あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

草を食べてみたら

2018-12-19 22:58:45 | 野菜・果物・料理など
 12月はじめのまだ暖かかった頃キャベツ畑の草がそれはそれはおいしそうで



 ついつい食べてみたくなりました。キャベツのための上等の肥料をお裾分けしてもらったんだかぶんどったんだか

 なずな(はこべも)



 はこべ


 ホトケノザ



 泥を落として根っこを切って

 なずな


 こうしてみると野菜に見える。まず少々の塩を入れて茹でました。ここで味見。
 ふん、ふん、あまり青臭くもなく苦くもなく、油とも合いそう。ほうれん草嫌いの子でも食べられそうです。
 なので胡麻油で炒めておひたしに。


 しょうゆとみりんで味付けして卵とじに


 とても柔らかくて、おいしかったです。

 はこべ


 ナズナと同じく塩ゆで。ナズナに比べるとちょっと泥臭い青味がありました。


 細い茎が目立ちます。これがしゃきしゃきとして、娘は「豆苗みたい。」「春の七草だからまあたべてもいいのか。」と言いました。なるほど歯触りはそうね。だけど豆苗ほど青臭くない。こちらの方が好きかも。

 ごま油は使わずにおひたし
 塩味だけの菜めし



 七草がゆの味がしました。

 夫は草を食べさせられたことに全く気づきませんでした。

 草を食べた話を義妹に話していたら甥っ子が
「草なんか食べるんで~。青臭くて喰えんじゃろ?。」
「いや、それが、青臭くないんよ。」
「そんなに上手いもんならとっくに皆食べてるよ。野菜にはかなわんじゃろ。」

 そうは言うけど、甥っ子が草(かっこよく野草なんて言うけど)のノビルが好きなこと知ってるよ。わたしの母がうちに来て、孫のためにせっせとノビルを採っていましたから。

「草でもあれはたべたらうまいんじゃないかなあ。」
 三人とも頭の中に姿は思い浮かべたんだけど名前が浮かばない・・・困ったもんだ。
 で、義妹が当たりをつけて調べて「ぎしぎし」だということがわかりました。甥っ子の言うにはちょっとねばねばしていて茹でたらおいしいだろうというのですが・・・

 ほらほら、本性が出てきた。一族一の野生児が草を食べないはずがない。

 ただ、これらの草は生長も早く、あっという間に花が咲いて茎が固くなりました。茹でるとほんのちょっとになってしまうし、あまり効率のいい食べ物とは言えませんね。

 最後に、ホトケノザは

 食べません、見た目はおいしそうだけど。以前産直市で、春の七草にこのホトケノザ(昔のホトケノザはコオニタビラコ)を入れて売っていたことがあって、そのときはレジの人に一言言っておいたのですが、最近では自然の物を採取した七草は売られなくなりました。間違いがあったら大変ですものね。
 そして犬の散歩コースの草もだめ。よその柿畑も、除草剤や農薬を散布していることもあります。田舎といえども草も簡単には食べられないのですよ。 
 

コメント (4)
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