ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

皆野アルプス 破風山ハイキング

2017年03月19日 | ウマさんの気ままなバスハイキング
2017年3月19日(日)

常南トラベル(株)が主催する日帰りバスの旅「皆野アルプス 破風山ハイキング」に
参加した。
常南トラベル主催のバスハイクは、昨年11月21日の「岩櫃山ハイキング」以来、
約4ヶ月ぶりとなる。

同社の案内には、以下(抜粋)のように記されている。
破風山は、秩父盆地の北方にある山で、標高は626m、
山頂には石宮が置かれています。
南に展望が開け、武甲山・秩父市街・蓑山・丸山・武川岳などが見渡せます。
今回歩くのは、秩父札所巡り三十四番水潜寺前をスタートし、破風山山頂を経由、
「関東ふれあいの道」を下りながら、秩父温泉「満願の湯」を目指す、
約4Kmのコースです。
標高差は約400m、標準的な歩行時間は途中休憩を含め、約2時間30分~3時間です。

この日のコースは、2015年1月18日(日)に
関東ふれあいの道(埼玉)No.8「秩父盆地を眺めるみち」で、
逆方向から歩いているので2年ぶりとなる。

荒川沖駅東口6時45分の予定時刻より10分ほど早く行ってみると、
常南トラベルの大型バスは既に到着していた。
この日の参加者は、我々「健康ウォーキング同好会」の9名を含め39名。
ほぼ満席状態だ。


バスに乗り込むと、朝食弁当が配られた。
いつもの弁当だが、今日も美味しくいただいた。


バスは、先月25日に茨城県内が全線開通したばかりの圏央道を走り、
8時18分、菖蒲PAに到着。
ここで最初の休憩を摂り、圏央道から関越道へ。


関越道花園ICで降りて、9時29分、道の駅「花園」に到着した。


トイレ休憩の前に、道の駅「花園」の「ひだまりの公園」で準備体操。
スタート地に到着する前に準備体操を済ませておけば、
その分時間を有効に使えるという算段のようだ。


準備体操の後、体調を整えて「満願の湯」へ向かう。


「満願の湯」で昼食の弁当を受取った後、この日のスタート地となる
秩父札所巡り三十四番札所の水潜寺近くの駐車場へ向かった。
昼の弁当が気になる。


10時34分、水潜寺から400mほど離れた駐車場に到着。
全員が4列に整列して最終点呼を取り、


10時35分、駐車場を出発
後ろに見えるのは日野澤大神社(ひのさわだいじんじゃ)である。


日野澤大神社は、奥社の神楽殿で舞われる日野澤大神社神楽が有名、らしい。
10月の祭礼では、神事舞いの後、祭典の神事が行われ、神楽が奉納されるそうだ。
日野澤大神社神楽は、皆野町の無形民俗文化財に指定されている。


県道284号を先ずは水潜寺を目指す。


皆野町立日野沢小学校
この小学校は、昭和54年3月に閉校となり、「日野沢山の家」という宿泊施設と
なったそうだが、現在は「天空の楽校」として活用されている、とのこと。
一度利用してみるのも面白そう。


2列縦隊で整然と進む。


「健康ウォーキング同好会」からは9名が参加しているが、
女性陣は先頭集団に混じって先頭付近を歩いているようだ。
最後尾に当会の男性陣が続く。
『女性陣は速いねぇ』


水潜寺を目指す。


10時43分、水潜寺参道入口に到着


「関東ふれあいの道」のコース案内板
この日のコース「関東ふれあいの道」No.8(秩父盆地を眺めるみち)の始まりだ。


先ずは水潜寺へお参りして行こう。


参道には秩父34観音霊場の観音様がずらりと並んでいる。


日沢山水潜寺本堂
西国33観音霊場、坂東33観音霊場、そして秩父34観音霊場合せて100観音霊場となる。
水潜寺は、100観音霊場巡りの結願(満願)の寺でもある。
「満願の湯」は、100観音霊場巡りを終えた人の汗を流すという意味で、
そのように命名したらしい。


水潜寺本堂にこの日の無事安全を祈願して、


10時48分、いよいよ山道の始まりである。
札立峠1.3Km、破風山1.7Kmと案内表示されている。


カウンターが設置されていた。
入山者の数を管理するために置かれたものだ。


一人がようやく通れるほどの細い緩やかな坂の山道が続く。


かつては、多くの巡礼者がこの道を歩いた、のだそうだ。
”巡礼道”の札が往時を偲ばせる。
”注意 熊出没”の看板が気になる。


長い隊列が続く。
当会の女性陣は、どの辺りだろうか。


次第に急坂になってきた。
同時に身体が温まってきた。


左手に沢が流れるが、水の量は少ない。


11時ちょうど、最初の休憩。


後から登って来た女性グループに親切に道を譲るNさん。
『どうぞお先にっ』


11時3分、水分補給後札立峠を目指して出発。
少しだけ前後の順番が入れ変わったが、またこの順序がしばらく続くことになる。


杉の木が伐採されたままになっている。
荒れ放題といった状態は、2年前の「関東ふれあいの道」で
歩いた時と変わっていない。


坂道を進む。
先ほどまで左手を流れていた沢が、今度は右手になった。


最後尾を務めているのはどうやら当会の男性陣だ。
添乗員さんと一緒である。


杉林の中を進む。


小さな沢を渡る。
水はほとんど流れていない状態だ。


杉林の坂道が続く。


かなりの勾配なことが分かる。


次第に曲がりくねる道になってきた。


後ろは、当会の男性陣4名と最後尾を務める添乗員さんだけになった。
マイペースで登るのが一番


11時19分、2度目の休憩


『札立峠まであと少しだねっ』


札立峠を目指す。


『けっこうきついよなぁ』とOさん。


七曲がりの坂道になってきた。


七曲がりの坂道は、いったん少しだけ緩やかになるが、


また曲がりくねった道になったりと変化する。
その先に尾根の部分が見えてきた。


11時31分、札立峠(ふだたてとうげ)に到着した。
水潜寺本堂から約43分かかっている。
常南トラベルの予定した時間とほぼ同じだ。
先着組は一息ついたのだろう、順次破風山へ向けて出発している。
当会の女性陣の姿は見えない。先着組と一緒に破風山に向かったようだ。


説明板には次のように紹介されていた。
秩父札所の巡礼は、笈摺(おいずり)を着、菅笠・手甲・脚絆を身につけ、
草鞋をはいた姿で、1巡約100Km、歩いて5泊6日の道程を、
各寺に札を打ち巡拝した。


