goo

一億総活躍社会?なんかしんどい話やね

昔、谷しげるという吉本新喜劇の芸人さんがいた。無意味に「あ、いそがし、あ、いそがし」と舞台を走り回って、去って行くというギャグをやってはった。どうも、安倍さん、日本人全員を、この谷しげる状態にしたいのだろうか。
「一億総活躍社会」なることをいいだして、担当の大臣まで任命してしまった。なんだか、聞くだけで疲れてくるような話だ。日本人全員が活躍する必要があるのだろうか。安倍さんは、そんなに日本人を働かせたいのか。確かに世界には、失業率が高く、活躍したくても活躍できない国民が多くいる国もあるだろう。また、この日本も非正規雇用の労働者が増え、後顧の憂いなく活躍できない人も多い。そういう方面の対策を講じる必要があるとの文脈からでた発想であろうか。そうであれば、不安定な非正規雇用労働者の不安をなくす方策を打ち出してもらいたい。安倍さんの考え政策を見るに、どうもそうではないように思えるから困る。
 安倍さんにとって最も重要なことは経済だろう。GDPの数字を上げ、右肩上がりの経済続けて行きたいのだろう。しかし、ここでもいったように、何事にも限界がある。日本の経済もいずれ限界が来る。その限界もそろそろ見えてくるころではないだろうか。だから、経済を駆動し続けるのではなく、別の形の国民の生活の安定を考える必要があるのではないか。
 もう充分働いた。のんびりしたいと思っている人も多いだろう。安倍さんは、そんな人にまで「活躍」せえといっているのだろうか。しんに目指すべきは「半分活躍半分のんびり社会」の実現ではないのか。活躍したい人は思う存分活躍、のんびりしたい人は、なんの心配もなくのんびりできる。そういう社会の実現をめざしてもらいたい。
コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )