鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

誓志、後がないつもりで戦う

2012年03月10日 | Weblog
「後がないつもりで」鹿島黄金時代再来へ 悲壮な覚悟のMF増田
J1注目の男 鹿島MF増田誓志


2月24日のキリンチャレンジ・アイスランド戦ではフル出場を果たした増田
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 鹿島浮沈のカギを握るのがMF増田誓志(26)だ。昨季リーグ戦でフィールド選手では野沢(神戸に移籍)に次ぎ2番目に長い2600分(32試合)に出場。10年シーズンは期限付き移籍先の山形に在籍、昨季も序盤は本職ではないサイドバックで起用されるなど不遇をかこっていた。だが、東日本大震災の影響で調子を落としていた小笠原に代わり、ボランチの定位置をつかむと一気にブレーク。昨年9月のウズベキスタン戦でA代表にも初選出された。

 ピッチ内外でリーダー的な役割を担う。岩政に代わり、今季から選手会長に就任した。3日に行われた地元スポンサーを招いたパーティーでは選手を代表して「絶対に優勝します」と宣言。絶妙の間で言葉を紡ぐ決意表明は、関係者から「政治家のようだった。こんな才能があったとは」と絶賛された。昨季、震災の影響でチームが一時解散した際には、宮崎県で興梠、西、柴崎らと合同自主トレを行ったが、ホテルやバス、グラウンドを手配して練習環境を整えたのが増田だった。

 ジョルジーニョ監督が就任した今季は中盤がダイヤモンド型の布陣を敷くことが濃厚。増田はサイドハーフ、ボランチに加え、トップ下に入る可能性もある。開幕を目前に控え「楽しみよりも不安の方が大きい。2年間も優勝から遠ざかっているので、もう後がないつもりで戦う」と悲壮な決意を口にした。鈴木満常務取締役が「今季は若手が伸びてきて、日本で実績のあるジュニーニョも加入した。雰囲気は(3連覇した1年目の)07年に似ている」と期待する新シーズン。黄金時代の再来へ、背番号14がフル回転する。

 ◇増田 誓志(ますだ・ちかし) 1985年(昭60)6月19日、宮崎県出身の26歳。04年に鵬翔高から鹿島入り。10年に山形に期限付き移籍し、11年に鹿島に復帰した。2月24日のアイスランド戦で国際Aマッチデビュー。Jリーグ通算167試合13得点。1メートル79、75キロ。利き足は右。血液型B。

[ 2012年3月10日 07:47 ]

優勝宣言をした選手会長の誓志である。
政治家のようだったと絶賛され、演説だけでナウ根回しや段取りも覚えた様子。
誓志は今後フィクサーとして鹿島に君臨していくのであろう。
今季の優勝は誓志の双肩に掛かっておる。
期待しておる。

小笠原満男、震災から一年

2012年03月10日 | Weblog
鹿島・小笠原 震災1年、子どもたちの笑顔のために…
2012/3/10 7:00

 岩手県出身のJリーガー、小笠原満男(鹿島、32)は東日本大震災の発生直後から被災地の復興を支援してきた。気にかけているのは被災地の子どもたちの心の問題だ。震災から1年となるいま、この元日本代表MFはどんな思いを抱いているのか。(聞き手は編集委員 吉田誠一)


福島県の子どもたちと交流する鹿島の小笠原(1月7日、福島市)=共同

 翌日にアウェーの清水戦を控えた昨年3月11日、チームバスで移動中に地震にあった。鹿島アントラーズもクラブハウスやスタジアムが損壊し、チームは活動休止に。小笠原は車で被災地を訪れ、水や食料を届けた。

 「あのときのことを忘れたことはない。あれから、もう1年になる。しかし、なかなか復興は進んでいない。いまは、すべてが仮の状態。仮設住宅に仮設店舗。がれきは街中からどかしたけれど、まだ山積みになっている。車が山積みのところもある。いったい、いつになったら元の姿に戻るのか。もどかしくて仕方がない」

 昨年5月、小笠原ら東北6県出身のJリーガーが東北サッカーの復興を支援するため、「東北人魂を持つJ選手の会(略称・東北人魂)」を設立した。愛用のスパイクやユニホームなどを持ち寄り、チャリティーオークションを実施。約716万円の売り上げを資金にして、被災地の子どもたちをJリーグの試合に招待してきた。

