ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

素晴らしい景色に感激 大山ハイキング

2017年11月24日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2017年11月24日(金)

毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成29度第24回(2017年第40回)、「信仰の名山 大山ハイキング」に参加した。

6時45分、土浦市民会館~天川団地を回って来たバスが三中公民館に到着。
待機していた13名が乗り込んだ。
昨日の最終確認時は12名だったが、この日朝突然一人の女性会員が現れた。
本人は、申込んでいるものと勘違いしていたのだ。
一人でも多くの人に参加して欲しい会としては、歓迎すべきことである。
朝食弁当は、運転手さんの分を回してもらい、昼食弁当は弁当屋に
追加手配するなどして、何とか弁当は確保した、と言う次第。


結果、この日の参加者は17名となり、一人当りの負担額は500円安くなった。
当初の申込者は25名ほどいたのだが、故障者続出でこの日の人数となった
ことを考えると、喜んでばかりはいられない。
最近、故障者が増えて来ているのが気になるのである。


圏央道つくば牛久ICから常磐道を走り、最初の休憩地守谷SAまでの間に
いつもの弁当で腹ごしらえだ。


7時17分、守谷SAに到着。
ここで最初の休憩を摂る。


首都高の手前から常磐道の渋滞が始まった。
毎度のことながら、うんざりする。


8時7分、ようやく首都高八潮料金所を通過。
守谷SAから40分以上もかかる始末である。


車窓から時折見える富士山が気晴らしになる。
一喜一憂しながら車窓を眺める。


前方に東京スカイツリーが見えて来た。
既に8時30分を過ぎている。


運転手さんの判断で東池袋方面へ。


『富士山がきれいに見えるねっ』


バスは山手トンネルを走り、


東名高速へ。


東名高速手前になり、ようやく渋滞から解放された。
しかし、上りの渋滞はまだ続いている。
運転手さんによると、平日の渋滞にしては厳しい、とのこと。


9時19分、東名高速の東京料金所を通過。


海老名SAで2度目の休憩を摂る。
ここで昼食の弁当が積み込まれたようだ。


『あの山がこの日登る大山だよねっ』


東名厚木ICで降り、国道246号に入ると、ここでも渋滞が待っていた。


のろのろの国道246号を走ること約1時間の10時56分、
ようやくこの日のスタート地点となるヤビツ峠への表示が見えた。
厚木ICの次の秦野中井ICで降りるべきだった。


県道70号の住宅地を抜け、曲がりくねった細い道を走り、


11時30分、バスはようやくヤビツ峠に到着した。


海老名SAで積み込んだ弁当を受取り、


NGさんの掛け声で準備体操だ。
長時間バスに揺られた身体をほぐす。


『膝を回して~っ』


『思いっきり胸を反らして~っ』


先日、突然亡くなられたOMさんの霊に黙禱を捧げる。


手を合わせる人も・・・


11時39分、大山山頂を目指して出発!
山頂まで2.3Kmとある。


「まゆみの会」で登ったことがあるというKDさんによると、
山頂まで凡そ1時間半の道のりらしい。
頂上に着くのは13時を過ぎることになるのだろう。


先頭を務めるのは、NGさんだ。


NGさんの後を追って山道を上る。


上り始めて10分、外気は冷たいが、早くも全身に汗が滲んで来た。
服を脱いで暑さ調整だ。


傾斜はそれほどではないが、山上りは11月3日の宝篋山以来となるため、
けっこう疲れる。


11時58分、大山まで1.7Kmの地点を通過。


『先はまだまだありそうねっ』


少しだけ平坦な場所もある。
呼吸の乱れを整えるにはちょうどいい。


山道の脇に可愛らしいお地蔵さんが置かれていた。
『あら~っ 可愛らしいわね~っ』


お地蔵さんを過ぎると、急な斜面が始まった。
鎖が備え付けられている。


『頑張って~っ』


何とか鎖場を上り切り、一息つく。


急斜面の上りはまだまだ続く。


黙々と急斜面を上る。


12時16分、大山まで1.2Km地点に到着。
『半分は来たかしらっ?』


ここで一休みしよう。


白く輝く相模湾が見える。
突き出ているのは、真鶴半島と思われる。


大きな岩がゴロゴロと転がる山道になった。


『何だか筑波山みたいだねっ』


山道は細い窪みになったりもする。
変化に富んだ道である。


途中で下山する人とすれ違う。
『あとどのくらいですか?』
『まだまだけっこうあるわねっ』にがっくり。
もうちょっと元気を貰える言葉を期待していたのに・・・


12時34分、一息入れよう。


見えているのは湘南海岸(平塚・茅ヶ崎)辺りか?


