プレミアリーグの経験は大きな財産になる アントラーズユース熊谷監督インタビュー
2016年04月04日
![](https://c2.staticflickr.com/2/1517/26170108531_59eb1a88ba_o.jpg)
――4月9、10日から、いよいよ高円宮杯プレミアリーグEASTが開幕を迎えます。
私たちがチャンピオンだなどという考えはありませんし、それは選手たち自身がよく分かっていると思います。このEASTブロックのリーグに最初からいるチームで残っているのは、青森山田高校さん、流通経大付属柏高校さん、清水ユースさんの3チームだけなんです。力のあるチームであってもすぐに降格してしまう、それほど厳しいリーグですから、私たちも今季、まず残留を意識して戦おうと思っています。
――厳しさ、タフネスが求められるリーグですよね。同時にこの大会はクラブチームと高校サッカーのチーム(高体連)が垣根なく対戦できるという大きな特徴がありますよね。
本当に素晴らしい部分だと思います。日本の高校年代には大きな二つの流れがあって、それが裾野の拡大につながり、互いに強いライバル心を持って高め合ってきた関係であることも、また確かだと思います。高体連には教育機関の一つとしてスポーツ部門を持つ素晴らしい伝統があって、欧米にはない形で発展してきた歴史があります。僕自身、そこから育ってきた選手の一人でした。一方、Jリーグはその欧米の形を模してクラブチームを整備して発展してきた流れがあります。
――一方で、熊谷監督は二つを別個のものとして分けて考えること自体には否定的です。
同じ高校生のチームですし、この二つが永遠に交わらないようなものだとは思わないんですよね。高体連のやり方は日本人のメンタリティーに合わせて発展してきた形ですから、その良さもあると思っています。そこは謙虚に学んでいくべきですし、高体連のやり方から生まれる勝負強さは確実にあると思います。それはこういうプレミアリーグのような舞台で肌を合わせることで実感できるものでもあります。
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――いまユニフォームを真っ白にして高体連とクラブチームを対戦させたら、どちらがどちらなのか見分けがつかないケースも多々あると思います。
これは本当にその通りで、さまざまな“色”を持ったチームが違う形から誕生していると思います。高体連とクラブの二つを別のものとして考え、異なるサッカーをするものというように捉えている向きもあるかと思うのですが、実情としては少し変わってきているのではないでしょうか。
――今年もこの“面白い”リーグを鹿島ユースが熱くしてもらえればと思います。
このリーグでいったい何を工夫できて、何を勝利のために注ぎ込んでいけるのか。(チャンピオンとして臨むという)厳しいシーズンを経験できることは、選手たちの人生において大きな財産になると思っています。
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熊谷監督プロフィール
熊谷 浩二(くまがい・こうじ)
1975年10月23日生まれ(40歳)。青森県出身。三本木農高から1994年に鹿島に加入。95年に行われたワールドユースではU-20日本代表初のベスト8進出に貢献した。鹿島には11シーズンに所属し、仙台に移籍後05年に引退。その後は古巣に戻り、14年から鹿島ユースの監督を務めている。
高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグ EAST 第1節
2016年4月9日(土)
11:00 市立船橋高校 vs アルビレックス新潟U-18(味の素スタジアム 西競技場)
13:30 FC東京U-18 vs 清水エスパルスユース(味の素スタジアム 西競技場)
2016年4月10日(日)
10:30 大宮アルディージャユース vs 鹿島アントラーズユース(アミノバイタルフィールド)
13:00 流通経済大学付属柏高校 vs 青森山田高校(味の素スタジアム 西競技場)
15:30 柏レイソルU-18 vs 横浜F・マリノスユース(味の素スタジアム 西競技場)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/ce/125dc7827c667718b71352047cbdca67.png)
チンチロリン
熊谷ユース監督インタビューを掲載する日本サッカー協会公式である。
昨季の王者としてプレミアリーグEASTに挑むが、残留が目標と述べる。
高校生年代最高峰の舞台であり、少しでも気を抜けば降格の憂き目に遭う。
鹿島ユースのメンバーを常にこのレベルで戦わせるためにも、熊谷監督の手腕は重要である。
ユースながらも部活サッカーと呼ばれる熊谷サッカーにて、今季も旋風を巻き起こしたい。
