ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

アジが釣れないのは満月のせい?

2012年10月30日 | ウマさんの釣り三昧
2012年10月30日(火)


久しぶりに釣りに出かけた。
前回は9月15日だったから、ちょうど1か月半になる。
行き先は、南房総の某磯。いつものポイントだ。

アジ釣りには人気のある磯で、ポイントを確保するため少し早目の15時15分に到着。
一人先客がいた。メジナ狙いとのことだ。
この辺りでは体調30Cmくらいのメジナが釣れるそうだが、未だ当りはないとのこと。


先端に場所を確保出来て一安心。
自宅から3時間半もかけて、場所確保が出来なかった、では洒落にもならない。
うねりが高い時は、時折よた波を被ることがあるので、注意が必要である。


釣り座からは野島崎灯台が見える。
ソテツが南国らしい雰囲気を醸し出している。
このポイントから見る灯台の景色が気に入っている。
特に夕日に輝く白い灯台は美しい。
この磯に行くたびに撮っているが、このようにブログで紹介するのは今回が初めてだ。


左斜め前方に灯台先端の岩場が見える。
一度行ってみたいが、歩いて渡れるのだろうか。
何度かこの場から見ているが、人の姿を見たことはないところをみると釣りには向いていないのかもしれない。


洲崎方面を望む。
海は比較的穏やかで、波は高くない。
小さなうねりがあるが、足元の磯を洗うような波ではない。


夕日が落ちる前に釣れたのは、22Cmクラスのメジナだ。
本命のアジではないため、これはリリース。
この後、同型サイスが5-6匹釣れた。


続いてメジナと同サイズのイシダイの子供が釣れた。
この場所はイシダイのポイントでもある。磯場には餌のサザエの殻が散乱している。
もう少し大きければ持ち帰るのだが、今回はリリース。
『大きくなったらまたおいでっ!』


日没前、右手にぼんやりと見えるのは伊豆大島だ。
意外に近くに見える。


間もなく夕日が沈む。


この日は満月、左側後方のホテル横から月がゆっくりと顔を出してきた。
満月は普通の月より大きく感じる。


日没後1時間ほどしてようやく本命のアジがきた。
25Cmクラスのまあまあのサイズだが、産卵後なのか腹がへこんで痩せている。


その後、アジはなかなか来ない。
ウキが半分ほど沈むので合せてみると、釣れたのはハタンポと云うらしい。後から入磯して来た地元の人に教えてもらった。
食べたことがないし、形もあまり好みではないので、とりあえずリリース。
その後も次々とホタンポが。入食いである。

帰ってからWebで調べてみると、食べるとうまいらしい。
大型なら間違いなく刺身にして食べるとうまいそうである。
小型のものを干物にして焼くと旨味が強く、これを素揚げ、唐揚げにしてもよい、とのことだ。
それならば、次は持ち帰って食べてみることにしよう。


五目の最後は、フグだ。
フグを五目に数えるのは変か?
少し赤みを帯びているのでクサブグではないようだ。


この後ホタンポばかりが釣れて、本命のアジはさっぱりと姿を見せなくなった。
かつて、”満月は釣れない”と聞いたような気がするが、果たして満月のせいなのか?

この日は雲もなく満月がけっこう眩しく感じる。
満月のせいにはしたくないが、恨めしい満月である。


21時30分、こませも底をつき始め、アジも期待薄のため、残念ながらこの日は納竿とし、釣り場を後にした。
野島崎灯台の駐車場から見た灯台はライトアップされて、幻想的であった。


結局この日は本命のアジは4匹だけの貧果であった。
Max 29Cm、やはり南房総のアジは一回り大きい。


これからまだ大きくなるそうなので、また近いうちに来ようと思う。
次は30Cm超をヒットさせたいものである。


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「まなびフェスタ」 ハーモニカ演奏会に行ってきました

2012年10月28日 | ウマさんの趣味の部屋
2012年10月28日(日)


土浦駅前「うらら」で茨城県県南生涯学習センター「まなびフェスタ」が開催中とのこと。
その中で「健康ウォーキング同好会」のMさんが、所属している「土浦市第四中学校ハーモニカ同好会」(ふるさと)
の演奏に出演すると言うので出掛けた。

