Jリーグヤマザキナビスコカップ 予選リーグ 第3節
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・ここでの試合は毎回タフなものになる。今日は若い選手が多い中で、当然ながらいろいろなミスはあるが、お互いに積極的にカバーしようと。相手よりもアクションを起こそうと要求したところで、チームがそれをやろうとしたことは収穫としてある。慌てずに、セカンドボールやミスをお互いに補うという作業をやった中で、ボールを保持して、しっかりとした組み立てや、自分たちのやりたいサッカーができた。良かったと思う。現地まで観に来ているサポーターの皆さんにとっては良い試合になったと思う。
・(若手もベテランも活躍したが)当然ながら、何事においても経験がモノを言う部分はあるし、手助けになる。ただ、2トップも中盤も後ろの方でも、19歳から22歳くらいの選手が一生懸命やっている。やっぱり、経験値が足りないところでミスはあるが、それを挽回しよう、お互いにカバーし合おうという精神が大事。何か自分のミスがあっても、自分なりに表現しようとしている姿はチームに良い影響をもたらす。今日の試合を決めたいろいろな部分では、若手が重要な存在感を示したのではないかと思うし、ベテランのプラスアルファの力や経験値というものは、試合の中でも手助けになっていると思う。
【赤崎 秀平】
新潟戦ではチームを勝たせる事が出来なかったので、今日は勝たせるために積極的にいこうと思い、それが結果につながった。後半に決定的なシーンを外してフラストレーションが溜まっていた。(ゴールシーンは)抜けだした時にGKを見たらニアが空いていた。必ず決めないといけない場面だった。抜け出したシーンも狙ったというよりは体が勝手に反応したので、狙って出来るようにしていかないといけない。
【野沢 拓也】
FKは練習の通り。それ以外は納得のできないプレーばかりだった。今シーズン、初のスタメンで空回りした部分がある。反省しないといけない。リーグ戦とは違うメンバーだったが、全員で勝利をつかめて良かった。
【植田 直通】
全然、納得していない。入り方も悪かった。久々のゲームということもあるが、もっと思いっきりやれた部分がある。しっかり悪いところを反省したい。(昨年のF東京戦と比較して)去年よりも落ち着いてプレーは出来るようになった。戦術の理解も高くなっている。勝った事は良かった思う。
2014年04月16日(水)
本日行われたナビスコ予選 第3節 仙台戦は、2-1で勝利しました。
【ヤマザキナビスコカップ 仙台 vs 鹿島】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(14.04.16)
4月16日(水) 2014 ヤマザキナビスコカップ
仙台 1 - 2 鹿島 (19:04/ユアスタ/7,583人)
得点者:41' 野沢拓也(鹿島)、60' 武藤雄樹(仙台)、83' 赤崎秀平(鹿島)
----------
●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:前半にベンチ前でかなり選手に指示を出していましたが、どのような点についての指示でしたか?
「技術の進歩とともに僕が願っているのは、僕が怒鳴らずに何かを選手の耳の中に直接伝えることができるものがないのか、というのが正直な気持ちです。残念ながらそういうものはないので、一生懸命に伝えられる状況を自分が叫ばなければいけません。
相手の24番の選手が体格とジャンプ力を有していて、ベガルタさんが24番の選手をめがけて蹴るのですけれど、実際は24番の選手はうちのセンターバックに対して体を寄せて、先にジャンプをすることもあった。彼はジャマをするような役割をしていて、二列目から19番、11番、14番が進入するかたちをねらっていました。それをやっている時点でボールにいっていなければファウルになるので、それはレフェリーにしっかりアピールしていましたし、それをちゃんと言いなさいと僕は伝えようとしていました。
レフェリーも、ボールを蹴られたタイミングで瞬時に振り向けるタイミングがあればすぐに確認することができますが、それができなければ少しレフェリーに助言して、これはちゃんと見てくださいよと言いたかったのです。それを伝えるために大声を出したということだけです。
また、縦や横のコンパクトさをベガルタさんが意識しているわけであって、ボールサイドにかなり寄っているので、サイドチェンジをする意識、サイドチェンジをしたときに必ずうちがチャンスを作り出すことができるし、サイドで一回ためを作ることができるので、それを要求していました。
