ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

ミニ遍路で御利益は? 土浦大師大聖寺

2020年03月06日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2020年3月6日(金)

毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成元年度第35回(2020年第9回)、「大聖寺(土浦大師)・ミニ遍路巡り」ウォーキングに参加した。

この日のコースは、2012年1月20日(金)2015年1月16日(金)に続いて3回目となる。

当初は、前回・前々回同様「大聖寺・日先神社コース」と称して大聖寺にお参りの後は、
日先神社に参拝するというコース設定だったが、やや距離が長いため、大聖寺のミニ遍路を
巡るコースに変更したという次第。

第二集合場所の土浦地区六中公民館の駐車場に行って見ると、たくさんの見覚えのあるナンバーが並んでいた。


この時点では予想を超える20名が集まった。
新型コロナウイルスの感染拡大のニュースが広まるなか、15名も集まれば上出来と思っていた。
皆さん、新型コロナウイルスの予防のため、女性のほぼ全員がマスク姿である。
中には花粉症の人もいたのかもしれないが・・・


会長のTKさんより、挨拶に続いて、『今日も元気に歩きましょうっ!』の檄が飛び、


9時36分、大聖寺(だいしょうじ)を目指して出発!
先頭はいつも元気な会長のTKさんが務める。


後に続く皆さん。


9時38分、六中公民館を後にして、


右側に田んぼが広がる景色の中を進む。


『朝はちょっと寒かったけど、良い天気に恵まれたよねっ』


六中公民館を出発すると直ぐに大きな構えの家が目に入った。
『いやぁ、凄い家だよなぁ。お寺か武家屋敷みたいだよねっ』
『どんな人が住んでいるのかねぇ?』
この家の前を通る度に同じ疑問が湧くのだが、まだ答は得られていない。


田んぼの向こうに常磐線が見える。


少し進むと、左手の小高い場所に土浦第六中学校の校舎が見えた。


さらに田んぼの縁の小径を進むと、


9時55分、旧県道48号に出た。


旧県道48号を右籾集落方面へ進み、


土浦第六中学校の入口交差点(三叉路)を通過して、


三叉路の約30m先を右折すると、


右籾(みぎもみ)の集落である。


右籾集落には、大きくて立派な構えの農家が多い。
『どの家も凄く立派で大きいわよねっ』


右籾集落を抜け、新県道48号を横断し、


また、田園風景の小径を進む。


左手には谷津田の風景が広がっている。
『いやぁ 前に来た時と殆ど景色は変わっていないねぇ』
いつまでも残って欲しい景色ではある。


常磐線の線路に沿って花室川方面に進み、


常磐線のガードを潜り、


花室川に架かる塚田橋を渡る。


ちょうどその時、常磐線の特急が通過して行くところだった。
いやぁ 実にグッドタイミングではなかろうか。


塚田橋を渡り、永国東の住宅地方面へ。
『のどかで良いわね~っ』


『この道は、殆ど車が通らないみたいだから安心ねっ』


永国東の「桜の杜」団地前を進む。
『個性的な家が多いよねっ』


永国東の「桜の杜」団地を通過して進むと、


旧国道6号に突き当るが、道路下にトンネルがあるので潜って進む。
車1台がやっと通れる広さである。


続いて、新国道6号(土浦BP)下を潜る。


こちらは、広さも高さも充分だ。


新国道6号(土浦BP)下を潜って左折し、道なりに進むと、


大聖寺(土浦大師)の正面に出た。


左右からの車に注意しながら大聖寺の参道へ。


大聖寺の参道を進むと、


10時32分、大聖寺(土浦大師不動尊)の山門(羽黒山)に到着した。


山門脇で軽く一息入れて、


茅葺き屋根の四脚門を潜ると、


先ず目に入るのが、黒松の「大聖寺のカサマツ」だ。
樹高2.8m、東西6.3m、南北6.1mの円形をしていて、まるで傘を広げたようだ。
『いやぁ これはほんとに見事だねぇ』
樹齢は示されていないので定かではないが、土浦市の名木・古木に指定されている。


四脚門の先、右手には護摩堂が建てられている。
護摩堂は、四国八十八箇所巡りの結願をお参りするお堂となっているようだ。
四国八十八箇寺ミニ遍路巡りの後にあらためてお参りすることにしよう。


護摩堂の入口には”オオヒシクイ実物大石像彫刻”が。
今年(2020年)1月17日(金)オオヒシクイの飛来地である稲波干拓地区を訪れたが、
間近に実物のオオヒシクイは見てはいない。
そのため、参考のためにこの実物大の写真を撮った。
『そんなに大きくは感じないわよねっ』
『羽を広げた姿の実物大があると良かったのにねっ』
同感である。


大聖寺本堂にお参りしていこう。
今回大聖寺は初めてという人もいることから、ミニ遍路巡りをしようということに。
日先神社への参拝はパスすることにした。


本堂前でロウソクと線香に火を点し、


本堂大聖殿へお参りだ。


『どうか遍路巡りの御利益がありますようにっ!!』


ミニ遍路巡りは、大聖寺(土浦大師)の境内に祭られている四国八十八箇寺の御本尊を
順に巡るというものである。
距離にして約1,500mあるとのことなので、ゆっくり巡るとかなりの時間を要することになる。
ミニ遍路の順路を境内のところどころに配置してある地図で確認して・・・