最初は、ハーモニカを始めて間もない人による演奏。
童謡や唱歌4曲を演奏。
聞いていると何だか簡単に吹けそうな感じがしてくる。


続いて登場したのは「土浦四中ハーモニカ同好会」(ふるさと)。
Mさんが所属している同好会「ふるさと」による、ハーモニカ演奏の様子。
一番左がMさんだ。


知床旅情


Mさんは伴奏を担当しているようだ。


星影のワルツ


Mさんは始めてまだ2年足らずだとか。
腕前はまだまだと謙遜するが、なかなかどうして、素晴らしい演奏でしたよ。


続いて同好会「春風」が登場。
「四中ハーモニカ同好会」の第一期、二期の卒業生による有志7人の集まりだそうだ。
腕前は、素人の自分が言うのも変だが、プロ級であった。
(演奏の動画はあいにくメモリ容量が懸念されたことから撮っていない)


伴奏、低音のハーモニカが入ると迫力がある。
また、♯やAマイナーのハーモニカも演奏の幅を広げる。


Mさんの師匠による「船頭小唄」独奏はさすがだと思う。


『♪俺は河原の枯れすすき~♪』の歌詞はいつまでも心に残る名曲である。
(最近デジカメのズーム機能がスムースにいかないが、ご了承願いたい)


最後は、出演者全員揃っての演奏。
会場全員の合唱で締めくくった。


Mさん、これからもハーモニカ演奏活動頑張ってください。
お忙しいでしょうが、これからも健康のため一緒に楽しく歩きましょう!


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三度目の正直 学園北回りコースで学食

2012年10月26日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2012年10月26日(金)

毎週金曜に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成24年度第23回(2012年第34回)「学園北回りコースで学食」ウォーキングに参加した。
自身三度めの挑戦となる。


この日は第一集合場所乙戸沼公園から13名と筑波大学南駐車場に直行した12人の合計25名が集まった。
絶好の天気に恵まれたのと、やはり地元に近いことから久しぶりに賑やかな人数だ。


早速、準備体操


『お日様が眩しいわねぇ』


この日のコースは、ヘルスロードにも指定されている「筑波学園北回りコース」
9時37分、先ずはつくばセンターを目指して出発!


先頭を務めるのはOさん(右側)。
『来年は後期高齢者なんだよぉ』と言いながらも元気なOさんだ。


15分ほどで、「松見公園」に到着。
休憩するにはちょっと早過ぎるので、そのまま通過。


杉の木に蜂の巣があるそうで、近くは立入禁止になっていた。


松見公園を過ぎ、北大通りを跨ぐ橋を渡る。


つくばエキスポセンターのシンボル、H2ロケットが見えてきた。


中央公園は広くて自由に歩けるので気持ちが良い。


10時8分、出発して約30分だが、この先ゴールまでToiletはない。
中央公園の一角で体調を整える。
水分補給も欠かせない。


中央公園を抜けると、つくばエクスプレスの駅だ。


中央通りの交差点を通過。


吾妻西交差点を右に曲がり、学園西大通りを北へ進む。
しっかりと歩行者用道路を歩く。


春日1丁目交差点を通過。
快調なペースだ。


この日の予想最高気温は24℃、昨日よりも5℃ほど高く日差しも強い。
歩道の方が広いのだが、少しでも木影がある左寄りの自転車用道路を歩きたいのは人情である。
『後ろからの自転車に気を付けてくださいねっ』


つくば市長・市議会議員の選挙が近い。
(10月28日投票)
外国人が立候補しているのは国際都市つくば市らしい。


古内交差点を右折し、少しばかり近道をしよう。
「筑波学園北回りコース」は西平塚交差点を右折して平塚通りが指定されているが、
学生食堂が混む前に到着したいためである。


学園都市の中でもこの辺りは古くからの家が多いようだ。
『大きな家が多いわねぇ』


『立派な塀ですねぇ』と声をかけるとまんざらでもなさそうな表情が返ってきた。
『いやぁ大勢で歩いてきたのでびっくりしたぁ』
(会話が成り立っていない感じ)


