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何か違う企画でうき特製のお菓子をお送りします♪



台湾に行って来たなり~






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4日目
2010.12.20

あのね、実は今回の訪台の目的は、「故宮博物院」に南宋絵画の展覧会を観に行くことだったんですよぉ。
ああぁ、それなのに、わたくし、北京ダックの誘惑に負けてしまいました。
皆さん、ご存知のように、は鳥という名のものは、鴨も鳩もフォアグラさえも一切口にしないんです。
故にわたくし何度も台湾に来ているんですけど、一度も北京ダックを食べたことがなかったんですよ。
↑正確にはもう10数年口にしておりません。
テレビかなんかで北京ダックを食べているシーンを見て、何ヶ月も前から「北京ダック食いたい熱」に冒されておりました。
今回は是非とも食べたい、いや、食べねばならぬ!
そして、私は考えました。
と別行動のときに食べればいいんじゃないかと。
別行動?
ああ、それなら彼が故宮博物院に行っている間がいいんじゃない。
かくして「あなた1人で故宮へは行ってちょうだい。私はママと北京ダックを食べに行ってくるから」
と決定事項を伝えました。
ー心の声ー「あんた、何をしに台湾に来たの?」
が、、私に逆らえるわけもなく(笑、1人でトボトボ故宮に向いました。
おまけに「1人でタクシーに乗るのはもったいないから士林まで電車で行って、そこからバスが出てるからそれに乗って行きなさい」
と非情なお達し。
あー、気の毒な

さぁ、北京ダック、北京ダック♪
何やら「広東ダック」いう特別に飼育された家鴨を北京ダック風に調理したものを出すお店があってねー、非常に興味があったのですが、この日売る分は既に完売したそうで敢え無く断念。
テンスアップちゃんが以前行ったことがある「陶然亭餐廳」へ。
12時半にお店で待ち合わせだったのですが、彼女は15分経っても現れないのよ~。
私と同じくせっかちなママは、かなーりイライラしてる。
この程度の遅刻なんて当たり前だし、想定ないだっつうの。
しかし、「来る途中に何かあったかもしれないよ」と不安なことを言う。
もう~、しょうがないのう。
「じゃ、電話をしてみるよ。携帯を貸して」(私の携帯は海外で使えない)と言ったら、「ホテルに置いて来た」と言う。
「何でホテルに置いてくるかなぁ。と今度は私がイライラ。(笑
しょうがないので、お店の人に彼女の電話番号を見せて、身振り手振りで電話をしてくれるようお願いする。
何のことはないお店のエレベーターに乗ってる彼女に電話が繋がった。
↑バスを乗り間違えて遅れたらしい。
ハハハ。
なんつうの?せっかちな人って、自分のせっかちを棚に上げて、人のせっかちを見るとイラッとするんだよねー。
さぁ、食べましょう。
まずはキャベツとピーナッツとパクチーの和え物。
これはさっぱりしてて、メインの前に胃を開かせるのに最適なものね。
私はパクチーが苦手(食べられないわけではない)なんだけど、パクチーがいてこそのものだと思うわ。
まぁ、おかずというより、おつまみかお茶請け(漬物と同じ感覚)、これで番茶があったら際限なく食べ続けちゃうね。(笑
さ、喉も胃も開いたところでいよいよメインの北京ダック。
お兄ちゃんがその場で削ぎ切りをしてくれて、テーブルへ。
いやー、私の中であまりに期待というか妄想が広がってたのね。
北京ダックって、もっともっと美味しいものじゃなかった?
確かに美味しいし、この店のがどうこうという問題じゃなくて、あまりに舌の思い出が美し過ぎたのね。
感激で涙する(と思ってた)ものではなかったわ。
って!当たり前じゃ。
次は皮を削いだあとの身ともやしの炒め物。
これは想像がつきますよね。
説明にならないけど、炒めの物上手な人が作ったフツーのもやし炒め。
他に言いようがない。(笑
次は、他のテーブルに運ばれててめっちゃ気になったスープ。
またしても皮を削いだあとの身や骨のスープです。
これはめちゃウマでした。
臭みもなくて、薄味のまろやかなスープでしたよ。
ただねー、もったいないことに3人では多過ぎる。
半分も飲めなくて残しちゃった。
きっと日本でお腹が空いた時に、「あのスープが今あったらなぁ」と思うんでしょうな。
↑いや、既に何度も思ってる。ハハハ。
貧乏性なので北京ダックは完食したけど、3人で食べるにはこのくらいの料理数が限界だね。
「私、チャーハンが食べたい」テンスアップちゃんに言ったら、
「うっさん、炭水化物は北京ダックを包む皮で充分です。食べられません」と却下されてしまったの。
彼女はどうやら「炭水化物取り締まり奉行」らしい。(笑
寂しかったなぁ。
大勢で食べに来たら、どんなに楽しいことか。
そんなこと、一生無理なんだろうなぁ。
ここね、北京ダックを丸ごと1羽と上の料理と青菜炒めを頼んで、支払いは5千円もしなかったのよ。
驚きじゃない?やっぱり台湾はいいのう。
そうそう。
支払いのときにね、私が「Check Please」と言ったら、お兄ちゃんが何か言い返して来て適当に返事をしたら!
な・なんとお兄ちゃんは鉛筆を持って来てくれたの。
私???、テンスアップちゃん大笑い。
私の「Check Please」と鉛筆の中国語の発音が似てたんだって。
このやり取りを見てた他の店員さんも大爆笑。ハハハ。