あとは、前後半に自分の前にディフェンスラインがいるかたちになって、逆になれば声は通らないと思いますし、一生懸命に注意力を持続させるためにも、いろんなことを言い続けることによって、そして彼らが聞くことによって、集中力を託す意味もあります。センターバックもひとりは19歳、もうひとりは21歳と、そうすると若いとどうしても『疲れた』と一瞬気がゆるむので、ゆるんでしまったら勝負の世界はやられてしまいます。
だから僕は声をかけます。叫びながら、彼らの集中力を持続させるために言い続けています。中盤にも21歳の選手がいますし、今日の2トップも21歳と22歳の選手です。こういう選手は能力があったとしても持続力というもの、特にメンタルの持続力がどうしても自然に、僕らでさえも人生を生きていく中で持続力がない経験をしているので、いかにして彼らが90分間少しでも長い時間、それを継続できるようにするためには、声をかけ続けなければいけません」
以上
【ヤマザキナビスコカップ 仙台 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(14.04.16)
●野沢拓也選手(鹿島)
「(先制点のシュートについて)練習通り。でも、それ以外は納得いくプレーができなかった。今年初めての先発だったので空回りする部分が多かった。自分としては反省することが多い。それでもこういうメンバーで全員で(戦って)勝てたのは良かったと思う」
●植田直通選手(鹿島)
「全然、納得はしていない。勝ったことは嬉しいけれど、試合の入りも悪かった。久しぶりの試合だったのもあり、もう少し最初から思い切ってやれたと思う。
(Q: アシストについて)勝つことがいちばん大事ですけど、自分が上を目指すには内容も重視しないといけない。プレーを見直して反省しないといけない」
●赤崎秀平選手(鹿島)
「(Q: 得点場面について)多分、植田は狙ってないと思います(笑)。後半、最初の決定機を外してしまい、そのあともいくつかのチャンスを決められず、フラストレーションを溜めていたのですが、(柴崎)岳から『必ず1本は通すから』と言われて。得点は岳ではなかったですけど、チームでチャンスをくれた。かなりニアが空いていたので、ファーストタッチで打とうと思いましたけど、必ず決めなければいけない場面だったので、確実にするために少し運んでから打ちました」
[ ヤマザキナビスコカップ:第3節 仙台 vs 鹿島 ]
ヤマザキナビスコカップで連勝を目指すアウェイの鹿島は41分、野沢拓也(写真)のゴールで先制に成功する。
[ ヤマザキナビスコカップ:第3節 仙台 vs 鹿島 ]
1-1で迎えた終盤の83分、アウェイの鹿島はルーキーの赤崎秀平(写真)のゴールで勝ち越しに成功する。
[ ヤマザキナビスコカップ:第3節 仙台 vs 鹿島 ]
試合は、アウェイの鹿島が仙台との接戦を2-1で制して、連勝をあげた。
写真は試合後、決勝点をあげた赤崎秀平(右)を労う西大伍(左)と柴崎岳(中央)。
大卒ルーキー赤崎のプロ初ゴールで鹿島が仙台に競り勝つ
14/4/16 21:13
[4.16 ナビスコ杯第3節 仙台1-2鹿島 ユアスタ]
鹿島アントラーズはアウェーでベガルタ仙台に2-1で競り勝ち、公式戦2試合ぶりとなる白星でナビスコ杯2連勝を飾った。12日のJ1横浜FM戦(0-2)で今季公式戦初勝利を挙げた仙台だが、公式戦連勝はならず、ナビスコ杯はこれで1分2敗となった。
FWダヴィ、MF小笠原満男、MF遠藤康、DF青木剛、DF伊東幸敏という主力選手がメンバー外となった鹿島だが、序盤から果敢に攻め込む。前半4分、MF野沢拓也の右クロスにFW赤崎秀平が頭で合わせ、ゴールネットを揺らしたが、惜しくもオフサイドの判定。公式戦2試合連続で1トップで先発した大卒ルーキーの赤崎は前半27分にもミドルシュートを狙うなど積極的なプレーを見せた。
9日にグラハム・アーノルド前監督の退任と渡邉晋ヘッドコーチの監督昇格が発表され、その初陣となったJ1横浜FM戦で今季公式戦初勝利を挙げた仙台はFWウイルソン、MF角田誠、DF石川直樹らが欠場。前半31分にFW赤嶺真吾、同35分にMF太田吉彰がミドルシュートを放つが、枠を捉え切れなかった。
すると前半41分、右45度の位置から野沢がゴール右上隅に鮮やかな直接FKを決め、鹿島が先制。前半を1点リードで折り返すと、後半6分には赤崎のシュートがポストを叩く絶好機もあったが、仙台は後半15分、左サイドからドリブルで中に切れ込んだFW武藤雄樹が豪快な右足ミドルを叩き込み、1-1の同点に追いついた。
