3月31日、今日たいていの学校は転退職する教職員の離任式です。 以前お世話になったK小学校の先生が二人も退職されるというので急きょ、退職の記念にと鏡を作りました。
直径30センチほどの円形の鏡。 鏡自体は既製品です。 ベニヤの上に鏡が貼ってあるので、ベニヤの部分にスポンジを厚めにかぶせて革でくるむのです。
貼り付け作業のことを考えて、厚さ0.6ミリの薄い革を使いました。 カッターを入れると切れてしまうので、ベベラという刻印を打つだけて輪郭を浮かせていきます。 それでも力を入れすぎたところは穴が開いて、裏から補強しなければなりませんでした。
ひとつは、優しい柔らかい感じに。 O先生の穏やかな人柄を思い浮かべながら彩色しました。
もう一つは、赤が好きだったT先生のために部分的に赤を入れ、それに合うように周りをモスグリーンで染めました。
同じ模様なのに、ずいぶんちがった印象になりました。
さて、記録のために写真を撮りましょう。
ありゃ、もろにわたしが写っている
かがみよかがみ、この世で一番美しいのはだあれ?
それは、あなたではありません
わかってるわよ
ちょっとお肌の衰えが気になるわたしとしては、鏡のお仕立てはとっても楽しいものとは言えないかも・・・・
なぜなら、鏡を下に置いて作業をしていると、普段、壁の鏡を見ているだけではわからないところが見えてくるのです。
うぉ~、このあごのたるみ! この首のしわ! 見たくな~い、でも見なきゃ作れない。
かがみよかがみ、そんなにバカ正直にすべてを写さなくても~
いえ、現実を知るべきでしょう。
退職されたおふた方、長年のおつとめお疲れ様でした。 いつまでも若さを失わないように、鏡をごらんになって日々お手入れをなさってくださいませ。 わたしはもう手遅れかもー。
しわはともかく、たるみは許せん。今からでも、表情筋を鍛えるべきでしょうかね。
温かみがあってかわいいし。
机に載せた鏡に写った、うつむいた自分の顔、それが○年後(何年か忘れた^^;)の顔なんだそうですね。
確かにたるみが強調されて、見たくない・・・
せめて愛嬌あるシワを目指そうと思ってます^^