あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

小さな喜び

2018-12-31 00:18:15 | いろいろ
 この歳の瀬に余裕の連続更新。今年は喪中欠礼で年賀状を書かない分気持ちにゆとりがあります。こうしてみると年賀状ってけっこうプレッシャーなのよねえ。

 ただ、お正月準備が・・・・春からほったらかしだった庭や畑、壊れたままの温室。腰椎骨折の影響が年末まで及んでいます。
 10日ほど前にようやくチューリップの球根を植えましたが、背丈ほど伸びたコスモスやら網目状のルコウソウやら、それに負けじと伸びたエノコログサやアメリカセンダングサの始末が大変でした。・・・うまく育つかしらん? がんばって堆肥だけはしっかり投入したんだけど。

 1メートルを超える枯れ草の中から出てきたのがこれです。



 この花には見覚えがありました。たしか黒ほおずき。3年前、あの年も植えたまま母の看病やら葬儀やらでほったらかしにしてたら7,80センチにもなって紫の花をいっぱいつけていて驚きました。あの大きな草花が、わずか10センチほどの背丈になって、たった1輪花をつけて・・・ごめんね本当はもっと大きくなるはずだったのに世話もしないで。それでもけなげに花をつけてがんばっている姿がいじらしくてかわいくて。

 みるとまだほかに2,3本



 黒ほおずきというのはこの実から名付けたのでしょうね。多分ほおずきとはちがう植物だとは思うんですが。これからまた来年生えてくれるかしら。生えてほしいな。

 もう一つ、外回りの雑用の中で見つけたもの



 びわの花です。びわは冬に花をつけて約半年かけて実を結びます。1ねんでもっとも厳しい季節に花を咲かせる果物です。えらいよねえ、としみじみながめていたらブ~ンと聞き慣れた羽音がきこえてきました。それも1匹や2匹ではないようです。



 真ん中のやや左上、わかりますか? なんと日本ミツバチが来ていたのです。冬の花の少ない時期、少しでも暖かい日差しがあれば蜜を集めにでてくる働き者。この小さなハチのおかげでたくさんの実をつけることができていたんですね。
 それにしても、このミツバチはどこに住んでいるのでしょう。
 ここ最近、洗濯物の縫い目や折り目の陰にミツバチが潜んでいることがあって不思議に思っていたのです。



 我が家からミツバチがいなくなって何年になるのかなあ。10月に花をいっぱいつけたヒイラギモクセイにも来てなかったと思います。もううちの近所にはハチはいないんだなあ、とふと寂しく思ったものですが、なんとミツバチはいたんです。柿畑の農薬散布にも負けず。

 ささやかなうれしい出来事でした。

 巨万の報酬を得て、世界中の景勝地にいくつもの別荘をもっても、なお満足できない人もいるらしいですが、日々のつましい暮らしの中にもちいさな驚きや喜びがたくさんあります。そんな暮らしに感謝して、来年もブログを綴っていきたいと思います。今年1年のご訪問、ありがとうございました。
 皆様良いお年をお迎えください。

コメント (6)
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