ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

HIGH RISE

2016年10月16日 | 音楽

なんだかんだとバタバタしてるうちに、ふと気がつけば「後妻業の女」を観そびれていたことに気がついた。。DVDレンタルになるまで待つしかない ショック。。

 

この夏は特に観たい映画もなく、ヒット中の「君の名は」もカンケーない世界。という感じで食指が動かない中、「お!コレはタイプかも」と思った桜坂劇場で公開中のハイ・ライズを観てきました。

 

映画『ハイ・ライズ』(8/6公開)日本オリジナル予告編

 

ヒネもしてないで、「新ゴジラ」でも観てくれば良かったかなぁ

まあでも美男を堪能したから・良し。とするか。男優はやはりイギリス人が好き

ジェレミー・アイアンズが、ほとんど歳を取らない魔性の男のようで驚きました。

かつて絶頂期のジュリエット・ビノシュと共演した「ダメージ」から全然・変わってない

悪魔儀式で有名なワイト島の出身だそうなので、人間の血でも飲んでるんでしょかね

それもまた似合いすぎてコワいけど

 

シン・ゴジラが外国人には今イチ受けなかったというように、「ハイ・ライズ」もイギリス人にしか共感できないストーリーかも。インディー系だから、更に「なんだかな」感もハンパないし。

パンクっぽいけど、バイオレンス・ヒッピーというか、最初から最後まで徹底して破綻してて:笑)色彩感のないサイケデリックというか:笑

 

「久々にヘンなモン観たな」というミョ〜な充実感から、ボケーと最後のクレジットを眺めていたら、「あっラルフギャラクシーでの録音だったのか」ということに気がついたのでした。どうりでヘンな映画なのに、音楽だけ・ものすごいクオリティの録音だと思った。桜坂劇場のスピーカーなのに、他の映画と全然・違った

 

Auro3D soundの本拠地、ベルギーのギャラクシー・スタジオ。ここのジェネラル・マネージャーがラルフで、ヤザワのPlaying in the Dark / 仏蘭西幻想奇譚はここで制作しました。新作の「Absolute-MIX」のミックスも1部、ギャラクシー。2年続けてギャラクシー通いしたんです。懐かしいなぁ

ヤザワの制作の時も、BBCのドキュメンタリー・チームがオケの録音をしてたっけ。ロンドンからはTGV1本で来れるからイギリスの仕事も多いスタジオなんだよね。

 

こういう思い出があるから、ベルギー空港でのテロの映像とか見ると、怖いし悲しい。私が迎えの車を待っていた場所がガラスの破片だらけだった。

ギャラクシー自体はブリュッセルから車で1時間ほどの田舎にあるので、スタジオにさえ入ってしまえば安全で世間から隔絶された環境なので、ブリュッセルのテロは遠い都会の話。という世界なんですけどね。

 

ベルギーといえば、こんなイメージだったんですが、これはハンガリーとかオーストリアのイメージだということがギャラクシーに行って分かりました

 

6:00からがイイです

Márta and György Kurtág play Bach-transcriptions by Kurtág

 

ハンガリーっぽいなあ(←偏見。行ったことないから

 

 

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