鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

神戸戦コメント・報道

2014年05月29日 | Weblog
Jリーグヤマザキナビスコカップ 予選リーグ 第6節


鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・今日先発したメンバーがここまでの中心だし、連係面もコンビネーションもしっかりしているので、意思の伝達がスムーズかと思っていた。序盤からプレッシャーをかけ、点を取っていこうと言っていたし、チャンスは多くあった。非常に残念だったのは、失点するまで責任感を感じていない選手が数人いたこと。このクラブは多くのタイトルを獲ってきたし、このナビスコカップはクラブにとっても大切なタイトル。今日勝てば予選リーグ突破できる可能性は大きくなったし、そのためにもどう戦うかを伝えたつもり。その消極的な姿勢に対して、私は悲しく思う。

・勝つという欲があったのか、そういう部分は改めなければいけない。私は試合を消化する選手を育てているわけではなく、勝つために戦う選手を育てている。それはハーフタイム中に強く選手たちに伝えた。お金をもらっている以上、勝つ姿勢をお客さまに見せることは当然。それができなければ、プロとは言えない。一生懸命プレーすることは当たり前だし、勝負にこだわる姿勢を示すことがとても重要なことだと思う。今日の消極的な姿勢は見ている皆様に伝わったと思うし、それはプロとしてあってはならないこと。後半になって、まだ良くはなったと思うが、若いチームだから故の経験のなさも出た。しかしそれは指導していけば、改善できる部分だし、私は彼らの吸収したいという気持ちを感じている。ただ今は2、3人の選手がいつもの力を発揮できなければ、全く違うチームになってしまうのが現状。相手がどのような対策を取ってくるのかを試合の中で分析し、対応できるまでやらなければいけない。言われていないから分からないでは、まだ未熟と言える。臨機応変に対応しなければいけない場面というものは、試合中は必ず出てくる。セオリーを今はたたき込んでいる段階で、相手のやり方に適時対応する方法を身につけていかなければならない。

・忘れていけないことは、神戸はしっかりやらなければいけないことをしっかりやっていたことだし、そこは称えなければいけない。我々にはやらなければいけない課題がたくさん残っている。ナビスコカップではまだ1試合残っているので、それに対して先ずは全力を尽くす。

・自力での突破は難しくなって、他の試合の結果に左右される。しかし言えることは、ホームゲームで勝てていれば、全く問題なかったということだ。



【野沢 拓也】
負けるのは本当に悔しい。まだ終わったわけではない。ホームで最近勝てていないというのがあった。次もホームだし、勝たなければいけない。勝たないと、ついてくるものもついてこない。次勝つことが、大事。

【昌子 源】
負けたら、全部言い訳になる。この結果を受け止めていく。これが実力。G大阪戦に続いて立ち上がりにやられたのも敗因の1つだと思う。どんな立場であれ、次の清水戦は絶対に勝ちます。誰が、ということではなくチーム全体の責任。試合が終われば結果論でいろいろなことが出てくるが、全部言い訳になる。この敗戦をしっかり受け止める。中断前にサポーターの方に勝つ試合を届けたいので、引きずらずに良い形で臨みたい。清水戦に出たからには、無失点で行きたいし、立ち上がりの失点も多いので、声を出してまとめていきたい。勝たなければ意味がない試合だった。まだ(予選突破の可能性は)ゼロじゃないから、諦めるわけにはいかない。1%でも可能性があるなら、全員でしっかりつかみに行きたい。誰1人として諦めていない。1%でも、0.1%かもしれないけど、それをつかみに行くために死に物狂いでやる。

【豊川 雄太】
力不足。コンビネーションで崩していく場面は何回かあった。あのような場面を増やしていきたい。それをあまり出せなかった。悔しい。絶対に負けられない戦いだったから、勝てなかったのは悔しい。前半を見ていて、早い段階で失点してしまった。チームとしては、25分以内に1点を取ることを目標として試合に入った。そこで取れなかったのも痛かった。パスやコンビネーションをもうちょっと上げていく必要があるのかなと思う。

2014年05月28日(水)


本日行われたナビスコ予選 第6節 神戸戦は、0-3で負けを喫しました。

【ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs 神戸】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(14.05.28)
5月28日(水) 2014 ヤマザキナビスコカップ
鹿島 0 - 3 神戸 (19:00/カシマ/6,054人)
得点者:9' 杉浦恭平(神戸)、57' 大屋翼(神戸)、75' 橋本英郎(神戸)
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:最初の1点目が痛かったと思います。今日のメンバーだと縦に速いサッカーになってしまうため、後半に中盤の選手を代えたと思いますが、もともとはどういう狙いがあった起用だったのでしょうか?