東平塚付近
間もなく11時、この調子だと、学食には少し早く到着しそう。


小さな公園で一休みして時間調整だ。


第一学群C棟付近。


見事な朝顔のグリーンカーテンだ。


11時25分、筑波大学附属図書館前の広場に到着。
ほぼ時間どおりである。


ここで”記念撮影”といきたいところだが、食事の後にしよう。
空腹の時に撮影するのは止めておいた方が良いだろう。


食堂2A
既に混み始めている。


いろんな惣菜が並べられている。
どれも美味しそうだ。


メニューが多すぎて、迷ってしまう。
『何にしようかなぁ』


ここでお金を払って・・・


『いただきまぁす』
『安くて美味いねぇ』


鯖の味噌煮、肉じゃが風筑前煮、それに味噌汁とご飯で650円だ。
『味もしっかりしていて、美味い!!』
一昨年は、場所を間違って軽食・喫茶、昨年は祝日に訪問してしまい一般の中華店、とハプニング続きであった。
三度めの挑戦でやっと目的の学食に辿り着いた、と言う訳である。


こちらは女性陣。
『美味しくいただいてま~すっ』


我々が食べ終わった頃(11時50分頃)には、ほぼ満席状態になってきた。
早目に食事にして正解であった。


集合時刻まで少し時間があったので、近くの喫茶でホットコーヒーを注文。
ガラスの器で出て来たので、アイスコーヒーと間違ったのでは? と思ってカップを触ったら熱かった。


附属図書館前で記念撮影だ。
お腹も一杯になって、皆さん穏やかな表情である。
(記念撮影は食事の後に限る?)


12時19分、記念撮影後も済ませゴールの南駐車場に向かう。


平塚通り付近。


「体芸食堂」を過ぎた「球技体育館」辺り。


「平砂学生宿舎」近く。
このような自然の池があるとは、実に羨ましいほどの環境である。
学生さん達はどのように感じているのだろうか。


けやき通り。
紅葉にはまだ1カ月ほどかかりそうだ。


12時40分、ゴールの南駐車場に到着した。
『思ったより学食から近かったわねぇ』


整理体操をして・・・


『深呼吸~』
『はいっ、今日はお疲れ様でしたぁ』


三度目の挑戦で、ようやく目指す学食に辿り着くことが出来、「学園北まわりコースで学食」の目的を達することが出来た。
聞くところによると筑波大学には大小25を越える食堂があるそうだ。
会員の皆さんの希望があれば、次はこの日訪問した食堂よりもっと大きな食堂を目指すことにしたい。


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スリル満点過ぎ! 湯沢峡ハイキング下見

2012年10月21日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2012年10月21日(日)


「健康ウォーキング同好会」の例会として、11月3日に予定されている、
今年度第24回「湯沢峡ハイキング」の現地下見に出かけた。
昨年会員から貰った大子町お奨めハイキングのパンフレットから選んだものだったが、
最近になって”健脚レベル”に指定されていることに気が付いた。
一昨年・昨年と実施した「月居山・袋田ハイキング」が”初心者レベル”ということなので、
”一般レベル”のさらに上のレベルとはどういう程度のものなのか? 一度下見をした方が良いだろう、
ということで、この日の下見になった次第である。

11月3日のスケジュールに合せ、週末の同じ列車に乗ることにした。
荒川沖6時8分の電車に乗り、水戸駅には7時7分頃到着。
水戸駅の6番ホームには7時27分発、郡山行きの列車が止っていた。


4両編成の車内はガラガラというより、我々だけである。
列車を間違ったかと思ったほどである。
それでも出発時には半分ほど座席が埋まる乗客が乗り合せてきた。


ハイキングコースの出発地、西金駅には8時34分に到着。
西金駅に降りたのは我々の他に数人だけであった。
あまり人気がないようであるが、未だ紅葉の時期には少し早すぎるからだろう。


駅前の奥久慈湯沢峡谷のハイキングコース図でルートを確認する。
この日のコースもしっかりと紹介されている。


体調を整え、8時45分、元気良く出発!


