危ない綱渡りなり～

わたくし、6月半ばから歌舞伎を昼夜2回観て、2箇所の病院に行って、北海道に病人を連れて4泊5日とずっと忙しかったじゃないですか。 「28日まで何とか持ち堪えろ」というのを目的に頑張ってたんです。 目の前のことをこなすだけで精一杯で、すっかりその後のことを忘れておったんですなー。 昨夜、夫に「明日はtoyoちゃん（夫の元非常勤先の卒業生）が来るんだよ」と言われ、ようやく思い出しました。 そういや、1ヶ月以上前から約束してたんだった。 すっかり抜け落ちてしまっていたよ。 ええーっ！ということは何？何？ お菓子を用意しておかなきゃいけないってことだよね？ あああああぁぁぁ～！！ 昨日は昼間ずっとヘバってて何にも用意がしてないよ～。 彼女達が来るのは2時、明日の午前中だけで用意出来るか？ いやいや、ヤバイかもしれん。 と慌てて、10時過ぎからとりあえずタルト台を仕込んで、シフォンケーキだけ焼いておきました。 最悪、何にも出来なくてもアーモンドクリームくらいは作れるし、冷凍のスコーンと合わせれば3種はテーブルに並べられる。 あー、めっちゃ焦ったー。 と昨夜は最低限の仕込みだけして寝たんです。 やれやれ。 今朝、スーパーが開くのを待って材料を買いに行って、大急ぎでタルトを焼きましたよ。 何かねー、もうカスタードクリームやゼリーを作るのも億劫だから、フレッシュなフルーツを載せるものはパス。 フィリングと共に焼くものにしました。 が、いちじくはまだ早いし、アピタには洋梨の缶詰が売ってなかったの。 うーーん、しょうがない、桃缶を使いますか。 と初めてタルトに桃缶を使ってみました。 グズグズになるのが嫌だったから、丸ごと載っけてみたの。 ↑根拠もなくこういうことしちゃう辺りがいい加減でしょ？（笑 そしたら、コレ、結構イケルじゃないですか。 私、缶詰のフルーツを忌み嫌ってて（笑、あまり食べたことがなかったんですけど、結構食感が残ってるつうかシャキシャキ感はあるものなのね！ 自分で言うのもなんですけど、美味しゅうございましたわ。 続いて、夏ということでムースを。 ちょうど愛媛産のブルーベリーが出てたので、ヨーグルトでさっぱりムースに仕上げました。 さっぱりと言えば聞こえがいいけど、35％の生クリームしか手に入らなかったから苦肉の策ね。（笑 アピタには35％の生クリームしか置いてなかったのでしょうがなかったんですけど、やはりコクが足りないわね。 ま、客も我々も中年真っ只中なのでちょうどよかったのかも。 で、テーブルの賑やかしに20日の来客の際に作って冷凍しておいたスコーンを焼きました。 タルトにシフォンケーキにムースとスコーンの4種のお菓子、何となくテーブルが整った感じになったでしょ？ ふぅ～、綱渡りでしたわ。 危なかったー。 夫が昨夜言ってくれなかったら・・・と思うと冷や汗が出ます。 toyoちゃんFamilyは約束の10分前にやって来ました。 ふふふ、この辺りが学生と社会人の違いね。 彼女はこの2月にお嬢さんを産んだので、顔を見せに来てくれたの。 お嬢は髪の毛がふさふさでお目ぱっちり、まつ毛も長くてびっくりするほどべっぴんさんです。 またこの子が人見知りもせずよく笑う子なのよ。 私に対してさえ笑顔でしたわ。 ↑子供は子供嫌いな人を敏感に察するらしく私はよく泣かれるの。 toyoちゃんは何やら大らかに子育てしているようで安心しました。 だってね、「母乳なんだよね？カフェインや甘いものは大丈夫？」と聞いたら 「我慢するストレスの方が悪いですから、無茶な量を摂らなきゃいいと思ってるんです。それに母乳が出なくなってもミルクもありますし」だって！ そうね、コレだけ情報が溢れていると、あれはダメ、こうしなきゃ！みたいなことで自分を狭めていくと却って良くないのかもね。 笑っちゃったのが夫婦の会話よ。 彼女の夫「でも、この子はミルクを飲まないんですよ」 toyoちゃん「お腹が空いて『もう死ぬ』と思ったら、いくらなんでも飲むでしょ」 ハハハ、お父さんは心配なのねー。 でもね、私はそのくらいの気持ちでやった方がいいと思うの。 情報なんてものはどんどん更新されていくものだしさー、そんなものに振り回されるなんてナンセンスよ。 結局、情報通のママ友だって偉いセンセイだって、何かあっても責任を取ってくれるわけじゃないんだしねぇ。 その点、彼女は5人兄弟の長女だけあって肝が据わってる。（笑 少々無茶なことをしても抑えるところを抑えておけば子供は育つ、ってのが経験としてあるんだろうね。 お父さんはハラハラしてるようですが、頼もしい限りです。 お嬢ちゃんがどんな娘さんに育つか今から楽しみだわ～。 そうそう。 彼女達はこんな可愛らしいワッフルをお土産に持って来てくれました。 私は抹茶のクリームのやつを頂いたんだけど、きちんと抹茶を使った香りの良いフワフワの美味しいワッフルでした。 お心遣いありがとう。 またお嬢を連れて遊びに来てね。