それでも鹿島の若い力が決勝点をもぎ取った。後半38分、自陣深くからのDF植田直通のロングキックに赤崎が抜け出し、最終ラインの背後を取ると、GKとの1対1から冷静にゴール右隅に流し込んだ。土壇場のゴールで2-1と勝ち越し、粘る仙台を振り切った。
プロ公式戦初ゴールとなった赤崎は試合後のインタビューで「前のJリーグでチャンスがありながら結果を残せなかったので、今日は絶対に点を取ってやろうと思っていた」とコメント。プロ初先発で不発に終わった12日のJ1新潟戦(1-2)の悔しさをぶつけた期待の大型ルーキーは「鹿島アントラーズは素晴らしい選手がそろっていますし、僕は決めるだけ。ダヴィ選手という素晴らしい選手がいるので、僕も(トニーニョ・)セレーゾ監督に戦力として使ってもらえるようにがんばっていきたい」と、さらなる成長を誓っていた。
直接FKを決めた野沢
両チーム共に無得点で迎えた41分、鹿島はFKのチャンスを得ると、これをMF野沢 拓也選手(写真)が直接決めて先制。試合は、その後両チーム共に1点ずつを加え、2-1で鹿島が勝利を収めた。
勝利を喜ぶも自身のプレイには納得しておらぬ植田である。
この向上心はフットボーラーとしての成長に繋がろう。
近い将来、鹿島のCBとして君臨することが予期される。
また、トニーニョ・セレーゾ監督としては現在のシステムを2TOPと捉えておる様子。
今季の聖真は更なる得点に絡むこととなろう。
この試合でも先制点となるFKを得るファールを得た。
若き選手にて勝利を掴んだことを誇りに思う。
これからの鹿島が楽しみである。
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・ここでの試合は毎回タフなものになる。今日は若い選手が多い中で、当然ながらいろいろなミスはあるが、お互いに積極的にカバーしようと。相手よりもアクションを起こそうと要求したところで、チームがそれをやろうとしたことは収穫としてある。慌てずに、セカンドボールやミスをお互いに補うという作業をやった中で、ボールを保持して、しっかりとした組み立てや、自分たちのやりたいサッカーができた。良かったと思う。現地まで観に来ているサポーターの皆さんにとっては良い試合になったと思う。
・(若手もベテランも活躍したが)当然ながら、何事においても経験がモノを言う部分はあるし、手助けになる。ただ、2トップも中盤も後ろの方でも、19歳から22歳くらいの選手が一生懸命やっている。やっぱり、経験値が足りないところでミスはあるが、それを挽回しよう、お互いにカバーし合おうという精神が大事。何か自分のミスがあっても、自分なりに表現しようとしている姿はチームに良い影響をもたらす。今日の試合を決めたいろいろな部分では、若手が重要な存在感を示したのではないかと思うし、ベテランのプラスアルファの力や経験値というものは、試合の中でも手助けになっていると思う。
【赤崎 秀平】
新潟戦ではチームを勝たせる事が出来なかったので、今日は勝たせるために積極的にいこうと思い、それが結果につながった。後半に決定的なシーンを外してフラストレーションが溜まっていた。(ゴールシーンは)抜けだした時にGKを見たらニアが空いていた。必ず決めないといけない場面だった。抜け出したシーンも狙ったというよりは体が勝手に反応したので、狙って出来るようにしていかないといけない。
【野沢 拓也】
FKは練習の通り。それ以外は納得のできないプレーばかりだった。今シーズン、初のスタメンで空回りした部分がある。反省しないといけない。リーグ戦とは違うメンバーだったが、全員で勝利をつかめて良かった。
【植田 直通】
全然、納得していない。入り方も悪かった。久々のゲームということもあるが、もっと思いっきりやれた部分がある。しっかり悪いところを反省したい。(昨年のF東京戦と比較して)去年よりも落ち着いてプレーは出来るようになった。戦術の理解も高くなっている。勝った事は良かった思う。
2014年04月16日(水)
本日行われたナビスコ予選 第3節 仙台戦は、2-1で勝利しました。
【ヤマザキナビスコカップ 仙台 vs 鹿島】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(14.04.16)
4月16日(水) 2014 ヤマザキナビスコカップ
仙台 1 - 2 鹿島 (19:04/ユアスタ/7,583人)
得点者:41' 野沢拓也(鹿島)、60' 武藤雄樹(仙台)、83' 赤崎秀平(鹿島)
----------
●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:前半にベンチ前でかなり選手に指示を出していましたが、どのような点についての指示でしたか?