 「あの日に見た光景を子どもたちは忘れられないはず。だから、ストレスを発散させて、笑顔を取り戻させてあげたい。でも、被災地では走り回れる場所、サッカーをするグラウンドがない。仮設住宅の周りでサッカーをしていたら、うるさいと言われたという話も聞いた」

 「僕にも同じような少年時代があった。当たり前のようにサッカーをしていた。その当たり前のことを、被災地の子どもたちはできなくなっている。そういう子どもたちのために、スポーツをする環境を整えてあげられないものかと考えている」


 東北人魂は1月5~8日に岩手県宮古市、仙台市、福島市、いわき市などでイベントを開催。被災地の子どもたちを集めてフットサル大会を開くとともに、Jリーガーがプレーを見せ、サイン会も行った。

 「子どもたちとサッカーをしたときに『頑張れよ』と声をかけたら、『やりたくても場所がない』と言われた。子どもたちに話しかけるときは、使う言葉には気を使っている。『家に帰ってからも頑張れよ』と元気づけたつもりなのに、『家は流されちゃった』ということがあるので……。そのへんは本当に難しい」


紅白戦でパスを出す小笠原=共同

 「いま、優先されているのは住宅やショッピングセンター、病院などを建てること。グラウンドをつくる土地はないと言われる」

 「そんな状況だから、活動停止になるチームもある。子どもたちが散ってしまって、11人そろわないチームもあるという。グラウンドができるとしても、3年後と言われた。それでは、新しくサッカーを始める子がいなくなってしまう」


 被災地のスポーツを復興させるためにはグラウンドなどの施設の整備が不可欠。そのためには、だれに、どう働き掛けたらいいのかと小笠原は頭を悩ましている。

 「きちんと企画して、プレゼンテーションをしないと、支援者は見つからない。だから、いまプレゼン術を学ぼうと思っている」

 「企画のイメージはあるんです。いざとなったら避難所にもなるように、食料や水を備蓄しておく。そんな震災も想定したスポーツ施設をつくりたい」

 「スポーツカフェみたいなものを併設して、夕方になったらお年寄りがテレビで大相撲中継を見るために集ってくる。週末はみんなでサッカー中継を見る。いろんな方と話していくうちに、イメージができてきた。しかし、つくるにはお金がかかる。だから支援者を見つけたい」


 東北人魂は1年限定でスタートしたが、このほど活動の続行を決めた。今季も被災地の子どもをJリーグに招き、交流会を催したりする。


キャンプで練習する小笠原=共同

 「僕らが育った東北なので、引き続き、できることはやっていこうという話になった。サッカー以外に負担になることはやめろという人もいるけれど、僕はこうした活動が自分の力になると思っている。だから続けていきたい」

 「子どもたちが喜んでくれると、やはりうれしい。彼らといっしょにサッカーをしていると、自分も頑張ろうという気持ちになる」

 「本来はこうした支援活動は陰で行うべきものかもしれない。でも、僕たちプロ選手の活動がメディアに出る意味もあると思うようになってきた」

 「あそこに困っている人がいるということが分かれば、じゃあ支援しようと思う人が出てきてくれるかもしれない。アントラーズのサポーター向け月刊誌で『ボランティアが足りない』と発言したら、実際に現地に行ってくれた方がいた」


 Jリーグ1部(J1)は3月10日に開幕する。昨季の鹿島は東日本大震災で被災した影響もあり、J1の優勝争いには絡めなかった。今季はジョルジーニョ新監督を迎えて、覇権奪還を目指す。


 「J1が開幕し、サッカーができるのはもちろんうれしいけれど、被災地のことを思うと、心境は複雑。仮設住宅で寒くて眠れない人もいるんですから。僕たち選手にできるのは、やはり勝ってお客さんを喜ばせること。茨城県も被災地なわけで、そうした中でチケットを買ってくれている人をがっかりさせたくない」