この峠は、昔からの巡礼道で、33番菊水寺を参詣の後、赤平川に沿った久長集落から、
ここを越えて下日野沢へ降り、34番水潜寺で打ち留めの札と笈摺を納めた。


札立峠の名は、昔、大旱魃(かんばつ)の時、旅の僧の「雨を祈らば観音を信ぜよ」
との教えにより、「樹甘露法雨」の札を立てたところから名付けられたと云われている。


11時32分、当会のメンバーが到着。


破風山まで残り0.5Kmとある。


一息入れて破風山を目指す。


前を行く組の最後尾もマイペースといった状態である。


前を行く最後尾の後を追い、


最後の急登を上ると・・・


11時47分、破風山(はっぷざん)山頂(626.5m)に到着した。


11時49分、全員が破風山に到着した。


破風山からは、南に展望が開け、武甲山・秩父市街・蓑山・丸山・武川岳
などが見渡せる、との案内だったが、この日は今一つといった状態。


パノラマ写真


山頂には石宮が設置されていた。


一緒に登って来た添乗員さんに記念写真を撮ってもらった。


東屋を目指して破風山を下る。


東屋に到着してみると・・・
既に大勢の人が弁当の最中だった。
当会の先頭組もいる。


全員揃ったところで記念撮影だ。


東屋が満席だったので、少し離れた林の中で弁当に。
『今日は天気が良いし、外で食べるのは最高だねっ』


この日の弁当は「満願の湯」製である。
ご飯は2人分はあろうかというほどの量だった。
(後で聞いたら、多くの女性陣は食べ切れなかったため、
持ち帰った人もいたそうだ)


12時13分、我々が弁当の最中に早くも下山する先頭グループ。
当会の女性陣も一緒である。


先頭グループに遅れること7分、我々も下山開始!
『時間はたっぷりあるし、ゆっくり行きましょうっ』


しばらくは急坂の山道が続く。


下りの山道には注意が必要だ。


『あれ、猿岩じゃないのっ?』


下り始めて5分ほどで、猿岩に到着した。
猿岩は、「関東ふれあいの道」(埼玉)No.8「秩父盆地を眺めるみち」の
証明写真の撮影ポイントに指定されている。


この日は証明写真は撮らずに下ることにした。


「関東ふれあいの道」の里程標が現れた。
水潜寺からここまで2.3Km歩いたことになる。
風戸入口まで、残り2Kmである。


足元に注意しながら下る。


木々の隙間から麓の景色が見えるが、今一つはっきりしない。


曲がりくねった杉林の下り道


急坂の杉林を下る。


「関東ふれあいの道」道標には風戸まで0.5Kmとある。
やはり下りは速い。


大渕登山口への分岐点を風戸を目指して左折し、


曲がりの道を下って行くと・・・


突然一軒の民家が現れた。


民家の前の階段を下る。
ここにもカウンターが設置されていた。


12時50分、カウンターの先の東屋に到着。


東屋から観た景色
前方正面に見える山は宝登山と思われる。
宝登山の斜面に「ミッションヒルズカントリークラブ」が見える。


風戸入口バス停まで残り1Km。
添乗員さんによると、「満願の湯」へ直行するのとほぼ同じ距離らしい。


東屋からは、舗装された下り道になった。


左手に崩れかけた旧い土蔵を見ながら進むと、


ようやく先を行く最後尾の人達が見えてきた。


「風戸の鏡肌」
案内板には、次のように紹介(概略)されていた。
風戸は所在地の地名であり、
鏡肌とは、断層で岩石がずれるときの摩擦でできた光沢のある面のことで、
鏡の肌のように光って岩石の面が見えることをいう。
”風戸断層”がこの近くを通っており、鏡肌は、幅約9m、高さ約7mある。
ジュラ紀(約1億9960万年前にはじまり、約1億4550万年前まで続く地質時代)
にできたもの、とのこと。
鏡肌の岩は、長年の風雨のためか、鏡の肌のように光ってはいなかった。


「風戸の鏡肌」の先が、風戸バス停経由で「満願の湯」への近道になっているが、
添乗員さんの案内により、ここを右に進み、舗装道路を「満願の湯」へ向かうことに。
距離はさほど変わらないとのこと。


ようやく愛用のカメラを構えるKさんに追いついた。
木のてっぺんに止まっている”鷹”を狙っていたようだが、
我々からは遠すぎて見えなかった。


Kさんと一緒にゴールの「満願の湯」を目指す。


杉林の坂道を抜けると、


やや広い道路に出た。


特養老人ホームのところで待っていた添乗員さんに迎えられてゴールへ向かう。


左手に特養老人ホームを見ながら進む。


特養老人ホーム


13時13分、ゴールの「満願の湯」駐車場に到着
破風山近くの東屋を出発して53分かかったことになる。
先頭グループから遅れること約7-8分ほどらしい。
日野澤大神社前の駐車場を出発したのが10時35分だから、
約2時間40分かかったことになる。
常南トラベルの予定時間どおりである。


「満願の湯」は駐車場の目の前だ。


秩父温泉「満願の湯」の玄関を入る。
入浴料金は、日曜日ということで、平日より100円高い900円。
個人負担となっている。


1階の「満願大広間」では、地元の人と思われる老人が
自慢の演歌を熱唱していた。


カラオケを横目に「満願の湯」へ一直線


風呂から上がって、『かんぱ~い』 『お疲れさま~っ』
『歩き終わってひと風呂浴びた後のビールは格別だねぇ』


帰りのバス車内


いつものように日本酒・ワインで盛り上がる。


『今日くらいのコースがちょうど良いねぇ』
皆さん大満足の様子である。


来る時と同じく、圏央道菖蒲PAで休憩を摂り、


夕陽が沈む頃には、地元に到着だ。
いつもと比べると、ちょっと早いような気がする。
やはり圏央道を利用したことが影響しているものと思われる。


17時54分、荒川沖駅東口に到着


めいめい家路についた。
『今日は、大変お疲れさまでしたぁ』


2年ぶりとなる破風山ハイキングを楽しんだ。
天気は悪くはなかったが、破風山からの霞みがかった眺望は少し残念だった。
春先の天気というものはこういうものなのだろう。

常南交通社のバスハイクは、4か月ぶりの参加である。
残り4ポイントで5千円の補助が貰えるからという理由ではないが、
これからも機会があれば参加しようと思う。
常南交通社の今後の企画に期待したい。

申込から料金徴収・支払いなどTさんに一切をやって頂き恐縮している。
このコーナーを通じて厚くお礼を申し上げます。
どうもありがとうございました。


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真田氏ゆかりの 岩櫃山ハイキング

2016年11月21日 | ウマさんの気ままなバスハイキング
2016年11月21日(月)

常南トラベル(株)が主催する日帰りバスの旅「岩櫃山ハイキング」に参加した。
常南トラベル(株)主催のバスハイクは、昨年6月8日の「高柴山ハイキング」以来、約1年5ヶ月ぶりである。

岩櫃山は、標高802mの岩山で吾妻八景を代表する景勝地の一つ。
それほど高い山ではないが、南側は約200mの絶壁となっていて、奇岩・怪岩が数多く、
山頂からは四方360度見渡せ、上毛三山(榛名・赤城・妙義)や浅間山、白根山、
谷川岳、日光白根山、男体山などを望め、晴れた日には遠く富士山も望める。

戦国時代には岩櫃城を中心に武田・上杉の攻防の舞台にもなった歴史ある名山である。
中腹には武田の三堅城の一つ、戦国・真田氏の拠点だった岩櫃城本丸があり、
北関東を代表する山城とされている。(常南交通案内文より)