国道118号の信号を渡ると・・・


道路の左わきに”茨城百選 奥久慈渓谷”の碑が建っていた。
どんなコースが待ち構えているのだろうか、期待と不安が入り混じる。


この日の予想最高気温は24度。
まだ9時前のためか、幾分空気はひんやりとして清々しい。


県道322号は生活道路のため、意外に車が通るので、気を付けたい。


17分ほどで、分岐点の湯沢温泉に到着。
ここを右に曲がる。日帰り温泉「三太の湯」へ通じる道でもある。


のどかな道をのんびりと進む。


途中で道は二手に分かれている。道標に従って左に進む。
「三太の湯」は右になる。


一段とのどかな道になり、車は殆ど通らなくなった。
こういう風景は見るだけでも心が癒される感じだ。
自分が育った田舎(大分)の風景と重なるところがある。


小さな祠にお地蔵様が祀られていた。
どこか懐かしさを覚える。


地図を確認しながら進む。
『もうすぐ分岐する筈なんだけどなぁ・・・』


目当ての分岐点に到着した。
不動滝・つつじヶ丘・本覚寺・湯沢峡ハイキングコースは右になっている。


西金駅を出発して約50分、ここらで一休みしていこう。
この日は気温がやや高めの予報、かなり汗をかいてきた。
『思ったより暑いねぇ』
『朝冷え込んでたから、厚着して来ちゃった』


分岐点からしばらく進むと、右側に本覚寺へ通じる階段があった。
しかし、あまり人が通った形跡は見られない。草ぼうぼうである。
本覚寺には帰りに寄ることにして、そのまま真直ぐ進む。


”湯沢峡・篭岩・不動滝は直進”、”つつじヶ丘は右”の道標が。
つつじヶ丘から戻るため、ここは真直ぐに進む。


谷合いの田んぼの先に篭岩山と思しき山が見える。
両側を山に挟まれて田んぼが奥へ続く、ちょっとした絵になる構図である。


杉の大木の傍らに石灯籠があり、「沼野山八大竜王大権現」と書かれていた。
どのような云われがあるのかは知る由もない。


しばらくは舗装された平坦な道を進む。


10時ちょうど、奥久慈林道に突き当った。ここまで1時間15分だ。
林道の先は民家が1軒だけ建っていた。
ここが篭岩への登り口の筈なのだが・・・


湯沢川の袂の道標を見ると、左が不動滝・篭岩・竜神峡と記されている。
間違いなく篭岩への登り口である。


よく見ると、民家の庭の右端に湯沢川に沿って細い路があった。
これがハイキングコースのようだ。
道は草が茂っている。朝露で濡れている感じだ。


皆さん、早速スパッツを付けて準備万端である。


細い路を進むと、次第に大きな岩が現れて来だした。


湯沢川に架かる林道の橋からは7分ほどで、「不動滝」に到着した。


不動滝の瀧壺


滝の正面に鳥居が建てられている。


滝の右側の一段高いところに不動明王の像が。
不動滝と云われる由縁なのであろう。


高さ10m余り、滝の水量はさほど多くない、というより少ない。
最近雨が降っていないからなのだろうか?


不動滝に向って左側の大きな岩の間が登山路になっている。


岩を過ぎると次は急斜面の岩壁が立ちはだかっている。
斜面に沿って鎖が付いているが、ところどころ留め金が外れていたりする。
岩は濡れて苔が生えているところもある。滑り易く危険だ。


スリルが味わえる、なんて呑気なことは言ってられない。
足を滑らせると、大けが間違いなしである。


滝から7分ほどで、滝の真上に出た。
眼下にちらりと鳥居が見えるが、これ以上先は危険を感じたため覗き込むことは出来なかった。


滝の真上辺りから上流は大きな岩ばかりの沢になる。


『いやぁ こりゃぁ大変だわ』
本格的な沢登りコースといった感じだ。


先頭が立ち止った。
正面に腰ぐらいまでの水たまりがあり、左右どちらに進むか迷っているところだと言う。


左側に鎖があるのを見ると、こちらを進むしかないようだが、留め金が一か所外れてしまっている。
鎖に掴まらなければ進めないのではないか?
『ここを行くしかねえなっ』
Oさんが先陣を切って無事渡りきった。