日経新聞の満男インタビューである。
満男の思いが伝わってくる。
この震災で多くのものを失ったが、小笠原満男はサッカー選手としてだけでなく人間的に成長した模様。
彼の人生は大きく変わったのではなかろうか。
サッカーを通じて行動する以外になかった満男は、その行為の大きさと無力さを味わったのであろう。
今後も注目していきたい。

小笠原主将、特別な意味を持つ開幕戦

2012年03月10日 | Weblog
小笠原の誓い「何事にも勝てるように」
 復興元年のJリーグは、仙台と鹿島という東日本大震災被災地同士の激突で幕を開ける。鹿島MF小笠原満男(32)は、同じ被災チームとして仙台とともにJを盛り上げることを約束。明日11日で震災から1年という節目を前に、復興への熱い思いをピッチで表現する。

 復興、そして勝利への思いを言葉に込めた。東日本大震災から1年。小笠原は「試合だけじゃなくて、何事にも勝てるように。いろいろな意味で。震災から1年。相手は仙台。いろいろな意味のある試合だから」と特別な一戦への意気込みを表した。

 物資支援やサッカー教室などのピッチ外活動だけでなく、一番はピッチ内での「躍動」だと分かっている。昨季はナビスコ杯を制したもののリーグ6位。「被災地の方々を励ましたかったのに心配をかけてしまった」。今季は結果を残すことも不可欠と考えている。

 昨年3月11日は、同12日のアウェー清水戦に備えて東京駅へバスで移動中に被災。長時間をかけて真夜中に鹿嶋市へ帰った。高校時代に慣れ親しんだ岩手県大船渡市も甚大な被害を受けた。いみじくも今季の開幕戦は今日3月10日。「今までと違った意味のある特別な開幕戦になると思う」

 「個人的には仙台と一緒に頑張りたい。まだ復興へ手助けが必要な人はたくさんいるから、お互いに優勝争いに絡んで長い目でも一緒に頑張っていきたいと思う」。鹿島の「闘将」は思いの丈を開幕戦のピッチで体現する。【菅家大輔】
 [2012年3月10日8時4分 紙面から]


特別な一戦へ…小笠原、鹿島の底力見せる!

鹿島の主将、小笠原は被災者に勝利を贈ることを誓った

 10日に敵地の仙台で開幕戦を迎える鹿島イレブン。茨城県鹿嶋市内の練習場に隣接する敷地には、地震で出た周囲のがれきがいまだにうずたかく積み上げられている状態だが、最終練習を終えた主将の元日本代表MF小笠原満男(32)は「試合だけじゃなく、何事にも『勝って』いけるようにしたい」と意気込んだ。

 小笠原の郷里は岩手。昨年3月11日の震災では直後の18日に、妻の出身地でもある陸前高田市の避難所にも駆けつけた。同僚で仙台市出身のMF遠藤康(23)や青森出身のMF柴崎岳(19)らJリーグの仲間とともに、被災地の支援活動を継続している。

 「今年の開幕戦には今までとは違う特別な意味がある」。小笠原がそう力を込めれば、遠藤も「負けられない試合。両親たちも駆けつけてくれる」。見せたいのは負けない姿。仙台のピッチから、被災地のファンにありったけの胸の思いを発信する。(丸山汎)

小笠原が仙台にエール「ともにV争いを…」
J1第1節 鹿島―仙台 (3月10日 ユアスタ)

 鹿島のMF小笠原主将が「全勝」を今季の目標に掲げた。本拠地が深刻な被害を受けた被災クラブ同士の対戦に向け「特別な意味を持つ開幕戦。“全勝”には試合だけではなく、何事にも勝つという意味を込めた」と静かに語った。

 昨年5月に東北サッカー界の復興を目指す有志の会「東北人魂」を発足。仙台には菅井、関口ら東北人魂メンバーがおり、小笠原は「仙台と開幕戦で対戦するけど、ともに優勝争いに絡めればいいと思う」と力を込めた。
[ 2012年3月10日 06:00 ]

小笠原、仙台での試合は「特別」…鹿島
 鹿島MF小笠原がチーム、被災地のためにリーグ制覇を目指す。仙台戦へ向け「震災後、1年。仙台での試合。明日は特別な意味を持った開幕になる」と闘志。「できれば鹿島と仙台で優勝争いをしたい。一緒に頑張っていけば、話題にもなる」。被災した2クラブが勝ち続ければ、被災地への関心、支援が弱まることはないと考え、奮闘する決意だ。