荒川沖駅東で待っていると、朝6時を少し回った頃、
常南交通の大型バスがやって来た。
予定より8分ほど早いが、乗り遅れるような人はいない。


バスに乗り込むと、朝食弁当が配られた。
一昨日食べたばかりだが、今日も美味しくいただいた。


この後バスは、土浦駅東~千代田庁舎下6号バス停~石岡ロードパークを回り、
少し戻って千代田石岡ICから常磐道へ。
休憩場所は、最初は常磐道友部SA、次は関越道駒寄PAに立ち寄った。
駒寄PAで昼食の弁当を受取った後、岩櫃山へ向かった。
この日の参加者は、25名とのこと。
大型バスにしては、少し物足りない人数ではある。


10時12分、スタート地点の「コニファーいわびつ」に到着した。
「コニファーいわびつ」は、岩櫃山中腹にあるリゾートホテルで、
帰りに入浴することになっている。


リュックと入浴用具等を持ち、ホテル内へ。
ロビーを通り抜け、


入浴用具類などを纏めて、靴を履き替えたり、皆さん出発準備に余念がない。


リュックを持って駐車場まで戻ると、添乗員の号令で簡単な準備体操。


10時35分、足に自信のない人から順に2列縦隊で出発である!
我々「健康ウォーキング同好会」一行6名は、男性添乗員と一緒に
先頭を歩かせてもらうことにした。


自称健脚の人が後に続き、
女性添乗員が最後尾を務めるという隊列である。


10時49分、出発から15分ほどで岩櫃山登山口休憩所前を通過。
帰りに立ち寄って行くことにしよう。


10時50分、ここから「沢通り」を歩くことになる。
左は、中城跡を経由して岩櫃城本丸跡に向かう道になっている。
帰る際は、こちらから戻ることになる、そうだ。


しばらく男性添乗員が先頭を務める。
岩櫃山は今回が3回目だそうである。


次第に山道になってきた。
緩やかな坂道が続く。


先頭G


杉林の中を進む。
かなり汗をかいてきた。


11時1分、最初の休憩
上着を一枚脱いだり、水分を補給したり。
『いやぁ 思ったより暖かいね今日はっ』


この日は、「まゆみの会」会長のKさん(中央)も参加していた。
「関東ふれあいの道」(埼玉県)で一緒に歩いて以来である。


休憩後は、本格的な登山道が始まるということで、
足に自信のある人が先頭を務めることになった。
我々は、それほど足に自信があるわけではないので、
中間を歩くことにした。


道標には岩櫃山まで1Kmとある。
ここで言う岩櫃山は、山頂を指していると思われる。
時計は11時5分を指している。
この日の目的地は九合目なので、昼前には着くのではないか。


大きな石(岩)が道の両側に不規則に並んでいるが、
それほど歩き難いということではない。


次第に急斜面になってきた。
それでも先頭Gはペースが落ちない。さすが健脚家である。
こちらは次第に息が上がってきた。


自称足に自信のないGも後に続く。
次第に間隔が開いていく。


巨大な岩が現れ始めた。


岩の間を縫うように進む。


変化のあるハイキングコースで退屈する間などない。


急斜面の道が続く。
『これが、中級者向けなんだってねっ』


めいめい個人のペースで進む。
しばし立ち止まって呼吸を整える人の姿も・・・


11時23分、「櫃の口」に到着。


櫃の口で一休みして呼吸を整える。
ここから先は巨岩が続き、梯子や鎖場があるとのことだ。


道標には山頂まで0.7Kmとある。
かなり歩いたはずなのだが、まだ300mしか進んでいないことになる。


「櫃の口」から、梯子が始まった。
目の前には巨大な「天狗の蹴上げ岩」が聳える。


梯子を上ると、


11時28分、そこには「六合目」と刻まれた石があった。


2つ目の梯子を上り、狭い岩の間を抜け、


窮屈な岩の間をよじ登ると、


11時32分、「七合目」に到達した。


倒れた巨木の脇を通り、


急斜面を上って行くと・・・


目の前に大きな壁が立ちはだかっていた。


ここは、鎖を使って上らなければならない。


一人づつ慎重に上る。
『左側を登ってっ』
『鎖を股の間にした方が楽だよっ』
崖の上下からエールが送られる。


鎖場を上ったところは、八合目になっていた。
11時38分、九合目までもう一息だ。


九合目を目指し、最後の岩場を上る。


11時45分、添乗員が推奨した九合目に到着した。
一応目的地に到着と言うことになる。
九合目は岩だらけでそれほど広くはなかった。
一段高い所があったので、上ってみることに・・・


『ここは少し場所があるから、ここで弁当にしようかっ?』
回りは絶壁で少し怖いためか、他の人はここまであまり登って来ない。
周囲は霞んでいるが、一応360度見渡せる。


『あれが岩櫃山の山頂なんだっ』
雲で霞んでいてはっきりとは見えないが、何人かが垂直に近い岩を鎖を頼りに
山頂を目指していて、何人かが山頂の切立った巨大な岩の上にいた。
添乗員が、『今回はヘルメットがないので登らないように』と口を酸っぱくして
言っていたことに納得した。
しかし、バスの何人かは山頂(802m)を目指したようだ。


登頂を果たした数人が山頂で喚声を上げていた。
登り甲斐があることだろう。


遅れていたOさんが到着して我々の全員が揃った。
『まぁここが我々の山頂と言うことで我慢すっか』


『雨が降り出す前に弁当にしようっ』


この日の弁当
『晴れていれば最高だったんだけどね~っ』


弁当が終わった直後、Kさんがやって来た。
たった今山頂に登ってきたところだと言う。
『やっぱりねっ Kさんじゃないかと思ってたわっ』
弁当はまだらしい。


Kさんには悪いが、先に下山することにした。


九合目を後にする。


鎖場をひとりづつ慎重に下る。


『気を付けてっ』


巨岩の間を通り、


狭い岩の間を慎重に下りる。


梯子を下る。


雲の影響で岩が濡れているため、滑り易くなっている。
足を踏み外さないように慎重に下りる。


最後の梯子を下りてしまえば、一安心だ。


「尾根通り」への途中に上着の上に石を積み上げたケルンがあった。
もしかするとこの上着は遭難した人が着ていたものなのかなどと思ってしまう。


岩櫃城本丸跡(0.5Km)方面へ。


紅葉は既に終わっている。
間もなく全ての葉が散ってしまう季節を迎える。


「尾根通り」は、落ち葉がびっしりと積もっているので、
足元には充分な注意が必要である。


城址を示す標識があり、その先はかなり急な坂になっている。
雨が降ると濡れて滑り易くなるのでここも注意が必要だ。


12時43分、分岐を示す標識があった。
添乗員の指示に従って岩場を迂回する左の方へ。
岩場の道は、足場の狭い崖のような場所があるらしい。


迂回の道と岩場の道が合流した所に大きな岩が立っていた。
さざれ石のような岩である。注連縄が掛けられていた。


両側が谷になっている尾根道を進む。


周囲の視界は全く良くない。


後ろの方から聞き覚えのある声がすると思ったら、Kさんだった。
弁当を食べて後を追いかけて来たのだが、それにしても速い。
さすがかつての山男、その健脚ぶりには驚かされる。


真田丸の幟が現れた。


12時58分、岩櫃城本丸跡に到着。
岩櫃城は、築城時期や築城者は不明ながら、中世に築かれたとされる山城である。
25mx15mの建物の土台と思われる形跡があり、ここに岩櫃城の見張台と
指揮台を兼ねての中枢部があった考えられている。


堅堀と書かれた木柱があった。


本丸跡から見た堅堀
ジグザグになった構造をしている。
これを上って本丸を攻めるのは難しいと思われる。
甲斐の岩殿城、駿河の久能と並び、「武田の三堅城」と称されている。
真田信繁もこの城で過ごしたと云われている。


岩櫃山の全体を撮った幟が立っていた。
先ほど登ってきた九合目の岩や山頂はどれだろう?


