細木数子さんに一度だけ会ったことがある。
特番の打ち合わせで、
神楽坂にあった細木さんの事務所に行ったのだ。
僕を含め、4~5人のスタッフが打ち合わせに参加した。
番組概要の説明が終わると、
いきなり細木さんが切り出した。
「お酒を飲む人はいる?」
全員が手を挙げた。
すると、僕に向かって、
「どれぐらい飲むの?」
「ほぼ毎日です」
次の瞬間、
「そんなんじゃ、あんた死ぬよ」
出た。
あの有名なフレーズが僕に向かって発せられたことが、
ちょっと嬉しかった。
そして、
「お茶を飲みなさい」
と、まだ手をつけていない自分のお茶を差し出した。
言われるがまま、僕は自分のお茶ともらったお茶を飲んだ。
すると、
「顔色がよくなってきた。
人間、安心すると顔色がよくなるんだよ」
安心したからではなく、
温かいお茶を飲んで体温が上がったから、
血色がよくなったのだと思う。
もちろん、そんなことは言わなかったけれど。
打ち合わせ後、細木さん行きつけの焼肉屋に行った。
そういう流れが常らしかった。
飲み物を注文する時、
さすがにここでビールを頼むわけにもいかず、
僕だけ烏龍茶を頼んだ。
するとそれを見ていた細木さんが、
「あんた、1杯だけならいいわよ」
これが一度きりの「細木数子との遭遇」全記録である。
特番の打ち合わせで、
神楽坂にあった細木さんの事務所に行ったのだ。
僕を含め、4~5人のスタッフが打ち合わせに参加した。
番組概要の説明が終わると、
いきなり細木さんが切り出した。
「お酒を飲む人はいる?」
全員が手を挙げた。
すると、僕に向かって、
「どれぐらい飲むの?」
「ほぼ毎日です」
次の瞬間、
「そんなんじゃ、あんた死ぬよ」
出た。
あの有名なフレーズが僕に向かって発せられたことが、
ちょっと嬉しかった。
そして、
「お茶を飲みなさい」
と、まだ手をつけていない自分のお茶を差し出した。
言われるがまま、僕は自分のお茶ともらったお茶を飲んだ。
すると、
「顔色がよくなってきた。
人間、安心すると顔色がよくなるんだよ」
安心したからではなく、
温かいお茶を飲んで体温が上がったから、
血色がよくなったのだと思う。
もちろん、そんなことは言わなかったけれど。
打ち合わせ後、細木さん行きつけの焼肉屋に行った。
そういう流れが常らしかった。
飲み物を注文する時、
さすがにここでビールを頼むわけにもいかず、
僕だけ烏龍茶を頼んだ。
するとそれを見ていた細木さんが、
「あんた、1杯だけならいいわよ」
これが一度きりの「細木数子との遭遇」全記録である。