10時50分、ミニ遍路巡りのスタートである。
先ずは四国第一番の霊山寺、本尊は釈迦如来だ。
お参りする度に『南無大師遍照金剛』と唱えるのが基本、とされている。


続いて四国第二番の極楽寺、本尊は阿弥陀如来。
(全て紹介したいが、データ量の都合上、一部は割愛させていただくことにする)


四国第四番の大日寺、本尊は大日如来。


四国第五番の地蔵寺、本尊は勝軍地蔵菩薩。


本堂大聖殿と客殿を結ぶ廊下の下を潜って本堂大聖殿の裏手へ。


廊下を潜って直ぐ右手に四国第六番の安楽寺(本尊は薬師如来)があった。


左手には、第七番の十楽寺から十二番の焼山寺が約10mほどの間隔で並んでいる。


四国第十二番の焼山寺(本尊は虚空蔵菩薩)を過ぎて径なりに右方向へ。


その先は、四国第十三番の大日寺から四国第十六番の観音寺(本尊は千手観世音菩薩)へと
続いている。


十七番の井戸寺(本尊は七仏薬師如来)辺りから大聖寺の裏門方面を見たところ。


大聖寺から花室川方面の景色がよく見える。
『いやぁ 大聖寺って見晴らしの良い所なんだねぇ』


四国第二十番鶴林寺の本尊(地蔵菩薩)に見入る。 


大聖寺裏門の手前に第二十四番の最御崎寺(ほつみさきじ)(本尊は虚空蔵菩薩)がある。


裏門の正面に立つのは第二十五番津照寺(しんしょうじ)の本尊(延命地蔵菩薩)だ。


径なりに進むと、本殿大聖殿の大屋根が見えた。


その時、突然KKさんとばったり。
これから大聖殿にお参りしようとしていた時に、KKさんから携帯に連絡があったので、
ミニ遍路巡りを始めることを説明したら、駆け付けてくれたという訳である。
KKさんの家は大聖寺の直ぐ近くらしい。
『いやぁ よく来てくれましたね~っ』
これで、この日の参加者は21名となった。


第二十九番大日寺、第三十番善楽寺(ざんらくじ)を過ぎ、お墓が建ち並ぶ中、
平和観音像方面へ進む。


撮影したり、話しに夢中になっていると、


左手に像があった。
第三十一番竹林寺(本尊は文殊菩薩)だとばかり思っていたら、六十三番吉祥寺(本尊は毘沙門天)とある。
『んっ? 三十一番はどこっ?』
とうやら径を間違えたようだ。


少し戻ると、三十一番への案内があった。
『ここを曲がれば良かったんだねっ?』


四国巡拝コースの案内をうっかりして見落としてしまったのだ。


細い径を進んで行くと・・・四国八十八箇寺の御本尊が並んでいた。


四国第三十一番竹林寺(本尊は文殊菩薩)があった。


四国第三十三番雪蹊寺(本尊は薬師如来)


林の中を進んで行くと、四国第四十番の観自在寺(本尊は薬師如来)があった。
『薬師如来が本尊のお寺が多い感じだねっ』


さらに林の中を進む。


四国第四十八番西林寺(本尊は十一面観世音)


ここは、四国第五十番繁田寺(本尊は薬師如来)辺りだろうか?


四国第五十一番石出寺(本尊は薬師如来)


続いて四国第五十五番南光坊(本尊は大通智勝仏)を過ぎると、


右手小高い丘の上に平和観音像が見えて来た。


女厄除坂(三十三階段)
お大師様が四国八十八ヶ所を開かれました。
その願いの一つは、子供十三歳の厄除け、女三十三歳の厄除け、男四十二歳の厄除けと
言われています。
八十八の数は厄除けの合計数です、とある。
女厄除け坂の三十三階段を上ると、


