イギリスの高等裁判所で、
3年ほど前にそんな判決が出ていたことを最近知った。
付加価値税(VAT)がらみの話だ。
イギリスでは、
ポテトチップスには高いVATがかかるが、
ビスケット類にはかからない。
そこでプリングルスは出しているP&Gが、
「これはポテトチップスではない」
と現状の課税に対して異議申立てした結果だという。
まるではるか昔の「トマトは果物か?野菜か?」裁判のようだ。
日本も今後、
ヨーロッパのように消費税が上がっていけば、
物によって税率が変わるという事態になるだろう。
日用品は税率が低く、贅沢品は高い。
ここで予想されるのは、
「なにが日用品でなにが贅沢品か」という仕分けの混乱である。
喜劇的混乱が起こりそうだ。