あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

今年の柿は

2012-12-15 23:46:11 | 野菜・果物・料理など
 今年の柿はー

 表年(実がたくさん成る年 反対に実の少ない年を裏年という)みたいです。
 荒れ果てた畑に1本だけ残っている愛宕柿の木にも



 枝が折れそうなほど実がなっています。本来なら柿は、夏の間に何回か花を落とし混み合った実を落として、ゆったりと大きく育てるので、毎年同じ作柄のように見えてしまうのですが、こうして世話をしていない柿を見ると、豊作の年とそうでない年とがはっきりとわかります。



 この木には、去年はほんとうに1個も実がなっていなかったのです。



 同じく去年は実がならなかった我が家の柿も、今年は



 かなりたくさん実がなりました。しかし、例年9月末に収穫期を迎える早生柿は、いつも採る時期を失してほとんど食べずに終わります。今年もしかり。今年はドライアイスでの渋抜きを試してみたんですけどねぇ。渋は抜けたものの、柿が柔らかくなってしまいました。本当はもっと青いうちに採らないとだめなんです。

 さて、先週の真冬の寒さの頃が愛宕柿の収穫の最盛期だったようです。が、畑の中の道を走ってみると、まだまだたくさん残っているのに気がつきます。



 今はやりのイルミネーションみたいに華やかな畑。でも、これは富有柿で、本当ならとっくに収穫を終えてないといけない柿です。この色合いでは、柔らかくなりかけているでしょうね。もう商品価値はありません。このままで冬を迎えると思います。

 こうして取り残された柿は、鳥たちのよいごちそう。
 この畑にはからすが群がっていました。 また、ここ数日は、ヒヨドリのやかましい声が響くようになりました。



 (カメラが違うとこんなにも色が違うんですけど・・・・)

 せっかくたくさんの実をつけても全く収穫されないまま放置される柿が、年々増えているように思います。世話をする人が高齢になって、後継者もいない、そんな農家が増えているのです。
 去年まで収穫されていた畑が、今年は収穫されてない、そんな様子を見ると心が痛みます。

 ある農家では、後継者の若い人が急な病気で亡くなったとか。年老いた両親はどんなに気落ちされていることか。人ごとながらそのおうちの柿畑が気になっておりましたが、よそより少し遅れて収穫を終えていました。
 律儀に木守りの柿を残して 



 よかった、今はまだお元気のようです。

 
コメント (4)
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