続いてT子さんがゆっくりとだがしっかりと後に続く。
足を滑らせたりすると、全身水の中である。
スリルがあり過ぎる。


次々に大きな岩が現れる。
『これって、ハイキングコースじゃないよねっ』
登山コースと云った方が正しいだろう。
2度も岩で滑って膝を擦りむいてしまった。


岩の次は倒木が横たわっている。
これがまた一苦労。
『どっこいしょっと』


朽ちかけた道標があることからすると、道は合っている。
鎖の留め金が抜けているのがあちこちに見られたが、補修しておいて欲しいものだ。
掴まった鎖の留め金が抜けたりしたら事故に繋がる。
ハイキングコースとして紹介しているのだから、もう少しこまめに整備しておいて欲しい。


岩場を過ぎると、急登の坂道になった。


先日登った「関東ふれあいの道」(鍾乳洞と滝のみち)よりも急坂である。
鎖がないと登るのは困難だ。


この付近では留め金が外れた鎖よりも、木の根っこの方が頼りになる。


やっとのことで急登の坂道を登ったところ、目の前に崖が。
鎖とワイヤーロープぶら下がっているだけだ。他に路は見当たらない。
崖崩れが起きて、とりあえず鎖だけ付けた、という感じである。
『え~っ、ここを登るしかないの?』
先頭のOさん、しばらく思案中。
『ここで引き返すのは難しいし、行くっきゃないねっ』


鎖とワイヤーロープを伝って登り始めたOさん。
『こりゃ例会じゃ無理だね』 これで下見の結論は決まりである。
『気をつけて下さいねっ』 『頑張って!!』


一人づつ時間をかけて登る。
『こんな厳しいコースだったかなぁ』
5年ほど前に登ったことがあると言うMさんも首を傾げるばかりである。


11時20分、篭岩手前の洞窟に到着した。
『何とか登ってこれたねぇ』


ここで、一休みだ。
『このカステラ、とても美味しいわっ』
空きっ腹には有難い差し入れである。


5分間の休憩を取り、洞窟の先の篭岩を目指した。


海底火山が隆起して出来たと云われる集塊岩の岸壁には、風化によって篭の目のような穴がたくさん出来ている。
篭岩と呼ばれる由縁だ。


洞窟から10分で、本来の”篭岩”に到着した。
岩窟には石仏が並んでいた。


一番奥には大日如来と思しき像が安置されていた。
無事登れたことに感謝を込めて、合掌!


この岩窟の上に登る階段は立入禁止となっていた。垂直に近い角度の長い階段である。
ここを登るのにはかなりの勇気がいることだろう。
禁止の札がなくても登るのはちょっと敬遠したい階段である。


岩窟から篭岩を見上げたところ。
登ってみたい気はするが・・・


止めておいた方が無難だ。


道はここで行き止まりになっているので、いったん登山路へ降りて先へ進むと・・・
突然目の前に鉄製の展望台が現れた。


Mさんによると、紅葉の時期は県内でも最高のビューポイントとのこと。


『いやぁ、素晴らしい眺めだねぇ』
今までの苦労もどこか吹き飛んだ感じだ。
紅葉していれば最高なのだが、もうしばらくかかりそうだ。


揃って記念撮影をしよう。


『絶景を眺めながら弁当にしよう』
ということで、展望台のベンチで弁当を広げた。
(いつもは昼食場面を撮るところだが、この日は弁当に気を取られて写真は撮っていない)

12時12分、つつじヶ丘を目指して下山開始。
展望台のすぐ近くの東屋が篭岩山(501m)への分岐点になっている。
篭岩山はこの日の目的地ではないため、つつじヶ丘を目指すことにした。


つつじヶ丘への道は、全く険しくない、緩い下り坂である。
篭岩への登山道とは比べものにならない。


小さな尾根を越えると、突然墓地が現れた。
『こんな山頂近くに墓地があるんだぁ』


意外に思いながら少し進むと、なんと舗装された道路に出た。
車が楽に通れる道路である。
『篭岩までの登山ルートはなんだったんだろうね』
なんだか拍子抜けしてしまった。