(2012年3月10日06時01分 スポーツ報知)

今季の開幕戦はこれまでとは異なると語る小笠原主将である。
被災から早一年、特に被害の大きかった鹿島と仙台が当たるというこのカードの持つ意味は大きい。
そんな中で、被災者であるヤスの両親が観戦とのこと。
ヤスの気持ちも高ぶっておろう。
高揚した気持ちをプレイにぶつけて欲しい。
楽しみなシーズンが始まる。

仙台・柳沢、好プレイ宣言

2012年03月10日 | Weblog
復興元年Jは仙台がシンボル

練習中に負傷した仙台FW柳沢(左から3人目)を、心配そうに見守るイレブン

 復興元年のJリーグは、仙台と鹿島という東日本大震災被災地同士の激突で幕を開ける。ホームで迎え撃つ仙台MF関口訓充(26)は9日、震災後のリーグ再開初戦となった昨年4月の川崎F戦のように、再び被災地に勇気を届ける戦いを誓った。

 関口の脳裏には、2011年4月23日の等々力が浮かんでいた。震災で中断していたリーグ再開初戦のアウェー川崎F戦。2-1。先制を許しながら追いつき、最後はクラブ史上初のアウェー逆転勝ちだった。「やっぱりあれがでかかった。ましてや相手はフロンターレ。優勝を争うチームですからね。自信にもなりましたし、サポーターにも勇気を与えられた試合だと思う」。中でも右足をつりながら執念の同点ゴールを押し込んだMF太田の姿は、被災地に感動を呼んだ。

 そこから快進撃を続けて4位。昨季、唯一2戦2敗と完敗した格上の鹿島相手に“再現”を狙う。「内容が良くても結果がついてこなければ意味がない。勝つことが一番。チームに勢いと落ち着きも出る」と勝利にこだわる姿勢を見せた。ともに被災地クラブ。勝つことで地元を、日本を勇気づけたい願いは同じだ。関口は「お互い地震が起きて、復興に向けて協力し合った。ぶつかるのはつらいところもある」と話すが、復興への思いを存分にぶつけられるカードであることも理解している。

 すでに入場券が完売し、試合は地上波で全国生中継。手倉森監督は「いよいよサッカー界が、2012年の復興元年へ力を注ぐ時が始まる。復興への希望と勇気、それを感じてプレーできる方が明日は勝つ」と熱っぽく語った。昨季掲げた「希望の光」から「東北のシンボル」を目指す、仙台の新しい1年が始まる。
【亀山泰宏】

<仙台 震災からの経緯>

 ◆3月11日 翌日のホーム開幕戦(対名古屋)へ向け午前中に練習後に被災。クラブハウスは半壊状態に

 ◆12日 選手、スタッフらの家族の無事を確認。チーム活動再開の無期延期を決定

 ◆14日 FWマルキーニョスらが一時帰国

 ◆28日 チームが再始動。選手、スタッフ48人で宮城・石巻で復興支援活動を行う。4月23日のリーグ再開が決定

 ◆4月4日 千葉・市原キャンプスタート

 ◆7日 マルキーニョスが震災を理由に退団

 ◆23日 リーグ再開戦。アウェーで川崎Fに劇的な2-1逆転勝ち

 ◆29日 浦和とのホーム開幕戦を1-0で飾り2位浮上

 ◆6月22日 開幕12戦無敗を達成

 ◆12月3日 リーグ最終戦。神戸を下し4位浮上で終了。ACL出場は逃す

 ◆17日 天皇杯4回戦で敗れ、11年終戦


 [2012年3月10日6時58分 紙面から]

仙台・柳沢、J1開幕戦で被災地へ元気弾だ!