12時59分、東屋の脇を通り、本丸跡から下山開始。


二の丸跡から本丸跡を見たところ。


二の丸跡を下り、中城跡へ。


中城跡へ向かう途中の右手には、殿邸がある、とのこと。
名前からすると居館があったと考えられる。


13時9分、中城跡を通過
中城跡は、登城口から一段高い場所にある削平部だ。
他の場所から推定するに、三の丸のような曲輪だったのではないだろうか。


中城跡を過ぎると、登山道入口の合流点が見えてきた。


13時12分、登山道入口合流点に到着。
『下りは意外と早かったねぇ』
本丸跡から13分しかかかっていない。


岩櫃山登山口休憩所
各種パンフレットをそろえ、岩櫃山周辺の観光案内を行っている。


登山口休憩所にあった岩櫃山の写真
やっぱり岩櫃山は凄い山だということが分かる。


登山口休憩所を後にして「コニファーいわびつ」を目指す。


午前中に通ったので、見覚えのある道だ。


13時27分、「コニファーいわびつ」入口に到着。
本丸跡からほぼ30分だ。


「コニファーいわびつ」の建物はこの上になる。
『最後の坂道がきついねっ』


これは、「真田丸」の模型だそうだ。
NHK-TVで放送されることになり、急ごしらえで造ったものらしい。


最後の階段を上ると、


もう一つ別の急階段があった。
『いやぁ もう勘弁して欲しいよな~』などとぼやきながらも・・・


13時34分、「コニファーいわびつ」に到着した。


纏めて置いておいた風呂用具を持って、


ひと風呂浴びよう。


ひと風呂浴びた後は、バスの出発までロビーで寛ぐことに。


『歩き終わって一風呂浴びた後のビールは格別だねぇ』


揃って『かんぱ~い』 『お疲れさま~っ』


バスの中でも盛り上がったことは言うまでもない。
(ただし、周囲に迷惑となるような行動はとっておりませんのでご安心を)


北関東道波志江PAに着く頃には、ポツポツと雨が降りだした。


常磐道友部SAでは、一時大雨になり、バスから自宅まで自転車と言う人もいて、
どうなることかと心配したが、土浦に着く頃には雨はすっかり止んでいた。
幸運だったと言っても良いだろう。

『今日は、大変お疲れさまでしたぁ』

NHK大河ドラマ「真田丸」で一躍有名になった、「岩櫃山」に登ることができた。
切立った絶壁の岩登りは危険と言うことで、九合目までの登頂に終ったが、
変化のあるコースで充分に楽しめた。

ドラマでは、最初の頃は岩櫃城についても少し触れていたが、実際に自分の目で見て、
難攻不落の堅城だったということが理解できた。

天気がもう少し良くて、360度の景色を見ることが出来ていれば最高だったと思う。

久しぶりの参加だったが、これからも機会があれば参加しようと思う。
常南交通社の今後の企画に期待したい。


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ツツジの代りはアヤメと山ボウシ 高柴山ハイキング

2015年06月08日 | ウマさんの気ままなバスハイキング
2015年6月8日(月)

常南トラベル(株)が主催する日帰りバスの旅「高柴山」ハイキングに参加した。
常南トラベル(株)主催のバスハイクは、昨年8月27日の「塩原の2大名瀑 雷霆・咆哮霹靂の滝
以来、約9か月ぶりである。

常南トラベル社の案内には、下記のように記述されていたが・・・・果たして
高柴山は、小野町の北西部に位置する標高884mの山で、田村市の船引町、大越町との町境でもある。
山頂にヤマツツジの大群落が広がっており、開花時期には県内外から多くのハイカーが訪れる。
山頂には展望台もあり、素晴らしい眺めを望むことが出来る。
高原性の気候を有する高柴山は、ブナやミズナラなどの冷湿帯の植生を主とした落葉広葉樹林が広がっている。
ハイキングコースは殆どが木陰に覆われているため、、木漏れ日の中で心地良くハイキングを楽しめる。

所属する「健康ウォーキング同好会」からは、会長以下有志の4名が参加することになった。

6時15分、ほぼ予定時刻どおり、荒川沖駅前に常南交通の大型バスがやって来た。


バスに乗り込むと、直ぐに朝食の弁当が配られた。
お馴染みのおにぎり弁当だ。


友部SAで最初の休憩、


磐越道差塩(さいそ)PAで2度目の休憩を摂り、


高柴山までの間にコースマップの説明がなされた。
コースの半分近くは舗装道路で、駐車場から高柴山山頂までは1時間10分ほどとのこと。
坂道はきつくはなく、初級者向きコースとのこと。
ただ、ツツジは既に終わった状態とのこと。今年は開花が2週間ほど早かったそうだ。


9時30分、出発点となる高柴山臨時駐車場に到着した。
駐車場に届けられた昼食の弁当を受け取り、


広い駐車場でそれぞれ準備を進める。
この日の参加者は、37名とのこと。


我々のグループは、「健康ウォーキング同好会」現会長以下3名と初代会長の合せて4名が参加した。


添乗員の掛け声で準備体操
『大きく深呼吸~っ』


『空を見上げて~っ』
身体が言うことを聞いてくれないみたい。


『足を捻りま~す』


9時43分、高柴山目指して出発だ!


臨時駐車場入口を出たところを左折し、


舗装道路を進む。
37名中、男性は13名とのこと。
女性はほぼ倍の24名でけっこう賑やかだ。


9時49分、高柴山登山口の駐車場まで1Kmの案内表示が。


道路脇に真新しい聖観音像が建立されていた。
由来について以下のように紹介されている。
ここは、奥(いり)之観音と呼ばれ、文化十四年(1817)頃に、
高柴山に放牧した農耕馬の息災を祈念して建立されたが、観音像は紛失している。
東日本大震災・原発事故からの復興と当地域の繁栄を願い、東京の篤志家が、
聖観自在菩薩立像を奉納建立した(平成二十六年十二月建立)とある。


聖観音像を過ぎると、地図で説明のあった、そば・うどんやがあった。
とたん造りの簡素な店である。手作りらしい。


緩やかな坂道を高柴山を目指す。


東京スカイツリーと同じ高さの634m地点を通過。
山頂まで1,650mの表示が見える。
『東京スカイツリーと同じ高さと言われても何かピンとこないねっ』


『いやぁ なかなか良い景色だねぇ』


これまで歩いてきた景色が一望できる。
『大分上って来たんだねぇ』


浮金登山口への入口(分岐点)を右に曲ったところで、


小休止だ。時計は10時5分を差していた。
緩やかと言ってもそこは坂道、気温も25℃に近いため、かなり汗をかいて来た。
水分補給で熱中症に備える。


10時8分、小休止の後、再び高柴山を目指す。
皆さん、初級コースとは思えないような装備に見える。


10時12分、浮金登山口に到着。
駐車場もあり、普通車はここまで上って来ることができる。
山頂まで1,100mとなっている。


ここともう一箇所の駐車場の奥が登山口となっている。
どちらを進んでも同じところに合流する。
手前の登山口から登山開始だ。


山頂への道はそれほど急な勾配ではなく、歩き易い。


日が差して来たが、木々が直射日光を遮ってくれるのが嬉しい。
この季節直射日光は女性ならずとも避けたい。


途中から50段ほどの木の階段がある。
(この日一番の上りであった)