のどかな山あいの谷津田風景が広がる。
これまでの登山からは想像できない景色である。


舗装道の途中に西金駅・つつじヶ丘への道標があった。
左の細い畦道のような路がハイキングコースである。


民家の庭に向っているようだが・・・


道標は民家の前の小さな路を指していた。
『こりゃぁ 道標がないと迷っちゃうねっ』


しばらく熊笹が生い茂る山の中を進む。


雑木林や


杉の林が続く。


上りほど急坂ではないが次第につま先が痛くなってきた。


礫岩が敷き詰められたような道のため、足を踏むたびに小石が動く。
捻挫したりするので注意が必要だ。


下り始めて約40分、急な階段状の下に道路が見えてきた。


コンクリートで固められた崖の回りを奥久慈林道が走っていた。
左側の白い手摺りが今降りてきた路である。
左側の道路を下ると不動滝への登山口になる。


奥久慈林道を横断してつつじヶ丘へ向かう。


つつじヶ丘へ向かう途中、男体山周辺の山並みが見渡せる。
なかなかの絶景である。


つつじヶ丘駐車場から見た男体山(一番左側)


駐車場から少し上ったところにつつじヶ丘の展望台があった。
奥久慈の山々が一望できる。
つつじヶ丘の名のとおり、回りはたくさんのつつじの木に囲まれていた。


正面が男体山(654m)だ。


男体山の右側に岩でできた山、何という山なのだろう?


さらにその右側は篭岩山(501m)か?
紅葉に彩られたところを見たいものである。


動画で見るとこのような感じ。


つつじヶ丘を下っていくと、本覚寺の別院らしき建物が見えてきた。
門は堅く閉じられており、寺の回りは雑草が生い茂っていた。


さらに下ると、本覚寺の本堂らしき建物の屋根が見えた。
かなり大きな構えである。


本堂の向いの建物は、完全に草に覆われてしまっている。
まるで廃寺のようだ。


本覚寺からは、全く人の気配は感じられなかった。
廃寺になっているのか、放置されたままの状態である。
昨年の東日本大震災の影響もあるだろうが、それにしては何か変だ。
詳しいことは分からないが、以下のようなことがWebを検索して分かった。

本覚寺は、和歌山県の宗教法人明覚寺グループによる「霊視商法」で、解散命令を受けている。
元々は真言宗醍醐派の寺院だった明覚寺を中心としたグループで、「霊視鑑定」と称して鑑定後に
「水子の霊が憑いている」とか「このままでは不幸になってしまう」などと脅して高額の供養料や
仏像を販売したりする霊視商法を行っていた。1991年から被害が急増し社会問題に。
その後、グループの幹部や系列寺院の僧侶などが逮捕され、宗教法人明覚寺に解散命令が出された。
犯罪を理由にした宗教法人の解散命令としては、オウム真理教に次ぐ2番目の出来事だそうである。


入湯沢付近
実にのどかな風景である。


14時6分、湯沢温泉を通過。


前方に国道118号線が見えてきた。
西金駅は間もなくだ。


14時25分、西金駅に到着。約2時間10分下りに要したことになる。
14時5分の列車は出た後だった。
次の列車は15時52分、まだ1時間半以上も待たなければならない。


駅前には店のようなものは何も見当たらない。


駅から少し離れていたが、国道118号を袋田方面へ350mほど行ったところにコンビニがあった。
冷えたビールとつまみを買って駅に戻り、『かんぱ~いっ』『お疲れさまぁ』
乾いた喉に実に美味いビールであった。
駅舎の中でしばし談笑して時間を過ごす。


ビールの匂いに誘われてか、駅舎には蚊が出てきたので、堪らずホームで列車を待つことに。


こちらは水戸方面


15時56分、4分ほど遅れて水戸行きの列車が入ってきた。
この日は大子町の秋祭である。
帰りの観光客で列車が混んでいることも予想されたが、何とか座ることが出来て一安心。
水戸まで約1時間、しばらくの談笑の後眠気に襲われ、ぐっすりと眠ってしまった。


