鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

ジュビロ戦コメント・報道

2009年10月18日 | Weblog
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
小笠原のポジションを上げたのは、これまでの小笠原がボランチながら見せていた攻撃的なプレーの利点を生かしたかったから。ボランチに入った中田は、ビルドアップもできるし、安定性もある。新しい布陣でいきなり全てが機能するとは思っていないし、これからまた微調整をしていきたい。今日負けなかったことで何かを得られたと思うし、それを選手が感じてくれていればいいと思う。

【J1:第29節 磐田 vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(09.10.17)
10月17日(土) 2009 J1リーグ戦 第29節
磐田 0 - 0 鹿島 (19:03/ヤマハ/14,126人)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):

Q:今日の試合の出来に対する感想と、小笠原満男選手を攻撃的なポジションに上げて、中田浩二選手をボランチに起用した狙いを教えてください。
「どうしても相手が引いて、まず2トップを抑えてくるという作業をしてくるので、機動性というものをうまく活用しなければいけない。そうすると、どちらかのFWがサイドに流れることが多くなる。そうするとサイドは崩せるが、中に詰める選手がいないというところで、小笠原がボランチでありながら何度も攻撃参加し、得点も決めているので、そういう利点をうまく活用できればと。当然、本山が中盤に入っていると、機動性が生かされてうまく絡みはできるが、今度は逆に詰めるという作業ができないので、そこをひとつ違う方法で狙ってみるというのも非常に重要だと思う。また、中田を入れることによって、中盤のビルドアップや安定性という部分を求めることができるし、そういう狙いもあった。
中田にも、1日でも早く良い状態に戻ってほしいという願いを込めてスターティングメンバーに入れたわけで、あれだけの能力を持った選手なので、何かやってくれるのではないかという期待もあった」

Q:今日の小笠原選手と田代有三選手の実際の出来と、後半に田代選手を入れた意図を教えてください。
「今回は初めて新しい組み合わせをした試合だったので、いきなりすべてが機能するとは考えていなかった。もう少し微調整や時間を必要とすると思う。それを選手と共にしっかりとやっていければいけないと考ている。
田代の投入は、どうしても大迫が空中戦で競り勝ちきれない、ボールを収めることができない、そこで起点を作るということがまったくできていなかった。とくに空中戦でそれが目立ったので、田代を入れて、そこでハイボールに対する対応がうまく前線でできればと思った。後半の早い時間にいきなりチャンスがあったし、それ以外でもチャンスを作ってくれたのではないかと思う」

Q:新しい選手がすべて機能するとは思わなかったと言われましたが、終盤の勝負どころでなぜ急に形を変えたのでしょうか。
「私が今いきなり急に変えたわけではなくて、何度も変えたことはあった。1年目のときも、一時期は柳沢から田代に代えていた時期もあったし、ダニーロやファボンが良いパフォーマンスではなかったので代えたりした。中盤でも青木が急にレギュラーになったということもあったし、去年は興梠だったり、他にも何度も選手を入れ替えたりしている。急激な入れ替えをしたこともあったし、徐々に入れ替えたりすることもあった。今シーズンにおいても、大迫やパクもいるし、そうした変化を求めたことも何度もある。
また、どの時期にどういうふうにやるのかというのは、監督として見極めないといけないので、多少我慢するということも考えなければいけない。急激にパフォーマンスが低下したからといって、そのまま選手を外してしまって、シーズンを終わらせてしまうというのは好ましいことではない。チームのことも考えて、そのタイミングを見極めて、いろんな刺激を入れて、それでも改善がなければ、それは交代をするタイミングでもある。いろんな面で、選手のケガの状態や調子も含めて、考えて配慮しなければいけない。細かい情報を分析したうえで、いかにしてもっとチームを良くしていくかということを判断しないといけない。今回、皆さんは急激に代えたと言うが、選手は機械ではなくて人間なので、調子が良いときもあれば悪いときもある。旬の選手を使ったり、調子の良い選手を使ったり、調子を落としている選手もいるので、そこをうまく微調整していくというところを考えて監督の職務をしている。だから、そんなに変わったことをやっているとは、私は思っていない」

Q:今日の試合内容に関しては、次につながる手応えは感じていますか。
「当然ながら急激に効果が出るときも、効果が出ないときもある。ただ、選手には勝敗は大きな影響を与えるので、やはり負けなかったということは大きいし、何かの効果や何かを得られたというように選手が感じていればいいと思う。あとは少しずつこの形で成熟していくということが重要であって、その微調整というものをしっかりと、選手と共にやっていければと思う。残り5試合なので、少しでも勝点を取って、上位にいければという考えでいる」


以上

【J1:第29節 磐田 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(09.10.17)
●岩政大樹選手(鹿島)
「もちろん課題もあるが、結果として失点ゼロに終わったのは久しぶりだし、良かったと思う」

Q:相手は2トップにボールを集めて、2列目、3列目から飛び出してきたが?
「向こうは個人の能力が高い選手が揃っていたし、そのへんで恐さはあったが、(中田)浩二さんが入ってバランスという面ではとってくれる選手なので、大きく崩れるという印象はやっていてなかった。それほど問題はなかったと思う」

Q:勝点1を取ったことによって、気持ちの面が変わってくるきっかけになりうる?
「もちろん、負けるのと引き分けはまったく違う。引き分けと勝ちも違うが、今の時期は負けと引き分けの違いのほうが大きいと思う。最後まで勝ちを信じて戦って、勝ちたかったけど、アウェイで相手も悪いサッカーをしていなかったし、とりあえずしょうがないと思って、次の試合(10/24@カシマ vs千葉)で頑張るしかないと思っている」

Q:まだモヤモヤしたところが取れるというところまではいかない?
「完全にではないけど、今日は0-0の時間を長くするということを、いちばんのテーマにチームとしてやっていたので。とくにホームに帰れば、0-0の時間が長くなれば、後半にある程度押し込んで点を取って勝つということができると思う。今日はアウェイだったので、多少そのへんはしょうがなかったところもあると思うが、とにかく今日は自分たちが0-0の時間を長くすることができたことで、多少チームの中の雰囲気は多少変わったかなという気がする」


[ J1:第29節 磐田 vs 鹿島 ]

シュート20本を放った磐田の猛攻を、無失点で抑えきったGK曽ヶ端準(右・鹿島)。鹿島は半分のシュート10本に終わり、こちらも無得点。スコアレスドローながら、リーグ戦連敗を5で止めた。

鹿島ドローで55日ぶりの勝ち点/J1

後半、磐田FW前田に背中を押され、大きく吹っ飛ぶ鹿島MF小笠原
<J1:磐田0-0鹿島>◇第29節◇17日◇ヤマハ
 絶不調に陥っている王者鹿島が苦戦の末に勝ち点1を手にした。シュート数は磐田の半分の10本。前半は猛攻にさらされながら、つかんだドローで連敗を5で止め、DF岩政は「この時期だから、負けるのと引き分けでは全然違うと思う」と冷静に振り返った。

 厳しい戦いだった。MF小笠原を日本では3年2カ月ぶりに攻撃的MFに上げ、MF中田を守備的MFに配置する「緊急シフト」も前半は不発。中盤でパスミスが多く、2カ月ぶりの先発のFW大迫も得点に絡めず、磐田ゴールの枠に飛んだシュートはゼロだった。

 後半開始からFW田代、同19分からMF増田らを投入して流れを変えたが、得点は奪えず。それでもDF伊野波が「これだけ攻められてゼロで無失点のドローは、精神的に大きい」と話したように、5連敗中に13失点した守備陣が20本のシュートを浴びながら完封したのは収穫だ。

 首位川崎Fと勝ち点差1の2位の座は死守した。オリベイラ監督も「終盤に上位対決があるので何が起こるか分からない」と言った。8月23日の東京戦(3-1で勝利)以来、55日ぶりの勝ち点が再浮上の糸口になるか。
【菅家大輔】
 [2009年10月18日8時5分 紙面から]


鹿島連敗ストップも…新布陣機能せず

<磐田・鹿島>後半、サイドからのクロスに鹿島・田代有三、マルキーニョス(右)が詰めたがゴールならず
Photo By スポニチ

 【鹿島0―0磐田】連敗は5でストップしたものの、鹿島イレブンに笑顔はなかった。磐田と0―0のスコアレスドロー。8月15日の大分戦以来、8試合ぶりに無失点に封じて第3節以来26節ぶりのトップ3陥落こそ免れたが、首位に再浮上するための勝ち点3は奪えなかった。

 この日はボランチの小笠原を左MFに上げ、ボランチにはMF中田を起用。試合前日の紅白戦でテストした急造布陣で臨んだが、序盤からホームの磐田に圧倒的に押し込まれた。後半にFW田代、MFダニーロ、増田を入れてようやく反撃に転じても最後までゴールは遠かった。

 DF岩政は「0―0の時間を長くすることをテーマにしてた。この結果を次につなげたい」と前を向いたが、J史上初の3連覇へ向けて置かれている状況は依然として厳しい。攻守が連動した鹿島のサッカーを取り戻さなければ、頂点は見えてこない。

40 小笠原満男(おがさわら・みつお)MF
鹿島 生年月日:1979/4/5 出身:岩手 身長:173 体重:72

9 田代有三(たしろ・ゆうぞう)FW
鹿島 生年月日:1982/7/22 出身:福岡 身長:181 体重:77

18 マルキーニョス(マルコス・ゴメス・デ・アラウージョ)FW
鹿島 生年月日:1976/3/23 出身:ブラジル 身長:174 体重:76

[ 2009年10月18日 ]

0―0ドロー!6戦勝利なし…鹿島

前半、磐田・茶野(右)のタックルを受け倒れる鹿島・大迫
 ◆J1第29節 磐田0―0鹿島(17日・ヤマハスタジアム) 鹿島が泥沼から抜け出せない。0―0の引き分けで6連敗こそ免れたが、序盤からピンチの連続。前半29分、ロングボール1本から磐田FWイ・グノに1対1の決定機をつくられると、同32分、後半7、9分にもサイドから再びつくられる。GK曽ケ端のスーパーセーブ連発で失点こそ防いだが、決壊は時間の問題。ただ、その前に90分を迎えただけだった。

 采配も実らなかった。オリヴェイラ監督は15日の紅白戦後、運動量不足からプレスがかからない主力組に激怒。「走ることから始まるんだ」と声を荒らげた。それを機にメンバー変更を決断。MF中田をボランチで先発させ、MF小笠原を06年8月以来、3年ぶりに2列目で起用。5連敗中のチームに活とテコを入れ、6試合ぶりの勝利を目指した。

 それでも、FWマルキーニョス、大迫の2トップにボールが収まらず、ボール支配も磐田に上回られた。DF岩政は「この磐田戦が(3連覇への)ラストチャンスと思ってやるしかない」と話していたが、ラストチャンスで結果を残せず、首位との差は広がった。

(2009年10月18日06時01分 スポーツ報知)

J1鹿島不発ドロー
2009/10/18(日) 本紙朝刊 総合1面 A版 1頁
 J1鹿島は17日、ヤマハスタジアムで磐田と対戦し、0-0(前半0-0)で引き分け、リーグ戦の連敗を5で止めた。今季通算成績は15勝6分け8敗、勝ち点51。
 鹿島は終始押し込まれ、磐田の一方的なペースだった。前半からプレッシャーが甘く、相手に次々と決定機を許し、曽ケ端の好セーブで何とかゴールを死守した。後半は高さのある田代などを投入し、すきを突いて攻めはしたが、最後の詰めが甘く無得点に終わった。90分を通し主導権は相手がつかみ、辛うじて勝ち点1を獲得した。


【写真説明】
磐田-鹿島 前半5分、ゴール狙う鹿島・岩政=ヤマハスタジアム


監督の言葉から「優勝」の文字が消え、「上位にいければ」に留まった。
ここは結果を真摯に捉え。謙虚にならざるを得ない。
今は調子を整え、一つ一つ目先の試合に勝利していくしかないのである。
勝ち点を積み重ねた先に良い結果が付いてくると信じて進もうではないか。

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4 コメント

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遅い (Unknown)
2009-10-18 11:50:35
何はともあれ、スタメン弄るのが遅かったですね。今回で調子のいい磐田に引き分け次の修正に挑むにしろ、この位置で残り試合が少ない。
9月に弄ってれば、今頃はトップにいた可能性が高いです。
来期の教訓にして欲しいです。
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Unknown (空海)
2009-10-18 12:27:20
監督をはじめ、みんな三連覇を成し遂げること、諦めちゃってるんですか?

私は最後の試合まで諦められません!
あと五試合も残ってる!
上位のチームがすべて勝つとは限らない。
まだどうなるかわからない。
監督のコメント、懸命に応援してるサポにはかなり堪えます・・
必ず優勝すると言ってほしい・・
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Unknown (ぱべる)
2009-10-18 12:51:15
守備を意識することは非常に重要だとは思いますが、0―0の時間を長くするテーマをもたれても困ります。
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ヤマハで感じたこと (横浜の鹿島ファン)
2009-10-18 14:17:25
昨日の曽ヶ端は良かったですね。特に前半29分のイグノのシュートをセーブした所や前半40分の西?のシュートのセーブ等かなり奮闘しました。しかし前半は、大迫とマルキーニョスが上手くマッチしませんでした。しかし、後半に田代を入れた判断は、正しかったと思いますね。田代の後半5分のボレーシュートや、後半25分のポストプレーなど随所に活躍しました。しかし、得点は取れていません。俺の見た感じだと、FWのシュート数は大迫0本、マルキーニョスは5本、田代は2本だったと思います。シュートの数は、大迫を除き及第点ですが、点が取れないFWは正直辛いです。守備が良くても攻撃があれでは、守備陣がかわいそうです。でも、次の試合は、慎三を復活させるでしょう。千葉のボスナーは高いですから。長くなりましたが、俺は空海さんと同じように優勝を諦めません。来週も現地に行きます。ではチケットとホテルを取ってきます。ガンバレ!鹿島アントラーズ!
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