小笠原、ベネズエラ戦で代表4年ぶり先発
攻撃練習で、強烈なシュートを放つ小笠原(撮影・栗山尚久)
4年ぶりに日本代表に復帰したMF小笠原満男(30=鹿島)が、W杯イヤーの初戦となるベネズエラ戦(2月2日、九石ド)で復帰即、先発する可能性が高まった。鹿児島・指宿合宿4日目の28日、紅白戦で3本とも主力組に入った。国際Aマッチの先発は、屈辱の1次リーグ敗退が決まった06年6月22日のW杯ドイツ大会ブラジル戦以来1321日ぶり。3大会連続のW杯メンバー入りをかけ、30歳になった小笠原が戻ってくる。
4年間のブランクを埋めるチャンスを得た。2日連続で行われた紅白戦で、小笠原が主力組の右サイドに入った。1本目は中村憲、2本目は大久保と左右でコンビを組んで連係を確認。3本目はボランチに下がったが、薄暗くなるまで続いた実戦練習の最後まで主力組でプレーした。27日の紅白戦から一貫してレギュラー組で、今季初戦となるベネズエラ戦の先発の可能性が高まった。
小笠原 試合が楽しみですね。(岡田監督の)やろうとしていることは分かったので、あとはどう周り(の選手)とフィットできるか。あとはやるだけです。
先発ならW杯ドイツ大会のブラジル戦以来になる。屈辱にまみれた前回大会は今も胸に残り、代表から遠ざかった4年間、日の丸の重みを忘れたことは一度もない。だからこそ小笠原は「今が楽しい。一緒にやったことがない選手もいるけど、どんなキャラか、自分から話しかけるようにしている。みんな仲間だからね」と、しみじみ言った。
23歳で出場した02年日韓大会、27歳の06年ドイツ大会-。4月で31歳になる男は数々の修羅場をくぐり抜け、老練さも出てきた。この日、初めて敵として対戦したDF内田は「嫌だったよ。パッと目を上げた時に走りだしてくる。小笠原さんが出てくるから(マークに)走らされる」とため息をついた。岡田ジャパン初招集でも、すぐに適応するすべは身に付けている。
それでもW杯メンバー23人枠に入るのは容易ではない。中盤は今合宿に参加する国内組の他に、中村俊や本田、松井ら欧州組もいる。だが岡田監督は合宿初日に「(小笠原は)コンセプトを説明する選手じゃない。(復帰で)選考が大変になった」と信頼。今後のアピール次第で、滑り込みでの3大会連続W杯は見えてくる。ベネズエラ戦をステップに、小笠原が南アフリカへの道を歩んでいく。【益子浩一】
[2010年1月29日8時12分 紙面から]
周囲も脱帽!小笠原“うぜえ”ほどの存在感
2010.1.29 05:01
日本代表合宿(28日、鹿児島・指宿市内)岡田ジャパン初招集のMF小笠原(鹿島)が、卓越した技術と存在感で周囲を魅了しはじめた。今合宿で初共演のMF中村憲(川崎)は「いいポジションに入るし、球際に強い。ちょっと話せば分かってくれる」と絶賛。鹿島の後輩で紅白戦では初マッチアップも体験したDF内田は「全然倒れないし、敵にすると“うぜえ”。ギリギリでけり方を変えたり、オレがやったらひざが折れるよ。主力組に入って当たり前」と改めて脱帽していた。
小笠原ならできる“変幻自在の中盤”
器用にヒールでリフティングする小笠原満男
Photo By スポニチ
【日本代表合宿】MF小笠原(鹿島)の加入で岡田ジャパンが“変幻自在の中盤”の確立を目指すことになった。27日の紅白戦に続いて28日も先発組の右MFに入った小笠原は「積極的にポジションチェンジをしていければいい。(4人が)同じイメージを持っているから、うまくやれる」と明言。ボランチの遠藤も「(中盤の)並びはゲームの中でどんどん動かしていけばいい」と話した。
本来、右MFでプレーする中村(エスパニョール)はボランチの経験が少ないために、左右のポジションチェンジはするが、ボランチと入れ替わるケースは少ない。中村より守備能力が高い小笠原が入ったことで、ボランチまで下がってもプレーできるMFがそろった。さらに激しくポジションチェンジを繰り返すことで、より相手守備陣をかく乱することが可能になるメリットもある。
中村憲は「後ろに行ったり、前に行ったり、ポジションを固定することはない。自由にやろうと話している」と、稲本も含めた中盤の4人で意思統一を図っていることを明かした。今合宿で連係を深めていく変幻自在の中盤が、日本代表の新たなオプションになる。
[ 2010年01月29日 ]
各紙が報じる小笠原満男である。
この男が一人入っただけで、これだけ魅力的な中盤となるのである。
持っておった潜在力の高さにに皆舌を巻いておる。
先発が予想されるヴェネズエラ戦は期待が持てる。
小笠原満男も持てる力を全て発揮してくれるものと思われる。