大山への道は木道になった。


木道は緩やかに見えるが意外に疲れる。
黙々と木道を進む。


いったん木道は途切れたが、


再び木道になった。


木道を歩くこと20分、


左手に丹沢の山々が見えて来た。
『きれいな稜線だねっ』


12時58分、大山山頂まで200mの地点に到着した。


石柱には、
「国定公園 大山口登山道 標高1,174m ヤビツ峠分道 二十五丁目」
と刻まれている。
大山阿夫利神社下社とヤビツ峠からの合流点だ。


下社からは次々にハイカーが登って来る。
当会も全員が揃い、呼吸が整ったところで、


最後の200mへ挑むことにしよう。
『頂上まであと10分、ガンバレ』の看板が励みになる。


最後の200mは、岩だらけの道である。


『ほんとに筑波山みたいだねっ』


下りて来る人も多いため譲り合いながら登る。
『こんちわっ』
『頑張って あと少しだよっ』なんと心強い言葉であろうか。


13時13分、阿夫利神社上社の鳥居に到着


鳥居の左手から山頂付近が雲に覆われた富士山が見えた。
『あの雲が取れるといいんだけどな~っ』


KEさんに誘われて、緩やかな坂道を進む。


大山山頂のアンテナが見えて来た。


富士山の雲が少し薄れて来た感じ。
『さっきよりはましだねっ』


13時22分、大山山頂の奥の院に到着。


本殿に参拝しょうとしたが、本殿の扉は閉まっていた。残念!


奥の院前に戻り、弁当タイムだ。
当会以外にもたくさんの人達が弁当タイムだった。


相模湾の遠望を眺めながらの弁当。


『天気も良いし、最高だねっ』


この日の弁当は”鶏の照り焼き丼”だった。
タケノコ・椎茸の煮つけもとても美味しかった。


弁当が終わり、下山口辺りからの眺望をしばし楽しむ。


『いやぁ ほんと素晴らしい眺めだねぇ』


13時56分、下山開始だ!
KEさんによると、見晴台まで60分余とのこと。


丸太の階段を下る。


『下りは楽で良いわねっ』


快調なペースだ。


木々の隙間からの景色が美しい。


見えているのは、阿夫利神社下社のようだ。
『あそこまで下るのねっ?』


14時10分、見晴台まで1.8Kmの地点を通過。


下り始めて凡そ30分、風は冷たいが汗が出て来た。
少し休憩しよう。


所々に紅葉を見ることが出来る。
ちょうど見頃といった感じである。


見晴台を目指す。


丸太の階段から岩だらけの道に変わった。


『根っこに気を付けて~っ』


14時59分、後方との間隔を詰めるため、2度目の休憩。


見晴台を目指す。


『きれいに紅葉してるよねっ』


急斜面の林を抜けると・・・


見晴台まで0.2Kmの標識が。
『見晴台まであと200mだよ~っ』


前方に見覚えのある見晴台のベンチが見えて来た。
4年前の2013年10月13日(日)に「関東ふれあいの道」(神奈川県No.16)
歩いたことがある場所だ。
この時は、蓑毛から大山阿夫利神社下社を経て、日向薬師へと歩いた。


15時8分、見晴台に到着。
下山開始から1時間10分余りかかったことになる。


振り返ると、大山の山頂が見えた。
『あそこから下りて来たんだぁ』


ほどなく全員が見晴台に到着。


阿夫利神社下社まで残り1.4Kmの表示。
見晴台からの景色は木々に遮られていまいち、
ベンチはほぼ塞がっていたこともあり、直ぐに下社へ向かうことにした。
あまり長くバスを待たせることは避けたい。
下社へは緩やかな下りのみなので楽である。


15時12分、下社へ向けて出発!


