ぶじおくんが畑仕事にやってきました。
お昼ご飯がすんでまた出ていったと思ったら、電話が。
「あの、前の畑にいるんですけど、変な虫がいるんです・・・・・」
カメラ、カメラー
行くと、畑の真ん中にしゃがみ込んでいました。
「つちのこみたいなんがいるんですよ~。」
なるほど、目と鼻の先から電話してきたのは、見張っていて動けなかったというわけね。 どうも、 わたしのために珍しい生き物の情報をくれたというわけではなかったようです。
「ほら、つちのこってこんな形でしたよね。」
大きさはわたしの中指くらいの長さです。
「トカゲみたいでもあるし、こんなトカゲがいるんですかね。」
わたしのみた感じでは、カナヘビに近いと思いました。 でもカナヘビ特有のきれいなブルーがないし・・・・・ 頭はどこだ? しっぽはどこだ?
と、つちのこらしきものが動きました。 そしてやっと頭が判明。 しっぽは?
切れていました。 後ろ足も少し怪我をしている様子です。
「ここ、機械で耕した?」
「はい・・・、もしかして僕がけがさしたんですかね?」
残念ながらそのようでした。 でもしっぽならまた再生するでしょう。 なんとか元気になってね。 わたしたちは、そっとしておくことにしました。
畑仕事に熱心なぶじおくんですが、街中育ちのせいか、虫がちょっと苦手なのです。
この間も、「変な虫がいっぱいいてぶわっと・・・・」と訴えてきました。
こんなのが無数にいて、草の中を歩くと一斉に飛び立つんですね。
まあ、わたしにはこのくらいはどうってことないけど、得体の知れない虫は気味が悪いみたい。 いもむし類はスコップですくってにわとりにやっています。バッタ類は平気みたいです。
さて、仕事を終えたぶじこもやってきて、久しぶりに全員揃って晩ご飯を食べました。 そのとき、廊下をちょろちょろと走るものがー。
「あ、ヤモリの赤ちゃん!」
「外へ出してやらないと」
女3人、 「かわいい~」 と大騒ぎ。
女3人が大騒ぎしているとき、廊下の向こうでぶじおくんが叫びました。
「ゴキブリが出た~」
ぶじおくんはゴキブリが大大大の苦手です。
あ、そう。 ヤモリを外へ出さなきゃ。
「で、ごきぶりはどうしたん?」
「逃げていった。 ゴキブリに似たコオロギを大量に見るせいか、だいぶ慣れてきた。」
畑仕事をするには、いろいろと耐えなければならないことがあるようです。
虫は形が不気味だし 移動スピードが速いので私も苦手です・・・
ヤモリはかわいいと思うんだけど、不思議ですね^^
畑仕事をするには いろんなものに慣れていかなきゃなりませんね、大変だぁ。