後続の皆さん、少しばかり身体に堪えているようだ。


道は分かれたり、合流したりする。
どちらを進んでも同じ所に出るので、安心して歩ける。


10時24分、太鼓石説明板前に到着。
ここから右へ150mと案内されている。


地図での説明によると太鼓石までの下り・上りとも10分となっていたが、
時間は充分にあるので、太鼓石へ向かった。


実際には4分ほどで太鼓石に到着した。意外に近かった。
案内によると、
八幡太郎義家が奥州阿部貞任を攻めた際に、人馬とも疲れたので、この大石を打鳴らしたところ、
忽ち大きな太鼓の音と変わり、士気大いにあがり、敵を追い進軍したと云われる、そうだ。


いったん太鼓石説明板まで戻り、高柴山を目指す。
山頂まであと600mと表示されている。


この辺り、道がくねくねと何度もクロスしている。


突然見晴しの良い場所に出た。
それほど高くはないが、緑に包まれた山々が美しい。


見晴し台の正面を5mほど上ったところに”物見石”があった。
”物見石”はやや高いところにあるため、木々に遮られて、その眺望は先ほどの見晴台には及ばない。


緑いっぱいの中、高柴山を目指す。


この辺りから樹林帯が続き、いろんな木々が自生しており、名札が付けられている。
名札は、浮金小学校や浮金やまびこ学級によるものである。
ミズナラ、イタヤカエデ
他にもヤマボウシ、クマシデ、コシアブラ、アブラチャンなどなど・・・


10時45分、御神水まで50m、山頂まで260mの地点に到着。


御神水へ向かった。
杉林の中を50mほど進むと、


”御神水”と書かれた太鼓石ほどの大きな石があった。


岩の前の蛇口?から”御神水”が勢いよく流れていた。


『いやぁ これは冷たくて美味しいっ』
自分も飲んでみたが、冷たくて本当に美味しかった。水温は10℃以下と思われた。
枯れることはないのだろうが、流しっ放しは何とももったいない。


山頂へは残り200mほどだ。
最後の階段を上ると・・・


視界が開けた。
東屋が見える。


山ボウシの白がひと際映えて美しい。


案内標識に従って展望台へ向かった。


山頂一帯には一面背丈ほどのヤマツツジの群落が見られたが、残念ながら花はとうに終わってしまっていた。
この大群落は、明治末から昭和にかけて山頂で農耕馬が放牧されたためできたもの、だそうである。
放牧の邪魔になる樹木は伐採され、草は馬に食べられたが、花や葉に毒性のあるヤマツツジは、
過度に食べられないので残り、優占したと考えられている、のである。


10時57分、展望台に到着。
展望台の下にはベンチがあったが、誰もいない。
風が強かったので、ここで休憩する人はいないのだろう。


先ずは展望台に上がってみよう。


展望台からの眺望(1)


展望台からの眺望(2)


展望台からの眺望(3)


動画で見るとこんな感じ。


弁当に相応しい場所を探そうと山頂を歩いていると、ヤマツツジが一輪だけ残っていた。


代わりにあちらこちらにアヤメが咲いていた。
『ツツジが終わっちゃってるからせめてもの救いだね』


高柴山神社にお参りを済ませて、


弁当にしよう。
まだ11時を9分ほど回ったばかりである。


『あまりお腹は空いてないけど美味いっ!』


目の前のアヤメを見ながらの弁当は格別である。


『今日の弁当はなかなか良いよねっ』


弁当の後は、山頂を一回りしてみた。
ヤマツツジの木が山頂を覆っていると言っても過言ではないが・・・


終戦後は馬も放牧されなくなったことから、現在は人が草や木を刈り払い、
日向を好むヤマツツジの群落を保護している、とのこと。


山頂のヤマツツジが虫による食害などの影響で、近年開花する花が少なくなっていることから、
平成26年10月5日、ボランティア約400人により害虫に浸食された枝木の苅込や薬剤散布などを行い、
約7割のヤマツツジの手入れを行った、そうである。


次の機会には、山頂が真っ赤に染まったヤマツツジの群生が観られるよう祈りながら、山下りを開始した。


山ボウシの下を下る。


山ボウシの花
花は多数が球状に集合し、その外側に大形白色の総包片が4枚あり、花弁のように見える。(wikipedia)
『この緑色の粒々が花なんだぁ』


緑溢れる樹林帯の中、山を下る。
『今日は時間がたっぷりだから、余裕があるねっ』


緑が美しい


現会長(左)と元会長(右)の揃い踏みだ。


12時10分、浮金登山口に到着


浮金登山口の駐車場
『ヤマツツジのシーズンには車がいっぱいになるんだろうなぁ』


ゴールの臨時駐車場を目指す。


遠くの山々の眺望を楽しみながら山を下る。


12時28分、そば・うどん店が見えて来た。
『蕎麦も良いけど、さっき食べたばかりだし、まだ食欲は湧かないねっ』


12時45分、臨時駐車場入口に到着


皆さんも次々に山を下りて来る。


駐車場にはバスが待機していた。
12時55分、直ぐに風呂に入れるように準備を整えて、いわき湯本「さはこの湯」に向けて出発!


13時45分、「さはこの湯」に到着。
いかにも街中の風呂といった感じの建物である。
この日の入浴時間は1時間30分とたっぷりある。


風呂上がりに一杯
『かんぱ~いっ』


『お疲れさまぁ』


しばしひと時を過ごして寛ぐ。


15時15分、「さはこの湯」を後にして、帰路についた。
こちらは、添乗員さん
『皆さま、今日は大変お疲れさまでしたぁ』
添乗員さんもお疲れさんっ!