快調なペースで下社を目指す。


下社へ。


急斜面の景色


右手に2本の大木が聳えていた。
大山祇神を祀っていた御神木と隣の別の木が下部で結合していることから
”絆の木”と呼ばれているそうだ。


”絆の木”を通過し、ジグザグの坂道を下る。


二重社手前の2本の御神木の間を通過すると、


見晴台から15分ほどで二重社に到着。
二重社は、阿夫利神社の摂社で水神が祀られている、とのこと。


二重社の先に、二重滝が流れ落ちていた。


二重滝を過ぎると、「関東ふれあいの道」の里程標があった。
2013年10月13日(日)に歩いて以来、4年ぶりである。
この道をOMさんと一緒に歩いた事が想い出された。


大新稲荷神社を通過して、


石段を上ると、


ひと際鮮やかな真紅のもみじが迎えてくれた。
『いやぁ 素晴らしい紅葉だね~っ』


「おつかれさまでした」に疲れが少し和らいだ感じ。


15時37分、大山阿夫利神社下社に到着した。
見晴台から25分、大山山頂から1時間40分かかったことになる。
疲れてはいたが、最後に大山阿夫利神社下社に参拝しよう。


長い石段を上り、下社の拝殿へ参拝。


下社境内から見下ろす相模湾と紅葉の景色が印象的だ。


下社境内の紅葉(1)


下社境内の紅葉(2)を堪能し、


ケーブルカー阿夫利神社駅へ向かう。


ちょうど上りのケーブルカーが到着するところだった。
『あのケーブルカーに乗るんだねっ』


16時ちょうど発のケーブルカーに乗り込む。
ケーブルカーは満員状態だった。


ケーブルカーは、16時ちょうどに発車して、山頂駅を後にした。
『けっこう急な傾斜だねぇ』
『筑波山より急勾配な感じがするねぇ』


大山ケーブル駅からバスの待つ駐車場へ向かう。


”こま参道”は、名物の豆腐料理やいのしし鍋、


土産物を売る店が軒を連ねていた。


『初めて歩くけど趣のある参道ねっ』
『なかなか良い雰囲気だよねっ』


『長さを感じさせないわよねっ』


大山ケーブルバス停を過ぎ、住宅街を下る。


バスが待っている駐車場に到着。


16時45分、バスは駐車場の一番奥に待っていた。
辺りは既に暗くなり始めていた。


この後バスは、国道246号を走り、渋滞が始まったという首都高を迂回し、
海老名JCTから圏央道へ。


途中厚木PAで休憩を摂り、帰路についた。


OMさんの姿が見えないのは寂しいが、OMさんを偲んで
盛り上がったことを伝えておきたい。
OMさんもきっと喜んでくれていると思う。


20時41分、バスは無事三中公民館に到着した。
『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』


初めての大山ハイキングだった。
首都高及び国道246号の渋滞には、正直言って参った。
ヤビツ峠への到着が1時間以上も遅れ、どうなることかと心配されたが、
何とか明るいうちにゴールできたので、ホッとしている。

大山山頂からの景色は素晴らしかった。
OMさんも期待していたので、できれば一緒に観たかった。
長い石畳の”こま参道”の風情も印象的だった。
この日は、時間の余裕がなく立寄れなかったが、
大山名物の豆腐料理を味わってみたいと思った。

帰着時間が21時近くになったことから、バス代の追加料金が
発生していないかが、気がかりな点である。
せっかく勘違いによる1名の突然の参加で500円安くなった分が
帳消しになるかもしれないのである。

この日の万歩計は、17,000歩を計測していた。

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武蔵野の景色を味わう 平林寺と野火止用水

2017年11月10日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2017年11月10日(金)

毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成29度第23回(2017年第39回)、「平林寺と野火止用水」ウォーキングに参加した。