平和観音像の前に出た。
観音像の前には子供の厄除け坂の十三階段があった。


十三階段を上ると観音像を真下から見上げることになる。
こんなに近くから観音様を見上げるのは初めてだ。


平和観音像の前に無縁塔があった。
無縁仏が葬られているのだろう。


四国第六十九番観音寺(本尊は聖観世音)を過ぎると、


弁財天が祭られていた。


四国第七十一番弥谷寺(いやだにじ)(本尊は千手観世音)の先を左に曲がると、


その先に山門が見えた。


山門の手前に四国第七十四番の甲山寺(本尊は薬師如来)が、


山門を過ぎると四国第七十五番の善通寺(本尊は薬師如来)がある。


その先の男厄除け坂(四十二階段)を上ると、


大師堂があった。


大師堂の回りには、七十七番道隆寺(本尊は薬師如来)の他に、七十八番郷照寺、
七十九番金華山高照院の本尊が鎮座している。


大師堂の先には、四国第八十番の国分寺(十一面千手観世音)が、


茅葺き屋根の四脚門を潜って直ぐ右に、四国第八十三番の一宮寺(本尊は聖観世音)があった。


左側には大杉大明神の鳥居があり、


鳥居を潜って進むと、大杉殿が祭られていた。


大杉殿の横に四国第八十四番屋島寺(本尊は十一面千手観世音)があった。


さらに進むと、鐘楼堂があり、鐘を撞くのは自由(無料)とある。
AK子さんが鐘を撞くのを見たのは初めてである。


四国第八十六番志度寺(本尊は十一面観世音)を過ぎると、


弘法大師像が迎えてくれた。


カサマツの横に四国第八十七番長尾寺(聖観世音)が、


護摩堂へと進み、


護摩堂の直ぐ横に四国第八十八番の大窪寺(本尊は薬師如来)が鎮座していた。
大窪寺は四国八十八寺巡りの結願のお寺である。
ミニ遍路巡りの地図には、”八十八番の後、本殿大聖殿地下の胎内潜りで結願します”とあるが、
胎内潜りを希望される方は、別の機会にお願いすることにしたい。


その後、あらためて護摩堂に結願の報告を済ませた。
時計は11時38分を指していた。
スタートしてから、約50分が経過していた。
予想以上に時間が掛ったというのが率直な感想である。


一足先に結願のお参りを済ませた女性陣が一休みしていた。
『皆さん、大変お疲れさまでした~っ』


最後の結願者を待って、


全員が揃ったところで、山門へ向かう。


『いやぁ けっこう歩いた感じだよなぁ』
『これで何らかの御利益があれば最高なんだけどねっ』
皆さん、満足そうな笑顔で大聖寺を後にした。


大聖寺の山門入口まで来たところで、KKさんとはお別れである。
KKさんの家はここから5分ほどらしい。
『今日はここで失礼するよっ』
『近くて良いわね~っ』
『六中公民館まで行っちゃうと、また戻って来なくちゃいけないからねっ』


大聖寺を後にして、普通であれば、この後「日先神社」へ向かうところだが、この日は来た道を
ゴールの六中公民館へ向かうことにした。


新国道6号(土浦BP)下を潜り、続いて旧国道6号下を抜け、


来た道を永国東の「桜の杜」団地方面へ。


『ミニ四国遍路だったけど、初めてだったから思い出に残るよねっ』


永国東の「桜の杜」団地前を通り、常磐線方面へ。


前方に常磐線の特急が通過して行くのが見えた。


花室川を渡り、


花室川の堤防を六中公民館を目指した。


ここは車の一方通行となっており、川の右側は前方からの車にだけ注意すれば良いので
ある意味安全である。


後ろから車は来ないので安心でもある。


ゴールの六中公民館まで残り1.5Km辺りまで来た時、突然TSさんが座り込んでしまった。
かなり疲れた様子である。


水分や甘い菓子などを補給後、再びゴールを目指すことに。
速度もTSさんに合わせてペースを落としてゆっくりと進む。


花室川に架かる橋が見えて来た。
この橋を渡れば、ゴールの六中公民館まで残りは4-500mほどである。


前方に六中公民館が見えて来た。


右手には、土浦第六中学校が見える。


ゴールの六中公民館は目の前だ。


六中公民館入口の看板を左折し、


12時53分、六中公民館に到着した。


駐車場へ向かい、


全員が揃ったところで、


会長のTKさんから労いの挨拶があり、それぞれ帰途に就いた。
『皆さん、四国ミニ遍路巡りの御利益がありますようにっ!!』

『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』

最後にNZ子さんから自家栽培のネギが配られた。
『皆さん、どうぞっどうぞっ』
『あらぁ 美味しそうっ』 『ご馳走さま~っ』

ネギは、この日の夕食(ネギ・キノコ・ハルサメなどの鍋)で美味しくいただいたことを報告しておく。

当初は、「大聖寺・日先神社コース」と称して大聖寺にお参りの後は、日先神社に参拝する
というコース設定だったが、やや距離が長いという声が複数寄せられたことから、
急遽日先神社へ参拝するコースはパスすることにし、代わりに大聖寺のミニ遍路コースを巡る
というコース変更を行った次第。

例会後に、初めて大聖寺へお参りしたが、ミニ遍路コースを巡れたことは、一生の思い出になった
との感想が寄せられた。
この日参加された方には、四国八十八箇寺巡りに相当するご加護・御利益があることを祈りたい。

なお、次週(3月13日)の「醤油の里野田と清水公園」は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、
中止することにした。
出発地の東武野田駅までは、通勤電車を乗り継いで行くことになるので、この時期は拙いだろう
と判断した次第。
また、1月初旬に醤油工場の見学を申し込んだ際、年末までは工事のため休館となり、
工場見学は休止するとのことだった。


この日の万歩計は、13,000歩を計測していた。
大聖寺(土浦大師)のミニ遍路巡りが予想外に歩いたという証拠だと思う。

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