「技術の進歩とともに僕が願っているのは、僕が怒鳴らずに何かを選手の耳の中に直接伝えることができるものがないのか、というのが正直な気持ちです。残念ながらそういうものはないので、一生懸命に伝えられる状況を自分が叫ばなければいけません。
相手の24番の選手が体格とジャンプ力を有していて、ベガルタさんが24番の選手をめがけて蹴るのですけれど、実際は24番の選手はうちのセンターバックに対して体を寄せて、先にジャンプをすることもあった。彼はジャマをするような役割をしていて、二列目から19番、11番、14番が進入するかたちをねらっていました。それをやっている時点でボールにいっていなければファウルになるので、それはレフェリーにしっかりアピールしていましたし、それをちゃんと言いなさいと僕は伝えようとしていました。
レフェリーも、ボールを蹴られたタイミングで瞬時に振り向けるタイミングがあればすぐに確認することができますが、それができなければ少しレフェリーに助言して、これはちゃんと見てくださいよと言いたかったのです。それを伝えるために大声を出したということだけです。
また、縦や横のコンパクトさをベガルタさんが意識しているわけであって、ボールサイドにかなり寄っているので、サイドチェンジをする意識、サイドチェンジをしたときに必ずうちがチャンスを作り出すことができるし、サイドで一回ためを作ることができるので、それを要求していました。
あとは、前後半に自分の前にディフェンスラインがいるかたちになって、逆になれば声は通らないと思いますし、一生懸命に注意力を持続させるためにも、いろんなことを言い続けることによって、そして彼らが聞くことによって、集中力を託す意味もあります。センターバックもひとりは19歳、もうひとりは21歳と、そうすると若いとどうしても『疲れた』と一瞬気がゆるむので、ゆるんでしまったら勝負の世界はやられてしまいます。
だから僕は声をかけます。叫びながら、彼らの集中力を持続させるために言い続けています。中盤にも21歳の選手がいますし、今日の2トップも21歳と22歳の選手です。こういう選手は能力があったとしても持続力というもの、特にメンタルの持続力がどうしても自然に、僕らでさえも人生を生きていく中で持続力がない経験をしているので、いかにして彼らが90分間少しでも長い時間、それを継続できるようにするためには、声をかけ続けなければいけません」
以上
【ヤマザキナビスコカップ 仙台 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(14.04.16)
●野沢拓也選手(鹿島)
「(先制点のシュートについて)練習通り。でも、それ以外は納得いくプレーができなかった。今年初めての先発だったので空回りする部分が多かった。自分としては反省することが多い。それでもこういうメンバーで全員で(戦って)勝てたのは良かったと思う」
●植田直通選手(鹿島)
「全然、納得はしていない。勝ったことは嬉しいけれど、試合の入りも悪かった。久しぶりの試合だったのもあり、もう少し最初から思い切ってやれたと思う。
(Q: アシストについて)勝つことがいちばん大事ですけど、自分が上を目指すには内容も重視しないといけない。プレーを見直して反省しないといけない」
●赤崎秀平選手(鹿島)
「(Q: 得点場面について)多分、植田は狙ってないと思います(笑)。後半、最初の決定機を外してしまい、そのあともいくつかのチャンスを決められず、フラストレーションを溜めていたのですが、(柴崎)岳から『必ず1本は通すから』と言われて。得点は岳ではなかったですけど、チームでチャンスをくれた。かなりニアが空いていたので、ファーストタッチで打とうと思いましたけど、必ず決めなければいけない場面だったので、確実にするために少し運んでから打ちました」
[ ヤマザキナビスコカップ:第3節 仙台 vs 鹿島 ]
ヤマザキナビスコカップで連勝を目指すアウェイの鹿島は41分、野沢拓也(写真)のゴールで先制に成功する。