「今日先発したメンバーがこの5カ月間ずっと先発したメンバーであり、連携や連動、お互いの特長や癖、お互いの長所や短所ということもよく理解している。そうすると試合の戦法を考えた時にやりやすい、あるいは意思の疎通が簡単に伝達できるのではないかと言う思いがありました。今日は立ち上がりの20分で圧力をかけて1点を取りにいこうと指示を出しました。残念ながら失点する前に、おそらくこの試合の90分のなかで得点になりそうな場面が、我々に4回から6回くらいあったのではないかと思います。僕は戦法、あるいは今日について求めたものがありました。

非常に残念なのは、失点するまで、何名かは責任の無さが見える姿勢があったことを非常に残念に思いました。このクラブというは数多くのタイトルを獲ってきたクラブです。ヤマザキナビスコカップというのは僕にとってもクラブにとっても非常に重要な大会であり、今日勝てば予選突破できる可能性が、次節で勝つよりももっと可能性の高いところに持っていくことができました。その条件を達成しないといけないと伝えた上で、こういう戦法をとってこう戦っていくんだということを伝えました。その上で、自覚の無さ、責任感の無さが、結果よりも残念な気持ちになります。

例えば、相手が得点をした時、そのあと当然ながら時間を稼いだりゆっくりしたプレーをする中で、誰一人としてもレフリーにアピールしたり、ボールが出たところでボールを拾ってその場所においてリスタートを早くさせるとか。そういうような姿勢で積極性や勝ちたい欲があるのかないのかがわかる。それは言葉ではなく表現です。間違いない、嘘のない姿勢なので、そういった部分は改めないといけない。僕は試合をこなす選手を育てているつもりはないですし、常に勝負にこだわる選手、どんな状況でも最後まで諦めない姿勢を見せる選手を育ててるつもりです。僕はハーフタイムで選手の意識を少しでも変えられればと思いました。彼らに言ったのは、この試合もしかして0-3や0-4で負けてもいい。ただ、最低限戦う姿勢や一生懸命やろうとしている気持ちを見てる人にちゃんと伝えないといけない。お金をもらっている以上、一生懸命やることは基本的な部分であって、それを示さないのはあってはいけない。それはプロ意識の無さであり、許されるべきことではありません。僕を含めて選手、スタッフ全員が、テレビを通じて応援してくれてる皆さんや今日来て下さってる皆さんに対して一生懸命やることは当たり前のことです。熱くなる、熱くならないということの度合いは、勝負にこだわる意識や競争意識を示している。今日は水曜日だ、夜だ、蒸し暑いな、という印象を、僕だけでなく前半を途中から見ていた人は感じてしまったと思います。それは、指導者としてはとても残念なことであってはならない。最低限のことはやらなければならない。