8か月ぶりとなるバスハイク「高柴山ハイキング」に参加した。
初級者むけコースということもあり、それほど疲れは感じなかった。
小野町にこのような山があることを初めて知った。
パンフレットには、山頂を覆い尽くすヤマツツジが咲いている写真が乗せられていたが、
あいにく、季節の到来が早すぎて、全くツツジの花を観ることができなかったのは、残念であった。
代りに、紫のアヤメ群落と真っ白な山ボウシを観ることができたのは、せめてもの救いだった。

次に訪れる機会があれば、山頂を覆い尽くすほどの真っ赤なヤマツツジを是非観たいものである。
この日の万歩計は13,000歩を少し回っていた。


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塩原の2大名瀑を堪能 雷霆・咆哮霹靂の滝

2014年08月27日 | ウマさんの気ままなバスハイキング
2014年8月27日(水)

常南トラベル(株)が主催する日帰りバスの旅「塩原の2大名瀑 雷霆(らいてい)の滝・
咆哮霹靂(ほうこうへきれき)の滝
」ハイキングに参加した。
常南トラベル(株)としては、雷霆・咆哮霹靂の滝巡りは今回が初の企画とのこと。

所属する「健康ウォーキング同好会」からは、会長以下有志の7名が参加することになった。

6時10分、ほぼ予定時刻どおり、荒川沖駅前に常南交通の大型バスがやって来た。


バスに乗り込むと、直ぐに朝食が配られた。
今日もいつものホットドッグだ。半分にはポテトサラダが、もう半分には焼きそばが入っている。


この日はバナナが2本。
いつものように土浦から乗車のA子さんと、同好会会長も持参したためだ。
一度に全部は食べきれないので、1本は帰りにいただくことにしよう。


この日参加した「健康ウォーキング同好会」のメンバー。


すこぶる元気である。
「健康ウォーキング同好会」の後半の例会が9月5日から始まるので、今日は足馴らしといったところか。


友部SAで最初の休憩を摂り、2回目の休憩は、東北道の上河内SA。


矢板ICで高速を降りると、常南トラベル社手作りの地図が配られ、コースの説明があった。
それによると、
「山の駅たかはら」をスタートし、緩やかな道を1Kmほど下ると「山神の碑」に到達する。
そこから1.3Kmほど少し急な木の階段や岩場を下ると「雷霆(らいてい)の滝」に到着する。
途中、大きなシダなどを観ることが出来ると言う。
「雷霆の滝」からさらに下り、倒木を潜ったり吊り橋を渡ったりして、1Kmほど進むと、
「咆哮・霹靂(ほうこう・へきれき)の滝」に到着する。
ここが弁当のお薦めポイント、とのこと。
「咆哮霹靂の滝」が折り返し点になっており、同じ道を「山の駅たかはら」まで引き返す、とのこと。
片道3.3Km余り、往復約6.6Kmのコースとなっている、そうだ。
(もう少し濃い目の説明地図が欲しい)


9時50分、スタート地点の「山の駅たかはら」に到着。
八方ヶ原ハイキングの際に何度か利用したことがある。


外は小雨が降っているため、バスの中で着替えを済ませるようにとの添乗員の指示で、
車内で着替えているところ。
満席(40人)なので、着替えも大変だ。


上河内SAで運び込まれた昼食の弁当が配られた。
中見が楽しみだが、雨が気になる。


着替えを済ませて、準備体操をして・・・


10時12分、順次出発!


我々同好会は最後にスタートだ。


石畳に続いて、最初は熊笹の中を進む。


緩やかな坂道が続く。


林の中のため、雨粒が時折当る程度でさほど気にはならない。
フードを被っていると暑いのか、傘を差す会長である。


『熊が出るんだぁ』
『一人で歩くのは危険だねっ』


10時32分、「山神の碑」に到達。
スタートから20分が経過していた。
添乗員の説明より、5分ほど遅い。
40人もの団体だとペースが遅くなるのだと思われる。


「雷霆(らいてい)の滝」まで1.1Kmの地点を通過。
下りが急になってきた。


ところどころに小さな沢があるが、水はほとんど流れていない。


木の石段
丸太が斜めに敷設してあって、歩き辛い。


つづら折りの坂道


『帰りにここを上るのは大変だぁ』


10時51分、「雷霆の滝」まで0.6Kmの地点を通過。


この頃になると、雨は殆ど止んでいた。(傘を畳んでいる)
この調子で行けば、雨に降られないで弁当を食べることが出来そうだ。


道はどんどん下っている。


大きなシダが生えていた。
左手から水の流れる音が聞こえだした。
滝は近い。


木が倒れたままの状態になっている。(放置されたものではなさそう)
『どっこいしょっと』


11時13分、最初の滝塩原10名瀑の一つ、「雷霆(らいてい)の滝」に到着。
駐車場を出発して、ちょうど1時間が経過していた。
案内地図より10分遅れている。


「雷霆の滝」
「雷霆」とは、激しい雷のことを表した言葉、とのこと。
かなりの水量である。


「雷霆の滝」は、高さは約10m、幅が広く水量は豊富で、一枚岩の上を落下していく姿は見事である。


「雷霆の滝」では記念撮影や休憩で満員のため、我々一行は先へ進む。
記念撮影は帰る際に撮ることにしよう。


次の「咆哮霹靂の滝」を目指す。


吊り橋を渡る。


「咆哮霹靂(ほうこう・へきれき)の滝」まで0.4Km地点を通過


「雄飛(ゆうひ)の滝」まで0.6Kmの地点を通過
案内地図には載っていなかったが、ここを左に進むと塩原10名瀑の一つ「雄飛の滝」へ行ける。


しかし、「雄飛の滝」への道は通行止めになっていた。
岩盤崩落のため、2014.4.15から一部通行止め、だそうだ。


急な階段を下ると・・・


瀧があった。
11時45分、「霹靂(へきれき)の滝」に到着した。
駐車場を出発して1時間33分、予定より20分余分にかかったことになる。
「霹靂の滝」は目の前だが、木々が邪魔をしていて全体がよく見えない。
直ぐ近くまで行きたいが岩の間を通り抜けなければ行けない感じだ。
この位置から観るしかなさそうだ。


「霹靂の滝」は、塩原10名瀑の一つ。
「霹靂」とは雷の激しい音を表し、荒々しい滝の様を形容している。


「霹靂の滝」の右隣にもう一つ滝があった。


「咆哮(ほうこう)の滝」である。


「咆哮の滝」は、塩原10名瀑の一つで、咆哮とは虎などが吠えることを言う。
名前のように豪快な音を立てて流れ落ちる滝は見応え充分である。


11時50分、ここで弁当タイムにしよう。


滝の音をバックに食べる弁当は良いものである。


海苔巻とおいなりに、唐揚げと煮物が付いている。
食べ始めたちょうどその時、雨がパラつき始めた。
慌てて胃の中に詰め込んでしまった感じで、ゆっくり味わう余裕はなかった。


弁当を食べ終わったのは12時5分。
バスへの到着時刻は13時45分と告げられているため、ゆっくりと瀧を見物する時間はない。
帰りは上りなので、下り以上に時間がかかると思われる。直ぐに引き上げ開始だ!
従って、「咆哮霹靂の滝」にいたのは、弁当タイムも含めて20分ということになる。
何とも慌しいハイキングである。


今度は一転上りである。


12時21分、吊り橋を通過


沢を渡る。


岩を縫うように上る。
『こんな岩があったっけ?』 はっきりと覚えていないのが情けない。


12時35分、「雷霆の滝」へ到着。「咆哮霹靂の滝」から30分経過している。
ここで記念写真を撮ることにした。


滝の雄姿をもう一度目に焼き付けて、「雷霆の滝」を後にした。


倒木を跨ぐ。
(ピンボケなのは腕が未熟のためで、お許し願いたい)


急坂を前に、水分を補給していこう。


長い木製の階段を上るうちに次第に隊列が離れていった。


13時00分、八方ヶ原(バス駐車場)まで1.7Km地点を通過。
バス駐車場まで45分、何とか間に合いそうだ。


熊笹の中、長い階段が続く。


13時22分、「山神の碑」へ到達
「咆哮霹靂の滝」から1時間15分経過していた。
ここで、少し遅れている後続の仲間を待つことにした。
この時、別の女性だけのグループが追い越していった。
どうやら、我々が最後尾になったようだ。


