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SFマガジン2013年9月号


SFマガジン2013年9月号 №690
                          早川書房

雫石鉄也ひとり人気カウンター
1位 フェアリー・キャッチ(後篇)中村弦
2位 ナイト・トレイン      ラヴィ・ティドハー 小川隆訳
3位 犬を連れた男        草上仁
4位 化粧歴程          菅浩江

特集 サブジャンル別SFガイド50選

連載
小角の城(第22回)              夢枕獏
All those moments will be losuto in time(第5回) 西島大介
人間廃業宣言 特別編               友成純一
近代日本奇想小説史(大正・昭和篇)(第2回)   横田順彌
SFのある文学誌(第21回)           長山靖生
是空の作家・光瀬龍(第20回)          立川ゆかり

 毎年恒例のブックガイド。「宇宙SF」「異星人/アンドロイド」「仮想世界」「時間テーマ」「ディストピア」「大作・シリーズ」「感動/ハートウォーミング」「SFファンタジイ」「ユーモアSF」「SFミステリ」なるほど、こういう分類があるのか。初心者には親切なブックガイドといえよう。
 さて、今号掲載の読み切り短編は4編。標準サイズの号としては、多くもなく少なくもない。福本さんではないが「普通や」
「フェアリー・キャッチ(後篇)」先月号レビュウーで、後篇が楽しみと書いたが、期待に応えてくれた。虫取り網をかぶせて間違って外国人少女エミリーを消してしまった昭太郎。村をあげての捜索活動。大騒ぎとなる。昭太郎、自分も網をかぶって異世界へエミリーを探しに行く。その世界で美しい女性と出会う。彼女は何者?
「ナイト・トレイン」列車を引く機関車は大ナメクジ。大ボスは巨大ガマガエル。アジアンスチームパンク。
「犬を連れた男」中年女性から人探しの依頼を受けた探偵。探して欲しいのは愛犬を散歩に連れてってくれる愛犬家らしい。草上仁はやはり短編がうまい。安心して読める。この作品も、どこからSFになるのだろうと思っていたら、最後になんとかSFにした。
「化粧歴程」さて、モンダイはこの作品だ。数年前から、時間を開けながらではあるが、菅が書き継いできた「美容」SF。これで完結。結局、なにがいいたいんだか判らないまま終わった。コスメディック・ビッキーという医療と美容の分野で世界に冠する巨大企業の顛末を書きたかったのか。だったらわざわざSFにする必要はないかと思うが。残念なり。菅浩江の次なる構想に期待する。
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広島市民球場のホームは遠かった

ふ~うう。1点取るのがこんなしんどいもんかいな。チャンスは作るんやが、なかなかホームが踏まれへん。延長戦にもつれこんで、野手全員使い果たして、へこへこしながら、やっと1点取って勝った。あ~あ、長かった。しんどかった。
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