8時45分、日暮里駅で池袋方面の山手線を待っているところ。


既に通勤時間帯は過ぎていると思われるが、山手線はかなり混んでいた。
全員池袋まで立ったままの状態だ。


西武池袋線の準急電車は、空いていた。


この日の参加者22名全員が同じ車両にゆったりと座れた。


9時45分、清瀬駅に到着。


清瀬駅南口の地図や聞き込みで平林寺への道を確認するなどして、
多少の時間はかかったが、


9時59分、平林寺を目指して出発!
清瀬駅前南口の通りを東へ。


新小金井街道に出てた。
そこを横断すると、


平林寺方面5.25Kmの案内表示があった。


表示に従って、「こばとの森幼稚園」の裏を通って進む。


野火止橋に出た。
平林寺方面5Kmとある。


道路沿いに用水路があり、水が流れていた。
この日の野火止用水ウォーキングの始まりである。


野火止用水に沿って遊歩道が整備されていた。
『水は思った以上に綺麗だねっ』


小さな鯉の姿も


水道道路
埼玉県新座市南西部から北東部までを貫く市道のこと。
朝霞浄水場と東村山浄水場間を結ぶ水道管が道路下に
埋設されていることから、「水道道路」と呼ばれるようになった。
新座市新堀・西堀地区で野火止用水と併走している。


遊歩道を平林寺方面へ


10時15分、西武池袋線の踏切を横断し、


遊歩道を進むと、途中で遊歩道は暗渠になった。


しばらく暗渠の上を歩く。


暗渠部分を抜けると、再び野火止用水が現れた。


野火止用水の直ぐ隣は、住宅地になっている。


埼玉県指定史跡 野火止用水 と刻まれた碑があった。
良く見ると、碑には野火止用水の歴史や役割などが刻まれている。


野火止用水は、立川市を起点とし、新座市の平林寺を経て
志木市の新河岸川に至る全長約24kmの用水路である。
開削の歴史は古く、承応4年(1655)、徳川幕府老中の
松平伊豆守信綱によって開削された用水路で、「伊豆殿掘」
とも呼ばれている。


川越城主松平伊豆守信綱は、新田開発に入植した人々の生活水を確保するため、
玉川上水から分水することを許され、小平市から野火止台地を経て、
新河岸川(志木市)に至る全長24Kmに及ぶ用水路を開削した。
この付近の新田開発に入植した人々は、屋敷の近くに用水を引水した。
八軒の家が点在していたことから、この水路を”八軒回し堀”と呼んでいた。
現在、回し堀の大部分が遊歩道として整備されている。