練習で激しく競り合う柳沢。被災地に勇気を与えるため、開幕戦勝利を狙う (撮影・川口良介)

 Jリーグの20年目のシーズンは、4日のJ2に続き、10日にJ1が開幕する。ホームのユアテックスタジアム仙台に鹿島を迎え撃つ仙台のFW柳沢敦(34)は、東日本大震災から1年を迎える被災地に勇気を与える開幕戦勝利を約束。ともに被災した古巣・鹿島と好試合を狙う。チームは9日、仙台市の泉サッカー場で約1時間、最終調整を行った。

 幾多の激闘を繰り広げてきた17年目のFW柳沢が、3・11から1年間のさまざまな思いを胸に、開幕戦に臨む。

 「(復興へ)一歩前に踏み出している人には、より元気を与えたい。まだ悲しい思いをしている人もいます…。踏み出すきっかけになるプレーを見せたいです」

 未曾有の大惨事が今も生々しく記憶に残るベテランはこの日、約100人のサポーターが見学に訪れた中、ミニゲームで軽快な動きを見せた。セットプレーの確認時に左膝を打撲。だが、すぐに復帰し、注目の一戦を前に上々の態勢を整えた。

 10日はホームで鹿島戦を迎える。富山一高から1996年に鹿島入りし、2003年のシーズン途中から05年の海外移籍期間を除き、07年まで足かけ約10年間にわたり在籍した古巣と運命的ともいえる開幕戦だ。

 ともに東日本大震災で被災したクラブ。今季から鹿島で指揮を執るジョルジーニョ新監督(47)は、かつてのチームメートでもある。旧友との再会を待ちわびながら「負けたくない。やるからには勝ちたいです」と途中出場のスーパーサブとして、勝利に熱く燃える。

 昨年3月11日の地震発生時は、仙台市の自宅にいた。クラブは一時解散。移籍1年目の主将は早速、市内の避難所に飲料水を寄付するなど支援活動を開始した。

 約3週間ぶりにクラブが再集合した3月28日には、チームメートと石巻市内へ向かった。高台の日和山公園から、壊滅的な被害を受けた沿岸部を一望。被害状況に大きなショックを受けたが、バケツリレーや物資の運搬、子供たちとのサッカー交流と精力的なボランティア活動を行った。

 J1仙台は昨季、クラブ史上最高の4位と大健闘。だが、FW柳沢は4月の左膝手術もあり、出場17試合で1得点に甘んじた。今季は往年のプレーを復活させ、ピッチから復興元年のメッセージを送る。(山口泰弘)

★震災とJ1仙台

 本拠地のユアテックスタジアム仙台のある泉区には震度6弱の揺れが襲った。照明設備や外壁のほか、クラブ施設には損壊が確認された。選手も多くが県外に避難。3月29日から仙台市内で練習を始め、4月3日からはJ再開戦に向け関東でキャンプを実施。同23日の川崎戦(等々力)で2-1と逆転勝利。同29日にはホーム開幕戦を迎え、浦和に1-0で勝利した。照明復旧工事の遅れのため、7月初旬までは酷暑の中、デーゲームで戦うことを余儀なくされたが、同13日の清水戦からナイターを実施。その後も快進撃を続け、昨季はクラブ史上最高位のリーグ戦4位となった。
(紙面から)

柳沢 左膝強打で一瞬ヒヤリ…古巣との対戦に燃える
J1第1節 仙台―鹿島 (3月10日 ユアスタ)


ゲーム形式の練習で柳沢(中央)が味方DFを振り切りシュートを放つ
Photo By スポニチ


 仙台の前日練習中に緊張が走った。セットプレーの確認で主将のFW柳沢が左膝を強打しピッチに倒れた。幸い大事に至らずに練習に復帰し「大丈夫です」と笑顔。

 07年まで在籍した古巣との対戦に向けて「特別なチーム。勝ちたい、いいプレーを見せたいという欲が出てくる」と闘志を燃やす一方で「鹿島と仙台が被災地に勇気を与えられれば」と支援という意味では“共闘”の姿勢を訴えた。
[ 2012年3月10日 06:00 ]

被災地に希望を!開幕戦勝利誓った!…仙台
 J1リーグは10日、20年目の開幕を迎える。昨年に東日本大震災で被災した仙台は同じく被災クラブの鹿島とユアスタで激突。昨年は被災者の『希望の星』になろうと4位と躍進した仙台・手倉森誠監督(44)は「復興へのスタートとなる試合にしたい」と強敵撃破を誓った。昇格したF東京は大宮と、札幌は磐田と、鳥栖はC大阪と対戦する。