期待しておる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/ff/496ae63ca747d51fe08c7028e12c63f7.png)
チンチロリン
2016年04月04日
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――4月9、10日から、いよいよ高円宮杯プレミアリーグEASTが開幕を迎えます。
私たちがチャンピオンだなどという考えはありませんし、それは選手たち自身がよく分かっていると思います。このEASTブロックのリーグに最初からいるチームで残っているのは、青森山田高校さん、流通経大付属柏高校さん、清水ユースさんの3チームだけなんです。力のあるチームであってもすぐに降格してしまう、それほど厳しいリーグですから、私たちも今季、まず残留を意識して戦おうと思っています。
――厳しさ、タフネスが求められるリーグですよね。同時にこの大会はクラブチームと高校サッカーのチーム(高体連)が垣根なく対戦できるという大きな特徴がありますよね。
本当に素晴らしい部分だと思います。日本の高校年代には大きな二つの流れがあって、それが裾野の拡大につながり、互いに強いライバル心を持って高め合ってきた関係であることも、また確かだと思います。高体連には教育機関の一つとしてスポーツ部門を持つ素晴らしい伝統があって、欧米にはない形で発展してきた歴史があります。僕自身、そこから育ってきた選手の一人でした。一方、Jリーグはその欧米の形を模してクラブチームを整備して発展してきた流れがあります。
――一方で、熊谷監督は二つを別個のものとして分けて考えること自体には否定的です。
同じ高校生のチームですし、この二つが永遠に交わらないようなものだとは思わないんですよね。高体連のやり方は日本人のメンタリティーに合わせて発展してきた形ですから、その良さもあると思っています。そこは謙虚に学んでいくべきですし、高体連のやり方から生まれる勝負強さは確実にあると思います。それはこういうプレミアリーグのような舞台で肌を合わせることで実感できるものでもあります。
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――いまユニフォームを真っ白にして高体連とクラブチームを対戦させたら、どちらがどちらなのか見分けがつかないケースも多々あると思います。
これは本当にその通りで、さまざまな“色”を持ったチームが違う形から誕生していると思います。高体連とクラブの二つを別のものとして考え、異なるサッカーをするものというように捉えている向きもあるかと思うのですが、実情としては少し変わってきているのではないでしょうか。
――今年もこの“面白い”リーグを鹿島ユースが熱くしてもらえればと思います。
このリーグでいったい何を工夫できて、何を勝利のために注ぎ込んでいけるのか。(チャンピオンとして臨むという)厳しいシーズンを経験できることは、選手たちの人生において大きな財産になると思っています。
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熊谷監督プロフィール
熊谷 浩二(くまがい・こうじ)
1975年10月23日生まれ(40歳)。青森県出身。三本木農高から1994年に鹿島に加入。95年に行われたワールドユースではU-20日本代表初のベスト8進出に貢献した。鹿島には11シーズンに所属し、仙台に移籍後05年に引退。その後は古巣に戻り、14年から鹿島ユースの監督を務めている。
高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグ EAST 第1節
2016年4月9日(土)
11:00 市立船橋高校 vs アルビレックス新潟U-18(味の素スタジアム 西競技場)
13:30 FC東京U-18 vs 清水エスパルスユース(味の素スタジアム 西競技場)
2016年4月10日(日)
10:30 大宮アルディージャユース vs 鹿島アントラーズユース(アミノバイタルフィールド)
13:00 流通経済大学付属柏高校 vs 青森山田高校(味の素スタジアム 西競技場)
15:30 柏レイソルU-18 vs 横浜F・マリノスユース(味の素スタジアム 西競技場)
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チンチロリン
熊谷ユース監督インタビューを掲載する日本サッカー協会公式である。
昨季の王者としてプレミアリーグEASTに挑むが、残留が目標と述べる。
高校生年代最高峰の舞台であり、少しでも気を抜けば降格の憂き目に遭う。
鹿島ユースのメンバーを常にこのレベルで戦わせるためにも、熊谷監督の手腕は重要である。
ユースながらも部活サッカーと呼ばれる熊谷サッカーにて、今季も旋風を巻き起こしたい。
期待しておる。
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チンチロリン
今年も楽しみです。期待しております!