食後は「微風広場」まで歩いて行き、いつもの靴屋で靴を仕入れて(サイズの在庫がなくて翌日ホテルに届けてくれた)スタバでお茶をして、テンスアップちゃんとはまた夕方落ち合うことにして一旦別れる。
私とママは、お土産用にパイナップルケーキや牛乳軋を仕入れに「聯翔餅店」に寄って、ホテルに戻りました。
また「この店の牛乳軋を全部買い占める気?」ってほど買っちゃった。
ほんまええ客だと思うよ。(笑
そして、夕方までホテルでゆっくり本を読んだりボーッとしたり。
何かね、以前のように「これでもか!」って動き回れなくなってしまったのよねー。
って!?充分動き回ってますって!

さて、夕飯はテンスアップちゃんのご両親との会食。
彼女が事前に「今日行く羊の鍋のお店は、住宅街の中にある車庫がお店なんですよ」
と言っていたんですけど、想像がつかなかったのよねー。
途中、パイナップルケーキを仕入れに「微風山丘」に寄って、件のお店に向いました。
ほんまにフツーの家の車庫ですやん。
「このお店を始める前は近所の人とも仲良くしてたらしいんですけど、このお店を始めてからは険悪な関係なんですって。私もお客として来るならいいですけど、近所にこんな店があるのは嫌ですよ」
テンスアップちゃん
そらそうだよねー、私も嫌だわ。
だって、客の声や物音がそのまま上に響くもんね。
一応10時までの営業で、6時半からと8時半からの2部制でやってるらしいんだけど、それでも騒音で揉め事が絶えないらしい。
リンパパ・ママは先に来て待ってて、私達の荷物(パパママに渡すお土産ね)を「ここに置け」と車のボンネットを指すの。
てっきりパパの車だと思って、遠慮なく置かせてもらったの。
そしたら!この車、リンパパのじゃなくて、近所の人の車らしいのよ。
あらまー!そら、近所の人も怒るわいな。ハハハ。
このお店、こんな風なんだけど(失礼!)、驚くほど清潔でねー。
テーブルは何度もアルコール消毒してたし、脂の多い料理を出すのにどこもベタベタしてないの。
お料理もなかなかだし、衛生管理の意識もある方達なんだから、もっとちゃんとした場所にお店を構えればいいのにねー。(笑

さ、お料理です。
突き出しにキムチと韓国っぽいお肉の炒め物。
これがなかなかなんちゃって!じゃないのよ。
何だか不思議なんだけど、ヌーベルアジア?エスニック?よくわからないけど、アジアのものを鍋以外にも出すみたい。
日本の長芋にダシ醤油(ちゃんとしたものよ)を掛けたものとかね。
コレ、ほんまに日本で食べるまんまのものよ。
きっとここのおっちゃんおばちゃんは、旅行に行く度に簡単(自分でも作れそうなもの)で美味しいものを覚えてくるに違いない。
そんな感じがするお通しでした。
メインの羊の鍋はこんなです。
これも丁寧にお肉の下処理がされてて、スープは絶品!
お腹一杯でも止まらない美味しさよ。
私、恥ずかしいくらい食べたんじゃないかなー。
あ、これもめっちゃ美味しくて気に入ったわー。
見た目どうってことないものでしょ?
ほら、ソーメンに胡麻油が掛かってて塩味のやつがあるじゃないですか。
私、アレだと思って口に入れたんですよ。
そしたら、全然違うの。
中華でもないし、どちらかと言えば日本風の味付けかなぁ。
でも、所謂ぶっかけソーメンでもない。
なんと言ったらいいかなー、白だしと葱油で和えた、そんな感じかな。
放っておいたら、これだけをズルズル一皿食べちゃいそうよ。
新しい発見ゆうか、今まで食べたことがない味でした。
家でも作ってみたいわ~。

リンパパ・ママもご機嫌さんで、何を話したか覚えてないけど、大いに話し盛り上がりました。
リンママがちょうど美容院に行ったばかりだったのかなー、きのこみたいなヘアースタイルだったのね。
私は心の中で↑思ってただけなんだけど、テンスアップちゃんが言った
「ママのヘアースタイルって、ブロッコリーみたいだよ」
の一言がツボにはまってしまってねぇ、笑いが止まらない。
何であんなに可笑しかったんだろ。
で持参した「八海山」でええ調子になってるしねー。(笑
750mlを4人(私とママは飲めない)で開けただけだから、そんなに飲んでないはずなんだけどねー。
「寝てもいいよ」って言ったら、きっとその場で寝てたと思うわ。
というわけで、何だかおかしなテンションの夜でした。

明日はいよいよ九イ分行きです。
楽しみ~。


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