駐車場まで1Kmである。


少し遅れていた仲間が追い着いた。
この日は体調が優れないとのことで、やや疲れ気味である。


『ゴールはもう直ぐっ、頑張ろうっ!』


最後の石畳は濡れていて滑り易い。
注意が必要だ。


13時53分、バスに到着
「咆哮霹靂の滝」から1時間45分、下りと同様予定計画より20分ほど余分にかかったことになる。
計画段階において、この程度の時間はみておいた方が良いということだと思う。
この後、バスは一路「かんぽの宿喜連川温泉」へ。


15時8分、「かんぽの宿喜連川温泉」に到着した。


ひと風呂浴びて、ビールで乾杯っ!!
『お疲れ様でしたぁ』


「かんぽの宿喜連川温泉」からは国道294号を走り、北関東道真岡ICから高速へ。
常磐道友部SAに到着したのは、日も落ちた18時ちょうどだった。
この頃にはバスの最後尾で盛り上がっていた男性陣は、すっかり出来上がっていた。


皆さん、満面笑みで満足の表情である。

『今日は大変お疲れさまでしたぁ』

塩原の2大名瀑 雷霆の滝・咆哮霹靂の滝ハイキングということで参加したが、
塩原にこのような素晴らしい滝があることを初めて知った。
姿の異なる三つの滝の豪快な流れを堪能したハイキングだった。
塩原10名瀑と謳われているので、機会があれば、残りの8名瀑も訪れてみたいものである。
『常南トラベルさん、よろしくお願いしま~す』


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シラネアオイとコマクサに納得 野反湖・八間山登山

2014年06月18日 | ウマさんの気ままなバスハイキング
2014年6月18日(水)

常南トラベル(株)が主催する日帰りバスの旅「野反湖・八間山登山」(初級)に参加した。
常南トラベル(株)としては、野反湖・八間山登山は今回が初の企画で、今日はその最終日。

これまで同社が主催する”ハイキング”には何度も参加しているが、登山と名の付くものは初めてである。
郡馬県吾妻郡吾妻町と長野原町の境にある八間山は、初心者向けコースながら、標高1,935mだ。
登山初級ということで、ハイキング中級より難易度は上とのことだが、果たして・・・

所属する「健康ウォーキング同好会」からは、会長以下有志の7名が参加することになった。
当初8名参加を予約していたが、家族の病気が理由で、1名が不参加となった。

6時1分、定刻の15分前、荒川沖駅前に常南交通のバスがやって来た。
と思ったら、取手方面からの参加者を乗せたバスだった。
ここ荒川沖駅前で大型バスに乗り換えることになっているのだ。


10分ほど待っていると、この日お世話になる大型バスがやって来た。
取手方面からの参加者を乗せたバスから、大型バスに乗り換えているところ。
その数は凡そ20名。守谷・取手・牛久方面からの参加者が確実に増えている感がある。
『おはようございま~すっ』『今日はよろしくっ』


次の土浦駅に向かう途中、朝食が配られた。今日もホットドッグだ。
これから軽登山をするにしては、やや物足りない量ではある。
この日のホットドッグを予想して、昨日バナナを買ったのは良かったのだが、
冷蔵庫に入れたまま、朝持って来るのを忘れてしまい、ガックリ。


土浦駅で約8名、石岡ロードパークで約5名が合流し、合計39名が乗り合わせることになった。
ほぼ満席状態である。バスハイキングの人気の高さが伺える。
土浦駅から乗った仲間の一人がたまたまバナナを持参し、配ってくれたおかげで、空腹にならずに済んだ。
7時17分、友部SAで最初の休憩。


北関東道の壬生PAで昼食弁当が積み込まれ、直ぐに全員に配られた。
添乗員の説明によると、八間山登山口に到着するのは、11時30分過ぎ頃に予定している、とのこと。
登山開始から下山まで昼食時間を含めて3時間を予定しているが、少しでも時間を有効に活用するため、
登山開始前に食べておいた方が良いとのこと。
登山開始前、即ちバスの中で昼食を済ませておくようにと言うことだ。
それが、早めに弁当が配られた理由であった。


8時51分、北関東道の波志江PAで2度目の休憩。


渋川伊香保ICで高速から降り、国道17号線・同353号線を走り、最後の休憩地である道の駅「八ッ場ふるさと館」へ向かった。
途中でこの日のコースマップが配られ、添乗員からコースの説明があった。
それによると、八間山登山口から八間山(1,935m)まで片道2Km、約1時間30分の道のりとのこと。
途中の”イカ岩の頭”からは急な坂道となり、雨の場合は山頂は諦めて、引き返すようにとの再三の忠告が。
後で聞いた話だが、これまでいくつかのコースで、思わぬハプニングに見舞われたことが脳裏から離れないのだそうだ。


10時23分、道の駅「八ッ場ふるさと館」に到着。
荒川沖駅から既に約4時間が経過していた。


窓の外を見ると、周囲の山々は雲に隠れて何も見えない。
ここの景色から推察するに、八間山も同じような状況に違いない。
山頂からの眺望は望めないのは容易に想像出来る。
添乗員の言う通りにしていた方が良さそう・・・・
早くも山頂へ登るのに諦めムードが漂う。


登山口まであと1時間ほどかかる、とのことで、バスの中で昼食を済ませておくように奨められた。
あまりお腹は空いてはいなかったが、とにかく弁当は済ませておくことにしよう。
しっかりと握られたおにぎりが2個とこんにゃく・豆腐・フキの煮付け、唐揚げ・肉だんごなどで、
ボリュームも満点、味着けも良かった。
出来れば屋外で食べたかったが・・・


11時38分、ようやく八間山登山口駐車場に到着。
荒川沖駅を出発して、何と! 5時間以上が経過していた。
(渋滞らしき渋滞には遭わなかったが、正直言って時間がかかり過ぎる)
登山準備の前に、先ずは準備体操だ。


最後に深呼吸をして・・・


この頃からほんの僅かではあるが、霧雨のような雨が降り始めた。
気温は20℃を下回っており、少し肌寒い。
全員素早く雨具を着込んで、出発準備完了である。


12時1分、添乗員を先頭に、八間山目指して出発!