後半になって、少しはそういう一生懸命な姿勢を見せたところはあるかもしれません。どうしてもビハインドという状況だったので、バランスを崩しながらやらなければいけませんでした。バランスを崩しながらでも気の利いたポジショニングだったり、あるいはプレーを切ることができれば、また違うのですが、どうしても若いチームですので、若さ故の経験の無さのところでちょっと物足りないところがありますけれど、指導していけば彼らは良くなっていくという自信を僕は持っているし、彼らもその自信を持っている。吸収したいという気持ちは若手に関しては評価したいと思います。この半年間の中で、チームは残念ながら組織としての成熟は、まだできていないし、個人の部分でもやっていかないといけない。あとは2、3人の選手のパフォーマンスによっては、チームの成績やパフォーマンスに影響してしまっています。週に1回の試合だとなんとかいけるけど、週に2回だとだんだんパフォーマンスが低下してしまう。そうなるとチームがコロッと変わり、同じメンバーでありながら違うチームに変貌してしまいます。まだ、組織として、チームとしての完成度は遠い話しなので、徐々にやっていかないといけません。試合の中でやっていいプレーとやってはいけないプレーが存在するが、まだ若さ故に、これはどうなんだろうと、瞬時の判断ができていない。相手が何をどのように狙っているのか、相手がどのように対策を取ろうとしているのか、ということを試合のなかで対応できていない。分析は試合の前にミーティングで伝えますが、ただ試合中は人間がやっている以上、自分たちが変化を加えるのと同様に、相手もいろんな変化を加えて来ます。それを読んで次の対応をしないといけない。言われてないから対応できません、ということでは未熟さに繋がる。そこをもう少し改善しないといけないと思います。臨機応変に、Aプラン、Bプラン、Cプランまでは伝えますけど、Dプランは自分で臨機応変に感じて対応しないといけない。そういう場面が試合中には存在するので、うまく指導していきたいと思います。まず基本的なベースとサッカーのセオリーがあるので、それを叩き込んでいるところです。それができるようになれば、おそらく勝っている時、負けている時、引き分けている時というベースの中で、次は不利か有利な状況になった時、どのように対応していくのかとうことを、相手の圧力やジャッジの影響があるなかで、精神状態や技術、体力といういろんな変動する自分のなかの要素を考えながら対応する術を身につけないといけません。

半年間、指導する中で若手に対しては何の不満もない。多少のミスというのは存在するし、逆に彼らはそのミスをしないと、言葉や練習で示したとしてもわからない。そのミスを犯したことで指摘され、これなのか、とわかるようになるし、やろうとしている気持ちもある。そこに関しては不満はないです。しかし、もし物足りなさを感じているというところであれば、中堅とそれ以上の選手たちが、もうちょっと彼らはできるはずなのに出し切れていないという気持ちがあります。中堅組とベテラン組がもっとチームに貢献できるのにな、という気持ちがあります。試合に負けた後なので、ああだこうだと言えるかと思いますが、全体的にはそのような状況かと思います。

ただ、忘れてはいけないのはヴィッセルさんのメリットです。彼らが決めるべきところでしっかり決め、やろうとすることがピッチのなかで示されたということは、ヴィッセルさんに関してはおめでとうと言いたいです。我々がやらなければいけない課題は多くあると思います。まだ、ヤマザキナビスコカップは1試合残っていますし、そこに全力を尽くして準備したいと思います。その後は中断しますけど、この半年やったメンバーの中で見直さなければいけないところもあるだろうし、それは一人ひとりが中断明けに示す日々の姿勢と努力を見ながら、あとは成長と向上心という部分を見ながら、またチームを一段と底上げできればと思っています。

あとは交代のところで、豊川選手をカイオ選手に代えていれたところで、最低限守備でがんばる、生き生きした気持ちを示してくれました。それだけでも、微力と言われるかもしれませんが、チームにとっては良い血や空気を循環させるようになりました。また、遠藤選手は前半で一生懸命やってくれましたが、前半の終盤の方で疲れているように見えましたし、おそらく前半でチームで一番チャンスが多かった選手ではなかったかな、と思います。あとは土居選手のところに柴崎選手を入れました。土居選手については、正直、僕の我慢も限界に来ていました。前を向く、シュートを打つということを5カ月間言い続けてきました。それを改善できないようであれば限界です。同じようにサイドハーフがシュートを打たない。ボランチがペナルティエリアの前に来てシュートを打たない。サッカーの基本的なセオリーであり、両サイドハーフは何回ペナルティエリアに侵入するのか、何回シュートを打つのか。ボランチがペナルティエリアの前に顔を出して何回シュートを打つのか。FWが何回シュートを打つのか。それは僕が決めたルールではなく、選手を獲得する上でのセオリーであって、選手を獲得する際には世界にはそういう基準の下で判断しています。そのセカンドストライカーが相手に対して何の怖さも与えない。両サイドハーフもシュートを打たない。ただ、ボールを保持する、パスワークをするだけの選手だったら、相手は何の怖さも抱かない。そういうところで改善する余地はあり、指導する甲斐もあります。それをもっと良くしていきたいと思います。