三度(みたび)暗渠部分を歩く。


10時27分、平林寺まで4Kmの地点を通過。


『この遊歩道は歩き易くて良いねぇ』


遊歩道を進む。


御成橋通りを過ぎて、


さらに遊歩道を進むと・・・


10時47分、赤い鳥居が立つ小さな広場があった。


ここで小休止して行こう。


『けっこう汗かいたなぁ』


馬喰橋通りの交差点の脇に


道祖神のような石像を祀った小さな祠があった。
かつての歴史が偲ばれる。


10時56分、史蹟公園に到着した。
野火止用水が本流(左)と平林寺堀(右)に分かれている。


本田緑道方面の案内表示があった。


本田緑道方面を目指すことにした。


『遊歩道がなくなっちゃったねぇ』
遊歩道はなくなったが、車もあまり通らなくなったので、
その分安全に歩けるので一安心。


11時5分、500mほど進むと、本田緑道桜並木の表示板があった。


野火止用水と並行して桜並木が続いている。


木々に囲まれた農家が一軒だけ立っていた。
実にのどかな風景だ。


緑に包まれた林の中を野火止用水に沿って進む


芝生でグランドゴルフに興じる人達


林の中を進む。
遊歩道はいつの間にか砂利道に変わっていた。


11時13分、平林寺まで1.35Kmの地点を通過。


新座市総合体育館を左手に見ながら進むと、


野火止用水史跡と刻まれた石碑があった。


本田緑道の突き当りは関越自動車道になっていた。
案内表示に従って右に曲がる。


野火止用水は、関越道に架けられた橋の上を向う側へ真っ直ぐに流れていた。


関越道への信号を渡り、


関越道を横断する。


関越道を渡ると、左手に史蹟 平林寺堀と書かれた標識があった。


平林寺堀の流れは緩やかで、水の量は少ない。
遊歩道も細くなっている。


平林寺堀の周囲は緑の森が広がる。


平林寺堀に沿って進む。


平林寺堀の突き当りを標識に従って右へ進む。


道路を300mほど進むと、


平林寺前交差点に出た。


平林寺前交差点を左に進むと、半僧門の先に平林寺の総門があった。


平林寺は専門の道場をもつ関東の代表的な禅寺である。
正式名称は「金鳳山 平林禅寺」といい、臨済宗妙心寺派の
別格本山である。


入山料500円を払って境内へ。
境内案内図に『広いんだね~っ』
平林寺は、武蔵野の面影を残す13万坪の境内を有している、とのこと。
約1時間、自由に見学することにした。


最初のうちは揃って進む。


境内のあちこちで真っ赤な紅葉が。


山門
築350年の風格を湛える平林寺のシンボルとされている。
凌霄閣(りょうしょうかく)と書かれた扁額が架かっていた。
霄(空)を凌ぐ、空よりも遥かに高い志の意で、
厳しい修行をやり抜く心構えを表している。


金剛力士像
明治から昭和にかけて、日本の電力事業の基礎を築いた、
実業家松永安左エ門の寄進、とのこと。


山門を潜ると、高野槙の大木が目に入った。
樹齢は500年とある。
『こんな立派な高野槙は初めてだわっ』


仏殿
端正かつ威厳ある佇まい。
本尊は釈迦如来坐像で、脇侍は迦葉尊者と阿難尊者。


『お賽銭、お賽銭はどこにしまったかなっ』


本尊(釈迦如来坐像)にお参り。


真っ赤なもみじの紅葉が美しい。
『いやぁ 見事に紅葉してるねぇ』


中門越しに本堂を望む。
中門を取り囲む緑と真っ赤なもみじのコントラストが印象的である。


片割れ地蔵
もとは一対だった地蔵の片方を平林寺に祀ったと云われている。


放生池(ほうじょういけ


『鯉が凄くたくさんいるねぇ』


『みんな集まって来ちゃったみたいだなぁ』


境内を順路に従って歩いてみる。


平和観音像


順路に従って、雑木林の中を進む。


何かに見入っているのは・・・


島原の乱供養塔だ。
寛永十四年~十五年(1637~1638)にかけて肥後国天草の農民が、
キリシタン信者と結合して起こした大反乱を、大河内松平家の祖である
松平伊豆守信綱が収めたことに由来する「島原の乱」の供養塔です。
この戦いによって亡くなった人たちの霊をなぐさめるためと、先祖の
松平伊豆守信綱の足跡を知らしめるために、三河国吉田藩松平伊豆守家の
家臣である大嶋佐源太が、文久元年(1861)に大河内松平家の菩提寺である
平林寺に建立したものです、と紹介されている。


卵塔(らんとう
修行半ばにして亡くなった禅僧の卵塔(墓)が整然と並んでいる。


平林寺堀に架かる橋を渡る。


平林寺堀には水は流れていなかった。
『完全に干上がっちゃってるよっ』


松平信綱の重臣安松金右衛門(左)と小畠助左衛門(右)の墓
玉川上水の開削工事は幕府老中で川越藩主の信綱が総奉行を務め、
玉川兄弟が請け負って進められたが、2度も失敗するなど困難を極めた。
信綱は家臣の安松金右衛門に設計の見直しをさせ承応二年(1653)に
ようやく完成。
また金右衛門は玉川上水から分水して野火止め地域に水を引く野火止用水の
開発も担当、小畠助左衛門は当時の川越藩の家老で工事を支援した。


川越城主松平信綱公一族の墓所
大小様々な五輪塔がずらりと並んでいた。


『いやぁ 凄い数の五輪塔だね~っ』
『一族全員の墓なんだろうねっ』


松平信綱公一族の墓所の先には、広大な雑木林が広がっていた。
もみじが紅葉していた。


広場で食事をしているようだが・・・
『境内での飲食は禁止とWebに書かれていたんだけどなぁ』
(後で境内での弁当はOKということが分かった)