先ずは登山口へ向かう。


左手には野反峠休憩舎が見える。
コーヒーを始め、うどん・そばなどの軽い食事も出来るし、土産物などが売られている。


裾野に広がる野反湖は、2,000m級の山々に囲まれた山岳・湖水・湿原・草原など変化に富んだ環境にあり、
上信越高原国立公園の特別地域及び自然休養林に指定されている。


八間山登山口
八間山山頂まで2Kmと案内されている。


添乗員から「健康ウォーキングの会」会長へ、しんがりを務めて欲しいとの声がかかり、最後尾を歩くことに。
常南交通のバスハイクには。数えきれないほど参加している会長は、大方の添乗員とは顔なじみだ。
準備体操などの号令を依頼されることも度々である。
『最後にゆっくり行くことにするかっ』


八間山への登山ルートは最初はなだらかな坂道が続く。
山頂方面は深い雲に包まれており、天気が気になる。


上り始めると直ぐに登山道の両側に、満開のレンゲツツジが迎えてくれた。


足元のイワカガミも、目を楽しませてくれる。


雨は既に止んでしまっている。
『暑くなって来たねぇ』


振り返ると野反峠休憩舎が次第に小さくなっていく。
少しづつだが、確実に上っていることが実感できる。


野反湖が霞んで見える。
『天気さえ良ければなぁ』、とつくづく思う。


『雨具着てると暑いんで、脱いで行こうっ』
上着を脱ぐと、吹き渡る風が心地良い。


熊笹とレンゲツツジの中を進む。


『大分上って来たわねっ』


『これ何ていう花かしら?』
女性たちは道端の小さな花に興味があるようだ。


『ツマトリソウじゃないのっ?』
褄取草:和名の由来は、花弁の先端にしばしば淡い紅色の縁があり、その色の入り方が
鎧の威色目の一つである褄取りに似ているため。(Wikipediaより)
また、花の端が淡い紅色にふちどられることに由来する、との説もある。


少し上ると尾根に出た。


尾根の右側はご覧のような景色で雲の中である。


アカモノ(イワハゼ)


サラサドウダン


『一息入れて行くわっ お先にどうぞっ』
二人仲良く臨時の休憩である。
『お先にっ』


長い坂道を上ると、


12時32分、「イカイワの肩」に到着した。
登山開始から30分、ほぼ予定どおりである。
八間山山頂までの1/3を歩いたことになる。


「イカイワの肩」で一休み。


「イカイワの肩」から野反湖を望む。


「イカイワの肩」から駐車場を望む。
雲が幾分晴れてきて、野反峠休憩舎がはっきりと見えるようになった。


「イカイワの肩」を出発、とりあえず次の「イカ岩の頭」を目指すことになった。


「イカ岩の頭」方面を見ると次第に雲が垂れ込めて来ている。
何とか山頂へ登れると良いのだが・・・
添乗員はしきりに「イカ岩の頭」で引き返すことを奨めている。


レンゲツツジの中を進む。


とりあえず「イカ岩の頭」を目指す。


ムラサキヤシオツツジを見掛けた。


いたるところで見掛けたレンゲツツジも、標高が高くなるにつれて次第に少なくなってきた。


12時49分、「イカ岩の頭」の少し手前の小高い山に到着
小高いと言っても、瓦礫を敷き詰めたような場所である。


記念のツーショット!


先頭集団はさらに「イカ岩の頭」を目指す。


我々も後に続いた。
八間山の尾根は低木のため、見通しがすこぶる良い。


少しばかりのアップダウンはあるが、それほど厳しい上りではない。


13時5分、「イカ岩の頭」に到着。
山頂まで2/3上ってきたことになる。
ほぼ予定どおりのコース時間である。


添乗員によると、ここから先はかなり急な下りと上りがあるため、少しでも雨が降ったりすれば
滑って危険な状態になるから奨めたくない、とのこと。
山頂付近はすっぽりと雲に覆われて何も見えない状態である。
添乗員はしきりに引き返すことを奨めている。
以前、他のコースで突然雹(ひょう)に降られて、苦い経験をしたことがあると言う。
そのため、やや神経質になっている感じではある。


添乗員の説得を受け入れた他の何人かは引き返し始めた。
しかし、何名かは添乗員の意思に反して山頂に向かった。
添乗員も後を追う形となった。


我々一行は、10日ほど前に会長が足を痛めたそうで、状態が芳しくないとのことでもあり、
添乗員の懸命な説得を受け入れ、下山することにした。


『あの雲じゃ山頂に登っても景色は何も見えないわよねっ』


『引き返した方が賢明だよねっ』
自らに言い聞かせて納得させている感じだ。


『せっかくだからコマクサとシラネアオイを観て帰りたいわねっ』
添乗員の話ではシラネアオイの開花期は既に終わってしまっているとのことだったが・・・
そのまま下山してしまうのは、途中で引き返した分時間が余るので、せめてどんな場所なのか、
コマクサ・シラネアオイの群落地へ向かうことにした。


「イカイワの肩」を通過。
何と、山頂へ向かった筈の添乗員が降りてきた。
途中で雷が鳴り始めたので、ほぼ全員途中で引き返してきたとのこと。
と言うことは、結局誰も山頂には登らなかったことになる。


レンゲツツジの中を下る。


途中、コマクサとシラネアオイの群落への小路へ。


コマクサの群落地
一見何もないように見えたが、よ~く見ると・・・


コマクサがところどころに咲いていた。


『あらぁコマクサが咲いているゎぁ』
『コマクサを見ることができて嬉しいっ』
草津白根山でもコマクサを前に女性たちの歓声を聞いたことがあるが、コマクサは特別な花に感じるようだ。


小路をさらに奥へ進むと、シラネアオイの群落地があった。


『おっ、咲いてるじゃないか』


満開時期は終わったようだが、群落地の一部でシラネアオイはまだ咲いていた。
添乗員の話では既に終わってしまっているとのことだったので、何だか得をしたみたいである。


『山頂を目指していたら、シラネアオイを観る時間が取れなかったかもね』


『登らなくて却って良かったのかもしれないわねっ』


シラネアオイの群落地を一回り。


群落地に生えているダケカンバの林が美しい。


コマクサ・シラネアオイを見たことだし、ちょっと一休み。


タイミング良く豆大福餅の差し入れだ。
道の駅「八ッ場ふるさと館」で買ったという心配りが嬉しい。


野反湖を眺めながら豆たっぷりの大福餅をいただくというのもなかなか乙なものだ。
『熱~い お茶が怖いっ』


ゴールの駐車場を目指す。


登山口へ到着
『コマクサもシラネアオイも見れて良かったわねっ』


登山口から八間山を振り返る。
次に来る機会があれば、山頂を目指したいものである。


野反峠休憩舎から野反湖を望む。


野反峠休憩舎ではコマクサ(800円)が売られていた。


14時36分、バスに到着。


ビールで喉を潤すことにしよう。


『汗をかいた後は冷たいビールに限るねっ』


15時ちょっと前、予定より5分ほど早く、バスは帰路についた。
時間の都合上、この日のコースには、温泉入浴は含まれていない。
道の駅「八ッ場ふるさと館」で最初の休憩。


「下仁田ねぎの佃煮」が珍しかったので、土産に購入。


『いろんな花が見れて良かったぁ』


友部SAに到着した時には、19時を少し回っていた。
『今日は大変お疲れさまでしたぁ』


野反湖・八間山登山ということで、初の登山コースに期待と不安が入り混じった一日となった。
雨には殆ど降られなかったが、あいにくの天気で八間山山頂に登れなかったのは心残りだった。
しかし、半ば諦めていたコマクサとシラネアオイを見ることが出来たのはせめてもの救いと言える。

登山の前にバスで昼食を済ませるというのには少々驚かされた。
片道5時間以上もバスに揺られるというのは、やはり距離的に遠すぎる、と思う。
これでは、帰りの温泉入浴も省略というのも止むを得ないことであるが、
冷たいビールをもっと美味く飲むには温泉入浴は欠かせない、と思うのだが・・・
もっと近場で良いコースはないものだろうか?

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コメント (2)
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