ハシゴがあれば登るっしょ！・７

ハシゴがあれば登るっしょ・７


石田「じ、実は・・・人間不信になっている

　　　ことは、本当で～ス

　　　今回のことは、確かにミーから提案しました～

　　　ですが、パーフェクトに相手を信じることは

　　　できていないので～ス」

透明「なるほど・・・・。」

石田「もしかしたら、ミーは人を信じること、

　　　怖くなっているのかもしれませ～ん

　　　今回は、前とは違いま～ス」

透明「んっどういうことですか？」

石田「いつも、ミーの側にはワイフがいました

　　　彼女は優秀で、ミーの足りない部分を

　　　補ってくれていたので～ス

　　　その上、ミーも歳をとりました～

　　　もし、今から失敗しても取り返す

　　　スピリットもありませ～ん」

透明「う～ん・・・そんなに心配でしたら

　　　事業自体を白紙に戻すか

　　　携わらないようにすることは

　　　できないのですか」

石田「ノンそれはできませ～ん

　　　ミーは彼を救いたいのでース」

透明「んっ」

石田「彼はミーが若い時に育てた起業家で～ス

　　　彼が相談にきたということは、

　　　彼も今困っていま～ス

　　　ミーは彼を見捨てることはできませ～ん」

透明「なるほど・・・・。

　　　(ああ、やっぱり勘違いしている・・・)

　　　それでは石田さんは、私に何を望んでいるんですか」

石田「チィーチャー

　　　この事業の相談役になってくれませんか」

透明「相談役」

石田「ミーが気づかない危険があったときに

　　　相談できる相手が欲しいので～ス

　　　もちろん、報酬もお支払いしま～ス」


・・・・・はぁ～～

収入が増えるのはありがたいけど・・・


透明「せっかくのお話ですが、お断りします」

石田「ファ～イ何故ですか～

　　　さっきのこと、まだ怒っていますか～」

透明「い、いや、先程は取り乱してしまいましたが

　　　それとは関係ないんです」

石田「」



　　　　　　　　　　　　続く・・・。

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