ここ5、6試合くらい、ずっと取材している方であればわかると思います。チャンスをつくれど決められないということが続いていると思います。10回チャンスをつくってやっと1点取れるかな、という状況になってしまっている。この間、冗談で言いましたが、ただペナルティエリアに突っ立ってるだけで点を取ってくれる選手が欲しいと思います。それくらいの思いがしてきて、寂しい思いがしています。日々クラブハウスに来ている記者であればわかると思いますが、おそらく練習の大半の時間はシュート練習ばかりのものになっている。やっていないわけではないので、寂しさが募るばかりです」

Q:ヤマザキナビスコカップの突破が厳しくなった結果について改めてお願いします
「自力では難しくなりました。他会場の結果によっての状況です。ただ、言えることはホームワーク、つまりホームでの試合に勝っていればなんの問題もない状況であって、去年とは逆の状況だと思います。ナビスコカップの前節をご覧になっているかわかりませんが、どれだけチャンスをつくればいいんだ、という試合だったと思います」

以上

【ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs 神戸】試合終了後の各選手コメント(14.05.28)
●豊川雄太選手(鹿島):
「力不足です。コンビネーションで崩していく場面は何回かあった。そういう場面を増やしていきたいと思ったけれどあまりだせなかった。悔しい。絶対に負けられない戦いだったから勝てなかったのは悔しい。前半を見ていて、早い段階で失点してしまった。チームとしては25分以内に1点を取ることを目標として試合に入った。そこで取れなかったのも痛かった」

●昌子源選手(鹿島):
「結果を受け止めるしかない。これが実力です。可能性がゼロじゃないなら諦めるわけにはいかない。この結果を引きずらず良い形で次の試合に入りたい」

[ ヤマザキナビスコカップ:第6節 鹿島 vs 神戸 ]


ホームの鹿島は、神戸に0-3と敗れて無念のヤマザキナビスコカップ予選敗退となった。写真は、試合に敗れ下を向く選手たち。

鹿島に快勝で3連勝の神戸が3位浮上。予選突破に望みをつなぐ
14/5/28 21:55

[5.28 ナビスコ杯第6節 鹿島 0-3 神戸 カシマ]

 ナビスコ杯は28日、グループステージの第6節を行った。カシマスタジアムでは、勝ち点6で並ぶ鹿島アントラーズとヴィッセル神戸が対戦。アウェーに乗り込んだ神戸が、前半9分にMF杉浦恭平のゴールで先制すると、後半にも2点を加えて3-0で勝利。ナビスコ杯3連勝で、勝ち点を9に伸ばして3位に浮上した。一方、最終節に2位の清水エスパルスとの対決を残している鹿島は、自力でのグループ突破がなくなっている。

 立ちあがりから積極的な神戸は、前半2分にFW森岡亮太が左サイドから切り込み、シュートを放つがボールはクロスバーを越える。対する鹿島も7分、MF遠藤康がドリブルから左足でシュートを放ったが、GK山本海斗に防がれた。

先制点が入ったのは、9分だった。神戸は中盤でMFチョン・ウヨンがMF小笠原満男からボールを奪う。最終ラインの背後を取っていた杉浦にパスを送ると、PA内までボールを運んだ背番号20は、冷静にGK曽ヶ端準の股下を射抜き、先制ゴールを挙げた。

 対する鹿島も前半28分に小笠原のCKから遠藤がミドルシュートを放つが、クロスバーに嫌われる。この時間帯から攻勢になった鹿島は、33分にも左サイドからDF山本脩斗が上げたクロスを受けたFWダヴィがオーバーヘッドでゴールを狙ったが、枠を捉え切れず。アディショナルタイムのダヴィのヘッドも、クロスバーを越えて、鹿島は1点を追う形で前半を終えた。

 後半開始から鹿島は遠藤とFWカイオを下げ、MF野沢拓也、FW豊川雄太を起用して反撃に出る。しかし、この試合2点目を挙げたのは、神戸だった。後半12分、森岡のスルーパスを受けたMF大屋翼が右足でシュート。GK曽ヶ端も懸命に反応したが、弾き切れずにボールはゴールへ転がり込んだ。