[ ヤマザキナビスコカップ:第3節 仙台 vs 鹿島 ]
1-1で迎えた終盤の83分、アウェイの鹿島はルーキーの赤崎秀平(写真)のゴールで勝ち越しに成功する。
[ ヤマザキナビスコカップ:第3節 仙台 vs 鹿島 ]
試合は、アウェイの鹿島が仙台との接戦を2-1で制して、連勝をあげた。
写真は試合後、決勝点をあげた赤崎秀平(右)を労う西大伍(左)と柴崎岳(中央)。
大卒ルーキー赤崎のプロ初ゴールで鹿島が仙台に競り勝つ
14/4/16 21:13
[4.16 ナビスコ杯第3節 仙台1-2鹿島 ユアスタ]
鹿島アントラーズはアウェーでベガルタ仙台に2-1で競り勝ち、公式戦2試合ぶりとなる白星でナビスコ杯2連勝を飾った。12日のJ1横浜FM戦(0-2)で今季公式戦初勝利を挙げた仙台だが、公式戦連勝はならず、ナビスコ杯はこれで1分2敗となった。
FWダヴィ、MF小笠原満男、MF遠藤康、DF青木剛、DF伊東幸敏という主力選手がメンバー外となった鹿島だが、序盤から果敢に攻め込む。前半4分、MF野沢拓也の右クロスにFW赤崎秀平が頭で合わせ、ゴールネットを揺らしたが、惜しくもオフサイドの判定。公式戦2試合連続で1トップで先発した大卒ルーキーの赤崎は前半27分にもミドルシュートを狙うなど積極的なプレーを見せた。
9日にグラハム・アーノルド前監督の退任と渡邉晋ヘッドコーチの監督昇格が発表され、その初陣となったJ1横浜FM戦で今季公式戦初勝利を挙げた仙台はFWウイルソン、MF角田誠、DF石川直樹らが欠場。前半31分にFW赤嶺真吾、同35分にMF太田吉彰がミドルシュートを放つが、枠を捉え切れなかった。
すると前半41分、右45度の位置から野沢がゴール右上隅に鮮やかな直接FKを決め、鹿島が先制。前半を1点リードで折り返すと、後半6分には赤崎のシュートがポストを叩く絶好機もあったが、仙台は後半15分、左サイドからドリブルで中に切れ込んだFW武藤雄樹が豪快な右足ミドルを叩き込み、1-1の同点に追いついた。
それでも鹿島の若い力が決勝点をもぎ取った。後半38分、自陣深くからのDF植田直通のロングキックに赤崎が抜け出し、最終ラインの背後を取ると、GKとの1対1から冷静にゴール右隅に流し込んだ。土壇場のゴールで2-1と勝ち越し、粘る仙台を振り切った。
プロ公式戦初ゴールとなった赤崎は試合後のインタビューで「前のJリーグでチャンスがありながら結果を残せなかったので、今日は絶対に点を取ってやろうと思っていた」とコメント。プロ初先発で不発に終わった12日のJ1新潟戦(1-2)の悔しさをぶつけた期待の大型ルーキーは「鹿島アントラーズは素晴らしい選手がそろっていますし、僕は決めるだけ。ダヴィ選手という素晴らしい選手がいるので、僕も(トニーニョ・)セレーゾ監督に戦力として使ってもらえるようにがんばっていきたい」と、さらなる成長を誓っていた。
直接FKを決めた野沢
両チーム共に無得点で迎えた41分、鹿島はFKのチャンスを得ると、これをMF野沢 拓也選手(写真)が直接決めて先制。試合は、その後両チーム共に1点ずつを加え、2-1で鹿島が勝利を収めた。
勝利を喜ぶも自身のプレイには納得しておらぬ植田である。
この向上心はフットボーラーとしての成長に繋がろう。
近い将来、鹿島のCBとして君臨することが予期される。
また、トニーニョ・セレーゾ監督としては現在のシステムを2TOPと捉えておる様子。
今季の聖真は更なる得点に絡むこととなろう。
この試合でも先制点となるFKを得るファールを得た。
若き選手にて勝利を掴んだことを誇りに思う。
これからの鹿島が楽しみである。
昨日のアップの際、青木もサブ組に混ざって身体を動かしていました。
鹿島は勝ち抜ける為には負けられませんから、青木を帯同していても温存できる、つまり若手に任せられるとセレーゾは考えたのでしょう。
会見でもミスもあったがカバーしあっていたと言っていたましたね。
若手・ベテランが自分の出来ることをきちんとこなし、チームとしてよくまとまってきていると思います。