水戸には17時5分前に到着。
常磐線に乗り換え、荒川沖に着いたのは18時12分、既に辺りは真っ暗になっていた。
西金をもう一つ前の列車に乗るように努めるべき、と思った。

ところで、下見の結論であるが、文中でも触れたように、鎖を使っての沢登りは危険過ぎる。
当会の例会には少々無理があると判断せざるを得ない。
不動滝を見た後いったん引き返し、奥久慈林道をつつじヶ丘経由で登るのも一案かもしれない。
次の例会(10月26日)までに代替案を出すことにしたい。


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記憶に残る 新東京駅と日本銀行本店見学

2012年10月19日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2012年10月19日(金)

毎週金曜に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成24年度第22回(2012年第33回)「皇居東御苑と日銀本店見学」ウォーキングに参加した。


この日は日本銀行本店の見学ということもあってか、体調不良で1名が参加を見合わせたのみで28名が集まった。
上野駅で体調を整えているところ。


東京駅へ到着し、丸の内北口改札口を出るとドーム内には大勢の見学者が。


想像以上の人だ。
週末にはもっと大勢の人が訪れるのかもしれない。


動画
東京駅丸の内口(旧東京中央停車場)は、明治四十一年(1908)3月25日に着工され、
6年半の歳月をかけて大正三年(1914)12月14日に竣工。
開業は、大正三年(1914)12月20日で、今から約100年前のことになる。


『見て見てっ、凄いねぇ』


八角形の天井は淡いクリーム色で落ち着いた雰囲気がある。
白い鷹のようなが鳥が羽ばたいているのが印象的である。


15分ほど自由に丸の内北口を見学。
次は駅舎に沿って南口へ行ってみよう。


ホールだけでなく、外も人がいっぱいである。
『覚悟はしてたけど凄い人だねぇ』


東京駅の中央は、正面が皇居に通じる行幸通りとなっており、皇族用の出入り口となっている。
辰野金吾が設計した深谷市産の鉄筋レンガ造り3階建て総建坪9,545m²・長さ330mの豪壮華麗な洋式建築である。
関東大震災や東京空襲にも耐えていることから、辰野金吾(1854年~1919年)は、「辰野堅固」と呼ばれた。


丸の内南口へ


先ほどの丸の内北口と似ている。
北口ドームに比べるとやや見物人が少ないかな、という感じ。


南口ドームの天井も北口ドームとそっくりである。


熱心にカメラを構えるTさん。


『はいっ、笑って笑って』
夫婦で参加のFさんだ。


南口ドームを出て駅中央正面へ。


駅正面中央をバックにして記念撮影だ。
東京駅赤煉瓦駅舎前広場は今は工事中で、竣工はもう少し先の予定とのこと。
逆光で条件は最悪だが東京駅舎を入れての撮影は、この時間この場所以外にない。


皇居前の和田倉門交差点と東京駅中央口交差点を結ぶ”行幸通り”


「第29回全国都市緑化フェアTOKYO」の花壇が彩りを添える。


和田倉門前の銀杏の葉が色づいてきた。
間もなく見ごろを迎える。


日比谷通りに沿った馬場先壕を過ぎると・・・


皇居外苑だ。
真っ青な空の下、手入れされた松並木を歩くのは気持ちが良い。


皇居前の内堀通りを日比谷公園方向へ進む。


凱旋壕の先に桜田門が見える。


桜田門


壕に近い方が桜田門の高麗門だ。


高麗門を抜けると、桜田門渡櫓門(わたりやぐらもん)である。


皇居前の広場に出た。
広くて気持ちが良い。


二重橋
手前の正門石橋と奥の正門鉄橋を合わせて”二重橋”という。
二重橋の奥に伏見櫓が見える。


皇居前広場の砂利を踏みしめて大手門へ向かう。


桔梗門
皇居参観の時の出入り口となっている。


巽櫓
辰巳の方角(東南)にあることから、この名が付いた。


監視人が立ちはだかっている。大手門は閉じられているではないか。
『月曜日と金曜日は休園? え~っ知らなかったぁ』
東御苑を散策して江戸城本丸付近で昼食を、と考えていたので、急遽予定変更だ。


