あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

どこにでも

2012-04-29 00:22:28 | 植物
 何度撮り直してもうまく写らない・・・我が家の庭に咲いた和すみれ



  
 いつの間にか咲き始め、周りの草をとってもこれだけは大切に残しておいたものです。 毎年の、夫の除草剤攻勢にも何とか生き延びて咲いてくれました。 

 この可憐な花を嫌いだという人はまずいないのではないかしら。でも、すみれの仲間は、見かけによらずしたたかなんですよ。

 たとえば



 まあ、初めてこれを見たときは驚きました。 水路のコンクリート壁と道路のアスファルトとのほんの数ミリのすきまから生えているのです。世の中には「ど根性○○」と呼ばれる植物がたくさん存在しますが、この花たちにとってはど根性でもなんでもない、ここに咲くのが当たり前、といった様子です。



 ちかよってみるとーこれってビオラですよね。完全に園芸種です。それが野生の草のように生えているこの有様。

 この近くの人らしいおばさんが通りかかったので聞いてみました。 すると、その人もなぜここにビオラが咲き始めたのかわからないそうです。ただ花がかわいいので、ときどき周りの草を引いたりしてお世話しているんだとか。 どおりで余計な草が見えず、手入れされた花壇みたいになっているはずです。もちろん種をまいて増やしたのでもないそうです。いったいどこからやってきて仲間を増やしていったんでしょうね。

 すみれがどんな小さな隙間でも生えているのはあちこちで見かけます。


 お友達のうちの砂利で固めたお庭にもたくさん咲いていたし。工事現場の近くの、がれきとゴミの間にも咲いていたし。
 もう人が入ることもできない草ぼうぼうの荒れ地にも。 
 

 毎日のようにそばを通っていたのに気づかなくて、ある日突然薄紫の集団が姿を現したように見えました。

 草をかき分けなんとか端っこにたどり着いて写したのがこれです。



 やっぱりすみれはかわいいわあ~
 
 夏には子どもの背丈くらいまで草が生い茂るなかで、ひっそりと、しかし着実に仲間を増やしてきたすみれ。やっぱりたくましくてしたたかです。

 
コメント (6)
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