楽しみにしたい。
攻撃練習で、強烈なシュートを放つ小笠原(撮影・栗山尚久)
4年ぶりに日本代表に復帰したMF小笠原満男(30=鹿島)が、W杯イヤーの初戦となるベネズエラ戦(2月2日、九石ド)で復帰即、先発する可能性が高まった。鹿児島・指宿合宿4日目の28日、紅白戦で3本とも主力組に入った。国際Aマッチの先発は、屈辱の1次リーグ敗退が決まった06年6月22日のW杯ドイツ大会ブラジル戦以来1321日ぶり。3大会連続のW杯メンバー入りをかけ、30歳になった小笠原が戻ってくる。
4年間のブランクを埋めるチャンスを得た。2日連続で行われた紅白戦で、小笠原が主力組の右サイドに入った。1本目は中村憲、2本目は大久保と左右でコンビを組んで連係を確認。3本目はボランチに下がったが、薄暗くなるまで続いた実戦練習の最後まで主力組でプレーした。27日の紅白戦から一貫してレギュラー組で、今季初戦となるベネズエラ戦の先発の可能性が高まった。
小笠原 試合が楽しみですね。(岡田監督の)やろうとしていることは分かったので、あとはどう周り(の選手)とフィットできるか。あとはやるだけです。
先発ならW杯ドイツ大会のブラジル戦以来になる。屈辱にまみれた前回大会は今も胸に残り、代表から遠ざかった4年間、日の丸の重みを忘れたことは一度もない。だからこそ小笠原は「今が楽しい。一緒にやったことがない選手もいるけど、どんなキャラか、自分から話しかけるようにしている。みんな仲間だからね」と、しみじみ言った。
23歳で出場した02年日韓大会、27歳の06年ドイツ大会-。4月で31歳になる男は数々の修羅場をくぐり抜け、老練さも出てきた。この日、初めて敵として対戦したDF内田は「嫌だったよ。パッと目を上げた時に走りだしてくる。小笠原さんが出てくるから(マークに)走らされる」とため息をついた。岡田ジャパン初招集でも、すぐに適応するすべは身に付けている。
それでもW杯メンバー23人枠に入るのは容易ではない。中盤は今合宿に参加する国内組の他に、中村俊や本田、松井ら欧州組もいる。だが岡田監督は合宿初日に「(小笠原は)コンセプトを説明する選手じゃない。(復帰で)選考が大変になった」と信頼。今後のアピール次第で、滑り込みでの3大会連続W杯は見えてくる。ベネズエラ戦をステップに、小笠原が南アフリカへの道を歩んでいく。【益子浩一】
[2010年1月29日8時12分 紙面から]
周囲も脱帽!小笠原“うぜえ”ほどの存在感
2010.1.29 05:01
日本代表合宿(28日、鹿児島・指宿市内)岡田ジャパン初招集のMF小笠原(鹿島)が、卓越した技術と存在感で周囲を魅了しはじめた。今合宿で初共演のMF中村憲(川崎)は「いいポジションに入るし、球際に強い。ちょっと話せば分かってくれる」と絶賛。鹿島の後輩で紅白戦では初マッチアップも体験したDF内田は「全然倒れないし、敵にすると“うぜえ”。ギリギリでけり方を変えたり、オレがやったらひざが折れるよ。主力組に入って当たり前」と改めて脱帽していた。
小笠原ならできる“変幻自在の中盤”
器用にヒールでリフティングする小笠原満男
Photo By スポニチ
【日本代表合宿】MF小笠原(鹿島)の加入で岡田ジャパンが“変幻自在の中盤”の確立を目指すことになった。27日の紅白戦に続いて28日も先発組の右MFに入った小笠原は「積極的にポジションチェンジをしていければいい。(4人が)同じイメージを持っているから、うまくやれる」と明言。ボランチの遠藤も「(中盤の)並びはゲームの中でどんどん動かしていけばいい」と話した。
本来、右MFでプレーする中村(エスパニョール)はボランチの経験が少ないために、左右のポジションチェンジはするが、ボランチと入れ替わるケースは少ない。中村より守備能力が高い小笠原が入ったことで、ボランチまで下がってもプレーできるMFがそろった。さらに激しくポジションチェンジを繰り返すことで、より相手守備陣をかく乱することが可能になるメリットもある。
中村憲は「後ろに行ったり、前に行ったり、ポジションを固定することはない。自由にやろうと話している」と、稲本も含めた中盤の4人で意思統一を図っていることを明かした。今合宿で連係を深めていく変幻自在の中盤が、日本代表の新たなオプションになる。
[ 2010年01月29日 ]
各紙が報じる小笠原満男である。
この男が一人入っただけで、これだけ魅力的な中盤となるのである。
持っておった潜在力の高さにに皆舌を巻いておる。
先発が予想されるヴェネズエラ戦は期待が持てる。
小笠原満男も持てる力を全て発揮してくれるものと思われる。
楽しみにしたい。