弁当を食べているのを横目に見ながら林の中を進む。


武蔵野の面影を残す雑木林が続く。


野火止塚(九十九塚)があった。
街道で見る一里塚よりも径も高さも大きい。


解説板によると、
和名抄に見る火田狩猟(野に火を放ち獲物を追い出す狩猟)の野火を
見張ったものか、焼畑耕法による火勢を見張ったものか定かではないが、
いずれにしても野火の見張台との説が有力とのこと。


野火止塚(九十九塚)の先を右に曲がり、出口へ向かう。


松平信綱公一族の墓所だ。
『さっき見た墓所がここまで続いているんだぁ』
『さすがにこれは広いわ』
大河内松平家の墓所は3000坪もあるそうだ。


出口へ向かうと、茅葺屋根が緑色の苔に覆われた古い小屋があった。
『いやぁ 趣があって良いんじゃないっ』


陽の光に黄金色の紅葉が映えて美しい。


境内で子供たちが固まって食事中だった。
総門の入山受付の人に境内での食事の可否について確認すると、
『奥の広場であれば、弁当は良いですよ』とのこと。
それでは、お言葉に甘えて、我々もこの平林寺境内で弁当にしよう。
粋な計らいに感謝である。


半僧坊感応殿の前を通り、


再び境内奥の広場へ向かった。


広場で弁当タイムである。
時計は12時30分を回ったところなので、ベストのタイミングだ。


『ここで弁当を食べられて良かったよねっ』


『天気は良いし、今日は最高だねっ』


広場のパノラマ写真
先ほど弁当を広げていた人は、まだ食事中だった。


食事が終わり、後はゴールのJR新座駅を目指すだけである。


山門を潜り、


総門へ向かう。


13時10分、平林寺を後にする。


平林寺総門前の道路を新座市役所方面へ。


睡足軒の森を通過
平林寺の睡足軒や坐禅堂を改修したもので、古民家の睡足軒は
茶道・華道・俳句などの日本文化を楽しむサークルなどに利用される。
園庭散策は無料となっている。


13時18分、新座市役所前を通過し、新座市役所前交差点を左折。


野火止公園方面へ。


山下橋の所で右折すると、


野火止用水が流れていた。
『野火止用水の本流だねっ』


野火止用水に沿って進む。


300mほど進むと、13時38分、野火止公園があった。
ゴールの新座駅まで1.0Km、ここで最後の休憩を摂ることに。


皆さん、やや疲れた様子。


跨線橋を通って、


国道254号を横断する。
新座駅方面を望む。


国道254号を渡り、


最初の十字路を左折すると右手に「ふるさと新座館」が。
地元の野菜を直売しているようだ。


「ふるさと新座館」前の遊歩道を進む。


『これを真っ直ぐ行けば新座駅に着くんだよねっ』


遊歩道を進む。


新座駅まで250mの地点を通過。


正面に新座駅が見えて来た。


13時58分、ゴールのJR武蔵野線新座駅に到着。


14時2分発の電車は定刻にやって来た。
『グッドタイミングだったねっ』


14時46分、新松戸駅に到着
『ここまで来るとほっとするわねっ』
この後、常磐線各駅停車で柏まで行き、快速電車に乗り換え帰途についた。

『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』

当会としては、初めての野火止用水と平林寺の散策となった。
野火止用水に沿った遊歩道は、天気も良く気持ち良く歩くことが出来た。

平林寺の境内は、その広さに圧倒された。
また、落ち着いた佇まいの山門や仏殿に感動を覚えた。
また別の季節に歩いてみたい場所である。

この日の万歩計は、18,000歩を超えていた。

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逆回りもまた良し 初の宝篋山常願寺コース

2017年11月03日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2017年11月3日(金)

毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成29度第22回(2017年第38回)、「宝篋山」ハイキング(常願寺コース)に参加した。


