あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

三度目の正直2 はちみつとれた

2016-08-17 22:07:59 | 日本ミツバチ
 蜂の巣を採ったのが7月31日、愛唱連演奏会まであと一週間という気ぜわしい日。さすがにこの1週間は細々とした準備に追われました。そこで採った蜂の巣は、

 放置
 もちろん、蜂蜜をとるための用意をしてからですが。



 去年、大きくなりすぎた巣を採ったときは、中がからっぽで、蜂蜜はやっとこさ200CCの瓶1つ分しかとれなかったのです。その前は途中で巣の一部がこわれちゃって、幼虫やさなぎの入ったまま落下、ハチたちに犠牲者が出ました。もう一つ前は、巣全体が暑さで溶けて崩落、これが一番の惨事でした。今回は、幼虫の犠牲者はゼロ、成虫のミツバチも、運悪く蜜の中でおぼれたり、巣箱に挟まれたりしたのはいましたが、多分5匹以下。3回目にしてようやくまともに蜂蜜とりができたというわけです。

 採った巣を入れたもろぶたの中に蜂蜜が流れ出しています。



これは瓶にガーゼを2重にしてゴムで縛り、蜂蜜を流し込んで巣のかけらなどを除きます。



 ほかの巣はーざるにガーゼを敷き、そのなかに蜂の巣を細かくはさみで切って入れ、瓶の植えに乗せておきます。瓶だけでは足りないので、ボールも動員。

 だいたい蜜が落ちてしまったらさらにガーゼを絞って瓶の上に乗せておきます。

 ぽたりぽたりと落ちてくる蜂蜜

 ざっと絞った後の巣をもう一度おいておくと

 これくらいにはなるのです。

 みつが粘いためか本当に1滴ずつしか落ちてきません。



 この1滴を集めるのに、どれだけたくさんのハチが働いたことでしょう。そもそも、花から採ってきたばかりの蜂蜜は、ハチたちが羽で煽いで水分をとばし、飴色の蜂蜜にするんだそうです。だから、今の1滴は、もっともっとたくさんの蜜だったはず。こう考えるとたとえ1滴でも無駄にするとハチさんに申し訳ないような気がしてきました。

 遠心分離器にかけると簡単にきれいに採集できるのでしょうが、それはしません。いついなくなるかわからないハチのためにわざわざそんな機械を買うのも無駄だし、残った蜜はハチに返すという弟の指導に従って、蜜をとった後の巣と道具類はすべてハチの巣箱の前に置いておきました。

 さっそくハチが回収に来ています。そして飴色が消えてしまうまで這いずっていました。




 きれいになめられた巣が白くなっていますね。作りたての巣はこんなに白かったんだ。



 ボールに付いた蜂蜜も洗い流さず、まずハチさんに返してから洗いました。

 飴色のガーゼが元の真っ白になりました。



 やれやれ、

 一滴も手に蜜をつけずに採取するのが上手いんだと弟は自慢げに言っていましたが、わたしのほうは・・・

 流し台が狭いため床に座り込んで作業してましたら、このとおり

 

 もちろん手もべたべたで、貴重な蜂蜜をずいぶんと流してしまいましたね。

 今回の収穫です。


 5リットル瓶にいっぱいと3リットル瓶に3分の2。ざっと7リットルはあるかしら。
 今回も
 ハチさん、ありがとう
コメント (4)
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