美しいもみじを堪能した後は、「伊予の小京都」とよばれる大洲まで足を伸ばすことにしました。
じつは大洲のこと、よく知らないの。 国道をまっすぐ行けば大洲に着くはずなんだけど、わたしが走ったのは国道じゃなかったらしく・・・・・。 でもなんとか大洲の駅までたどり着きました。
まず、近くのフジグランに行って食事しました。 ここは、大型スーパーとデパートとが同居しているおもしろいところでした。
次に、駅前の表示にしたがって「臥龍山荘」「おはなはん通り」に向かいます。
「まちの駅」に観光客用の駐車場があって(無料)そこから「おはなはん通り」とよばれる古風な家の並んだ通りがあります。
「おはなはん通り」というのは、昔NHKの朝の連続テレビ小説で「おはなはん」と言うのが放送されていて、大変人気があったのですが、そのロケが行われたのを記念してつけられた名前だとか。 かれこれ40年くらい前! わたくし、高校生でした。 道ばたの家々から聞こえてくるエンディング(オープニングではありません)のテーマ音楽を聴きながら校門めがけて猛ダッシュ。 テーマ音楽が終わるまでに校門に入ればセーフ、 だったのです。
右側の松の木のある建物は郷土料理のお店でした。 こぢんまりしたきれいなお庭があって風情のあるお店でした。 しまった、ここで食べれば良かった。 お昼も遅かったので、どこにでもある普通の食事をしてしまいました。
つきあったって右に行くと「臥龍山荘」 左に行くと「赤煉瓦館」へ行くことができます。「臥龍山荘」は一度行ったことがあるので、今回は「赤煉瓦館」に行くことにしました。
赤煉瓦館は、もとは大洲商業銀行だったそうです。 今は1階はお土産物屋さん、2階はギャラリーになっています。 ちいさな中庭があって、ちょっとすてきな建物。
引き返すとき、おはなはん通りのひとつ裏の道を通りました。 ここもレトロな雰囲気を持つ家が並んでいました。
さて、「まちの駅」で買い物をしましょう。
ここには大洲名物「しぐれ」のほか、町の特産品が売られていました。 もちろんしぐれも買いましたが、注目したのはこれ。
「土日限定」 こういう言葉に弱いのよねえ。
これはたしかテレビで見たことがあります。 小学生が考案したものを商品化したとか。 「神南(かんなん)」というのは山の名前だったと思います。 パイの中に大洲名物しぐれが入っています。 しぐれはあんこほど甘くなく、パイの皮とよく合っておいしかったです。
そしてもう一つ
見るからにこうばしそうな花形のクッキー。 「みらくるクッキー」と名前がついています。 高校生が作ったんですって。 これも土日限定です。 なんと「大洲のしいたけ」「低カロリー」と書いています。 原材料名のところにもしっかり「しいたけ」と。
食べてみます・・・・・・・・・・・・
あっぱれです、高校生。 これはある意味「ミラクル」
口に入れるとうわっと広がる干ししいたけの匂い。 だいたい、なんとかクッキーなんて名が付いていても、色だけそれらしく、ほとんど味など付いてないものがほとんどですが、これは正真正銘「しいたけ味」。 人工の香料を使わずにここまで香り付けができるのかと妙なところで感心してしまいました。
歯触りもよし、甘みは控えめでわたし好み、おいしいクッキーでした。 ただ、教師をしていた頃クラスにしいたけの嫌いな子がひとりやふたり必ずいたものです。 それもかなり頑固なしいたけ嫌いが。 そんな子どもたちにこれを食べさせたらどんな顔をするでしょうかねえ。
これはお菓子で売るよりも、栄養価が高く低カロリーのダイエット食品にしちゃったらたくさん売れるかも。
私も高校生でしたから記憶にあるのは夜の再放送かしら…
「赤煉瓦館」は歴史を感じる建物ですね。
ここでちょっと一休みにいいですねー。
高校生の発想面白いですねー
干ししいたけ味とは…試食してみたいですわ。
もちろんしぐれパイも…。
大洲って、わざわざ観光に行くイメージがなかったのですが、素敵なお店も出来ているようですし、何だかのんびり訪ねてみたくなりました。
しいたけ味のクッキーは、匂いになじめない人もいるかと思います。でも発想がすごいですよね。
ゆっくりと歩いてみたい。
しいたけクッキーですか、洋菓子の概念を打ち破る大胆なアイデア!楽しくなりますね。
しいたけクッキーは、ほんとに硬い頭の大人では思いつかないアイデア。楽しい商品でした。