大寒の1月21日、この日も薄氷が張りました。
こんな日はサルビアを見なくては。
あった!
枯れたように見えるサルビアの茎に、今年も氷の花が咲きました。
先日の寒波の時にはたった一つしか見つからなくて、今年はだめかと思っていたのですが、きょうは細い茎にまでたくさんついていました。
細いガラスの糸を何本も束ねたような繊細な造形
枯れたと見えたサルビアがじつはまだ生きていて、茎を登っていく水が寒さのために凍り、茎をやぶって出てきたのがこれです。
下の方が縦に裂けているのが分かります。 こんなに裂けてしまってもサルビアは生きていて、また次の寒い朝氷の花を咲かせるのです。
氷の花の形は様々
金魚みたいなのや
カマキリの卵みたいなの
ダンギクのようにだんだんになっているのもあります。
寒い冬、自然からの神秘的な贈り物です。
去年わたしのブログを見た桑畑さんは、これが見たくてサルビアを植えたそうです。 そして見事氷の花が咲いたとか。 その気になれば案外簡単に見られるものかもしれません。ただし、一般的な赤い花のサルビアは耐寒性がなく冬には枯れてしまいます。 うちで氷の花が咲くのはサルビアはコクネシア(コッキネア)という種類のものです。
この日の夕方、松山市へ行った帰り、桜三里の向こう側(道後平野)から見た石鎚山系の山。
この輝く山々を見てわたしは育ちました。 冠雪の石鎚から冷たい石鎚おろしが吹いてくる間は、寒い日々が続きます。