あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

再開

2022-05-07 23:48:46 | 山登り・里山歩き
 ようやくブログ再開です。記事を書きかけでほったらかしにすること1ヶ月以上。書きかけの記事にはトサミズキの画像が残っていました。









 この、一年で1番美しい季節にお休みなんてねえ・・・アップしようと思って撮りためた写真がおそらく1000枚ちかくあるのではないでしょうか。
 
 ちょうど春の県展の搬入日が迫っていて、相当焦っていたのです。肩こりからくるのどの腫れと痛みと、鼻の奥のできものと、耳の、びりっびりっと何かで突き刺されるような痛みと、おなじく後頭部の痛みとーここまでひどい状況になるのは久しぶりでした。が、制作をやめるわけにはいかず、かなり無理をしてしまいました。
 悪いことはいくつも重なって、ウインドウズ11にアップデートしてついでにセキュリティを強化したところ、パソコンが動かなくなってしまいました。いえ、動きはするのですけど、何かをクリックしておいて他で一仕事してまたパソコンに向かうというくらい遅くて・・・そして運の悪いことに、ついに画像の容量がいっぱいになってしまいました。
 さて、容量が満タンなのは前からわかっていて、ここ数ヶ月、無駄にアップロードしていた写真をいちいち調べて削除して・・・と手間暇かかることをしていたのですが、それも限界。有料ブログに切り替えるか、新しく柿畑を立ち上げるかになってしまいました。
 おまけにいい季節で遊ぶのも忙しいし、草との戦いも忙しい。昼間くたくたになると、夜は寝るだけです。ひとたびパソコンから遠ざかると、それもなかなか気楽でね。やっと思い腰を上げました。
 それからがまたややこしくて、いえ、わたしがとろくさいだけなんですけど、結論から言えばどちらも実現しておりません。相変わらず、無駄な写真を削除して、書いています。もうだいぶマンネリ化してきた柿畑日記、やめてもいいかなあ、なんて思ったことも。
 
 でもやっぱりね、ブログを書くというのは、わたしにとって大切な作業であることを再認識したのです。読んでくださる方がいて、その方たちにどうしたらわかりやすく伝えられるだろうかと考えて、独りよがりではない文章を書くというのは相当な脳トレです。書くために証拠写真を撮りためて、小さな変化や発見にも心躍らせて、喜び探しの日々を過ごせるのもブログのおかげだとつくづく思うのです。
 
 さて、何から書きましょうかねえ。
 
 まずはこの日から
 
 


 4月30日、ハロ現象が見られましたね。この日わたしとトラオたちとは石鎚ロープウエイに乗りました。そこからさらにリフトに乗ってピクニック広場へ。リフトを降りたりたところで子どもたちが空を見上げて騒いでいるのを見て、わたしは思わず抱えていたリュックを放り捨ててスマホを構えましたよ。
 なんていい日に山に来たんでしょう。飛行機が太陽に突っ込んでいくように飛んでいました。
 
 乗り場に行くまでの道々も、新緑の山、また山。初夏の石鎚山のふもとは緑のスケールがちがいました。下界では早くも濃い緑一色になろうとしていたのですが、ここではまだこんなにいろいろなみどり・・・ついつい運転はのろのろに。
 




 
 
 猛スピードで走る県外車が三台も追い抜いていきました。この新緑は今日しか見られないのにもったいない。道をゆずりながらわたしは思いました。
 それも仕方のないことではあったのです。ロープウエイの運行時刻は限られているし、一便遅れれば登山にも影響が出るでしょうし。
 駐車場はびっくりするくらい車が多かったです。わたし無作為に20台車を数えたのですが、そのうちの18台が県外車でした。
 
 わたしたちは石鎚登山をしに来たのではありません。石鎚神社の成就社近くにある黒川山のアケボノツツジがきれいだと聞いてハイキングに来たのです。リフトをおりてほんの数分歩いたところまでリフトの係員の人が案内してくれました。



 真っ白な雲海と、濃いピンクのミツバツツジ、そして石鎚山。
 わたしたち、なんて運がいいんでしょう。
 ただ、肝心のアケボノツツジは、2,3日前の強風で散ってしまったそうです。でも、少しは残っていました。
 


 アップダウンのある道をたどり着いた先に見える風景です。 ここから少し上ると黒川山の山頂らしいのですが、わたしと孫たちは頂上へ行かずに降りることにしました。というのも久しぶりの山だったせいか、それとも空気がうすかったせいか、さほどきつい山でもないのに息が上がってしんどかったからです。
 
 帰りはリフトに乗らず、歩いて成就社経由でロープウエイ乗り場まで下りる計画でした。
 


 この階段を上ればすぐ成就社なんですが、この日のわたしはあまり階段を上りたくなかったので、ぐるっと遊歩道を回って行きました。途中、わたしを追い抜いていった娘から電話が。遅いので心配したらしいです。大丈夫、神社からホラ貝も太鼓も聞こえてきたから、すぐ着くよ。どうもこの日は何かのお祀りがあったようでした。
 


 石鎚神社は、ふもとと、この成就にある成就社と、土小屋遙拝殿と、山頂社と、お参りするところがいくつにも分かれています。成就は地名です。石鎚登山ルートのうち成就社ルートの起点でもあります。
 ここで持って来たおにぎりを食べ、ロープウエイまでのんびりと歩きました。
 
 
 下に見えるのは西条の町並みでしょうか。いい汗をかいて楽しい一日でした。
 
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
再開をお待ちしておりました (由々)
2022-05-08 06:49:07
あた子さん、はじめまして。
由々と申します。
「廃村」の御記事以来、ときどき、お邪魔しておりました。
再開、おめでとうございます。とっても嬉しいです。

本日の石鎚山は天童荒太「永遠の仔」以来、気になっている山です。
西條の街も良いですね・・・

ブログ歴は長いものの、最近迷いがあって・・・
あた子さんのブログについてのお考え
「喜び探しの日々を過ごせるのもブログのおかげ」までを読み、
なんだかふっきれた気がしています。
ここで、ひとり救って下さっていますよ、あた子さん!

また、おうかがいします♫
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由々さんへ (あた子)
2022-05-09 22:35:36
温かいコメント、ありがとうございました。
「救う」なんて・・・こんなふうに思ってくださる方がいることに感激やら感謝やら。わたしの方こそ本当にありがとうございます。
天童荒太さんは松山市の出身ですね。愛媛県人にとって、石鎚は特別な山。天童さんも小学生か中学生の時石鎚登山をしたのではないかと思います。西日本最高峰といいながら意外と登りやすい山なんですよ。
わたしの住む西条市は石鎚の恩恵を受けて災害の少ない、水のおいしい、よいところです。住みよい田舎日本一なんですって。住みよいまちから、小さな幸せを届けられるといいなと思います。これからもよろしくお願いします。
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