あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

虫たちの冬仕度

2015-11-24 00:12:22 | 生き物
 先日ご紹介したシンジュサン。ぶじこが連2匹れ帰ったのですが、1匹脱走して行方不明になりました。
 「さなぎになる場所を探してるんじゃろ。」と一向に心配してないぶじこ。
 それから二,三日して、ぶじこの家に呼ばれました。
 「ほれ」
 と指さしたところを見ると、なんと




 シンジュサンが繭を作っていたのです。それは小さな植木鉢の中。ここを越冬できる安全な場所と考えたみたいです。体は前より丸くなっています。口から白い糸を吐きながら頭を動かしています。

 翌日



 姿はすっかり見えなくなりました。シンジュサンはこの繭の中でさなぎになって冬を越します。

 寒さに向かうこの頃、うちの周辺では生き物たちの越冬準備が始まっています。

  

 このかまきりは長生きしている方かな? ほかのかまきりはもう卵を産んでいます。  
 コスモスの片付けをしていて見つけたカマキリの卵。でかいです。



 コスモスはジャングルのように生い茂っていましたから、ここなら雨風をしのげると思って産み付けたのでしょう。まさか人間に刈り取られてしまうなんてかまきりは予想もしなかったでしょうが。
 卵はぶじこがお持ち帰り。 置き場所さえ気をつければきっと無事に冬を越せるでしょう。

 でも、生き物にとって越冬は厳しい試練には違いありません。以前、オオムラサキを飼育したとき、卵から幼虫になるまでは簡単なのですが、越冬に成功したことは一度もありません。

 ぶじこがみつけた何かのさなぎは



 死んでいます。寄生バチにやられたらしいです。

 ぜひとも無事に冬を越させたいものが・・・・



 なんと、トラオが夏の間飼っていたカブトムシが卵を産んでいたらしいのです。親が死んでから放置していた小さな水槽に幼虫がいるのを見つけたのはトラオです。びっくり。

 なんで外に出てきたのかしら。何か環境が悪くなったに違いありません。えさがなくなったか? 土が乾きすぎたか? 大急ぎで大きな水槽を用意し、近所の畑から豚の堆肥を頂いて枯れ葉と一緒に入れました。そして幼虫を引っ越しさせました。

 まあ!



 でるわでるわ。19匹もいました。楽しみですねえ。

 それから、もうひとつ
 うまくいけばうちで冬越しするかな? ちょっと期待したんだけど

 

 
 これがいきなりうちの中に入ってきまして、戸を開けていても出て行く気配がありません。二日ほどたっていなくなったので出て行ったのかなと思ったら、また現れて、またいなくなって・・・結局玄関から出ていきましたけど、飲まず食わずで家の中にいたわりに元気に飛んでいきました。たぶんうちのどこかで冬を過ごそうとしたんだと思います。チョウってたしか成虫で冬を越すのがいるんですよね。でも、人間がばたばたとうるさいから・・・ちょっぴり残念でした。

 さて、そろそろ花畑も冬仕度をしなければ。
コメント (4)
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