あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

魚のいる川

2012-06-14 20:38:22 | お出かけ
 ときどき車で走る、川沿いの道。 いつもは、車の中から草ぼうぼうの川底を見るだけだったのですが・・・・

 所用で出かけたところ、ぽかっと時間が空いてしまいました。 一度帰宅するには短すぎ、じっと待つには長すぎる時間。 先に買い物を済ませてもまだまだ30分ばかり残っている時間をつぶしに、その辺を散歩でもしようかと、車を降りました。

 そして道から川をのぞき込んだところ、



 あらぁ~
 魚がいる。 それも体長4.50センチはあろうかという大きな鯉が。

 わたしはてっきり水のない枯れ川だと思っていました。 うちの方には、姿は川だけれど、水はほとんどなく、草の生い茂った川が多いのです。まさか、こんなに水のある川だとは思いませんでした。

 水のある場所というのはなんて魅力的なんでしょう。





 よく見ると、いろいろな植物が生えています。
 左の細い葉は、多分菖蒲だろうと思います。花菖蒲ではなくて、端午の節句に菖蒲湯として使われる、里芋科の菖蒲です。 葉にはさわやかな芳香があります。
 下の方のは芦かな。 右上に白い花が見えるのは、多分クレソンですね。

 クレソンは、スーパーでみかけるのとは比べものにならないくらい大きくて茂っています。こんなに大きくてはとても料理には使えそうもありません。



 

 そして、土手の一角には



 綿毛になったタンポポが群れて生えていました。
 否応なく食ってしまった道草ですが、このところばたばたと慌ただしい毎日のわたしには、思いがけないゆったりした時間の贈り物をもらった気分でした。

 だけど・・・・
 
 こんなすてきな場所なのに、みんな車で通り過ぎるだけ(わたしもでした)。 昼日中、カメラ片手に草ぼうぼうの川をのぞき込んでいるわたしは、さぞかし怪しいおばさんに見えたことでしょう。

 

 
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする