鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

FC東京戦プレビュー

2007年05月02日 | Weblog

【J1:第9節 F東京 vs 鹿島 プレビュー】タフな連戦が開戦。どちらが、勢いつける勝利の凱歌を響かせるのか!? [ J's GOAL ]
5月3日(木)J1 第9節 F東京 vs 鹿島(16:00KICK OFF/味スタ)
 JリーグのGW(ゴールデンウィーク)が始まる。フットボール好きにはこの上ない10日間だ。このゲームを皮切りに、途中9日にナビスコ杯を挟んで中2日の4連戦を戦う。リーグ序盤に躓きを見せた両チームにとって、この連戦で浮上のきっかけを掴みたいはず。お互い大事な初戦は、まず勝ち点3を奪ってチームに勢いをつけたいところだ。

 FC東京は、4月11日のナビスコカップ・ジュビロ磐田戦から中盤と最終ラインをよりコンパクトにし、4試合1失点と課題であった守備を安定させた。不安定だったチームのベースが、ようやくここにきて固まりつつある。だが、チーム全体に浸透した守備意識の高さが、思わぬ弊害を生んでしまった。両サイドのMFが守備に追われ、攻撃に力を発揮できないでいる。また、後ろに厚みを持たせたことで、前線に張る2トップとの距離が大きく開いてしまった。これでは、ワンチョぺと、ルーカスをターゲットにしても、サポートする選手が間に合わず、次々と選手が飛び出してくる得意の速攻の形が作れない。結局は、2トップの個人技に頼りきるサッカーになってしまっている。

 今節対戦する鹿島は、前節浦和戦で敗れはしたものの、かつての姿を取り戻しつつある。「鹿島の前線は、飛び出しが上手い。中盤も技術の高い選手が揃っているので引きすぎて相手の中盤に持たせる時間が長いと危険」(金沢)を招いてしまう。それを防ぐには、主導権を奪うことが重要だ。

 遅攻の形を持っていてこそ、チームコンセプトでもある素早い速攻が活きてくる。対戦相手をかく乱させるには、今の一本調子なテンポを変えることが求められる。リーグ8節神戸戦後は、サイドチェンジなどボールを動かすことを意識した練習メニューをこなしてきた。2本3本とボールを動かしながら、じっくり攻める形をこの試合で見せたい。また、F東京には、それを任せられるうってつけのタレントがいる。それが福西崇史だ。

「守りが最優先ですけど、攻撃を仕掛けるときに枚数を増やさないことには形を作ることが出来ない。ボールから近い選手がサポートに行くようにしたい。攻撃の形は僕一人では出来ないこと。少しずつでも相手をおびき出すとか、誰かが動いたところを別の選手が使うということをもっとしていかないといけない。一人ひとりの意識の違いで変わってくるはず。僕も気づいたことは周りに伝えていきたい。神戸戦では、サイドを変える意識がまだ少なかった。サイドチェンジの意識付けという点では、先週から取り組んできたので皆変わってきている。選手個々のいい状況判断が求められていると思う」(福西)
磐田時代は、パスサッカーの心臓部としてチームを自在に操ってきた。この選手を使わない手はない。福西を経由して相手の穴を探しつつ、じっくり攻めるサッカーと、代名詞の速攻が併用出来れば、理想の攻撃が見えてくるはずだ。

一方の鹿島は、通算成績(8勝3敗3分)でも大きく勝ち越すF東京からは、勝ち点3を拾いたい。前線のバリエーションを広げ、この一戦に臨む。復調のきっかけを作った柳沢を失ったのは痛かったが、高さのある田代が戦列復帰し、軽快なドリブル突破が武器の興梠も元気だ。オリヴェイラ監督がマルキーニョスの相棒に、どちらを据えるかがこの試合の鍵を握っている。

どちらが、リーグ前半戦を左右するタフな戦いの初戦で凱歌を響かせるのか。キックオフの笛は3日16時、味の素スタジアムで鳴らされる。
以上

FC東京戦と言えばやはり2005年。
GK  曽ケ端 準
DF  アリ
DF  岩政 大樹
DF  大岩 剛
DF  石川 竜也
MF  青木 剛
MF  小笠原 満男
MF  増田 誓志
MF  本山 雅志
FW  興梠 慎三
FW  鈴木 隆行

GK  杉山 哲
DF  内田 潤
MF  本田 泰人
MF  阿部 敏之
FW  田代 有三

アレックス・ミネイロと野沢の2TOPが欠場で危ぶまれたが、興梠のバー直撃アシストで本山が決め快勝した試合であろう。
この衝撃のデビューから早二年。
そろそろリーグ戦初ゴールが欲しいものである。


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