第一集合場所の乙戸沼公園
銀杏の葉が黄金色に輝いて見頃を迎えている。


この日第一集合場所の乙戸沼公園に集まったのは11名。
車3台に分乗し、常願寺コースの出発地点となる小田休憩所へ。


小田休憩所に到着するが、駐車場は満車状態で、直ぐには駐車出来そうにない。
前後には当会会員の車が列を作っている。
待っていても仕方ないので、650m離れた小田駐車場へ移動することにした。
既に駐車していた人も一緒に移動してもらうことに。
小田休憩所の駐車場が満車で駐車出来ないなんてことは初めてである。


一方の小田駐車場(90台)は比較的空いており、一安堵。
この日集まった人数は、17名である。
このところ参加者が少ないのは、怪我や体調を崩している人が続出している
ためと思われる。
小田駐車場の一角で、準備体操。


OMさんが白内障手術で休みのため、この日も号令はNGさんに依頼した。


入念に準備体操をして、


9時58分、出発!
駐車場を移動したことから、予定していた常願寺~小田城コースを
逆回りの小田城~常願寺コースに変更することに。


小田駐車場を後にして、


小田城コースの登山口へ。


国道125号を横断したところが、小田城コースの登山口だ。


国道125号を横断して真っ直ぐに進むと、


八幡宮の鳥居がある。
小田城コースは鳥居の左側の小路を進む。


直ぐに山道が始まった。
最初は緩やかだったが・・・


次第に急な坂道になった。


愛宕神社前を通過すると、


登山道はさらに急坂になった。
身体が熱くなり、汗をかき始めた。


10時18分、急坂を上り切り、山頂と1.2Km先の小田休憩所との分岐点に出た。
小田休憩所へはこの分岐点を通って何度か歩いたことがある。


分岐点で乱れた呼吸を整え、


宝篋山山頂を目指す。
しばらく平坦な道が続く。


10時25分、堂平と書かれた標識を通過


10時29分、山頂まで1.9Kmの地点を通過


下りの人が道を譲ってくれるのは嬉しい。
『どうぞどうぞっ』
『ありがとうっ』 『すみませんっ』


緩やかな上り道が続く。
純平歩道との分岐点で、TKさんが私用で帰宅するとのこと。
純平歩道の途中から極楽寺コースを経由して小田休憩所へ下る、そうだ。
TKさんと分れ、宝篋山山頂へ。


また別のグループが道を譲ってくれた。
すれ違い出来ないことはない広さの径なのだが・・・
16名が通過するまで待ってもらうのは、申し訳ないし、恐縮するばかりだ。
『すみませんねっ』 『ありがとうございますっ』


緩やかな上り道が続き、また次第に身体が熱くなってきた。


10時55分、七曲・・・


続いて硯石を通過して、


さらに上って行くと・・・


木々の隙間から宝篋山山頂の鉄塔が見えた。
『あそこまで上るんだぁ』


次第に勾配が急になり、呼吸が乱れて来た。


『素晴らしい景色だね~っ』
11時11分、下浅間神社に到着した。


下浅間神社からの眺望
遠くが霞んで見えるのは、筑波山をはじめこの付近の山の特徴である。


下浅間神社に参拝!


下浅間神社で軽い休憩を摂り、


11時24分、山口コース(2)との合流点を通過。
山頂まで0.3Kmと表示されている。


もう直ぐ山頂だ。
力が入る。


山頂へは道が2つに分かれている。
右側の道(0.3Km)を進むことにしよう。


バイオトイレの建物が見えて来た。


11時34分、バイオトイレ前に到着した。
ここまで来ればもう宝篋山へ登ったも同然だ。
ここで体調を整え、


”頂上100m”と書かれた坂道を山頂へ。


コンクリートの舗装道へ出て右へ曲がると、


山頂の浅間神社の鳥居が目の前だ。


浅間神社の鳥居を潜り、


11時43分、宝篋山山頂(461m)に到着した。


山頂は、休日のためかなり賑っていたが、空いているベンチを見つけた。
早速弁当タイムにしよう。
『筑波山を正面に見れるなんて特等席だわねっ』


笑顔のYMさん夫妻
『最高だねっ』


『天気が良いと気分も良いよねっ』
『明け方は雨が降ってたんだけどねっ』
おにぎりが美味い!