 さらに神戸は後半30分にも途中出場したMF橋本英郎がDFを一人かわして、PA外から右足で強烈なシュート。これがGK曽ヶ端のミスを誘発し、ゴールネットを揺らした。このまま3-0で勝ち切った神戸が、勝ち点3を上積みして3位に浮上。鳥栖に敗れた清水と勝ち点9で並んでおり、グループリーグ突破に望みをつないでいる。

鹿島決勝T進出絶望的、セレーゾ監督も爆発
<ナビスコ杯:鹿島0-3神戸>◇1次リーグ◇28日◇カシマ

 勝ち点6で並んでいた4位鹿島が、5位神戸に完敗して決勝トーナメント進出が絶望的になった。前半9分、中盤でボールを奪われてからの縦パス1本でGKと1対1にされ、神戸MF杉浦恭平(25)に先制点を献上。後半12分にもDFラインを破られて追加点を許し、同30分にはミスで3点目を失い万事休した。

 攻撃陣は数多くのチャンスをつくりながら最終的に無得点。FWダビ(30)はシュートを8本も打ったが、決定力が乏しかった。勝ち点3差で追う2位清水が敗れたため、数字上は6月1日に1次リーグ突破の可能性を残したが、得失点差が6あり厳しい状況。05年以来、9年ぶりに決勝トーナメント進出を逃す可能性が極めて高くなった。

 ホームのサポーターから激しいブーイングを浴び、トニーニョ・セレーゾ監督(59)も試合後の会見で爆発。通訳を挟まず計15分間、まくし立て「何人かの選手の責任のなさが、この結果を招いた。我慢の限界に来た選手もいる。ゴール前に突っ立っているだけで点が取れるFWが欲しいよ。普段の練習を取材している人は分かると思いますが、大半はシュート練習なのに…。寂しさが募るばかりです」と嘆いた。
 [2014年5月28日22時46分]

鹿島9年ぶり1次リーグ敗退濃厚
<ナビスコ杯:鹿島0-3神戸>◇1次リーグ◇28日◇カシマ

 鹿島は神戸に完敗し、9年連続の決勝T進出が厳しくなった。最終節は6月1日に行われる。

 05年以来9年ぶりに決勝T進出を逃す可能性が極めて高くなった。0-2の後半21分からW杯の日本代表候補だったボランチMF柴崎岳(22)をトップ下に上げて勝負に出たが、完敗。選手出口ではイレブンに罵声が浴びせられた。数字上は最終節まで突破の目を残したものの、勝ち点3差で追う2位清水とは得失点差6。トニーニョ・セレーゾ監督(59)は「我慢の限界に来た」と怒り心頭だった。
 [2014年5月29日7時46分 紙面から]

鹿島、2005年以来の1次L敗退の危機/ナビスコ杯

試合に負け、うなだれる鹿島・柴崎(左) =県立カシマサッカースタジアム(撮影・中井誠)

 ヤマザキナビスコ杯1次リーグ第6節A組(28日、鹿島0-3神戸、カシマ)鹿島は試合開始直後に遠藤が立て続けに絶好機を逃したのが痛かった。前半9分に先制を許すと、カウンターを狙う神戸の術中にはまって完敗。2005年以来となる1次リーグ敗退の危機に立たされた。

 最近は決定力不足が顕著。セレーゾ監督は「チャンスを10回つくって1点取れるかどうか。練習の大半をシュート練習に費やしているだけに寂しい限りだ」と嘆いた。(共同)


試合に負け、うなだれて引き上げる鹿島・小笠原(右から2人目)ら鹿島イレブン=県立カシマサッカースタジアム(撮影・中井誠)


前半、突破をはかる鹿島・柴崎(中央)=カシマ(撮影・中井誠)


結果は無念であり、それがコメントに表れておる。
特に指揮官は長く喋り、意をぶつけておるように思える。
しかしながら、全てが本心ではなかろう。
世界を知るトニーニョ・セレーゾ監督が、心を見透かされるようなことを述べてしまうようなことはせぬ。
選手には冷静な分析と、今後の修正点をきちんと伝えることとなろう。
その成果が中3日の日曜日に発揮されるはず。
わずかながらに残ったトーナメント進出の望みを信じてスタジアムに向かいたい。

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