後半戦に向けた考察をJ1の残留争いとJ3の昇格争いでも試みる。
【J1】
昨季も記したJ1の残留条件は以下の通り。
- 勝ち点40以上&得失点差-10点台
- 総得点&総失点のブービー以下を回避
- 「白星なし=引き分けを挟んだ連敗」が二ケタは赤信号
昨季のJ1は勝ち点34の新潟までが残留。折り返しのボトム5は以下の通り。
- 14位・柏(勝ち点18→最終45)
- 15位・松本(勝ち点15→最終28・降格)
- 16位・山形(勝ち点14→最終24・降格)
- 17位・新潟(勝ち点14→最終34)
- 18位・清水(勝ち点13→最終25・降格)
昨季もボトム5が降格3クラブを出した。09年から続いている
「前半戦の最下位は降格」というジンクスは清水でも破れなかった。
一方で、降格のボーダーラインは「勝ち点30」にまで下がった。
これを踏まえ、今季前半戦のボトム5をみる。
- 14位・名古屋(勝ち点17)
- 15位・鳥栖(勝ち点17)
- 16位・湘南(勝ち点16)
- 17位・甲府(勝ち点15)
- 18位・福岡(勝ち点11)
前半戦わずか2勝。勝ち点が昨季の清水より少ない。
リーグ戦8戦未勝利の後、現在は6戦未勝利。ルヴァン杯もまだ続く。
降格ボーダーを「勝ち点30」とみても、最下位福岡は正直、赤信号だろう。
そして、今季も「オリジナル10」がボトム5に出現。
14位名古屋は、自身より下位の4クラブに2分け2敗と
例年おなじみの「中位力」を発揮できていないのが心配だ。
新人監督が、その監督の手腕を査定するGMまで兼任するという
クラブは組織として大丈夫なのか、と疑問に思っている。
いずれにせよ、今季も「勝ち点20の上積み」の成否が残留のカギか。
【J3】
折り返しの第15節を終えて、トップ5が混戦模様。
- 栃木(勝ち点30)
- 鹿児島*(勝ち点27)
- 大分(勝ち点26)
- 長野(勝ち点26)
- 富山*(勝ち点25)
*は地震や悪天候の影響で第5節を未消化。ともに8月13日に開催
5月まで無敗だった秋田が6月に3連敗と急失速。
J2ライセンス申請の見送りも重なり、再浮上は見込めないかも。
入れ替わるように、栃木が10戦無敗&6連勝と絶好調で首位に浮上した。
鹿児島や大分といった上位陣と当たる7月を乗り切れば独走もあるかも。
元J2勢が目立つ中で、鹿児島や長野がどれだけ粘れるか。
なお、鹿児島はJ2ライセンスを申請済み。認可の行方も注目される。
- 欧州選手権
フランス2対0ドイツ 「マジノ線」突破ならず。開催国が決勝へ。
- ホークス
オリックスを4対0で下して連勝。50勝に一番乗り。
先発・岩嵜が11年の「奪三振ゼロ完封」から5年ぶりの完封勝ち。
打線は金子千から4安打止まり。だが、序盤の内川3ラン&松田ソロが効いた。
- ドラゲー後楽園大会
メーンの三軍対抗戦では、新ユニット「トライブ・ヴァンガード」の
YAMATOがドリーム王者の鷹木から3カウント。神戸の前哨戦を制した。
なお、夏のタッグリーグ戦に参戦する12組も発表。
Aブロックは現ツイン王者のススム&カゲトラ、マライサ、吉野&Tホーク、
山村&石田、土井&ブラザー、マリリンズ(マリア&リンダマン)の6組。
BブロックはYAMATO&ハルク、戸澤&清水、キッド&エイタ、
鷹木&kotoka、サイバー&問題龍、もっちー&中村の6組。
なお、エイタは新日本の「スーパーJカップ」1回戦でライガー戦が決定