筑波山


パノラマ写真


弁当が終われば後は下山するのみである。
12時28分、下山開始!


常願寺コースを下ることになるが、とりあえずバイオトイレまで下り、


極楽寺コースと常願寺コースの分岐点を目指す。


『山道らしくない広さだねぇ この辺りは』
車が通れるほどの広さの山道を下る。


間もなく極楽寺コースと常願寺コースの分岐点だ。


12時38分、極楽寺コースと常願寺コースの分岐点を左の常願寺コースへ。
常願寺コースは、上りも下りも初めてである。


なだらかな坂道を下る。


12時47分、小田休憩所まで2.8Kmの地点を通過


常願寺コースは下りだけかと思ったら、上りもあった。
『弁当の後だから、上りになるときついよねっ』


最初の上りを上り切った所に合体木があった。
サクラとコナラがぴったりと寄り添って、まるで一本の木のように
合体している。
『仲が良いんだろうねっ』


しばらくしてまた坂道を上ると、


12時57分、そこは尖浅間山(とがりせんげんやま)の山頂(315m)だった。


振り返ると、宝篋山の鉄塔が見えた。
宝篋山を出発して30分が経過していた。


尖浅間山で一息入れ、


小田休憩所を目指した。


尖浅間山からは急斜面になった。前日の雨で滑り易くなっている。
筑波山のような岩や瓦礫、木の根っこなどがないので、
足を踏ん張ることが出来ない。
歩幅を小さくして慎重に下る他ない。


『滑りそうで怖いわねっ』
『どこまで続くのかしらっ?』


長長坂(ちょうちょうざか)と書かれた紙が貼られていた。
『道理で長い坂道だと思ったよ』


その後も急坂の径は続いた。


13時19分、「くずしろの滝」を通過


「くずしろの滝」を過ぎると沢のような岩場の道になった。
『沢を歩いてるみたいだねっ』


13時22分、小田休憩所まで1.9Km地点を通過


沢のような瓦礫の道は続く。
『常願寺コースってけっこう厳しいコースだよねっ』


薄暗い杉林を抜けると、


ようやく明るい場所に出た。
麓に下りて来たようだ・・・


平坦になった道を進み、小田休憩所まで1.3Kmの地点を過ぎた所で、


13時43分、最後の休憩である。


『見事な柿の実だねぇ 凄いっ』
『今年は豊作なのかしらねっ』


目の前に田んぼの景色が広がった。


田んぼの中に小田休憩所への道が続いている。


田んぼの脇を進むと、


左手に池があった。


『新池って書いてあるよっ』


田んぼから極楽寺コース方面を望む。
『のどかな風景だよねっ』
『気持ちが落ち着くし、癒されるよねっ』


右手を見ると宝篋山が見えた。
『あそこに登ったんだねっ』


山頂の鉄塔がくっきりと見える。


小田休憩所は近い。


駐車場には、まだたくさんの車が停まっていた。
『あまり人には遭わなかったし、逆回りして正解だったかもねっ』


14時1分、小田休憩所に到着


ここでバイクで来たAK子さんと別れ、小田駐車場へ。


国道125号の小田十字路交差点を横断し、


小田駐車場へ


突き当りに八坂神社があった。


八坂神社の横の道を小田駐車場へ向かう。


14時10分、ゴールの小田駐車場に到着。


最後にNGさんの号令で整理体操(1)をして


整理体操(2)


整理体操(3)

『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』

久しぶりの宝篋山ハイキングだった。
この日は絶好のハイキング日和だったが、小田休憩所の駐車場が満車状態で、
駐車場の移動を余儀なくされたのは、予想外だった。
近くに小田駐車場があったのは幸いだった。

初めての常願寺コースは下りとなったが、これで一通り宝篋山の
全コースを歩いたことになる。
これからも少なくとも年に一度は宝篋山を目指すことにしたいと
思っているが、次は、上りの常願寺コースを歩いてみたい。

この日の万歩計は、13,000歩を計測していた。

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コメント
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