宇ち中
宇ち多゛中毒のページ




2007/03/14
(続き)
おっとこまえHさんとOlioでお洒落にワインを楽しんだ後、向かったのは先程満席で入れなかった魚金立ち飲みです。お店に行くとやはりほぼ満席状態だったのですが、カウンターの中にいる大将が先程入れなかった我々を覚えてくれていたらしく、他のお客さんに詰めてもらうようお願いしてくれてなんとか立ち位置を確保できました。すぐにおしぼりを渡してくれてとっても好印象。飲み物は瓶ビールをいただきます。



カウンターはメインに5人、そして我々の立っている通りに面したサイドに通常3人のところ4人立っている状態。そしてカウンターのうしろに壁にぴったりと付いたテーブルが2人用の二つあります。ビールを呑みながら、お刺身二点盛り(580円)のブリ刺とタコのセットを注文していると、詰めていただいた隣のお客さんが親切にも「このタイカブト煮が驚きですよ。感動しました。」とのこと。お二人がつついているカブト煮を拝見すると、確かに大きい。それじゃ我々もいただきますということでそちらも注文しました。そしてすぐに壁テーブルのお二人さんがお会計をし、カウンターの常連さんがお皿の片づけを手伝ってくれてます。さらに常連さん達、後から来た我々をその壁テーブルへ移るように促してくれました。素晴らしい連係プレイ。お客さんに愛されているお店なんですね。ありがたく壁テーブルに移らせていただきます。



壁テーブルに移ってすぐにお刺身二点盛りもやってきました。



なかなか大ぶりなお刺身です。ちなみに単品メニューだとそれぞれ480円。もちろん量は少なくなっているのでしょうが、それでも二点で580円は超お得ですね。ビールも空いて、お次は燗酒をいただくことにしました。すると大将をサポートする店員さんがおとなりのお店へ。魚金は新橋にこのお店を含めて4店舗あり、隣が1号店。立ち飲みのこのお店は3号店なのだそうです。燗酒は1号店で燗を付けて持ってくるようですね。すぐに戻ってきた店員さんからチロリとぐい呑みを二つもらって、二人で1合をシェアします。



燗を付けるこの入れ物、チロリと言うのですね。日本酒をあまりいただかないボクとしては初めての言葉です。しばらく日本酒をちびちびとなめていると、カブト煮ができあがったようです。カウンターの常連さんたちと連携して、大きなお皿を受け取りました。



あらためてビックリ。エラのところなどにもたっぷり身が付いたカブト煮です。あごの下あたりにある丸いのは、お麩なんだそうです。一口いただくと、これがまた絶品。味付けが濃すぎず素材の味を邪魔しないというか、それでいてしっかりと味があるというか、絶妙な醤油加減。絶品です。これが480円なんて信じられません。お酒を追加、升酒もいただいちゃいました。



檜の香りがとってもいい升酒です。冷やも美味しいですね。そしてHさんと二人、寡黙にカブト煮と格闘します。これが先程のお客さんのおっしゃっていた通り、かなり身がたっぷり付いていてボリューム満点。そして何とか完食です。



完食する頃にはすっかりお腹一杯になっちゃいました。お酒も3合ずつくらい呑んだかな。大将や常連さん達とも楽しく会話しながら、それでもカブト煮に夢中な一時間半、お会計は二人でほぼ3,000円でした。



ごちそうさまをしたのが21:30頃。いやはや、大満足の刺身とカブト煮でした。しかしこのあたりの立ち飲みやさんはどこも大盛況です。なかなか新橋のこの界隈も奥深いなあと思いつつ、本日のテーマ「軽く」なんてすっかり忘れてしまって次のお店を目指したのでした。
(つづく)

コメント ( 4 ) | Trackback ( )