 負けられない一戦に、仙台のMF関口は早くも戦闘モードだ。昨年は2敗した鹿島相手に「勝てば昨年以上の勢いが出る。勝ちにこだわってやりたい」と言い切った。

 震災から1年。開幕戦、ホームで鹿島と戦う重みを選手は十分意識している。昨年はリーグ最少の24失点の堅守でクラブ史上最高の4位と躍進。震災で大きな被害を受けた地元の「希望の星」となった。今季は、高い位置での守備から攻撃へつなげるスタイルでレベルアップをもくろんでいる。

 主将のFW柳沢は「みんなが復興に向けて前に進んでいる。僕らができることは、いいプレーを見せて、さらに一歩進み出す勇気や希望を与えること」と言う。被災地に希望を与え続けるため、仙台の新たな挑戦がスタートする。
(2012年3月10日06時03分 スポーツ報知)

仙台、震災1年で闘志「勇気を」

 J1開幕を控え、練習する柳沢(中央)ら仙台イレブン=仙台市

 Jリーグの20年目のシーズンは、10日にJ1が開幕する。各チームは9日、最終調整で初戦に備えた。東日本大震災から1年という節目の前日となる10日には、仙台がホームに鹿島を迎える。神戸はアウェーでG大阪と“関西ダービー”に臨み、浦和はアウェーで広島と対戦。昨季J1王者の柏は、11日にホームで横浜Mとの初戦に臨む。

 本拠地に鹿島を迎える仙台は、仙台市内の練習場で約1時間半、ゲーム形式の練習やセットプレーの確認などを入念に行った。手倉森監督が「開幕戦の中で最もメッセージ性のあるカード」と受け止める被災クラブ対決を前に、チーム全体に緊張感が漂った。

 昨季は東日本大震災による約1カ月半の中断を挟み、開幕から12試合負けなしというスタートダッシュに成功。特にリーグが再開した初戦で川崎に2‐1と逆転勝ちしてから、快進撃が始まった。

 MF関口は「あの試合で自信がついたし、見ている人にも勇気を与えられたと思う」と振り返った。左MFでの先発が予想されるエースは「震災から1年というのもあるけど、開幕戦に勝てばチームに勢いがつく。結果にこだわりたい」と静かに闘志を燃やした。

 入場券は既に完売した。GK林は「これからも震災があった時期に毎年開幕を迎える。でも今回はお互いに被災地のチームなので、希望や勇気を与えられるような戦いをしたい」と熱い思いを口にした。

(2012年3月10日)

良いプレイを魅せて被災者に元気を与えたいと意気込む仙台の柳沢である。
被災地同士の対戦となったこのカードで両チームに縁のある柳沢が奮起すれば、試合も活気づくであろう。
好ゲームを期待する。
それが両サポーターの願いであろう。
楽しみである。

Fマリノス・マルキーニョス、開幕戦を欠場

2012年03月10日 | Weblog
横浜 マルキ欠場…代役小野が大黒と2トップ形成
J1第1節 横浜―柏 (3月11日 柏)

 横浜のFWマルキーニョスが、11日の柏との開幕戦を欠場することが決まった。腰痛で離脱中でこの日は川崎市内で検査を行った。代役には小野が入り大黒と2トップを組む。

 柏には昨季、ホーム、アウェーともに0―2で敗れているだけに、MF兵藤は「借りを返したい」。小野は「前からプレスするようにハードワークしたい」と守備での貢献を誓いつつも「FWは得点を取ることが一番」と意気込んだ。

[ 2012年3月10日 06:00 ]

腰痛で開幕戦を献上するFマリノスのマルキーニョスである。
得点王を目指すと意気込んで来日したものの、少々暗雲が立ちこめた格好となった。
容態はどの程度なのであろうか。
3月31日の我等鹿島との対戦時にはメンバーに名を連ねるのか気になるところ。
出来ることなれば、ベストな状態のマルキーニョスを相手に完封を目指すべく戦いたい。
それまでに鹿島は、新システムの熟成が進み、最強の布陣も観てて来よう。
マルキーニョスの復活を期待したい。