鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

若い最終ラインが、もっと強いリーダーシップを発揮していく

2015年06月29日 | Weblog
【鹿島】常勝軍団の面影はなし…。今こそ求められる若手DFたちの「リーダーシップ」
五十嵐創(サッカーダイジェスト)
2015年06月28日


集中すべき時間帯での失点で、試合の流れを掴み損ねる。


第1ステージで低迷した鹿島。今季は不用意な失点が多く、特に後半立ち上がりの安定感のなさが目立つ。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

 第1ステージを終えて6勝4分7敗。開幕前に優勝候補の一角に挙げられながらも、鹿島はまさかの負け越しでシーズンを折り返した。リーグ4位タイの27得点を挙げながら、一方で25失点はワースト5位タイ。ゴールを重ねても不用意に失点し、敗戦を重ねる悪循環から抜け出せなかった。

 なぜ、これほどまでに失点がかさんだのか。その要因は複数考えられるが、真っ先に挙げられるのが試合の流れをコントロールできなかったことだろう。

 鹿島の第1ステージの時間帯別失点を見ると、興味深い事実が浮かび上がる。前半(8失点)に比べて、後半(17失点)は倍増しているのだ。さらに、失点の内訳は46~60分が8失点、61~75分が4失点、76分~試合終了までが5失点と、後半立ち上がりの失点が目立つ。

 ハーフタイムを挟んで仕切り直そうとした直後に、これだけ失点していたら、試合の流れを掴めないのも当然だろう。実際に、今回の川崎戦も後半立ち上がりの失点で出端をくじかれ、結局2-3で敗れた。集中すべき時間帯の失点。これが、鹿島が敗戦を重ねた要因のひとつだ。

 また、「良い流れのなかでも、同点にされたりする試合がほとんどだった」と振り返る昌子の言葉もキーワードと言える。例えば、13節の浦和戦。押し気味に試合を進めて相手のオウンゴールで先制しながら、突如守備のバランスを崩して4分後に失点し、さらに12分後に追加点を奪われた。ACLのFCソウル戦もまさに同じような展開で、柴崎の同点弾で逆転への機運が高まったにもかかわらず、終了間際にふとした隙を突かれて涙を呑んでいる。

ベテランの力に頼らず、若き守備陣が主導することも不可欠。


守備の安定化には、昌子など若手の奮起も不可欠。彼らが「リーダーシップ」を発揮できるかも、第2ステージでの命運を握っている。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

 以前ならば、リードを上手く保ちながらカウンターで追加点を狙えていたが、今の鹿島はそれができない。同点に追いつき追い上げムードになった時も同じで、試合の分岐点が来ると、どこかナーバスになってバランスを崩してしまう。それはおそらく、チームとしての経験不足の表われだろう。

「勝ちに行くのか、守ってカウンターを狙うのか。統一感みたいなものが試合ごとにバラバラだった」

 そう土居が言うように、選手間の意思統一が曖昧で、刻一刻と変わる試合の状況に対応できていなかったのだ。

 ただ、ディフェンスリーダーの昌子や植田はまだ若く、チーム全体を統率するには経験が足りない。実際、ピッチ内で最も声を張り上げて指示を出しているのは小笠原だ。しかしこれだけ失点が続くと、彼に頼ってばかりもいられない。

 まずは、自分たちが守りやすいように周りを動かすことを考えるべきだろう。無理に監督の指示やピッチ内の司令塔の要求に応えようとして破たんするよりも、「最後のところで止められれば良い」(西)という態勢を整えるほうがよっぽど建設的だ。

 後半立ち上がりの失点も、試合の分岐点での不安定さも、なにかしらの手を打たなければ解消されない。若い最終ラインが、もっと強いリーダーシップを発揮していく――。それこそが、第2ステージでの巻き返しの鍵となる。

取材・文:五十嵐創(サッカーダイジェスト編集部)


鹿島の1stステージの戦いについて述べるサッカーダイジェストの五十嵐氏である。
得点を重ねながらも、失点を繰り返し勝ち点を失っていった。
その要因を「試合の流れをコントロールできなかったこと」と綴る。
若きチームには経験が不足していると言い切る。
これは乗り越えるべき課題である。
試合を重ね、チームは経験を積んでおる。
2ndステージは、それを開花させるとき。
強いリーダーシップを発揮するのだ。
期待しておる。

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2015-06-29 07:09:07
ACLはダメになってしまったけどナビスコ、天皇杯がまだある。
しかし残っているのはACLと違って一発勝負で決まる(ナビスコはH&Aでしたっけ)

言い方は悪いかも知れないけど終わった事なので1stはこれからの試合に向けたテストだと思えばいいのかなと。本気で優勝狙って頑張ったし応援したけど結果がこうだったので開き直ってダメな所を全部出したとか課題を見つける為とか選手間の考えや意識などを見つける、見つめ直す機会と捉えて犠牲にしてしまったけど意味ある1stだったと思えるように2ndでは意志統一や切り替え、集中、チャンスなど一つ一つを大事に戦って欲しいです。
今は若くて波がありますが他のチームで昌子選手や植田選手のような若手コンビが任されることはないだろうし早いうちからACLも経験でき代表にも行ったので波を少しずつ緩やかにしてもらい大岩コーチや岩政選手、秋田さん、中田CROといった面々が見本としてあるのだから映像みたり相談したりして自分のプレーを作り上げ自信を持って引っ張って行って欲しいです!
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