ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

一言主神社に救われる 自然と共感する散歩道

2016年06月24日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2016年6月24日(金)

毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成28度第12回(2016年第23回)、「自然と共感する散歩道(常総)」ウォーキングに参加した。

第一集合場所の乙戸沼公園に集まったのは、17名。
車4台に分乗して「きぬ総合公園」(常総市:旧水海道市)へ。


10時5分、「きぬ総合公園」に到着。
直行した7名と合わせ、この日の参加者は24名となった。


会長の音頭で準備体操をして、


10時14分、Oさんを先頭に出発!
先ずは、一言主神社を目指す。


県道58号を菅生方面へ。


10時20分、水海道ゴルフクラブ前を通過


右手に水海道ゴルフクラブの赤松の林を見ながら進む。


坂手工業団地入口交差点角のコンビニを過ぎると、「染色村」の看板が目立つようになった。
ここは、昭和36年に東京在住の染色家有志120名が水海道(現常総市)に3万坪の土地を購入し、
「染色村」を設立し移住した場所である。


染色家有志は、古代より受け継がれてきた伝統ある染色の維持発展に努めるとともに、
伝統技術に新しい技術を取り入れながら、それぞれの工房で個性ある
着物やインテリア・小物等を創作し、現代に生きる工芸を追求している。
今も優秀な染色家が活躍している、そうだ。


そして、ここ染色村で制作された染色品を「きぬの染」と名付け、
平成18年、茨城県郷土工芸品に認定されている。


「あや絵」美術館
「あや絵」とは、染色家の川崎是空氏が考案したもので、佐賀錦裂を貼り合わせて作るオリジナルの絵画。
佐賀錦の白生地を染色し、裁断して張り合わせたもので、独特の立体感があり、
照明や見る角度により異なる表情を見せてくれる、そうだ。
川崎是空氏がこれまで培ってきた技術を後進に伝えて行くとともに、新しい分野で生かそうと
「あや絵」を考案したそうだ。
土曜日・日曜日(10:00~16:00)のみ開館とのこと。
一度かみさんを誘って訪れてみたいものである。


「染色村」の少し先の中華料理店を過ぎ、


県道58号を横断し、


水海道ゴルフクラブに沿った細い道を進む。


この日の予想最高気温は26℃、日差しがないのでそれほど暑くはないが、風が全く吹かない。
湿度も高いので蒸し暑い。
『もうちょっと風があると良いんだけどなぁ』


水海道ゴルフクラブを過ぎ、田んぼに囲まれた道を進む。


菅生沼へ流れる東仁連川を渡る。


民家がポツンポツンと建っている。
隣りの家とはかなり離れている。
『夜は寂しいんじゃないかなぁ』


『お隣さんとあまり離れててもねぇ』
なんて話していたのかどうか・・・


県道252号を横断。
目指す一言主神社まであと700mほどだ。


寺かそれとも特別な家なのかと思ったが、普通の民家のようだ。
『凄い立派な門だよなぁ』


10時59分、一言主神社まであと少しだが、「きぬ総合公園」を出発して45分以上経過している。
ここらで水分を補給していこう。


ハーブハーモニーガーデン
ハーブ園を見るには夏場は300円、冬場は200円必要らしい。
広い駐車場は、ガラガラに空いていた。


11時6分、一言主神社へ。


一言主神社の白い石の鳥居が見えてきた。


11時11分、三竹山(ミタケサン)一言主神社に到着


御手洗所で手を洗い清めて、


茅の輪の潜り方
①左足から潜り左回り、②右足から潜り右回り、③左足から潜り左回り、
④左足から潜り 正面の拝殿へ参拝。


正面の拝殿へ参拝。


「一言願わば、良き事につけ、良からぬ事(心配事、病気、災難等)につけ、
良く聞き分けて御利益を授けてくれる神」と云われ、“万能神”としての信仰を
広く集めている、そうだ。


一言主神社
拝殿は一般の寄進により、慶応三年(1867年)に竣工された。
本殿は、昭和59年(1984年)市指定文化財に認定されている。
本殿の造りは一間社流造で、屋根は桧皮葺風の銅板葺。身舎外壁の左右に「鳳凰と牡丹」、
後側に「鶴と牡丹」の彫物、脇障子には「三岐の竹」(ミツマタのタケ)の彫物がはめられている、そうだ。


第51代平城天皇の時代、大同四年(809年)の陰暦11月13日、社殿のある辺りに怪しき光が現れ、
数夜の後に雪の中からタケノコが生じ、一本が三つに枝わかれした不思議な“三岐の竹”となった。
あまりに不思議なので村人達がお祓いをすると・・・
「われは大和国葛城山の東高宮の岡(タカミヤノオカ)にいる一言主大神なり、
今この国の人々を災いから救うためにここに来た。
すなわちこの“三岐の竹”を私と思って末永くおまつりしなさい」と仰せになられた。
村人達はこれに驚いて、この辺りの人の出入りを禁じ、お社を建てた。
それからこの所を『三竹山』と言うようになった、そうである。