北の丸公園へ向かうしかない。
桔梗壕に沿って竹橋方面へ。


11時43分、パレスサイドビル(毎日新聞社)前を通過


続いて平川門を通過


11時52分、北の丸公園入口に到着した。


公園内を歩き、昼食出来る場所を探す。
子供達が芝生の広場で弁当を広げていた。


我々も、ここらで弁当にしよう。


近くには東屋もある。


12時35分、日本銀行本店へ向かう。
見学開始は13時30分、15分前には着かなければならない。


竹橋を通り、


丸紅本社ビル・竹橋合同ビル前を通過。


東京消防庁
消防車を車庫に入れているところ。


KDDI大手町ビル
かつて通勤していた時期もある想い出のあるビルだ。


東京サンケイビル
途中から張り出している特徴のあるビルである。


JR高架橋下
この上を、中央線快速・山の手線・京浜東北線・東北上越新幹線が走っている。
そのうち東北線・常磐線が走ることになるのだ。


常盤橋公園に渋沢栄一の銅像が建てられていた。
渋沢栄一は、実業家として多種多様の企業を多く設立したことで知られ、「日本資本主義の父」と呼ばれている。
首都高環状線を挟んだ反対側に「日本銀行」本店がある。
銅像には、”青淵渋沢栄一”と刻まれていた。
孫の渋沢敬三は、国際電信電話(KDDI)の初代社長である。  


13時9分、日本銀行本店に到着
既に別のグループが。


監視の人に見学案内状を示し、この日の見学申し込み済みを確認して貰い、中へ入る。


旧本館内部
中央が待合場所になっている。
旧館のうち、最も古い本館建物の設計者は、明治の有名な建築家、辰野金吾博士である。
博士は、今朝見た赤レンガ造りの東京駅(旧東京中央停車場)なども設計している。


本館内部で待つことしばし。


自動販売機では、お札の顔入りフェイスタオルや特集切手、クリアファイルなどが売られていた。


13時30分ちょうど、案内嬢が現れ、見学責任者と人数の確認が行われる。
この後、映像を見て館内見学となるが、ここから先は撮影禁止となっている。
金属探知機でチェックされ、ところどころに監視人がいるというので、カメラはリュックと一緒にロッカーへ。


見学者はおよそ100人前後。
”日本銀行の役割”といった映像を見た後に、3組30人ほどに分けられ館内を巡ることに。
旧営業場→地下金庫→日本で2番目に作られたエレベータ→歴代総裁の絵が展示された2階廊下→
金銀のかたまりを量る天秤などが展示された資料室→東京駅のドームに似た資料室天井ドーム→
第15代結城総裁が使用した机や椅子
 を巡った1時間20分であった。

14時50分、見学が終了。


本館前で記念撮影などしてくつろぐ人達。
組分けされ、バラバラになったため、最後の組が出てくるまで待っているところ。
新たな見学の人も混じっている。


日銀を後にして・・・


日本橋三越前


三越前を通過


道路のど真ん中に「日本国道路元標」のある日本橋を通過


東京駅八重洲北口は目の前だ。


買い物や寄り道をする人もいることから、この日はここ東京駅中央改札口で解散とすることに。
『今日は大変お疲れ様でしたっ』
『無事に帰宅しましょうねっ』

有志4名が上野駅で喉を潤して行くことにした。


中ジョッキ+(焼餃子5個 or 肉焼売3個 or 春巻2本)=750円
割とリーズナブルである。

『乾ぱ~い』
『お疲れさんでしたぁ』

未明まで強い雨が降っていたので果たして予定どおり実施できるか気を揉んだが、
朝になって一転雲一つない絶好のウォーキング日和になったことは幸運だった。
新しくなって間もない東京駅をじっくり見ることができたのは、記念になる。
ライトアップされた夜景も素晴らしいとのことなので、そのうち見たいものだ。

初の「日本銀行本店」見学ということで、30名近い参加者が集まったのは嬉しい限りである。
写真は撮ることが出来なかったが、いつまでも記憶に残ることだろう。
会員の希望を募った結果でもあるので、今後も募集を続けていきたい。


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コメント
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