王者の誇りと意地にかけても、鹿島に負けて、連敗を喫することだけは許されない。相当な意気込みでこのゲームに向かってくるはずだ。

両者の今後を左右する一戦にふさわしく、チケットはすでに3万7000枚が売れており、当日までには完売になる見通し。スタジアムの開門はキックオフ3時間前の13時だが、連休中とあって相当な混雑が予想される。鹿嶋市内は久しぶりに大いなる熱気に包まれるだろう。

明日のゲームのスタメンを予想すると、鹿島はGK曽ヶ端準、DF(右から)内田篤人、青木、大岩、新井場徹、ボランチ・中後、右MF野沢、左MF本山、トップ下・ダニーロ、FWマルキーニョス、田代か。一方の浦和はGK都築龍太、DF(右から)山田暢久、坪井慶介、田中マルクス闘莉王、阿部勇樹、ボランチ・鈴木啓太、長谷部誠、2列目・ポンテ、小野、FW永井、ワシントンの4-4-2だろう。

29日の鹿嶋地方の天候は晴れ、気温は18度とまずまずのサッカー観戦日和。大観衆で埋め尽くされたカシマスタジアムで、歴史に残るような熱戦を期待したい。
以上

最後に聖地で勝利の美酒に酔ったのは2003年まで遡らねばならぬ。
GK  曽ケ端 準
DF  名良橋 晃
DF  秋田 豊
DF  大岩 剛
DF  相馬 直樹
MF  青木 剛
MF  中田 浩二
MF  小笠原 満男
MF  フェルナンド
FW  エウレル
FW  平瀬 智行

GK  高嵜 理貴
DF  池内 友彦
MF  本田 泰人
FW  長谷川 祥之
FW  深井 正樹

上川主審の悪意にも負けず、エウレル・名良橋・フェルナンドで快勝であった。
風の子は先制点にアシストと絶好調。
トニーニョ・セレーゾ最強時代を思い出させる。
通年で活躍できれば歴史は大きく異なっていたであろう。
今となっては想い出である。


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