境内では色とりどりのたくさんの花が売られていた。


『きれいだね~っ』
『ウォーキングじゃなかったら買っちゃうんだけどねっ』


珍しい品種のアマリリス(2,000円)や


お札が増える”お札の木”(1,000円)などもあって、
見ているだけで楽しい気分にさせてくれる。


この日は、弁当を食べる場所として、菅生沼対岸の茨城自然博物館内の公園を予定している。


まだ弁当には時間が早いので、その前に正専寺に立ち寄って行こう。
正専寺は、浄土宗の寺院で、ご本尊は阿弥陀如来である。


建替えられてまだ日が浅いためか、檜(or杉)の香りがした。


境内に鐘の音が響いたので鐘楼を見ると、鐘を撞いたのは案の定Mさんだった。


正専寺を後にして自然博物館へ向かう。


緑に囲まれた自然豊かな道を進む。
『気持ちが落ち着くよね~っ』


自然もさることながら、車が殆ど通らない道を歩くのは気分が良い。


11時46分、蕎麦店「やまぼうし」の前に出た。
右に曲がって進むと・・・


左手が「あすなろの里」正面入口の所に出た。
駐車場には、大型バスが停まっていた。
子供たちが遊びに来ているのだろう。


「あすなろの里」を左手に見ながら自然博物館菅生沼ゲートへ向かう。


菅生沼ゲートはもう直ぐだ。


11時53分、菅生沼ゲートに到着
『んっ???』
何と自然博物館菅生沼ゲートが閉まっていた。しかも頑丈な鍵がかかっている。
今日は定休日(月曜日)でもないし、開放時間(09:30~17:00)も問題ない。
よく読むと、館内整理日で休館とのこと。『まさかっ』
急いで自然博物館へ電話してみると、6月20日~25日は館内整理日で休館との自動音声が・・・
『え~っ そんなぁ』


自然博物館を目の前にして、ここは引き返すしかない。


自然博物館がNGとなるとどこで弁当にしよう。
「あすなろの里」は、弁当には良い場所かもしれないが、確か入場料が必要なはずだ。


「あすなろの里」入口で確認すると。やはり入園料は400円必要である。
1割引きの団体割引は30名以上からだ。
弁当を広げるだけで400円はちょっと・・・


12時16分、再び一言主神社へ向かうことにした。
一言主神社へ行けばなんとかなるだろう。
確信はない。そうあって欲しいと願うばかりである。


一言主神社へ。


再び一言主神社の大鳥居を通り、


一言主神社へ。
『弁当食べる場所があると良いんだけどねっ』
境内で弁当を食べるような場所があったかな? 不安が募る。


12時28分、一言主神社に到着


駐車場前を通り、右手奥へ回ってみると、そこには公園があった。
けっこう広いし、しかもベンチやテーブルもある。
この日の24名には、充分な数のベンチである。
『やったぁ ラッキー!!』


早速弁当タイムにしよう。


『いやぁ ここまで来た甲斐があったねぇ』
弁当を食べるには最高の場所である。
正直胸を撫で下ろした。


『お腹が空いたから美味しいっ』


昼食後、一言主神社入口の「おもち茶屋」へ行ってみた。


「おもち茶屋」のメニューは、おもちがメインである。
値段も手ごろで一休みするにはもってこいだ。
Yさん夫妻は、弁当の代りにおもちが入った”力蕎麦”を食べたとのこと。
『なかなか美味かったよっ』


皆さん、食後にコーヒー、ソフトクリームなどを注文していた。
かみさんへの土産にと、きなこもち(2ケ200円)を2つ買った。
注文してから焼くので熱々だった。
(帰宅後かみさんと食べたが、好評だった)


13時15分、一言主神社を後にして、


一言主神社の参道を県道252号へ。


”ごくろうさまでした”と書かれた一言主神社のゲートを潜ると、県道252号である。


一言主神社のゲートの向い側に常総市指定天然記念物の「大塚戸のムクノキ」があった。
説明板には、
坂東市-常総市-守谷市に通ずる県道は、将門街道または銚子街道と呼ばれていたことから、
この大木は、一里塚の名残の樹木と思われる。
一里塚は、岩井市幸田新田にある幸田橋(榎橋)と神田山の榎塚にあり、さらにムクノキのある所を
榎本と呼んでいたことから、一里塚であったと思われる、と紹介されていた。


県道252号を進み、


朝方通った、あすなろの里入口交差点を左折し、


「きぬ総合公園」を目指す。


東仁連川を渡ると、


周りが田んぼの一直線の道になる。
正面の森は水海道ゴルフクラブである。


周りが田んぼで細い道にもかかわらず、けっこう車が通る。
県道252号から県道58号へ抜ける(またはその逆)近道として利用されているのだろう。


水海道ゴルフクラブに沿って県道58号へ。


県道58号に出てゴールの「きぬ総合公園」へ。


「染色村」前を通り、


13時55分、コンビニ前を通過


続けて水海道ゴルフクラブ前を通過すると、


「きぬ総合公園」入口が見えてきた。


緑のトンネルを通り、


14時5分、「きぬ総合公園」体育館前に到着した。


締めは、Oさんの音頭で整理体操をして、


『はいっ 最後に深呼吸をして~っ』

『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』

今回は、茨城県のヘルスロードで紹介されていた、自然と共感する散歩道(常総)(片道5.6Km)を歩いた。
往復では約11Kmほどになる。
弁当を食べる場所を茨城自然博物館の公園に予定するなどアレンジしたが、館内整理日ということで、
自然博物館が休館日で、中へ入れなかったのは計算違いだった。
しかし、一言主神社へ引き返すという判断が功を奏し、弁当に格好の場所があったのは幸運だった。
一言主神社に救われたと言えるかも・・・

おもち茶屋で買ったきなこ餅はかみさんにも好評だった。
初詣などで一言主神社を訪れる機会があれば、また立寄ってみたい。

この日の万歩計は、17,000歩を計測していた。

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