自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

こんな所で蔓延って・・・ガガイモ

2008-08-30 21:32:00 | お散歩
ガガイモ[蘿摩](ガガイモ科)
日当たりのよい野原などに生える、つる性多年草。葉は対生し、長心形で柄があります。若葉は茹でてあく抜きをしてから、油炒めなどにして食べると美味しいそうです。
果実は袋果で、種子には絹糸状の毛があり、絹の代用として用いたこともあるそうです。
一昨年からガガイモを探していたのですが、いつもの散策では出会うことができませんでした。そろそろ花の季節だと思い、今年も探しに出てみると、いつも通る相鉄線の線路下の土手で花をたくさん咲かせているところに出会いました。
何故、今まで気付かなかったのか不思議です。

8月、葉のわきから花柄を伸ばし、花冠が5裂する淡紫色のこんな花を咲かせます。内側には細毛が生えますが、その様子が分かるでしょうか。
線路下の土手なので、私とガガイモの間には柵があります。なんとか花を近くで撮りたいと思い、苦労していると、辺りには微かに甘い匂いが漂っていました。ガガイモの花の香りだったのでしょうか。。。。。
8月下旬 横浜市内にて
同じ日、境川の土手でもガガイモに出会いました。ここもよく通るところですが、今まで気付きませんでした。
ここでは、思う存分ガガイモに近付くことができました。でも、一番花に近づいていたのは、このカメムシたちでした。ジュウジナガカメムシというそうですが、カメラを近づけると花や葉の裏側に逃げていってしまいました。
花の香りを確認しようと思っていたのですが、ここで確認するのはやめることにしました・・・・・
8月下旬 大和市内にて

全草及び根を「蘿摩(ラマ)」、果実を「蘿摩子(ラマシ)」といい、中国で強壮、強精薬とするそうです。このカメムシたちは、きっと元気いっぱいですね。


コメント (8)
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