ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

圏外

2006年11月14日 | 現代音楽
9月終わりに発売したヤザワの『フラッシュ・ポイント』のCDレビューが幾つか読めます。

嬉しいです ありがとうございます 

まずはタワー・レコードが隔月で発行してるフリーペーパーのintoxicate。「イントキシケイト」と読みます。
アルファベットを見るまで英語だと思わなかったし
「陰気・・インキン・・・??」とかずっと造語だと思ってた。

このイントキシケイトの最後の方に新譜のCDをカテゴリー分けして紹介してる「お茶の間レビュー」のページ。

面白いのは『くつろぎ茶の間~Relax Lounge~』という欄にヴィヴァルディとかバッハとかのクラシカルなアルバムとJ-Popのアルバムが並んでるの。
『知識の茶の間~Archive Lounge~』の10月20日号の今回はクラシカルが2枚だけ。
『古典茶の間~Classic Lounge~』はクラシカルだけ。ギターの木村大さんとか村治佳織さんとかツィマーマンとか。
『劇場茶の間~Theater Lounge~』はオペラとか「西遊記」のDVDとか。夏目雅子さんの三蔵法師、懐かしいね。

そしてそしてヤザワのは・・・・あった

『茶の間圏外~Ladical Lounge~』に。クラシカルに分類されているCDはヤザワのだけ。上下左右、隣ページともJ-PopかPops, New Age, Jazzです。
ヒカシューとか隣の隣にいるし

そういえば昔、ジョン・ゾーンが音楽担当して巻上公一さんが主役だったリチャード・フォアマンの演劇を大久保のグローブ座に観に行ったな。なつかしー あの頃まだジョンは日本に半分近く住んでたんだよね。すごく痩せててハンサムで日本語がペラペラでびっくらしたな・・・今も変わらないのは日本語か・・

なんかシュトックハウゼンに似て来たような気がする。服の趣味は全然シュトックハウゼンと違うけど。80年代後半にジョンが着てたような服はもう似合わないだろうし。それにもうアメリカでは巨匠。メディア嫌いの筈だけど、やはりジョン・ゾーンのことをメディアは大好きみたい。でも昔と違ってからかい半分の記事はもう見ないし、リスペクトを込めた記事が多い。

そういえばヤザワも90年代前半とかに、今見ると「別の仕事着」みたいなボディコン・ワンピをいっぱい持ってたな。そんでもってブーレーズのソナタ、とか弾いてたんだよなー・・その鼻血の出そうなボディコンで。
あのセンスは何だったんだろう。
ホントに大人になってセンス良くなったものだわ。昔にイントキシケイトがあったら『大気圏外』に分類されるところね。もしくは『痴識の茶の間』か?

とか『茶の間圏外』を読む。満足。『知識の茶の間』じゃなんだかだし『古典茶の間』はさらに遠いか。あっ!でもこの『クール茶の間~Cool Lounge~』と『ホット茶の間~Hot Lounge~』ってちょっと気になるぞ。クールの方にはヤザワの大好きなパット・メセニーもいるし。
まーでも英語だとHot Lounge もいいけど「ホット」なら「圏外」のがずっといいなえへへ。それに「ザ・ジャズ」というのがホットには多いし。でも『クール』は気になるな。

とかやはりドキドキしてすごく楽しみに読むわけですよ。

毎週月曜日発行のjazztokyoでも取り上げていただきました

「現代音楽の・・・」と説明してくれているのが、ここでもヤザワが「圏外」なんだと分かります。
ジャズ・ジャーナリストの横井一江さんのブログでも書いてくれています

ジャンルを越えて聞いてもらえるのはすごく嬉しい。ヤザワだって自分はクラシックに分類されても、ビバルディとかバッハの新譜よりパット・メセニーの新譜の方に目が行くわけだし。ジャンルというより「新しいもの」が好きなんだろうな。ワクワクするの。「どんな音なのかなー?」って。

来週の月曜日(20日)にはCDジャーナルにも掲載されるそうです

ドキドキ・・・みんなに気に入られて沢山の人に聞いていただけますように

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Comments (5)
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